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【待つべき?】Galaxy Z Flip5を徹底レビュー!実際に使ってわかったメリット・デメリットは?

コンパクトながら洗練されたデザインと評判の折りたたみスマホ、SAMSUNG Galaxy Z Flip5。インターネット上では好意的なレビューが多数寄せられていますが、「遠くの撮影は苦手」「バッテリーの持ちが悪い」といった口コミもあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?


今回はその実力を確かめるため、以下の10つの観点で検証・レビューを行いました。

  • 処理性能
  • バッテリー性能
  • カメラ性能
  • 画面性能
  • 熱のこもりにくさ
  • 便利機能の豊富さ
  • サブディスプレイの使い勝手のよさ
  • 自撮り撮影のしやすさ
  • オープン時の機能の充実度
  • 本体の重さ

さらに、motoやPixel、同メーカーのZ Fold5などの人気の折りたたみスマホとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、折りたたみスマホ選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。

2024年04月18日更新
高山健次
ガイド
元携帯電話販売員/マイベスト 通信会社・通信キャリア担当
高山健次

大手家電量販店出身で、7,000人以上に携帯電話の販売や通信サービスの契約を担当。主要な通信会社の料金プランや販売機種をすべて把握し、その豊富な知識で店舗販売ランキングにおいて個人表彰もされている。 その後マイベストに入社、携帯電話や光ファイバー回線キャリア・インターネットプロバイダーなどの通信会社を専門に担当しており、格安SIMやホームルーターを実際に回線契約し各社の料金プランや通信速度の比較を行うとともに、モバイルだけでなく10社以上の戸建て・マンション向けの光回線の通信速度・速度制限も調査している。 また自身が行う検証の中で通信会社の公表値と異なる数値も発表、わかりにくいと言われる通信サービスだからこそ、理解しやすく信頼できるコンテンツの企画制作を心掛けている。

高山健次のプロフィール
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マイベストが行っています

自社施設
本コンテンツに記載の検証結果は2024年04月までの情報です

目次

【結論】メインのスマホとして十分な性能。カメラ性能重視の人にもおすすめ

本体の重さ No.1

SAMSUNG
GalaxyZ Flip5

50,980円

Z Flip5

おすすめスコア

4.38
9位 / 16商品中
  • 処理性能

    4.61
  • |
  • バッテリー性能

    4.05
  • |
  • カメラ性能

    4.40
  • |
  • 画面性能

    4.47
  • |
  • 熱のこもりにくさ

    3.47
  • |
  • 便利機能の豊富さ

    4.50
  • |
  • サブディスプレイの使い勝手のよさ

    4.27
  • |
  • 自撮り撮影のしやすさ

    4.64
  • |
  • オープン時の機能の充実度

    4.35
  • |
  • 本体の重さ

    5.00
折りたたみスタイル縦開き(フリップ)

良い

    • 高画質の3Dゲームもカクつかずスムーズに動くほど高性能
    • 側面のボタンを2回押すと閉じた状態からでもカメラを起動可能
    • 明るさ問わず発色のよい写真が撮れ、動画撮影も手ブレが気にならなかった

気になる

    • バッテリー持ちは特別よくない

Galaxy Z Flip5は、高性能でメインのスマホとして使うにも十分満足な使い勝手と性能です。さらに、カメラ性能も高く自撮りが多い人にもおすすめ。閉じた状態でサブディスプレイからアウトカメラを起動すれば、自分の写りを確認しつつ自撮りが可能。また、カメラも非常にきれいでした。解像感が高く、きれいな色味で鮮明な写真が撮れるので、思い出の記録にも活躍してくれるでしょう。


また、実際に歩きながら動画を撮影したところ、発色がよくなめらかな仕上がりに。写真撮影においても自然な発色で、解像感も十分。「遠くの撮影は苦手」と口コミにあったとおり、ズーム撮影時には画質の粗さや色のくすみが気になりましたが、ズームしなければ撮影時の明るさを問わず鮮明でした。


サブディスプレイでは、写真が取れるだけでなく画面のカスタマイズやLINEの返信も可能。しかし、使えるアプリはカメラ・カレンダー・Youtubeなど一部で、「SNOW」や「Instagram」は使えません。同価格帯で縦折り型の「razr 40 ultra」はすべてのアプリを使用でき、標準カメラで肌の質感や目の大きさなどを加工できました。Instagramをよく使うなら、razr 40 ultraを選んだほうが満足できるでしょう。


処理性能については文句なし。ベンチマークスコアも134万点を記録し、前モデルの「Z Flip4」の106万点を大幅に上回りました。高い処理性能を備えているうえに、画面表示は色鮮やかで解像感が高いため、原神などの3Dグラフィックゲームも快適にプレイできるでしょう。加えて、リフレッシュレートが120Hzのため、指に吸いつくような操作感で操作できます。また、IPX8の防水性能を備えており、耐久性にも秀でていますよ。


さらに、比較した折りたたみスマホのほとんどが非対応なおサイフケータイに対応しているのは特筆すべきところ。モバイルSuicaやQUICPayなどのタッチ決済が行えるので、電子決済が多い人は第一候補となるでしょう。ただし高負荷で15分間使用すると45.3℃に発熱したため、長時間の使用には注意が必要です。バッテリーの持ちもよいとはいえません。フル充電で使用すると、8時間31分には20%に。1日使うのには十分ですが、使用頻度が高い場合はモバイルバッテリーがあったほうがよいでしょう。


総合的に見ると、フリップ型のスマホを検討している人のなかでも、電子決済を頻繁に使う人・よく動画を撮影する人向きのアイテム。Z Flip4からは大幅に進化しており、写真をたくさん撮りたい人にとっては選択肢のひとつになるアイテムでしょう。

mybestが選ぶおすすめはこちら!各検証No.1アイテムをご紹介

実際にSAMSUNG Galaxy Z Flip5と比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイ折りたたみスマホと、処理性能・バッテリー性能・カメラ性能・画面性能・熱のこもりにくさ・便利機能の豊富さ・サブディスプレイの使い勝手のよさ(フリップ型)・自撮り撮影のしやすさ(フリップ型)・オープン時の機能の充実度(フォールド型)・本体の重さ(フォールド型)それぞれの項目でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!

SAMSUNG Galaxy Z Flip5の購入を迷っている人はぜひチェックして、自分にとってのベストバイアイテムを見つけてみてくださいね!
ベストバイ 折りたたみスマホ
処理性能 No.1

SAMSUNG

Galaxy Z Flip7
4.67
(1/16商品)
Galaxy Z Flip7

折りたたみスマホならではの撮影がとことん楽しめる

画面性能 No.1
サブディスプレイの使い勝手のよさ No.1

モトローラ・モビリティ・ジャパン

razr 50 ultra
4.54
(3/16商品)
razr 50 ultra

高性能なフリップ型!処理速度もバッテリーの持ちも十分

本体の重さ No.1

SAMSUNG

GalaxyZ Flip6
4.50
(4/16商品)
Z Flip6

自撮りを楽しみたい人におすすめ。オートズーム機能を搭載

バッテリー性能 No.1
便利機能の豊富さ No.1

SAMSUNG

GalaxyZ Fold6
4.46
(5/16商品)
Z Fold6

フォールドスマホならコレ。基本スペックがどれも高い

Galaxy Z Flip5とは?

Galaxy Z Flip5とは?

Galaxy Z Flip5は、Galaxy Z Flipシリーズ史上最大級・約3.4インチのカバーディスプレイを搭載したフリップ型の折りたたみスマホです。


前モデルのZ Flip4の1.9インチから大型化。また、解像度もZ Flip5が720×748と、Z Flip4の260×512よりも向上しました。

折りたたんだ状態のまま写真撮影ができる

折りたたんだ状態のまま写真撮影ができる

スマホを開かなくても、折りたたんだ状態であらゆる操作を行える手軽さが最大の魅力。たとえばカメラアイコンをスワイプするだけで、スピーディに写真や動画を撮影できます


また、カメラだけでなくLINEでの簡単な返信や天気の確認・電話の発信も折りたたんだままで可能。サブディスプレイは動画の壁紙にも対応し、文字盤も自分ならではのカスタマイズができるため、オリジナルのスマホを楽しむことができるでしょう。

折り曲げて画面を確認しながらの自撮りも可能

折り曲げて画面を確認しながらの自撮りも可能

フレックスモード(半分開いた状態)を使えば、両手でポーズをとりながら自撮りや、複数人での集合写真も多彩に撮影できます


さらに、ビデオ通話したり、上の画面で動画・下の画面でチャットを楽しんだりとライフスタイルに合わせた使い方も可能です。

メインディスプレイは6.7インチ。開くと通常のスマホ同様の操作が可能

メインディスプレイは6.7インチ。開くと通常のスマホ同様の操作が可能

開くと6.7インチのメインディスプレイがあり、通常のスマホ同様の操作を行えます。さらに、フレックスモードではアプリによって、画面下部がタッチパッドやカーソルへ変化。ノートパソコンのように簡単かつ正確な操作が行いやすくなっています。

折りたたんだ状態でも開いた状態でも、自由な操作を楽しめるのが魅力です。

手のひらサイズで持ち運びやすい

手のひらサイズで持ち運びやすい

Galaxy Z Flip5は、Galaxy Z Flipシリーズ史上最もコンパクトなモデル。折りたたむと幅7.2×高さ8.51×厚さ1.51cmの手のひらサイズになるため、どんなポケットにもすっぽりと収まると謳っています


1世代前のモデル「Z Flip4」は折りたたんだ際のサイズが幅7.2×高さ8.5×厚さ1.59~1.71cmだったのに対し、よりスリムになりました。持ち運びやすいだけでなく、さまざまなシーンでスマートに活用できる点も魅力です。

折りたたみ時の隙間がなくなり、 Z Flip4よりもスマートに!

折りたたみ時の隙間がなくなり、 Z Flip4よりもスマートに!
出典:images.samsung.com
 Z Flip5には、閉じたときの隙間がなくなったのも大きな利点。折りたたみヒンジには、新たにデュアルレールデザインを採用しています。フレームとヒンジには、頑丈なアーマーアルミニウム素材を採用し、なめらかな質感に。化粧品のような高級感のあるデザインに仕上げられています。
高山健次
元携帯電話販売員/マイベスト 通信会社・通信キャリア担当
高山健次

Flip4までは折りたたんだ際に隙間があったためポケットに入れると埃が入り込んでしまうことがありましたが、Flip5であれば入り込みが防げるので画面が汚れにくくなりました

やさしいくすみカラーを4色ラインナップ。好みに合わせて選べる

やさしいくすみカラーを4色ラインナップ。好みに合わせて選べる
出典:samsung.com

本体カラーはグラファイト・クリーム・ラベンダー・ミントに、SAMSUNGのオンライン限定色のグレーを加えて全4色展開です。そのなかでも今回検証に使用したカラーはミント。やさしいパステルカラーなのでファッションともなじみやすく、持ち歩くのが楽しくなるでしょう。


なお、詳細なスペックは以下のとおりです。


スペック一覧
  1. 発売日|2023年9月1日
  2. SoC|Snapdragon 8 Gen 2 Mobile Platform for Galaxy
  3. メインディスプレイサイズ|6.7インチ
  4. メインディスプレイの解像度|2,640×1,080 (FHD+)
  5. サブディスプレイのサイズ|3.4インチ
  6. サブディスプレイの解像度|720×748
  7. メインカメラ(広角)画素数|1200万画素
  8. 超広角カメラ画素数|1200万画素
  9. インカメラ画素数|1000万画素
  10. サイズ|幅7.2×高さ16.5×厚さ0.69cm(折りたたみ時は高さ8.51×厚さ1.51cm)
  11. 重量|187g
  12. 防水性能|IPX8
  13. カラー展開|ミント・グラファイト・クリーム・ラベンダー・グレー(オンライン限定色)
  14. 容量展開|256GB・512GB

検証してわかったメリット・デメリットをもとに向いている人を詳しく解説!

検証してわかったメリット・デメリットをもとに向いている人を詳しく解説!

今回は、Galaxy Z Flip5を含む折りたたみスマホ全7商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。

具体的な検証内容は以下のとおりです。

  1. 処理性能
  2. バッテリー性能
  3. カメラ性能
  4. 画面性能
  5. 熱のこもりにくさ
  6. 便利機能の豊富さ
  7. サブディスプレイの使い勝手のよさ(フリップ型)
  8. 自撮り撮影のしやすさ(フリップ型)
  9. オープン時の機能の充実度(フォールド型)
  10. 本体の重さ(フォールド型)

Galaxy Z Flip5のメリットを紹介!

全7種類の折りたたみスマホを使用した結果、Galaxy Z Flip5にはさまざまなメリットがありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。

高画質なアプリや負荷の高い作業もカクつきにくく、サクサク使える

高画質なアプリや負荷の高い作業もカクつきにくく、サクサク使える
高画質な3Dゲームでもカクつかず、スムーズにプレイしやすい点が魅力です。実際にベンチマークスコアを測定したところ、134万点を記録。比較したそのほかの商品には68~157万点まで大きな差があったことから、処理能力の高さがうかがえます。

最新のSoC「Snapdragon 8 Gen 2」を搭載しているのがポイント。比較した1世代前のモデルZ Flip4は、SoCに「Snapdragon 8+ Gen1」を採用し、ベンチマークスコアは106万点でしたが、大幅な進化を遂げています。高い処理能力が求められるアプリも快適に使用できるでしょう。
高山健次
元携帯電話販売員/マイベスト 通信会社・通信キャリア担当
高山健次
フリップ型の折りたたみスマホとしては最も高性能なSoCを搭載しています。真ん中に折り目がありますが、原神などの高グラフィックのゲームもサクサク楽しめますよ

昼夜問わず発色のよい写真を撮れる。手ぶれが少なく動画撮影も得意

昼夜問わず発色のよい写真を撮れる。手ぶれが少なく動画撮影も得意
カメラ性能は優秀で、とくに動画撮影が得意。実際に撮影した動画は高色彩で、ノイズが少なく見やすい映像でした。比較したMotorolaの「razr 40 ultra」は動画撮影時のブレが気になったのに対し、こちらは手ぶれ補正が強力。子どもやペットの動きを撮影したい人におすすめです。

実際にさまざまなシーンで撮影した写真を20~50代の男女10人にチェックしてもらったところ、発色の自然さと解像度の高さも好評でした。微細な色の違いや細かなパーツまでしっかり描写できており、モニターにも「肉眼に近い色味でノイズも気にならない」と好評です。
高山健次
元携帯電話販売員/マイベスト 通信会社・通信キャリア担当
高山健次
同じGalaxyのSシリーズと比べると多少写真の仕上がりに違いはあったものの、基本的には満足できる仕上がりの写真が撮れました

暗所の撮影も問題なし。夜景の撮影もきれいに映る

暗所の撮影も問題なし。夜景の撮影もきれいに映る

暗所でもものの輪郭や光のグラデーションをきれいに映し出せました。通常撮影に比べて若干ノイズは出るものの、「パッと見た程度では気にならず、拡大しても軽く輪郭がボケる程度だった」と好印象を抱くモニターがほとんどです。

インカメでの自撮りもばっちり。逆光も白飛びせず

インカメでの自撮りもばっちり。逆光も白飛びせず

インカメラは逆光にもしっかり対応し、モニターからは「インカメラも通常カメラと遜色ないレベルできれい」との声もあがっています。昼夜を問わず美しい写真撮影が叶うでしょう。


アウトカメラでの自撮りももちろんきれいに撮れるといえますが、インカメラでの自撮りにもぴったりです。

望遠レンズがなく遠くの撮影は苦手。3倍ズーム程度であれば問題はなし

望遠レンズがなく遠くの撮影は苦手。3倍ズーム程度であれば問題はなし

とはいえ、口コミで「遠くの撮影は苦手」と指摘されていたとおり、実際にズーム撮影した写真は画質の粗い部分も。3倍ズーム程度ではあまり気になりませんが、8倍ズームにするとかなり画質が荒れてしまう結果に。


比較したほかの折りたたみスマホでも、通常の撮影に比べるとズーム撮影は解像感が多少は落ち、画質が粗く見える傾向はありました。しかし、こちらや前モデルの「Z Flip4」は望遠レンズがないことからとくに顕著だったため、遠くの風景や被写体などをズームして撮影することが多い人には使いにくいかもしれません。

高山健次
元携帯電話販売員/マイベスト 通信会社・通信キャリア担当
高山健次

同じ折りたたみスマホであるGalaxy Z Foldシリーズとのカメラの仕上がりの差が一番出たのがこのズーム撮影でした。Galaxy Z Flip5には望遠カメラがないため、大きな差になったといえるでしょう。

画面は色鮮やかで解像感が高い。明るい屋外でも見やすく、なめらかに表示される

画面は色鮮やかで解像感が高い。明るい屋外でも見やすく、なめらかに表示される
画面表示は色鮮やかで解像感が高く、ザラつきをほとんど感じません。有機ELディスプレイを採用し、解像感を示すppiは426ppiと、比較したほかの商品は374~413ppiだったなかトップクラス。細部まで鮮明に描かれるため、なめらかで美しい表示を楽しめます。

また、最大リフレッシュレートは120Hz。一瞬の動きも逃さない鮮明な画像表示が可能です。さらに、メインディスプレイの最大輝度は1750nit、サブディスプレイの最大輝度は1600nitと、比較したmotorolaの商品が1400nit・1100nitを上回る明るさ。屋外の明るい日差しのなかでも、画面を視認しやすいでしょう。
高山健次
元携帯電話販売員/マイベスト 通信会社・通信キャリア担当
高山健次
折りたためる画面でありながら、画面は通常のスマホを上回るきれいさでした。真ん中に折り目はありますが、普段使うぶんにはさほど気にはならないでしょう。

Galaxy AIに対応!ウェブ上での検索・リアルタイム翻訳などの利便性が向上

Galaxy AIに対応!ウェブ上での検索・リアルタイム翻訳などの利便性が向上
出典:samsung.com
2024年4月のアップデートにより、Galaxy AIに対応しました。特徴的なのが、新たな検索方法として、「かこって検索」が登場したこと。ウェブ上の画像・自分が撮影した写真などのなかから、検索したい部分を丸く囲むだけで検索結果が表示されます。

従来であれば、自分が見た印象から「緑の葉っぱ 観葉植物」などの検索ワードを打ち込んで探すしかなかったところですが、より手軽かつスピーディな検索が可能になりました。

出典:samsung.com
フリップ型スマホ最大の魅力である写真撮影を、より多彩に楽しめるようになったのもうれしいところ。AIによるフォトアシスト機能によって、撮影した写真の被写体を移動・ズームしたり、リフレーム・リマスターしたりと、編集の幅が広がりました。

アングルが傾いた写真を修正すると余白をAIが自動生成してくれるため、映り具合にとことんこだわれますよ

出典:samsung.com

通訳機能も向上しています。スマートフォンを介して、外国語との会話をリアルタイムで翻訳・通訳。また、電話での通話においても、リアルタイムで通訳し、画面上には翻訳結果が表示されるようになりました。

翻訳アプリを使用した際のタイムラグが減るぶん、スムーズなコミュニケーションが可能に。旅行が多い人や、外国人と接することが多い人にとってはうれしいポイントですね。

高山健次
元携帯電話販売員/マイベスト 通信会社・通信キャリア担当
高山健次

Galaxy AIもベースはGoogleのAIを使っているため、先に登場したAIスマホのPixelと共通しているものもありますが、リアルタイムの翻訳通話は現在Galaxyのみの機能です。


外国の方と仕事が多いビジネスパーソンや海外旅行の機会がある人はGalaxy AIのほうがより使いこなせるでしょう。

おサイフケータイ・防水機能に対応。スマホと同様の利便性を備える

おサイフケータイ・防水機能に対応。スマホと同様の利便性を備える

フリップ型の折りたたみスマホでありながら、便利なおサイフケータイ機能を搭載している点も大きな魅力です。また、水深1.5mに30分携帯電話を沈めても大丈夫なIPX8の防水機能を搭載。電子決済の使い勝手や防水性能においては、一般的なスマホと変わらないといえます。


SDカードスロット・イヤホンジャックはついていませんが、比較したほかの折りたたみスマホもすべてが非搭載でした。購入時に容量をしっかり見極め、イヤホンはワイヤレスイヤホンなどを用意しましょう。デュアルSIMに対応しており、nanoSIMとeSIMを1つずつ使用できるため、ビジネスやプライベートの使い分けたい人にもおすすめですよ。
高山健次
元携帯電話販売員/マイベスト 通信会社・通信キャリア担当
高山健次

同じフリップ型の売れ筋の折りたたみスマホにモトローラのrazr 40 ultraがありますが、おサイフケータイがついているのと防水機能の高さはGalaxy Z Flip5が上回ります

Felicaに対応しており、電子決済が利用可能。比較したなかで同じくフリップ型の「razr 40 ultra」はおサイフケータイに非対応で、モバイルSuicaやQUICPayなどのサービスが使えませんでした。

閉じた状態でもスピーディにカメラが起動。カラーモードも選べ、自撮りがしやすい

閉じた状態でもスピーディにカメラが起動。カラーモードも選べ、自撮りがしやすい
フリップ型の折りたたみスマホ最大の特徴は、折りたたんだ状態のサブディスプレイからでもアウトカメラを起動できること。撮影準備の時間を短縮できます。撮影モードは左にスワイプすれば、写真・動画・ポートレートの3パターンに切り替え可能。超広角カメラへの切り替えも、ピンチアウト操作で行えます。

前モデル「Z Flip4」にはなかったカラーモード・タイマーを搭載したのも特筆すべきところです。カラーは画面右上のメニューを押せばナチュラル・暖色の2種類から選べ、タイマーもOFF・2秒・5秒・10秒に設定可能。自分好みの色調とペースで自撮りを楽しめます。手のひらをカメラに向けると自動でシャッターが切られるハンドシャッター機能もあるので、複数人での撮影やカメラから離れての撮影もスムーズですよ。
なお、サイドボタンを2回押してカメラが起動する点は通常のスマホと同様。フレックスウィンドウ(斜めに立てかけた状態)でのカメラ起動ももちろん可能です。

折りたたんだままでチャット・電話などのアプリを使える

折りたたんだままでチャット・電話などのアプリを使える

カバーディスプレイからは、メッセージの返信・電話・天気予報などの操作も可能。壁紙や文字盤を自分好みのレイアウトしてカスタマイズできます。ピンチアウト操作で使用中のアプリ一覧を表示するマルチウィジェットビューがあるので、使いたいアプリを見失う心配もありません。

高山健次
元携帯電話販売員/マイベスト 通信会社・通信キャリア担当
高山健次

簡単な返信でも今までのフリップ型の折りたたみスマホは毎回開ける必要がありましたが、この機種ならサッと返信できるのが地味に便利ですよ。

Galaxy Z Flip5のデメリットは6つ!

Galaxy Z Flip5にはたくさんのメリットがある反面、デメリットもありました。購入を考えている人は、しっかりリサーチしておきましょう。

サブディスプレイで使えるアプリが少なく、自撮りアプリも使えない

サブディスプレイで使えるアプリが少なく、自撮りアプリも使えない
サブディスプレイで使用できるアプリはカレンダー・天気・タイマー・Youtube・Netflix・Googleマップなど一部のアプリに限られ、「SNOW」や「Instagram」などの自撮りアプリは使えません。

サブディスプレイは約3.4インチと、前モデルの「Z Flip4」約1.9インチから大幅に進化。比較した「razr 40 ultra」も約3.6インチと、差はそれほど大きくありません。しかし「razr 40 ultra」は閉じた状態でもすべてのアプリにアクセスできたことを考えると、物足りなさを感じます。

一方で、カスタマイズ性の高さは魅力です。壁紙やウィジェットは自分の好みに合わせて変更可能で、待ち受けに設定できる面の数は最大で15項目と豊富。通話履歴・ボイスレコーダー・歩数などのアプリは使えるので、サブディスプレイからは主要なアプリのみ使えればよい、という人であればストレスにはならないでしょう。
高山健次
元携帯電話販売員/マイベスト 通信会社・通信キャリア担当
高山健次

Galaxy Z Flip5のサブディスプレイは名前のとおり、あくまでサブ用途でできることは限られています。閉じたままでの操作性は、同じフリップ型の折りたたみスマホだとmotorolaのrazr 40 ultraのほうが上回りました

閉じたままでのカメラ操作は一部に制限される。カメラの切り替えも両手で操作が必要

閉じたままでのカメラ操作は一部に制限される。カメラの切り替えも両手で操作が必要
アウトカメラで自撮りしやすいのがフリップ型の折りたたみスマホ最大の魅力ですが、標準カメラでの補正加工はできません。加工して自分の写りをカスタマイズしたい人は、物足りなさを感じる可能性があります。

比較した「razr 40 ultra」では、サブディスプレイでも肌のなめらかさ・目の大きさ・顔の輪郭などの補正加工が行えるため、自分好みの撮影が可能です。Z Flip5が非搭載だったフラッシュ・女優ライトモード・ナイトモード・スマイルシャッター機能も、「razr 40 ultra」は搭載しています。

また、Z Flip5は倍率の切り替え操作をピンチアウトで行うのも懸念点。指2本での操作になるので、スマホ本体がずれるなど操作のしにくさを感じます。対して「razr 40 ultra」は超広角カメラへの切り替えをタップ操作で簡単に行えました。風景を含めた自撮り写真など、広範囲を撮影したい場合には、その差が顕著に現れるでしょう。
高山健次
元携帯電話販売員/マイベスト 通信会社・通信キャリア担当
高山健次
Galaxyの折りたたみシリーズとしては5代目となったGalaxy Z Flip5ですが、サブディスプレイは今回から巨大化という新しい試みだったからか、作り込みはまだ進化途中という印象でした。

1日中使えるバッテリー性能だが、特別長持ちとはいえない

1日中使えるバッテリー性能だが、特別長持ちとはいえない

1日中使えるバッテリー性能を備えてはいますが、利用頻度が高い人は念のためモバイルバッテリーを携帯したほうがよいかもしれません。

実使用を再現した「PC Mark」ソフトを使ったところ、バッテリー残量が100%から20%まで減るのにかかった時間は、8時間31分でした。前モデルの「Z Flip4」が9時間10分、「razr 40 ultra」が11時間29分だったのに対し、バッテリーの消耗はやや激しめ。「バッテリーの持ちが悪い」と口コミにあったとおりの結果です。

一方、バッテリー残量0%から急速充電を行った場合、30分で43%まで充電できました。比較したほかの商品もほとんどが40%前後だったことから、充電スピードは申し分ありません。短時間でしっかり充電できますよ。

高山健次
元携帯電話販売員/マイベスト 通信会社・通信キャリア担当
高山健次

折りたたみスマホは折りたたむ構造ゆえに大容量のバッテリーを搭載しにくく、そこが電池持ちに影響しているといえます。

負荷がかかると発熱する心配がある。使いすぎには注意が必要

負荷がかかると発熱する心配がある。使いすぎには注意が必要

実際に負荷の高いアプリを15分間利用したところ、本体の最高温度は45.3℃に達しました。比較したほかの商品も40~46.9℃の範囲に収まっており、特別発熱しやすかったわけではありません。しかし長時間使用すると熱のこもりが気になる可能性が高いので、長時間の使用は節度を持って行いましょう。

フォールド型に比べると画面は狭い。画面を広く使いたい人には向かない

フォールド型に比べると画面は狭い。画面を広く使いたい人には向かない
Z Flip5はガラケーのように縦開きする、フリップ型の折りたたみスマホです。横開きのフォールド型に比べてコンパクトな分、もちろん画面も小さめ。画面を広く使って複数のアプリを同時に操作したい人には不向きです。

フォールド型のGalaxyの「Z Fold」シリーズはメインディスプレイが7.6インチと大きく、3つのアプリを同時に表示できます。さらに、上下左右の配置や画面の比率を自由に調整可能。上部の画面で動画を見ながら、下部の画面右でメッセージアプリ、下部の画面左でマップを見るなど、大画面を効率的に使えてマルチタスクがはかどります。

Z Flip5も最大3つのアプリを同時に表示できますが、配置は上下の2つに重ねる形でもう1つが表示されるため、見やすさや操作性では「Z Fold」に軍配があがります。また、「Z Fold」シリーズは専用のスタイラスペンを使っての操作が可能。タブレットのように、スマホをメモ帳代わりに使うこともできますよ。

Galaxy Z Flip5の詳細情報

本体の重さ No.1

SAMSUNG
GalaxyZ Flip5

おすすめスコア
4.38
折りたたみスマホ9位/16商品
処理性能
4.61
バッテリー性能
4.05
カメラ性能
4.40
画面性能
4.47
熱のこもりにくさ
3.47
便利機能の豊富さ
4.50
サブディスプレイの使い勝手のよさ
4.27
自撮り撮影のしやすさ
4.64
オープン時の機能の充実度
4.35
本体の重さ
5.00
Z Flip5 1
Z Flip5 2
Z Flip5 3
Z Flip5 4
Z Flip5 5
Z Flip5 6
Z Flip5 7
Z Flip5 8
Z Flip5 9
Z Flip5 10
Z Flip5 11
Z Flip5 12
Z Flip5 13
Z Flip5 14
Z Flip5 15
Z Flip5 16
Z Flip5 17
Z Flip5 18
Z Flip5 19
最安価格
50,980円
やや低価格
ミント
グラファイト
全部見る
ミント
グラファイト
全部見る
最安価格
50,980円
やや低価格
ミント
グラファイト
全部見る
ミント
グラファイト
全部見る
折りたたみスタイル縦開き(フリップ)
取り扱い事業者
ドコモ、au、SIMフリー
メインメモリ(RAM)
8GB
ストレージ(ROM)
256GB
画面サイズ
6.7インチ
防水等級
IPX8
おサイフケータイ対応
SDカード対応
本体重量
187g

良い

    • 高画質の3Dゲームもカクつかずスムーズに動くほど高性能
    • 側面のボタンを2回押すと閉じた状態からでもカメラを起動可能
    • 明るさ問わず発色のよい写真が撮れ、動画撮影も手ブレが気にならなかった

気になる

    • バッテリー持ちは特別よくない
SoCSnapdragon 8 Gen 2 Mobile Platform for Galaxy
充電端子Type-C
バッテリー容量3700mAh
画面解像度メイン:FHD+(2640×1080)/サブ:720×748
最大画面リフレッシュレート120Hz
ディスプレイ種類有機EL
5G対応
メインカメラ(広角)画素数1200万画素
超広角カメラ画素数1200万画素
望遠カメラ画素数
インカメラ画素数1000万画素
セキュリティ認証指紋認証、顔認証
ワイヤレス充電対応
イヤホンジャック対応
スピーカーステレオ
eSIM対応
デュアルSIM対応
専用スタイラスペン対応
複数アプリ同時表示数2つ(フロート表示機能使用時は3以上)
サブディスプレイサイズ3.4インチ
スマイルシャッター対応
手のひらシャッター対応
ディスプレイ比率縦長
7.2cm
高さ16.5cm(折りたたみ時:8.51cm)
厚さ0.69cm(折りたたみ時:1.51cm)
全部見る

Galaxy Z Flip5の価格比較

※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。

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Galaxy Z Flip5が向いていない人におすすめの折りたたみスマホは?

ここでは、Galaxy Z Flip5のデメリットをカバーする商品を2つご紹介します。購入を迷っている人は、ぜひ比較して検討してみてくださいね!

motoのrazr 40 ultraならよりカメラが使いやすく、閉じたままでもできることが多い

motoのrazr 40 ultraならよりカメラが使いやすく、閉じたままでもできることが多い
モトローラのrazr 40 ultraはサブディスプレイが3.6インチと、比較したフリップ型の中で最大です。自撮り中に自分の写りを確認しやすいうえに、サブディスプレイから肌のなめらかさや目の大きさなどの補正加工が可能。SNOWやINSTAGRAMなどのカメラアプリを使わなくても、写りのよい写真を手軽に撮影できますよ。たくさん自撮りしたい人にうってつけです。

超広角カメラへの切り替えはタップ操作で簡単に行えるので、風景を含めた自撮りや複数人での撮影もスムーズ。被写体の笑顔を検知して自動で撮影する機能や、手首を2回ひねるとカメラが起動する機能など、撮影をサポートする機能も豊富です。

バッテリーの持ちにも秀でており、フル充電から20%に減るまでの時間は11時間38分でした。バッテリーを気にせずに1日中撮影を楽しめるでしょう。
高山健次
元携帯電話販売員/マイベスト 通信会社・通信キャリア担当
高山健次
折りたたみスマホといえばGalaxyが一番優れているというイメージがあるかもしれませんが、実際に使うシーンをイメージして検証した結果、フリップ型の折りたたみスマホはGalaxyよりもモトローラのrazr 40 ultraのほうが使いやすいよう作り込まれていました。

スマホでたくさんゲームや動画鑑賞をするなら、横折りのGalaxy Z Fold5がおすすめ

スマホでたくさんゲームや動画鑑賞をするなら、横折りのGalaxy Z Fold5がおすすめ
フリップ型のメリットにあまり魅力を感じなかった人は、横開きタイプのフォールド型折りたたみスマホをチェックしてみてください。開いた状態でのディスプレイサイズは7.6インチとタブレットのように大きく、設定すればすべてのアプリを全画面で楽しめます

3つのアプリを同時に表示でき、上下左右へ自由に配置可能。よく使うアプリの組み合わせをブックマークすれば、次からはワンタッチで3つのアプリを起動できるため配置の手間も省けます。専用のスタイラスペンにも対応しているので、スマホをメモ帳代わりに使うことも可能です。
高山健次
元携帯電話販売員/マイベスト 通信会社・通信キャリア担当
高山健次
フリップ型もオープン時の縦長の画面を活かして、動画を見ながらSNSチェックをするなど便利に使えます。しかしアプリを同時表示してスマホを使いこなしたい人は、価格がかなり上がりますがフォールドタイプの折りたたみスマホをまず検討してみてください。

Galaxy Z Flip5はどこで買えるの?

Galaxy Z Flip5はどこで買えるの?
出典:samsung.com
Galaxy Z Flip5は、SAMSUNG公式サイトで購入が可能です。一括で購入した場合の価格は、執筆時点で税込179,899円。以前使っていたスマホの下取りサービスを利用すると、機種によっては最大100,900円の割引が受けられます。もし画面が割れていても下取り査定は受けられるので、安く手に入れたい人はぜひチェックしてみてくださいね。SIMロックフリーなので、楽天モバイルなどでも使用できますよ。

また、ドコモauでの購入も可能です。他社からの乗り換え割引やキャンペーンなどによって詳細な値段は異なるので、まずは料金シュミレーションページからチェックしてみてはいかがでしょうか。
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