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Galaxy A54 5Gをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証

大容量バッテリーと前作より進化したカメラ・ディスプレイを内蔵し、よくばりな理想を充実機能で叶えると謳うAndroidスマホ、Samsung(サムスン)Galaxy A54 5G。「高画質で動画も見るのが楽しい」と評判です。しかし、「バッテリーの持ちがいまひとつ」「インカメラで撮った写真がブレる」などの口コミもあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?


今回はその実力を確かめるため、以下の6つの観点で検証・レビューを行いました。


  • カメラ性能
  • 処理性能
  • 画面性能
  • バッテリー性能
  • 熱のこもりにくさ
  • 付加機能

さらに、人気のGalaxy S23 UltraやGooglePixel 7aなどのAndroidスマホとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、Androidスマホ選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。

2024年11月29日更新
高山健次
ガイド
元携帯電話販売員/マイベスト 通信会社・通信キャリア担当
高山健次

大手家電量販店出身で、7,000人以上に携帯電話の販売や通信サービスの契約を担当。主要な通信会社の料金プランや販売機種をすべて把握し、その豊富な知識で店舗販売ランキングにおいて個人表彰もされている。 その後マイベストに入社、携帯電話や光ファイバー回線キャリア・インターネットプロバイダーなどの通信会社を専門に担当しており、格安SIMやホームルーターを実際に回線契約し各社の料金プランや通信速度の比較を行うとともに、モバイルだけでなく10社以上の戸建て・マンション向けの光回線の通信速度・速度制限も調査している。 また自身が行う検証の中で通信会社の公表値と異なる数値も発表、わかりにくいと言われる通信サービスだからこそ、理解しやすく信頼できるコンテンツの企画制作を心掛けている。

高山健次のプロフィール
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本コンテンツに記載の検証結果は2024年02月までの情報です

目次

はじめに結論!映画鑑賞を楽しむならコレ!鮮やかな有機ELの画面と立体音響で臨場感を味わえる

サムスン
Galaxy A54 5G

Galaxy A54 5G

Samsung Galaxy A54 5Gは、高画質・高音質で映画鑑賞したい人におすすめです。画面は鮮やかな映像を得意とする有機EL。リアルさを出すHDR10+にも対応し、絶妙な色合いや光の当たり加減も美しく表現されていました。拡大しても粗さがないハイエンドモデルのGalaxy S23 Ultraには敵わない部分はありますが、画面を見たモニターからは「鮮やかできれい」と好評です。


イヤホンジャックはないものの、Bluetoothコーディックは原音に近いリアルな音を楽しめるLDACに対応。加えて、立体音響技術Dolby Atmosも搭載しています。臨場感あるサウンドを楽しめるでしょう。


処理性能も十分です。スマホの頭脳であるSoCの性能を表すベンチマークスコアは、約61万点を記録。比較した3万円以下のエントリーモデルは軽いゲームが限界でしたが、ポケモンGOなどの3Dゲームも楽しめる性能です。動画鑑賞やSNS閲覧も快適。画面を書き換えるコマ数を示すリフレッシュレートも120hzと高く、スクロール中の文字もはっきり読めますよ。


「バッテリーの持ちがいまひとつ」という口コミに反し、電池の持ちも良好です。6時間YouTubeを連続再生したあとのバッテリー残量は60%も残りました。1日中動画鑑賞やゲームができるでしょう。負荷をかけると表面温度は44.1℃とやや高くなったものの、不快に感じるほどの発熱も見られません。


カメラ性能も高く、明るい場所では美しい発色で解像度も高い写真が撮れました。暗い場所では解像感がやや落ちてノイズも少し見られましたが、発色は変わらず鮮やか。インカメラも「写真がブレる」という口コミに反し、写真を見たモニター全員から高評価を獲得しました。動画やズーム撮影は苦手だったものの、風景や室内で写真を撮るだけなら満足できるでしょう。


値段は執筆時点で60,000円前後(※キャリアショップ参照)と、比較したなかでは中価格帯。おサイフケータイや面内指紋認証に加え、micro SDカード対応・IP68の防水防塵機能を備え、ミドルクラスとしては付加機能も十分です。より高性能なものを選びたい人は、ハイエンドモデルもチェックしてみましょう。

Galaxy A54 5Gとは?

Galaxy A54 5Gとは?

今回紹介するのは、世界中で大きなシェア率を誇るGalaxyシリーズのスタンダードモデルとして発売された、Galaxy A54 5Gです。約6.4インチの有機EL ディスプレイは、前作の「A53 5G」より明るさが25%アップ。ビーチなど太陽の光が降り注ぐ場所でもコンテンツをくっきりと表示できると謳っています。


販売元は、グローバルに事業を展開する韓国の電子機器メーカーSAMSUNG。創業から50年以上続いており、現在もテック業界をリードしています。

背面に3つの異なるマルチカメラを搭載。2023年発売のスタンダードモデル

背面に3つの異なるマルチカメラを搭載。2023年発売のスタンダードモデル
出典:samsung.com
背面にある特徴的な3つのカメラは、上から超広角カメラ・広角カメラ・マクロカメラです。広角カメラは約5000万画素の高画質。前作「A53 5G」よりイメージセンサーを大きくし多くの光を取り込めるようになり、暗い場所でも鮮やかに写せると謳っています。不要なモノや影を消す「AI消しゴム(オブジェクト消去)」も使用できますよ。

ブレがなくクオリティが高い動画を撮影するために、ビデオ電子式手ブレ補正・光学式手ブレ補正を搭載。被写体が画角に収まるように自動で調整する自動フレーミングも備え、見切れを防ぎます。データーを保存するストレージは128GBで、最大1TBのmicroSDにも対応。撮影した写真や動画をたっぷり保存できますよ。


バッテリーも5,000mAhと大容量です。公式サイトでは、最大21時間動画を再生できると記載されています。ワイヤレス充電には対応していませんが、25Wの急速充電が可能です。


パソコンやタブレット、スマートウォッチなど数々のデバイスを手掛けるサムスンだからこそできるシームレスな連携も魅力。同じGalaxyデバイス同士で簡単にデータを共有できるので、作業の効率アップが期待できるでしょう。


スペック詳細

  1. 価格|税込60,000円前後(※執筆時点・キャリアショップ参照)
  2. 発売日|2023年5月
  3. キャリア|ドコモ・au・UQモバイル・SIMフリー
  4. SoC|Exynos 1380
  5. 画面サイズ|6.4インチ
  6. バッテリー容量|5,000mAh
  7. ストレージ(ROM)|128GB
  8. メインメモリ(RAM)|6GB
  9. パネル種類|有機EL
  10. メインカメラ画素数|約5000万画素
  11. インカメラ画素数|約3200万画素
  12. 画面解像度|1080×2340(FHD+)
  13. 画面リフレッシュレート|120hz
  14. 耐水・防水機能|IP68
  15. 認証機能|顔認証・画面内指紋認証

シンプルで高級感ある飽きがこないデザイン。防水・防塵性能もハイレベル

シンプルで高級感ある飽きがこないデザイン。防水・防塵性能もハイレベル
出典:samsung.com

サイズは幅7.67×厚さ0.82×高さ15.82cmで、重量は201gです。カラーは、オーサム バイオレット・オーサム グラファイト・オーサム ホワイトの3色展開。光沢あるガラスで、高級感があるデザインに仕上げています。シンプルで飽きのこない、ずっとそばに置きたくなるような見た目が魅力です。


防水・防塵性能を表すIPコードは、IP68とハイレベル。粉塵が内部に入らず、継続的に水没しても内部に水が入らない性能です。お風呂や川・海などのアウトドアシーンでも気兼ねなく使えるでしょう。

実際に使ってみてわかったGalaxy A54 5Gの本当の実力!

今回はGalaxy A54 5Gを含む、Androidスマホ全48商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。


具体的な検証内容は以下のとおりです。


  1. カメラ性能
  2. 処理性能
  3. 画面性能
  4. バッテリー性能
  5. 熱のこもりにくさ
  6. 付加機能

メイン・インカメラともに高性能。暗所やズーム撮影はやや苦手だが、全体的に美しい

メイン・インカメラともに高性能。暗所やズーム撮影はやや苦手だが、全体的に美しい

まずは、カメラ性能の検証です。


Androidスマホを利用して、室内・暗所・ズーム・インカメラ・動画の5種類を撮影。5人のモニターが実際に写真や動画を見て評価しました。

明るい場所では、発色も解像感も高い。ノイズが少なく色の表現も得意

明るい場所では、発色も解像感も高い。ノイズが少なく色の表現も得意

明るい場所での撮影では、発色も解像感も高めでした。やや白っぽく見えるものの、鮮やかで造花のくすんだ絶妙な色味やテーブルの木目の細かな色も表現されています。毛糸の1本1本の輪郭がはっきりしていて、葉っぱの立体感も感じられました。ノイズもほとんど気にならず、モニターから「じっくり見ても感じない」と好評です。


しかし、一部のモニターから「手前が少しボヤけている」という声が。場所によっては毛糸のJANコードが潰れているところがありました。くっきり写っている箇所が多いのでそこまで気になりませんが、比較したハイエンドモデルのGalaxy S23 Ultraには敵いません。


とはいえ、室内の明るい場所で撮影する分には、価格による性能の差はさほど感じませんでした。拡大時の精細さに差が出た程度だったため、ミドルクラスに位置する本商品も十分満足できるクオリティですよ。


通常撮影についてのモニターコメント

  1. 「発色はよく、毛糸の色がはっきりとわかる。全体的に白っぽく冷たい印象」
  2. 「解像度は高い。毛糸の1本1本の輪郭がはっきりしている。場所によってはJANが潰れている」
  3. 「白系の色がやや弱い印象を受けるが、全体的な発色は十分鮮やか。造花のくすんだ色味も絶妙に表現できている」
  4. 「全体の解像感は良好。毛糸の影や葉の深みが出ていて立体的に感じる。手前側が少しぼやけている」
  5. 「じっくり見てもノイズは感じられない」
コメントは一部抜粋

ズーム撮影では解像感が落ちる。発色は良好

ズーム撮影では解像感が落ちる。発色は良好

ズーム撮影は、比較した約半数の商品と同様に苦手でした。発色は良好ですが、解像感が低くモニターからは「モザイクアート」という厳しい指摘が。マクロカメラを搭載しているものの、かろうじて葉や花の輪郭がわかる程度でした。


比較したなかで本商品と同程度の価格帯で販売されているGooglePixel 7aは、引きで見るとズームで撮影したとは思えないほどきれいに写る結果に。同じコスパが高いシリーズですが、大きく差をつけられました。


ズーム撮影についてのモニターコメント

  1. 「モザイクアート。葉や花の輪郭はかろうじてわかる。発色はいい」
コメントは一部抜粋

暗所では、明暗のバランスがよく白飛びしない。解像感はやや物足りない

暗所では、明暗のバランスがよく白飛びしない。解像感はやや物足りない

暗所での撮影は、「暗い場所でも鮮やかに写せる」という謳い文句どおりの仕上がりに。比較したところ、3万円以下のエントリーモデルは白飛びしやすい傾向があったのに対し、6万円台のこちらはナイトモード搭載で白飛びを抑えられていました。明暗のバランスがよいとの意見も多く寄せられています。


一方で、モニターからは「全体的にノイズが走っている」「輪郭がぼやける」との指摘も。許容範囲ではあるものの、明るい場所に比べると解像感が落ちてノイズも出やすい傾向がありました。


暗所撮影についてのモニターコメント

  1. 「明るいところを抑えて、暗いところが明るくて、バランスいいと感じた。個人的に結構見やすい」
  2. 「たしかに明るくはなっているが、不自然ではない明るさにとどめられている印象。光の白飛びもなく、十分バランスは取れている。影のところを中心に、全体的にノイズが走っているのは気になった」
  3. 「引きで見る分にはノイズはほとんど気にならない。寄りで見ると机のふち、壁のノイズが気になる」
  4. 「ノイズも少なく感じた。机のはじがはっきりしていて、ひもも1本1本が見える」
  5. 「全体の輪郭はややボヤけている。明所ほどの先鋭感はない」
コメントは一部抜粋

インカメも解像感が高い。植物の緑も肌の色も自然に再現できた

インカメも解像感が高い。植物の緑も肌の色も自然に再現できた

インカメラも美しく、モニター全員から高評価を獲得しました。「インカメラで撮った写真がブレる」という口コミに反し、被写体にきちんとピントが合います。やや背景はボヤけていますが、服のシワや肌の質感まで表現されていました。


植物の緑や肌の色をはっきりと写し、発色も自然です。比較したなかには暗さや赤みが目立つ商品がありましたが、肌色がよく明るく見えます。色の深みも感じました。


逆光を抑えるのも得意で、逆光であることを感じさせません。「きれいに処理できており、被写体は明るいまま」というプラスの声が多数寄せられました。ボヤけやすいネオンも無駄に光ることなくスッキリと写せています。


インカメラ撮影についてのモニターコメント

  1. 「発色は良好。植物の緑や肌の色がはっきりと映っている」
  2. 「緑もある程度深みがあるし、肌の色も自然に再現できている」
  3. 「背景はややボケているが、被写体の解像感は高い。髪の毛や洋服の刺繍の意図が1本1本はっきり見て取れる」
  4. 「十分に抑えられていて、逆光であることを感じない」
  5. 「とても自然で、光がきつい印象がない。白飛びもなく、白が見やすい」
  6. きれいに処理でいており、被写体は明るいまま」
コメントは一部抜粋

動画も自然な発色。ノイズとボヤけは、動きが多いと増えるが許容範囲

動画の発色も自然な色合いです。明暗の切り替えがスムーズで、モニターから「発色は良好で違和感がない」という声が上がりました。動きが多くなると背景の輪郭がボヤけますが、解像感も良好で被写体はきれいさを保っています。


ノイズも解像感と同様に動きの多さにともない増える傾向があり、木目や壁などの背景に少しザラつきを感じました。だだ、被写体にはほとんどなく許容範囲といえるでしょう。


惜しかったのは手ブレ補正の性能です。ビデオ電子式手ブレ補正・光学式手ブレ補正と2つを備えているものの、モニターの5人中3人も手ブレを感じると回答。被写体の顔をしっかりと認識できましたが、段差があってもブレを感じないGalaxy S23 Ultraのようなハイエンドモデルには及びません。歩いているときは手ブレを感じました。


動画撮影についてのモニターコメント

  1. 発色はかなり良さそう。最初の緑の階調がかなり出ていて、肌の色も自然」
  2. やや暗く冷たい印象を受けるが、発色は良好で違和感はない。明暗の切り替えもスムーズに行われている印象」
  3. 「止まっているときは気にならないが、動いているときの背景にノイズがちらつく」
  4. 「背景の解像感はやや低いが、被写体のきれいさが維持できているので、不満はない」
  5. 大きな動作のときに大きく揺れる。歩いているときもガタンと縦にブレている」
コメントは一部抜粋

有機ELディスプレイとHDR10+を採用。色鮮やかな映像を楽しめる

有機ELディスプレイとHDR10+を採用。色鮮やかな映像を楽しめる

次は、画面性能の検証です。


ディスプレイ方式やリフレッシュレートなど画面スペックを確認。さらに、モニターが実際に目でディスプレイをチェックし、解像感・発色などを評価しました。

リフレッシュレートは最大120hz。スクロール中も文字が読みやすい

リフレッシュレートは最大120hz。スクロール中も文字が読みやすい
ディスプレイは、液晶より鮮やかな映像を再現できるとされる有機EL。解像度は、フルHDよりも高いFHD+です。肉眼でみたようなリアルさを表現するHDR10+にも対応し、普段スマホで映画鑑賞やゲームをする人にもおすすめです。

数値が高いほど映像が滑らかになるリフレッシュレートは、最大120hzとハイエンドモデル級。比較したところ、90hz以上あるとスクロール中の文字もはっきり読める傾向がありました。こちらもスクロールはスムーズで、SNSやWEB回覧を快適に行えるでしょう。


  1. ディスプレイタイプ|Samsung独自の有機EL (Super AMOLED)
  2. HDR|HDR10+対応
  3. リフレッシュレート|最大120hz
  4. 解像度|1080 x 2340 (FHD+)

絶妙な色合いや光のあたり加減の表現が美しい。解像感も高く背景もなめらか

絶妙な色合いや光のあたり加減の表現が美しい。解像感も高く背景もなめらか

実際に画面を確認したモニターからも、スペックどおり鮮やかさが好評でした。ステンドガラスや紅葉の絶妙な色合いもしっかりと区別できます。


特に明度が高く光りのあたり加減の表現がうまいため、モニターからは「黒がしっかりと沈み込み、光の当たり加減による繊細な色の差が再現されている」という声が上がりました。


遠くの景色までなめらかで解像感も良好です。植物の輪郭や町並みがはっきり見て取れました。拡大すると粗さを感じるため、ハイエンドモデルのGalaxy S23 Ultraほど精細とはいえませんが、クリエイティブな作業をしない限り大きな差は感じないでしょう。


画面のきれいさについてのモニターコメント

  1. 「全体的に濃い色が強く色に深みがある」
  2. 「鮮やかできれい。ほんの少し青みが強く、ビビッドな色合い」
  3. 「解像感は高い。人や街並みがはっきりとわかる。寄りで見るとさすがに粗さがある」
  4. 「黒がしっかり沈み込むし、輝度も高いので光のあたり加減による繊細な色の差も再現されている」
  5. 紅葉の光が当たっているところなど、繊細な違いがある」
コメントは一部抜粋

ベンチマークスコアは約61万点。3Dゲームもストレスなく楽しめる

ベンチマークスコアは約61万点。3Dゲームもストレスなく楽しめる

次は、処理性能の検証です。


ベンチマークアプリ「Antutuベンチマーク ver9.0」を使ってスコアを計測。3回実施し、最も数値が高いものを評価しました。

原神などの本格3Dゲームは厳しい

スマホの頭脳であるSoCの性能を表すベンチマークスコアは、約61万点と十分な記録。高評価の基準とした30万点を超えました。動画鑑賞やSNSの閲覧はもちろん、比較したエントリーモデルでは難しいポケモンGOなどの3Dゲームもストレスなく楽しめる性能です。


ただし、「原神」など本格的な3Dゲームには物足りません。Galaxy S23 Ultraをはじめ、比較したハイエンドモデルの商品は重たいゲームも快適にこなせる性能を備えていました。自分が行いたい作業に合わせて選でくださいね。

バッテリーは長持ち。熱もそれほどこもらない

バッテリーは長持ち。熱もそれほどこもらない

次は、バッテリー性能・熱のこもりにくさの検証です。


実際にAndroidスマホでYouTubeを6時間連続再生し、電池の残量を確認。また、電池がない状態から30分急速充電してどのくらい電池が貯まるかチェックしました。熱のこもりにくさでは、15分間アプリで高負荷をかけたあと、サーマルカメラで表面温度を測定しています。

バッテリーは5,000mAhと大容量。1日中動画鑑賞やゲームができる

5,000mAhの大容量バッテリーを搭載しており、電池の持ちは良好です。6時間YouTubeを再生したあとのバッテリー残量は60%。高評価の基準とした40%を上回り、「バッテリーの持ちがいまひとつ」との口コミを払拭しました。


比較したところ、高性能なハイエンドモデルほどバッテリーの消費は激しい傾向があり、Galaxy S22は6時間動画を再生すると53%しか残らず。とはいえ、GalaxyS23 Ultraは62%残っていて、本商品とほとんど変わらない結果です。いずれも1日中動画鑑賞やゲームを楽しむのに困らないでしょう。


一方、30分で充電できたのは約29%と、充電速度はやや遅めでした。比較した商品には100%まで充電できたものもあったなか、高評価の基準とした30%に一歩届いていません。「急速充電が可能」と謳っているだけに、充電が少し遅いのは惜しいところです。

高負荷な作業の後でも約44℃。不快に感じるほどは発熱しない

高負荷な作業の後でも約44℃。不快に感じるほどは発熱しない

高い負荷を加えたあとの温度を測定してみると、44.1℃とやや高めでした。高評価の基準とした40℃は上回りましたが、不快に感じるほどの発熱は見られません


比較した結果、性能が高いハイエンドモデルは熱がこもりやすい傾向がありました。本商品も十分な性能は備えていますが、ハイエンドモデルより処理性能が控えめな分、発熱もある程度抑えられています。ゲームなどをプレイしても、それほど熱はもたないでしょう。

音質・利便性を向上させる機能が豊富。耐久性にも優れ、使う場所を選ばない

音質・利便性を向上させる機能が豊富。耐久性にも優れ、使う場所を選ばない

最後は、付加機能の検証です。音質や利便性に関わる機能や耐久性を評価しました。


利便性を向上させる機能が豊富に搭載されています。特に、比較した商品の約半数が搭載していないmicroSDに対応しているのが大きなメリット。ハイエンドモデルのalaxy S23 Ultraも使用できませんでした。


イヤホンジャックはないものの、音質に関わる機能も充実しています。Bluetoothコーディックは、原音に近いリアルな音を楽しめるLDACに対応。加えて、同じミドルレンジモデルのGooglePixel 7aにはなかった立体音響技術Dolby Atmosも搭載されています。臨場感ある高音質で映画・音楽鑑賞を楽しめるでしょう。


IP68とハイレベルの耐水・防水機能があり、お風呂・川・海など場所を選ばず使用できます。加えて、ディスプレイのガラスには耐久性が高いCorning Gorilla Glass 5を採用。傷つきにくいだけでなく、優れた落下耐久性も備え、アクティブに活動したい人にもおすすめです。


ロック解除後に素早く操作できる、画面内指紋認証に対応しているのも利点です。解除方法は、画面に指を乗せるのみ。一般的な指紋認証のように、指をセンサーがある側面に移動させる必要がありません。


詳細は以下のとおりです。


  1. おサイフケータイ|◯ 
  2. SD|◯ 
  3. イヤホンジャック| ✕ 
  4. 生体認証|画面内指紋認証 ・ 顔認証
  5. デュアルSIM|◯ (nanoSIM・ eSIM)
  6. モード切り替え|◯
  7. 除菌|✕
  8. 専用スタイラス|✕

Samsung Galaxy A54 5Gはどこで売っている?

Samsung Galaxy A54 5Gはどこで売っている?
出典:samsung.com

Samsung Galaxy A54 5GのSIMフリーモデルは、UQモバイルで販売されています。値段はプランによって異なるので、UQモバイルでチェックしてみましょう。楽天市場やAmazon・Yahoo!ショッピングでも購入できます。端末だけ買いたい場合には、ECサイトでも検索してみてくださいね。


キャリアモデルの取り扱い店舗は、ドコモ・auです。本体価格はキャリアショップによって異なり、執筆時点で60,000円前後。こちらもプランなどによって異なるのでぜひショップのサイトを確認してみてください。

カメラや処理性能の高さで選ぶなら、こちらのモデルもチェック

最後に、Galaxy A54 5Gより高性能なハイエンドモデルをご紹介します。


Galaxy S23 Ultraは、写真も動画もハイクオリティ。動きながらでもブレのない動画が撮れ、暗いシーンでも発色がよく鮮やかな写真が残せます。ベンチマークスコアも約123万点と非常に高く、本格的な3Dゲームも楽しめる性能です。美しいディスプレイと立体音響で、ゲームの世界観に没入できるでしょう。


予算を抑えつつ性能をアップしたいなら、GoogleのPixel 7 Proがぴったり。8万円台とハイエンドモデルとしては手頃ながら、高負荷なゲームも楽しめる性能を備えています。カメラは全体的に画質がよく、とくにPixel 7にはない望遠レンズでズーム撮影でも被写体をシャープに写せた点が高評価となりました。

Samsung
Galaxy S23 UltraSM-S918

Galaxy S23 Ultra 1
Galaxy S23 Ultra 2
Galaxy S23 Ultra 3
Galaxy S23 Ultra 4
Galaxy S23 Ultra 5
Galaxy S23 Ultra 6
Galaxy S23 Ultra 7
最安価格
87,980円
最安価格
87,980円
CPUSnapdragon® 8 Gen 2 Mobile Platform for Galaxy
取り扱い事業者ドコモ、au、SIMフリー
OSAndroid
Dolby Atmos
対応バンドドコモ系回線、au回線
対応OSAndroid
SoCSnapdragon 8 Gen 2 Mobile Platform for Galaxy
aptX
充電端子Type-C
リフレッシュレート120hz
冷却機能
メインメモリ(RAM)12GB
ストレージ(ROM)256GB、512GB、1TB
バッテリー容量5,000mAh
画面サイズ6.8インチ
画面サイズ6.8インチ
RAM12GB
画面解像度3088×1440
ROM256GB
最大画面リフレッシュレート120hz
バッテリー容量5000mAh
ディスプレイ種類有機EL
Bluetooth機能
急速充電可能
5G対応
テザリング対応
NFC対応
カメラ画素数2億画素
ハイレゾ対応(Ldac)
メインカメラ(広角)画素数約2億画素
超広角カメラ画素数約1200万画素
解像度QHD+(3216×1440)
望遠カメラ画素数約1000万画素
深度カメラ画素数
インカメラ画素数約1200万画素
最大ビデオ撮影解像度UHD 8K
複数レンズ4眼
本体サイズ高さ163.4×幅78.1×厚さ8.9mm
スローモーション撮影可能
本体重量234g
夜景補正対応
手ぶれ補正対応
防水機能(IPX5、IPX8)
防水等級IPX5、IPX8
防塵機能
セキュリティ認証顔認証、画面内指紋認証
おサイフケータイ対応
ワイヤレス充電対応
急速充電対応
MHL対応不明
ワンセグ・フルセグ対応
ハイレゾ対応
イヤホンジャック対応
スピーカーステレオ
SDカード対応
eSIM対応
デュアルSIM対応
SIMフリー対応不明
SIMサイズnanoSIM
GPS機能不明
折りたたみ可能
専用スタイラスペン対応不明
複数アプリ同時表示数不明
サブディスプレイサイズ不明
スマイルシャッター対応不明
手のひらシャッター対応不明
折りたたみスタイル不明
ディスプレイ比率不明
7.81cm
高さ16.34cm
厚さ0.89cm
本体重量約234g
付属品S ペン SC07、SIM 取り出しツール、USB ケーブル(C to C)、クイックスタートガイド、データ移行用試供品取扱説明書
製造国不明
対象不明
特徴カメラ性能が高い
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Galaxy S23 Ultra

Galaxy S23 Ultraをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証

取り扱い事業者au、ソフトバンク、SIMフリー
OSAndroid
対応バンドドコモ系回線、au系回線、ソフトバンク系回線、楽天モバイル回線
SoCGoogle Tensor G2
充電端子USB Type-C
メインメモリ(RAM)12GB
ストレージ(ROM)128GB、256GB、512GB
バッテリー容量5,000mAh
画面サイズ6.7インチ
画面解像度1440×3120
最大画面リフレッシュレート120Hz
ディスプレイ種類有機EL
Bluetooth機能
5G対応
テザリング対応
NFC対応
メインカメラ(広角)画素数5000万画素
超広角カメラ画素数1200万画素
望遠カメラ画素数4800万画素
深度カメラ画素数不明
インカメラ画素数1080万画素
最大ビデオ撮影解像度4K
複数レンズ3眼
スローモーション撮影可能
夜景補正対応
手ぶれ補正対応
防水機能(IP68)
防水等級IPX8
防塵機能不明
セキュリティ認証顔認証、画面内指紋認証
おサイフケータイ対応
ワイヤレス充電対応
急速充電対応
MHL対応不明
ワンセグ・フルセグ対応
ハイレゾ対応
イヤホンジャック対応
スピーカーステレオ
SDカード対応
eSIM対応
デュアルSIM対応
SIMフリー対応
SIMサイズ不明
GPS機能不明
折りたたみ可能
専用スタイラスペン対応不明
複数アプリ同時表示数不明
サブディスプレイサイズ不明
スマイルシャッター対応不明
手のひらシャッター対応不明
折りたたみスタイル不明
ディスプレイ比率不明
7.66cm
高さ16.29cm
厚さ0.89cm
本体重量212g
付属品SIM 取り出しツール、クイック スイッチ アダプター、1m USB-C - USB-C ケーブル(USB 2.0)
製造国不明
対象不明
特徴カメラ性能が高い、処理能力が高い
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