テレビ・プロジェクターなどの映像家電や、ノートパソコンやプリンターなど家電全般の比較・コンテンツ制作を経験し、家電チームのマネージャーに就任。キャリブレーションソフトを用いたテレビ・プロジェクターの画質測定を設計したり、ノートパソコンのベンチマークテストに取り組んだりしてきた。「ユーザーにとってベストな選択体験を提供する」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
SONYのBRAVIA KJ-55X80Jは、音質を重視する人におすすめです。声が聞き取りやすいうえ、音の再現力・奥行き・迫力も申し分なし。低音にもパワーが感じられ、臨場感も味わえました。音質のクオリティは価格以上といえるでしょう。
画質については、鮮やかな発色が好印象です。検証では、顔の立体感や人肌の質感まで、忠実かつナチュラルに表現。残像感・ノイズ・視野角にはやや課題もありますが、ネット動画では動きもスムーズでした。
また、20種類の動画配信サービスを利用できるのもうれしいポイント。主要サービスのダイレクトボタンも設置されており、ワンタッチでアクセス可能です。早送り再生はできませんが、裏番組録画・チャプター再生・音声操作にも対応していますよ。
価格は執筆時点で税込143,000円(公式サイト参照)。インテリアになじみやすい洗練されたデザインで、部屋をスタイリッシュに演出できるアイテムでもあります。より快適なテレビ時間を過ごしたいなら、候補に入れてみる価値ありです。
日本有数の大手電機メーカー、SONY。電子機器だけではなく、ゲーム・音楽・映画など幅広い事業を展開しています。
今回ご紹介するBRAVIA KJ-55X80Jは、画素数3,840×2,160の4K液晶テレビ。ネット動画や放送波を高精細な映像で楽しめる、4K X-Reality PROを搭載しているのが特徴です。ノイズを抑え、細かな線も鮮明に描写できると謳われています。
映像に奥行きや立体感を生み出す、高画質プロセッサーのHDR X1を内蔵。さらにあらゆる映像をHDR相当のコントラストにアップグレードするHDRリマスターで、白飛びや黒つぶれの少ない美しい画質を目指します。
また、独自機能のトリルミナスプロを採用しているのも大きな魅力。色の表現領域を広げ、ニュアンスや肌の質感まで再現することにこだわっています。
底面には、新形状の振動板を採用したスピーカーを2個配置。音のひずみを抑え、クリアな音質と迫力のある重低音を楽しめると謳われています。
立体感あるサウンドを生み出すため、ドルビーアトモスに対応しているのもよいところです。
設置環境にあわせて音声バランスを自動補正する機能や、デジタルアンプも搭載し、音質劣化の少ない自然な音が期待できます。別売りのサウンドバーとセットで使えば、より臨場感を味わえるでしょう。
また、Bluetooth対応のヘッドホンやスピーカーを接続できるので、ワイヤレスでも音を聞けます。
GoogleTV機能が搭載され、動画配信サービスは全20種類に対応。Netflix・YouTube・Prime Videoいった主要サービスは、専用ボタン1つで簡単に起動できます。
無線LANも内蔵しているので、家庭内にWi-Fi環境があればより手軽にネット動画を楽しめますよ。
Google アシスタントやAmazon Alexaなど、音声アシスタントを使った操作も可能。キーワードを声に出すだけで手軽に見たい動画を探せる、音声検索にも対応しています。
リモコンはBluetooth接続対応で、テレビの受光部に向ける必要がありません。チャンネルボタンでも電源が入るため、見たい番組をすぐに視聴できて便利です。
Chromecast built-in・Apple AirPlay 2に対応しているのも注目ポイント。スマホと同じWi-Fiに接続してスマホに表示されるアイコンをタップすれば、AndroidやiPhoneなどのコンテンツを大画面に映し出せます。
PlayStation5との連携機能や、テレビと周辺機器をまとめて操作できる機能がついているのも魅力ですよ。
チューナーは、地上デジタル放送・BS/CS、BS4K/CS4Kの計3つを内蔵。2K・4K放送問わず、2番組同時に外付けHDDに録画することが可能です。
専用アプリのVideo & TV SideViewもとっても便利。スマホがリモコンや番組表に早変わりし、外出先からでも録画予約ができます。幅広いコンテンツを楽しみたい人は、ソニー独自アプリのMy BRAVIAも要チェックです。
スタンドを含んだサイズは124.3×78.7×33.8cmで、重量は16.6kg。ヘアライン仕上げのフレームとスリムなスタンドにより、スタイリッシュな印象を演出しているのも持ち味の1つです。
別売の金具を使用すれば、壁掛けも可能。耐震試験・傾斜試験を実施しているほか、転倒防止用ベルトがついているのもうれしいですね。
サイズ展開は、43V型・50V型・55V型・65V型の4種類。ソニー公式ストアで購入すると、3年間の保証がついてきます。
同メーカーには、4K有機ELテレビのXRJ-55A80Jもラインナップ。今回の検証ではこちらもピックアップしているので、気になる人は比較検証記事もチェックしてみてくださいね。
今回は、SONYのBRAVIA KJ-55X80Jを含むテレビ全17商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
検証①:画質
検証②:音質
検証③:動画配信・音声操作への対応
検証④:録画機能の充実度
まずは、画質を検証します。
以下の視聴素材を使い、映像の詳細さ・ノイズ・画面全体の明るさ・発色の良さ・残像感・視野角の6項目を評価しました。なお今回の検証は、映像と音の専門家・折原一也さんに協力していただいています。
画質については、今回検証したほか商品と比べても悪くない結果です。
画面全体がほどよい明るさで、鮮やかな発色・顔の立体感・人肌の自然な質感までしっかり感じられるのが好評でした。折原さんからも、「全体的に明るくまとまっている」「立体感の出し方が巧み」といった声があがっています。
くっきりした色合いやナチュラルな質感にこだわる人に活躍しますよ。
しかし、動きのある映像で残像感があったのは気になるところ。地上デジタル放送の視聴時には、少しノイズも見られました。ネット動画の映像に関しては、動きも比較的スムーズです。
また、上下の視野角にもやや弱いため、設置場所や座る場所には注意しましょう。
次は、音質の検証です。
今回も、映像と音の専門家である折原一也さんに協力を依頼。テレビ番組視聴時に音声情報がどの程度再現されているかを確認し、声の聞き取りやすさ・音の立体感・迫力の3項目で評価しました。
また、YouTubeでMusic Videoを視聴し、音楽再生時の音質も比較しています。
音質も優秀です。とくに、声色の細かいニュアンスまで忠実に表現できる点が好印象でした。「声の聞きやすさはピカイチ」と、折原さんも大絶賛。
YouTubeでの音楽再生についても、メリハリ重視のサウンドと迫力で臨場感を味わえました。音の立体感も申し分なく、低音にもパワーが感じられます。
価格以上のクオリティで、音質にこだわる人にもうってつけといえるでしょう。
続いて、動画配信・音声操作への対応を検証します。
各テレビが動画配信・音声操作に対応しているかを確かめたうえで、評価付けを行いました。なお、対応している動画配信サービス数などは評価対象に含めていません。
動画配信サービスは、Prime Video・TVer・huluといった大手メーカーをカバー。リモコンにはNetflixやYouTubeをはじめとする計8サービスのボタンが完備されており、ワンタッチでの起動が可能です。
また、Googleアシスタントを活用した音声操作にも対応していました。会話形式で操作できるので、利便性を重視する人にもおすすめです。
最後は、録画機能の充実度を検証します。
録画ができるかだけではなく、裏番組録画・早送り・チャプター再生に対応しているかについても確認しました。
各機能の評価項目は以下のとおりです。
チェックしてみたところ、裏番組録画・チャプター再生に対応していました。
早送り再生ができないのは惜しいところですが、通常スピードで見ることがほとんどという人なら不便を感じることなく使えるでしょう。
最後に、ほかのおすすめ商品もご紹介したいと思います。
東芝のREGZA 55X8900Kは、コンテンツの種類を問わず高画質の映像を楽しめるのが魅力。人肌の質感をリアルに再現し、地デジのボヤけた映像までくっきり表現できました。裏番組録画・チャプター再生に加えて、早送り再生や自動録画にも対応。音声操作もできるなど、充実の機能性です。
SharpのAQUOS 4T-C55DQ1は、発色がよく、ノイズもきっちり抑えられるアイテム。色彩のバランスがよく、映像も立体感にあふれていました。Android TVを搭載しているうえ、動画配信や音声操作など機能も豊富。画質・使いやすさの両方とも諦めたくない人は、ぜひ検討してみてくださいね。
画面の種類 | 4K液晶テレビ |
---|---|
本体幅 | 122.6cm |
本体奥行 | 22.9cm |
本体高さ | 75.3cm |
サイズ展開 | 48V型、55V型、65V型 |
総合出力 | 72W |
重量 | 本体のみ:18.7kg/スタンド含む:19.5kg |
録画機能 | 外付けHDD |
画面サイズ | 不明 |
画素数 | 不明 |
Dolby Atmos対応 | |
ALLM | 不明 |
VRR | 不明 |
映像処理エンジン | レグザエンジンZR I |
4Kアップコンバート | 不明 |
HDR方式 | HDR 10+、Dolby vision |
HDR調整機能 | HDR10+ Adaptive、Dolby Vision IQ |
自動録画機能 | |
映像配信サービス | YouTube、Amazon prime video、DAZN、Hulu、TVer、U-NEXT |
HDR対応 | |
倍速機能 | |
音声操作 | |
画面分割(2画面機能) | |
ディスプレイの種類 | 不明 |
低遅延モード | 不明 |
パネルの種類 | 4K有機ELパネル |
スマートスピーカー連携 | 不明 |
映像モード | 有機EL瞬速ゲームモード |
搭載チューナー | 新4K衛星放送×2、地上デジタル×3、BS・110度CSデジタル×3 |
4Kチューナー | |
チューナーレステレビ | 不明 |
同時録画数 | 2 |
倍速再生 | |
チャプター送り | |
ネットワーク | 有線LAN、無線LAN、Bluetooth、レグザリンク、Chromecast |
AirPlay対応 | 不明 |
接続端子 | HDMI端子×4、LAN端子、ヘッドホン出力端子、光デジタル音声出力端子、ビデオ入力端子、USB端子×3 |
4K/120Hz対応 | 不明 |
適正視聴距離(目安) | 1m |
年間消費電力量(目安) | 155kWh/年 |
年間電気代(目安) | 4,185円 |
待機時消費電力 | 0.5W |
ブルーレイ内蔵 | 不明 |
DVDプレイヤー内蔵 | 不明 |
PCモニター向き | 不明 |
Android TV搭載 | 不明 |
ゲームモードあり | 不明 |
コントラスト比 | 不明 |
最大輝度 | 不明 |
最小輝度 | 不明 |
色域の広さ | 不明 |
ポータブルテレビ | 不明 |
スタンド付き | 不明 |
フック付き | 不明 |
Google TV搭載 | 不明 |
ショートカットボタンあり | 不明 |
ハンズフリー機能 | 不明 |
国内メーカー | 不明 |
画面の種類 | 有機ELテレビ |
---|---|
本体幅 | 122.8cm |
本体奥行 | 26.3cm(スタンド含む) |
本体高さ | 77.1cm(スタンド含む) |
サイズ展開 | 55V型、65V型 |
総合出力 | 50W |
重量 | 約22.0kg(本体のみ)、約26.5kg(スタンド含む) |
録画機能 | 外付けHDD |
画面サイズ | 55V型 |
画素数 | 不明 |
Dolby Atmos対応 | 不明 |
ALLM | 不明 |
VRR | 不明 |
映像処理エンジン | Medalist S2 |
4Kアップコンバート | |
HDR方式 | HDR10、HLG、Dolby Vision |
HDR調整機能 | 不明 |
自動録画機能 | |
映像配信サービス | YouTube、Amazon Prime Video、Netflix、DAZN、Hulu、U-NEXT |
HDR対応 | |
倍速機能 | |
音声操作 | |
画面分割(2画面機能) | |
ディスプレイの種類 | 不明 |
低遅延モード | 不明 |
パネルの種類 | 不明 |
スマートスピーカー連携 | Google アシスタント、Amazon Alexa |
映像モード | 4Kスポーツビュー |
搭載チューナー | 地上デジタル×3、BS・110度CSデジタル×3、BS4K・110度CS4K×2 |
4Kチューナー | |
チューナーレステレビ | 不明 |
同時録画数 | 2 |
倍速再生 | 不明 |
チャプター送り | 不明 |
ネットワーク | 有線LAN、無線LAN、Bluetooth、ホームネットワーク機能 |
AirPlay対応 | 不明 |
接続端子 | HDMI端子、光デジタル音声出力端子、AV入力端子、ヘッドホン端子、USB端子、LAN端子 |
4K/120Hz対応 | 不明 |
適正視聴距離(目安) | 約100cm |
年間消費電力量(目安) | 約214kWh |
年間電気代(目安) | 不明 |
待機時消費電力 | 1.0W |
ブルーレイ内蔵 | 不明 |
DVDプレイヤー内蔵 | 不明 |
PCモニター向き | 不明 |
Android TV搭載 | 不明 |
ゲームモードあり | 不明 |
コントラスト比 | 不明 |
最大輝度 | 不明 |
最小輝度 | 不明 |
色域の広さ | 不明 |
ポータブルテレビ | 不明 |
スタンド付き | 不明 |
フック付き | 不明 |
Google TV搭載 | 不明 |
ショートカットボタンあり | 不明 |
ハンズフリー機能 | 不明 |
国内メーカー | 不明 |
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