Galaxy AI搭載のAndroidスマホ、Galaxy S24。「バッテリーが長持ちする」と評判です。しかし、「使用中の発熱が気になる」などの口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の9つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
処理性能
写真撮影のきれいさ
動画撮影のきれいさ
バッテリーの持ち
充電の速さ
AI機能の豊富さ
画面性能
熱のこもりにくさ
便利機能の豊富さ
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のAndroidスマホとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、Androidスマホ選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
大手家電量販店出身で、7,000人以上に携帯電話の販売や通信サービスの契約を担当。主要な通信会社の料金プランや販売機種をすべて把握し、その豊富な知識で店舗販売ランキングにおいて個人表彰もされている。 その後マイベストに入社、携帯電話や光ファイバー回線キャリア・インターネットプロバイダーなどの通信会社を専門に担当しており、格安SIMやホームルーターを実際に回線契約し各社の料金プランや通信速度の比較を行うとともに、モバイルだけでなく10社以上の戸建て・マンション向けの光回線の通信速度・速度制限も調査している。 また自身が行う検証の中で通信会社の公表値と異なる数値も発表、わかりにくいと言われる通信サービスだからこそ、理解しやすく信頼できるコンテンツの企画制作を心掛けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
良い
気になる
処理性能も比較したなかでトップクラス。Antutuを用いたベンチマークテストでは約185万点と極めて高い数値をマークしました。上位モデルのGalaxy S24 Ultraの約189万点とも遜色ないスペックで、本格的な3Dゲームもサクサクとプレイできますよ。「使用中の発熱が気になる」という評判どおり、本体に熱がこもりやすい点には留意しておきましょう。
有機EL・高輝度で屋外でも画面が見やすく、スクロールもスムーズ。バッテリー残量が100%から20%になるまで13時間41分と、「バッテリーが長持ちする」との評判どおりでした。充電スピードも申し分なく、わずか30分の充電で49%まで回復。比較した多くの商品と同様にIP68の防水・防塵性能を備えているので、屋外でハードな使い方をしても故障のリスクは少ないといえます。
動画は手ブレがしっかり抑えられ、なめらかかつクリアな映像でした。ズーム撮影時も粗さが目立たず、ポートレート写真のボケ感もかなり自然です。一方で、黄みがかった色合いや夜景のノイズ感が気になるモニターも多数。「奥にいくほど解像感が下がる」との指摘も寄せられ、カメラ性能はGalaxy S24 Ultraには一歩届きませんでした。
執筆時点での公式価格は税込124,700円~と少々高額ですが、公式サイトで申し込むと最大130,000円の下取りサービスが受けられます。おサイフケータイやデュアルSIMにも対応しており、機種変更で不便を感じる心配はないでしょう。本体が小さめで片手で扱いやすいのもメリットですよ。ただ、カメラ性能を第一に考える人はほかの商品もチェックしてくださいね。
サムスン独自のハイブリッド型AI技術「Galaxy AI」を搭載しているのが特徴。Googleの「かこって検索」をはじめ、言語の壁を感じさせないリアルタイム通訳や生成AIでの画像編集など、さまざまなニーズに対応するAI機能を詰め込んだ1台です。
サイズは高さ147.0×幅70.6×厚さ7.6mm、重量は約167g。カラーは鉱物に着想を得たアンバー イエロー・オニキス ブラック・コバルト バイオレットの3色展開です。軽量で頑丈なアーマーアルミフレームを採用したラウンド型デザインで、手へのなじみやすさにもこだわっています。
メモリやバッテリーなどの性能もUltraのほうがより強化されています。公式サイトでの価格差は約6.5万円(※執筆時点)あるため、予算に応じて検討しましょう。検証ではS24とUltraをともに使用した結果を記載していますので、ぜひ最後までチェックして購入の参考にしてくださいね。
今回はGalaxy S24を含む、人気のAndroidスマホを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
人気のAndroidスマホを比較検証したところ、Galaxy S24には11個のよい点がありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。
スマホの頭脳ともいえるSoCには、Qualcomm社の「Snapdragon 8 Gen 3 Moble Platform for Galaxy」を採用。Galaxy S24 Ultraと同様のスペックです。今までのスマホではカクつきが気になっていた人も、快適な操作性を実感できるでしょう。
基本的な動作ではさほど違いを感じにくいですが、「原神」のような重めの3Dゲームでは、pixelシリーズよりもGalaxyシリーズのほうがサクサク動くと思いますよ。
対面での会話・通話時のリアルタイム翻訳に対応しており、多言語間でのコミュニケーションをその場でスムーズに行えます。特定の電話番号や連絡先での通話に使用する言語を、あらかじめ設定しておくことも可能です。
さらに、チャット翻訳にも対応しています。メッセージングアプリでの会話を翻訳してスペルや文法の間違いも指摘してくれるので、ビジネスやプライベートのさまざまな場面で役立つでしょう。
スマホによる翻訳はGoogle翻訳アプリなどが元々ありましたが、Galaxyはさまざまなシーンで使えるようになったのがポイントです。
LINEなどのアプリ上でも翻訳した文章を同じ画面内に表示できたり、電話もリアルタイムに通訳できたりします。アプリの垣根を超えたことで、言語の壁を感じさせない使用体験ができますよ。
そのほかにも、録音した音声をワンタッチで文字起こしできる機能を搭載。長文を要約できるノートアシスト機能や、テキストを自動生成するチャットアシスト機能まで備えており、pixelシリーズよりもさらにAI機能が豊富でした。作業を効率化したい学生やビジネスパーソンにも心強いでしょう。
かこって検索は、今までできなかったような検索体験が、アプリの切り替えなしで可能に。画像検索自体のサービスは元々ありましたが、画像を切り取ってアップデートするという工数がかかるため実用的ではありませんでした。
気になったアイテムも簡単に特定できるため、インスタグラムなどの写真メインのSNSチェックも楽しくなるでしょう。
写真に映り込んでしまった影の消去や、ポートレート(ボケ)補正も可能。PCなどのモニター画面を撮影したときの「モアレ現象」と呼ばれる波模様もクリアに補正できますよ。比較したGoogle Pixelシリーズにある「ベストテイク」のような表情補正には非対応ですが、十分思い通りの写真に仕上げられるでしょう。
AIによる余白の生成機能があるのはGalaxyシリーズのみ。SNSに投稿する前に、気になる傾きをサッと補正できますよ。
実際にさまざまなシーンを撮影してカメラ性能をチェックしたところ、ポートレートモードの仕上がりがとくに良好でした。写真を見たモニター10名中9名が満足しており、「背景と被写体のボケ具合のバランスがよい」「自然にボケていて違和感がない」といった声が多くあがっています。
比較した多くの商品で手前の葉のボケ感に電子処理のような不自然さを感じたなか、こちらは境目がなめらかで自然にボケています。上位モデルGalaxy S24 Ultraと同様のクオリティの高さで、誰でも美しいポートレート写真を撮れるでしょう。
<ボケ感についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
望遠レンズは光学3倍ズーム(最大で30倍のデジタルズーム)に対応。光学10倍ズームに対応した望遠レンズを備えるGalaxy S24 Ultraにはおよばないものの、遠くの被写体を十分鮮明に写せます。風景写真を撮ることが多い人にもぴったりですよ。
<ズーム時のきれいさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
<手ブレ補正についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
モニター全員が高評価をつけたGalaxy S24 Ultraにはわずかに及ばないものの、十分鮮明な映像を残しておけるでしょう。
<動画の発色・解像感についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
<動画の明暗差についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
バッテリー容量は4,000mAh。上位のGalaxy S24 Ultraは5,000mAhで、検証ではさらに長い17時間53分バッテリーが持ちました。とはいえ、本品も10時間以上連続で使えるので十分なスペックといえます。
また、バッテリー残量が0%の状態から急速充電器で30分充電したところ、49%まで回復しました。スピーディに充電できるので、外出が多い人もストレスを感じにくいでしょう。
便利な機能も充実しています。比較したGalaxy S24 Ultraやほとんどの商品と同じく、IP68の防水・防塵性能を完備。雨やホコリの侵入による故障リスクが少なく、屋外でも気兼ねなく使えます。
おサイフケータイ機能もついており、電子マネーやポイントカードを一元管理可能。デュアルSIMにも対応しているので、プライベートと仕事用の電話番号を1台で使い分けたい人にも重宝するでしょう。
OSアップデートの提供期間は7年と、長く安心してサポートを受けられます。便利な機能がiPhone並みに充実しているので、スマホを買い替えたときにも困りにくいでしょう。
日中に撮影した写真を見たモニターから「奥にいくほど解像感が下がる」「ところどころ輪郭がはっきりしていない部分がある」との指摘が。上位モデルのGalaxy S24 Ultraでは解像度の高さが好評でしたが、こちらはやや振るわない結果でした。
明暗差のバランスも「明暗差がくっきり出ていて立体感がある」と好意的な意見がある一方で、「明るい部分がややぼやけているように見える」との声が。ある程度の鮮明さはありますが、ハイレベルな仕上がりを求める人には気になるかもしれません。
<発色・解像感についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
<ノイズの少なさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
上位のGalaxy S24 UltraやGoogle Pixel 8では自然で健康的な顔色に見えたのに対し、自撮り写真をSNSにアップする人は要注意。フィルタ加工などで、色味を整える必要があるでしょう。
<スキントーン・肌の美しさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
比較したハイエンドモデルのなかでもpixelシリーズはどれも40℃以下をキープできていたのに対し、「使用中の発熱が気になる」という口コミどおりです。ゲームなどで長時間使用する際は、ケースから取り出すといった工夫をしてみてください。
取り扱い事業者 | ドコモ、au、SIMフリー |
---|---|
価格帯 | ハイエンド |
良い
気になる
OS | Android |
---|---|
SoC | Snapdragon 8 Gen 3 Mobile Platform for Galaxy |
充電端子 | Type-C |
画面解像度 | 2340×1080 |
最大画面リフレッシュレート | 120Hz |
ディスプレイ種類 | 有機EL |
5G対応 | |
メインカメラ(広角)画素数 | 5000万画素 |
超広角カメラ画素数 | 1200万画素 |
望遠カメラ画素数 | 1000万画素 |
インカメラ画素数 | 1200万画素 |
最大ビデオ撮影解像度 | 8K |
セキュリティ認証 | 指紋認証 |
ワイヤレス充電対応 | |
急速充電対応 | |
ワンセグ・フルセグ対応 | |
イヤホンジャック対応 | |
スピーカー | ステレオ |
SDカード対応 | |
eSIM対応 | |
デュアルSIM対応 | |
デュアルSIMの種類 | SIMカードとeSIM利用、eSIM2枚利用 |
ベンチマークスコア | 約185万点 |
ストレステスト後の本体温度 | 44.1℃ |
かこって検索対応 | |
翻訳通話対応 | |
対面翻訳対応 | |
翻訳表示対応 | |
被写体削除加工対応 | |
傾き補正生成対応 | |
文字起こし対応 | |
ボイスレコーダー要約対応 | |
幅 | 7.06cm |
高さ | 14.7cm |
厚さ | 0.76cm |
本体重量 | 167g |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
98,081円
(最安)
販売価格:98,980円
ポイント:899円相当
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販売価格:110,680円
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119,000円
(+20,919円)
販売価格:119,000円
ポイント:0円相当
送料無料
(1,240件)
ここでは、Galaxy S24とは違う魅力を持つ商品をご紹介します。
ハイスペックなAndroidスマホをお探しなら、まず候補にしてほしい一台です。
そのほかにも、高い防水性能やおサイフケータイなど、便利機能が充実しているのも大きな魅力です。カメラ性能や利便性にこだわるなら、ぜひ選択肢に加えてみてください。
なお、どの窓口でもSIMフリーの状態で販売されており、格安SIM会社との契約も可能です。楽天市場とAmazonでは、並行輸入品の販売が確認できました。スペックについては詳細をしっかりチェックしてくださいね。
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