




画質も音の臨場感もすばらしく、映像に没入できると評判のSONY(ソニー) BRAVIE XRJ-55A80J。ネット上の口コミでは高く評価されていますが、一方で「コントラストが弱く、少し白っぽく見える」「パネル表面が白っぽくて、漆黒の表現が劣る」「音が軽い」などの意見もあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?

オーディオ専門店「e☆イヤホン」の販売員として3年間勤務。オーダーメイドや高級機種なども含め、これまでに試聴したイヤホン・ヘッドホンは、のべ500種類を超える。また、音楽や環境に合わせて11種類のイヤホン・ヘッドホンを使い分けるほど、音には並々ならぬ情熱を持っている。 その後、2023年にmybestへ入社し、豊富な知識を活かしてオーディオ・ビジュアル機器のガイドを担当。「顧客のニーズを真摯に考えて提案する」をモットーに、ユーザーに寄り添った企画・コンテンツ制作を日々行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
本コンテンツに記載の検証結果は2025年09月までの情報です
SONY BRAVIE XRJ-55A80Jは、画質と音質のどちらも妥協したくない人におすすめです。まさに高精細という映像で、人の肌色などのニュアンスも再現できていました。黒色・白色のバランスもよく、発色も自然です。スポーツシーンの残像感もありません。
専門家からは、画面振動によって生成される音と映像の一体感も高く評価されました。立体的に音が広がり、重低音の深みや音の沈み込みまで感じられますよ。
機能性に関しても申し分ありません。早送り再生こそありませんが、裏で2番組を録画できてチャプター再生にも対応。Google TVを搭載していて、アプリも自由に追加できます。音声操作に切り替えれば、声だけで好きなコンテンツを探すことも可能です。
価格は執筆時点で税込286,000円(公式サイト参照)と高価ですが、映画やスポーツ番組・ライブ映像などを高画質・高音質で楽しみたいなら、ぜひ検討してみてください。
人の認知特性に合わせた映像再現にこだわる、SONYのBRAVIEシリーズ。独自のプロセッサーXRで映像信号を分析し、人が注視する部分を際立たせることができると謳っています。
今回紹介するXRJ-55A80Jも、プロセッサーXR搭載モデルです。没入感を高めるために、極限までベゼルを狭くしたデザインと、コントラスト比に優れた有機ELパネルを採用しています。
地デジやネット動画を4K画質に作り変えられるのもポイントです。色のデータ量が少ない8bit・10bit放送を14bitに変換する独自機能も搭載し、繊細な色合いをリアルに再現できるよう作られています。
さらに、残像感を抑える技術も搭載。元の映像が1秒60コマであっても、映像を新たに生成して1秒120コマに修正が可能です。コマ数を増やすことで、よりなめらかな映像に変換しています。
認知特性プロセッサーXRは、コンテンツの音を立体音響に変換することも可能です。立体音響技術「Dolby Atmos」も対応していますが、Dolby Atmos非対応のコンテンツも、左右と上から鳴っているような音に変換できますよ。
さらに、音に合わせて画面全体を振動させる技術も搭載。音と映像の一体感を高め、外部スピーカーがなくても違和感のないサウンドを実現しています。
チューナーは、地上放送/BS・CS/BS4K・CS4K。3チューナー搭載されているため、外付けのUSBハードディスクを購入すれば、番組視聴中に別の2番組を録画することができます。
スマホアプリ「Video & TV SideView」もDLするのがおすすめです。外出先からでも番組表やランキングから予約ができるので、見たい番組を見逃しません。
「GoogleTV」を搭載している点にも注目です。Netflix・YouTube・どうぶつ実寸図鑑・Spotifyなど、さまざまなアプリに対応。視聴履歴などを自動で分析し、おすすめのコンテンツを表示してくれます。
スマートスピーカーを接続しておけば、操作も楽々です。Google アシスタント・Amazon Alexaに対応しているので、スマートホーム化を検討中なら必見ですよ。
端子は、ビデオ×1・HDMI×1・USB×3・LAN×1と豊富です。無線LANも内蔵されているので、ワイヤレスでネットに繋ぐこともできます。
画面サイズは、55V型(視聴距離100cm)・65V型(視聴距離120cm)・77V型(視聴距離140cm)の3種類。部屋の大きさに合わせて選びましょう。別売りの壁掛けユニットを使って設置すれば、大画面テレビでも圧迫感なく部屋を広々使えますよ。
今回は、SONY BRAVIE XRJ-55A80Jを含むテレビ全17商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
検証①:画質
検証②:音質
検証③:動画配信・音声操作への対応
検証④:録画機能の充実度
まずは、画質の検証です。
実際に2Kの報道番組・4Kのスポーツ映像・4Kのドラマ映像・Netflix映像を視聴。映像と音の専門家・折原一也さんにご協力いただき、ノイズや映像の精細さなど6項目に着目して評価しました。
画質の評価は、今回検証したなかではトップクラスでした。
専門家・折原一也さんからは、「かなりがっちりとした精細感が優秀」とのコメントをいただいています。黒色のコントラストが強すぎず、白色とのバランスがよいのも好印象でした。
動きがなめらかなのも高ポイント。陸上スポーツなど、動きの激しい場面をスムーズに映し出せていて、YouTube映像も非常にきれいでした。
人の肌色のニュアンスも忠実に再現できています。画質の検証において気になる点はなく、自然な立体感のある映像を楽しめるでしょう。
次は、音質の検証です。
音声情報の再現度と音楽再生時の音質を確認するため、テレビとYouTubeのMusic Videoを視聴。映像と音の専門家・折原一也さんにご協力いただき、立体感や迫力などの要素に着目して評価しました。
まさに立体音響と呼ぶに相応しい、心地よい音質でした。画面振動で生成される音は映像との一体感があり、まるで画面の奥から音が聞こえるような臨場感があります。
専門家からは、包囲性のある音の広がり方も好評です。YouTubeの歌声では、低音の沈み込みなどのニュアンスがしっかり再現されていて、重低音には深みとパワフルさがありました。
続いて、動画配信・音声操作への反応の検証です。
動画配信・音声操作に対応しているかを確認し、評価を行いました。
動画配信・音声操作のどちらにも対応していました。アプリを好みに応じて追加することもできるので、カスタマイズ性も良好です。
今回検証したメーカーで唯一Google TVを搭載しているのもポイント。作品名で検索して動画配信プラットフォームを選ぶ・Googleアカウントと連携しておすすめ情報の精度を上げるなどの機能があるので、好きなコンテンツがすぐに見つかります。
最後は、録画機能の充実度の検証です。
録画できるか・裏番組を録画できるか・1.3倍などの早送り再生ができるか・CMを飛ばすなどのチャプター再生できるかの4項目をチェックし、機能の充実度を評価しました。
評価対象とした4つの機能のうち、3つに対応していました。3チューナー搭載で、番組視聴中でも裏で2番組の録画が可能です。評価対象外ですが、スマホと連携ができるのも好印象でした。
再生機能は、チャプター再生のみ対応しています。早送り再生ができないのは惜しいものの、見たい場面までスキップできるので、効率よく録画した番組を視聴できるでしょう。
| miniLEDバックライト搭載 | |
|---|---|
| 最大輝度 | |
| スピーカー数 | 4基 |
| 映像処理エンジン | 高画質プロセッサー:XR、超解像エンジン:XR 4K アップスケーリング |
|---|---|
| 本体幅 | 122.7cm(本体のみ)、122.7cm(スタンド外側時)、122.7cm(スタンド内側時)、122.7cm(サウンドバースタイル) |
| 本体奥行 | 5.3cm(本体のみ)、33.0cm(スタンド外側時)33.0cm(スタンド内側時)、33.0cm(サウンドバースタイル) |
| 本体高さ | 71.2cm(本体のみ)、73.5cm(スタンド外側時)73.5cm(スタンド内側時)、78.4cm(サウンドバースタイル) |
| 重量 | 17.8kg(本体のみ)、19.0kg(スタンド含む) |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
217,602円
(最安)
販売価格:219,800円
ポイント:2,198円相当
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(69件)
最後に、録画機能が充実した商品もご紹介します。
東芝のREGZA 55X8900Kは、自動録画機能を搭載しているのが特徴。もちろん裏番組の録画も可能で、早送り再生にも対応しています。画質も非常によく、地デジのボヤけた映像も鮮明に映し出せました。スポーツ映像はシャープに、人肌の質感はリアルに再現できます。
PanasonicのVIERA TH-55JZ1000は、音声操作が充実しているのが魅力。独自のOS・Viera音声認識機能を搭載しているうえ、GoogleアシスタントやAlexaも使用できます。暗がりのシーンの色彩表現・描写力に優れているので、映画やドラマをよく見る人も要チェックですよ。
| miniLEDバックライト搭載 | |
|---|---|
| 最大輝度 | |
| スピーカー数 | 2基 |
| 映像処理エンジン | レグザエンジンZR I |
|---|---|
| 本体幅 | 122.6cm |
| 本体奥行 | 22.9cm |
| 本体高さ | 75.3cm |
| 重量 | 本体のみ:18.7kg/スタンド含む:19.5kg |
| miniLEDバックライト搭載 | |
|---|---|
| 最大輝度 | |
| スピーカー数 | 2基 |
| 映像処理エンジン | ヘキサクロマドライブ プラス |
|---|---|
| 本体幅 | 122.7cm |
| 本体奥行 | 34.8cm(スタンド含む) |
| 本体高さ | 77.7(スタンド含む) |
| 重量 | 約19.5kg(スタンド含む) |
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