競争の激しいゲームもプレイしやすいと話題のゲーミングスマホ、Xiaomi(シャオミ) Black Shark 4 Pro SHARKKSR-H0-CB。「音質がよい」と評判です。しかし、「重たいゲームをプレイすると熱くなる」などの口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の6つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のASUSやSamsungのゲーミングスマホとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、ゲーミングスマホ選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
Xiaomi Black Shark 4 Proは、迫力のある音質でゲームプレイしたい人におすすめです。実際にゲーマー5人が最大音量でゲームをプレイしたところ、「音割れもせずクリアな音質できれい」と好評でした。比較した同メーカーのBlack Shark 4は高音の響きがいまひとつだったのに対し、「音質がよい」という口コミどおりの高音質です。
ゲーミングスマホとしての機能性も優秀。バッテリーの持続時間は3時間59と比較した商品のなかでは短めでしたが、「急速充電」を謳っているとおり短時間で充電ができます。比較した商品では30分で100%充電できる商品はかなり少なかったなか、わずか17分でフル充電になりました。RAM・ROMの容量も上位商品に劣らず豊富です。
ゲームプレイも快適でした。比較したところ、1秒に表示できる画像の枚数を示すリフレッシュレートが高い商品はなめらかでスピーディな映像を映し出せるものが多く、こちらも同様。最大リフレッシュレート144Hzで、素早い動きが多いゲームでもカクつきはほとんどなくプレイできます。モニターからも「快適にプレイできた」「プレイ自体はなめらか」とポジティブな声があがりました。
しかし、口コミに「熱くなる」とあるように、長時間プレイすると熱がこもりやすいのはデメリットです。上位商品のSamsung Galaxy S23 Ultraは使用中の熱がほとんど気にならなかったのに対し、商品を使ったモニターからは「熱問題で長時間触ってられない」との声が聞かれました。「冷却システム搭載」と謳っていますが、冷却ファンなどを使って熱対策はしっかり行いましょう。
画面のきれいさも、もう一歩といったところ。モニターが画面をチェックしたところ、「色味が薄い」という声が多数でした。上位商品のASUS ROG Phone 7を含む比較した過半数の商品が画質に優れていましたが、こちらは風景の美しさを楽しむようなゲームの場合は少し物足りなさを感じるでしょう。
執筆時点の値段は税込74,800円(公式サイト参照)。比較した商品には10万円を超えるものもあったのに対し、お手頃な価格帯です。とはいえ、同価格帯でもより画質や放熱性能に優れた商品もあったため、そちらもぜひチェックしてみてください。
実際にXiaomi Black Shark 4 Proと比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイゲーミングスマホと、バッテリー持続時間の長さ・熱のこもりにくさ・ゲームプレイの快適さ・機能性の高さ・音質の高さ・画面のきれいさそれぞれの項目でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
Xiaomi Black Shark 4 Proのデメリットが気になる人は、ぜひこちらも検討してみてくださいね!
ASUSTEK COMPUTER
バッテリー持ちはトップクラス。機能も音質も優秀な1台
ASUS
PCゲームのようななめらかな映像。ゲーム特化の機能も搭載
Nubia Technology
冷却性能が優秀!3Dグラフィックのゲーム中でも長時間持てる
そもそもゲーミングスマホとは、ゲームプレイが快適に楽しめる機能が充実した高性能のスマホのこと。画面のなめらかさと処理性能の高さが特徴で、PS5のような臨場感のある映像でプレイできるのが魅力です。ゲームプレイ専用のスマホというわけではありませんが、最近はゲーム専用のモードを備えたモデルも発売されていますよ。
Xiaomi(シャオミ) Black Shark 4 Pro SHARKKSR-H0-CBは、ゲームをスムーズにするモンスター級のパフォーマンスを謳っています。MagicPressと呼ばれる感圧タッチ機能で、競争の激しいゲームでも正確な動きで対応できる仕様。ゲームモードのShark Space 4.0を使用すれば、ゲームへの外部干渉を排除してプレイに没入できる仕組みです。
Black Sharkは、ゲーミングスマホをメインに展開している中国のゲームメーカー。ゲーミングスマホにはShark Spaceという機能を搭載し、ゲームプレイ時に必要な設定を細かく調整できます。物理的に浮き出るトリガーボタンもあり、ゲームコントローラー感覚でプレイできるのが人気です。
バッテリー容量は4500mAh。最大120Wの急速充電で、100%までの充電がわずか15分で完了する仕様です。ディスプレイにはSamsungのE4 AMOLED(有機EL)ディスプレイを使用し、人間の目でも知覚できないレベルの正確な色を表現できると謳っています。
内部コンポーネントを2つの液体冷却ユニット挟む、サンドイッチ液体冷却システムを採用。液体冷却ユニットは、スマートフォンの主要な熱源である5Gチップ・プロセッサ・充電チップセットの3つを中心に設計されています。
価格は執筆時点・公式サイト参照
サイドにはマグネット式のトリガーボタンを収納。6つの磁石を用いたマグネットリフトテクノロジーで、軽いタッチでも素早く反応できる設計です。
今回は、Xiaomi Black Shark 4 Proを含むゲーミングスマホ全17商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
最初は、バッテリー持続時間の長さ・熱のこもりにくさの検証です。
オープンワールドRPG「原神」を画面をスリープさせないようにして稼働させ、電池が切れるまでの時間をチェック。また、90分稼動させた際の平均温度も計測しました。
電池が切れるまでの時間は3時間59分で、高評価の基準値である4時間とほぼ同じでした。しかし、比較したなかでも上位商品のASUS ROG Phone 7が8時間近く持ったのを考えると、バッテリーの持ちはやや短めです。外出先で長時間プレイする場合は、途中で充電ができるように充電コードやバッテリーを準備しておきましょう。
口コミに「熱くなる」とあるように、プレイ中は熱がこもりやすいのがデメリットです。90分間のプレイでの平均温度は41.9℃で、高評価の基準となった39℃よりも高い結果となりました。
上位商品のSamsung Galaxy S23 Ultraは使用中の熱がほとんど気にならなかったのに対し、熱がこもりやすいでしょう。メーカーは「冷却システム搭載」を公表していますが、長時間プレイする際は外付けの冷却ファンがあったほうがよさそうです。
続いて、ゲームプレイの快適さ・機能性の高さの検証です。
普段からスマホゲームをプレイしているゲーマー5人が「原神」と「PUBG Mobile」をプレイし、快適にプレイできるかを確認。さらに、長時間快適にプレイできる機能がそろっているかをチェックしました。
モニターが実際にゲームプレイしたところ、「快適にプレイできた」となかなか好評。比較したところ、1秒間のコマ数を示すリフレッシュレートが高い商品はなめらかでスピーディな映像を映し出せるものが多くあり、こちらも例外ではありません。
最大リフレッシュレート144Hzで、ゲームプレイ自体での不満を訴える声はほぼありませんでした。素早い動きが多い「PUBG」のようなゲームでも、カクつきはほとんどなくプレイできるでしょう。
一方で熱のこもりにくさの検証と同じく、「保冷剤がないと長時間プレイはできない」と熱上昇に関する指摘が多数あがりました。
<ゲームプレイの快適さについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
画面上で着信拒否などの操作はできないものの、側面のボタンをLRボタンに設定できる点もメリットです。RAM・ROMの容量も上位商品に劣らず豊富で、人気タイトルを複数ダウンロードしても余裕があります。ゲームプレイでも普段使いでも活躍するでしょう。
次に、音質の高さの検証です。
5人のゲーマーが「原神」と「PUBG Mobile」をスピーカーの最大音量でプレイ。低音から高音まですべての帯域の音がクリアできれいに響き、最大音量が大きめで音の方向を正確にとらえられるかをチェックしました。
口コミに「音質がよい」とあるように、音質は高評価を獲得。比較した同メーカーのBlack Shark 4は高音の響きがいまひとつだったのに対し、モニターから「音割れもせずクリアな音質できれい」と評価されました。
一方で、モニターからは「音の方向はわかりにくい」というコメントも。FPSのように敵の位置をしっかりとらえたいゲームの場合は、ゲーミングイヤホンを使用するのがよいでしょう。
<音質についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
最後は、画面のきれいさの検証です。
5人のゲーマーが「原神」と「PUBG Mobile」を最高画質でプレイし、解像感・色の鮮やかさ・濃淡バランスなどをチェックしました。
モニターが画面をチェックしたところ、「きれいな映像とはいえない」と評価はいまひとつ。比較した商品は過半数が画面のきれいさが高評価だったのに対し、モニターから色味の薄さが指摘されました。
とくに風景の美しさが売りのオープンワールドゲームの場合は、やや物足りなさを感じるでしょう。
<画面のきれいさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
2022/04/26 発売
CPU | Snapdragon 888 |
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リフレッシュレート | 144Hz |
RAM | 12GB |
ROM | 256GB |
良い
気になる
Dolby Atmos | |
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対応OS | Android |
aptX | |
カメラ画素数 | アウトカメラ:6400万画素(標準)、800万画素(広角)、500万画素(マクロ)/インカメラ:2000万画素 |
ハイレゾ対応 | |
本体サイズ | 高さ163.8×幅76.3×厚み10.3mm |
本体重量 | 220g |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
36,846円
(最安)
販売価格:37,184円
ポイント:338円相当
送料無料
Xiaomi Black Shark 4 Proは公式サイトでは完売しているため、新品の取扱店舗はYahoo!ショッピングなどのECサイトのみ。ECサイトでは中古品や専用マグケースの販売もしています。値段はお店によって異なるため、それぞれのサイトをチェックしてみてください。
中古品を購入する場合は、信頼できるお店かどうか慎重に検討しましょう。
最後に、プレイ中も本体が熱くなりにくかった商品をご紹介します。
ROG Phone 6は、冷却ファンを装着しない状態でも表面温度が熱くなりにくいのが特徴。検証では2時間プレイしても36.8℃までしか上がらず、長時間の連続プレイにも向いています。ゲーム中の誤動作を防げる機能が充実していて、通知や着信に邪魔されずにプレイしたい人におすすめです。
Xiaomi POCO F4 GTは、バッテリー持続時間に優れたアイテム。検証では6時間9分もの間続けてゲームをプレイでき、比較したなかでもトップクラスの評価を獲得しました。熱もこもりにくかったため、長時間プレイに向いています。音質・画質もモニターから好評。臨場感ある映像を楽しめます。
CPU | Qualcomm Snapdragon 8+ Gen 1 |
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リフレッシュレート | 165Hz |
RAM | 16GB |
ROM | 512GB |
良い
気になる
Dolby Atmos | 不明 |
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対応OS | Android |
aptX | 不明 |
カメラ画素数 | 5000万画素 |
ハイレゾ対応 | |
本体サイズ | 高さ173mm×幅77mm×厚み10.4mm |
本体重量 | 239g |
ASUS ROG Phone 6をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
CPU | オクタコア Qualcomm® Kryo™ CPU |
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リフレッシュレート | 最大120Hz |
RAM | 8GB |
ROM | 128GB |
良い
気になる
Dolby Atmos | |
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対応OS | Android |
aptX | 不明 |
カメラ画素数 | 約6,400万画素 |
ハイレゾ対応 | 不明 |
本体サイズ | 高さ162.5×幅76.7×厚み8.5mm |
本体重量 | 210g |
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