廉価版ながらフラッグシップモデルのPixel 8と同じAI機能を搭載するAndroidスマホ、Google Pixel 8a。ネット上では「きれいな写真を撮影できる」と評判です。その一方、「充電スピードが遅い」と気になる口コミも存在し、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の9つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、上位モデルのPixel 8・Pixel 8 Proや、前モデルのPixel 7aなど人気のAndroidスマホとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、Androidスマホ選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
大手家電量販店出身で、7,000人以上に携帯電話の販売や通信サービスの契約を担当。主要な通信会社の料金プランや販売機種をすべて把握し、その豊富な知識で店舗販売ランキングにおいて個人表彰もされている。 その後マイベストに入社、携帯電話や光ファイバー回線キャリア・インターネットプロバイダーなどの通信会社を専門に担当しており、格安SIMやホームルーターを実際に回線契約し各社の料金プランや通信速度の比較を行うとともに、モバイルだけでなく10社以上の戸建て・マンション向けの光回線の通信速度・速度制限も調査している。 また自身が行う検証の中で通信会社の公表値と異なる数値も発表、わかりにくいと言われる通信サービスだからこそ、理解しやすく信頼できるコンテンツの企画制作を心掛けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
55,000円
おすすめスコア
処理性能
処理性能(極めたい人向け)
写真撮影のきれいさ
動画撮影のきれいさ
バッテリーの持ち
充電の速さ
AI機能の豊富さ
画面性能
熱のこもりにくさ
便利機能の豊富さ
取り扱い事業者 | ドコモ、au、ソフトバンク、ワイモバイル、SIMフリー、J:COMモバイル |
---|---|
価格帯 | ミドルレンジ |
良い
気になる
Google Pixel 8aは、価格も性能も妥協したくない人におすすめ。公式サイトの価格は税込72,600円(※執筆時点)と、上位モデルのPixel 8・8 Proより約4~8万安価ながら、SoCには同じTensor G3を搭載しています。実測したところベンチマークスコアは87万点を記録し、3Dゲームも楽しめる性能でした。負荷をかけた際の本体温度は38.3℃にとどまったため、発熱が気になりにくく、快適に使えるでしょう。
カメラ性能は比較した10万円以上のハイエンドモデルと遜色がありません。自然な発色かつ高い解像感の写真が撮れました。夜景の写真は明暗差がくっきりし、ノイズもうまく処理。インカメラで撮影した自撮りは肌つやがよく、健康的に写りました。動画の手ブレ補正も強力で、実際に視聴したモニターからは「見やすい」と好評です。
バッテリー性能は高く、残量を気にせず1日中使えます。充電が100%の状態で画面を点灯し続けると、約15時間59分後に20%になりました。口コミに反して充電スピードも速く、30分で平均40%充電できます。有機ELディスプレイを採用し、画面の見やすさも申し分ありません。明るく解像感にも優れ、なめらかに動きました。
Pixel 8・8 Proと同じAI機能を搭載しているのも魅力です。消しゴムマジックをはじめ、ベストテイク・かこって検索・リアルタイム通訳などを使用できます。一時的な水没に耐えられるIP67の防水性能を備えており、おサイフケータイ・デュアルSIMにも対応。7年間のOSアップデート保証があり、長く使えます。
総合的に見ても完成度の高い1台なので、コスパのよさを重視する人にはぴったりです。しかし動画の画質はPixel 8・8 Proには一歩及ばず、くすんだ発色でした。ポートレートのボケ感についてもモニターから不自然さが指摘されたため、本格的な写真・動画を撮影したい人は上位モデルも検討してみてくださいね!
実際にGoogle Pixel 8aと比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイのAndroidスマホと、各検証でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
Google Pixel 8aの動画の画質が気になる人は、ぜひこちらも検討してみてくださいね!
今回ご紹介するGoogle Pixel 8aは、Googleが2016年から販売するGoogle Pixelシリーズのうちの1つ。2023年10月に発売されたPixel 8・Pixel 8 Proの廉価版として、2024年5月に「AIスマホ」と銘打ち発売されました。チップにはGoogle Tensor G3を搭載し、従来のPixel 7シリーズにはなかったAI機能を新搭載しています。
写真の背景変更や被写体の移動を行える編集マジックに加えて、不要な写り込みを消去する消しゴムマジック機能を搭載。同じシーンを組み合わせて全員がよい表情の集合写真を作れるベストテイクや、動画内の自動車や風などの雑音を取り除く音声消しゴムマジックにも対応しています。
本体のサイズは高さ152.1×幅72.7×奥行8.9mm・重量は189g・画面サイズは6.1インチです。製品の全重量に対してリサイクル素材を24%使用しており、環境にも配慮されています。カラーはAloe(緑)・Bay(水色)・Obsidian(黒)・Porcelain(ベージュ)の4色展開です。
8がフラグシップモデル、8aは廉価モデル、8 Proはプロモデルの立ち位置です。しかし、8aもハイエンドモデルに匹敵するほどの性能といえます。
今回はGoogle Pixel 8aを含む、人気のAndroidスマホを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
人気のAndroidスマホを比較検証したところ、Google Pixel 8aには9つのよい点がありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。
スマホの処理を行うSoCは、上位モデルのPixel 8・8 Proと同じTensor G3を搭載しています。Pixel 8の100万・8 Proの104万には一歩及びませんでしたが、約4~8万円の価格差があることを考慮すると、十分に高性能といえます。
SoCはグーグルが独自に開発したTensorを採用しており、これがコスパにつながっているといえるでしょう。
日常使いには十分なカメラ性能を備えており、思い出をきれいに残したい人におすすめです。モニター10名が7種類の写真をチェックしたところ、自然な発色と高い解像感が好評でした。ややのっぺり感を指摘したモニターもいましたが、おおむね違和感なく再現できています。
明暗差も自然です。「時間帯や明るさ問わず光と影のバランスがよく、自然かつきれいに写っている」「くっきりと明暗が分かれていて、遠くの窓の光の色まで見える」と好意的な意見が寄せられました。比較した上位モデルのPixel 8・8 Proほどではないものの、10万円以上するハイエンドモデルと比べても遜色ありません。
Pixelシリーズはカメラ自体の性能だけでなくAIの巧みな処理によって、よりきれいに感じる仕上がりの写真が撮れます。もはやAIカメラ端末ともいえるでしょう。
解像感も高く、細かい箇所まではっきりと見えました。ドーナツの輪郭もシャープに表現されており、立体感が際立っています。色味や質感を自然に映し出せるため、食べ物・植物・小物などを接写することが多い人も満足できるでしょう。
<発色・解像感についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
インカメラで撮影した自撮り写真は、写真を確認したモニター10名全員が肌の美しさに満足と回答しました。肌つやがよく、健康的に見えます。
比較したなかには肌が青白く写る商品もあったなか、自然な赤みに好印象を抱く人が多くいました。無加工でも顔色が悪く見えにくいため、気軽にセルフィーを楽しめるでしょう。
<スキントーン・肌の美しさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
夜景の写真では、きれいにノイズが処理されており高精度です。比較したなかには全体的にノイズやザラつきが見られる商品もあるなか、パッと見ではわかりません。「明暗のバランスがよく、夜景がとてもきれい」「遠くもなめらかに見え、ノイズが気になるところはない」という意見があがりました。
<ノイズの少なさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
<ズーム時のきれいさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
<手ブレ補正についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
動きのなめらかさを示すリフレッシュレートは最大120Hz。比較した前モデルのPixel 7aの最大90Hzから向上しました。映像はなめらかで、スクロールしている最中でも文字があまりぼやけません。最大輝度も2000ニトと高いため、屋外などの明るい場所でも画面を見やすいでしょう。
比較したミドルレンジモデルでは珍しく、AI機能が充実しています。消しゴムマジックを搭載しており、写真に写った余分なものの削除が可能です。
編集マジックを搭載しているため、消しゴムマジックで消した部分の色と明るさを変化させ、背景に自然と溶け込ませられます。ほかにも編集マジックでは、背景を変えたり被写体を移動させたりと、斬新な写真を作れるのが魅力です。
前モデルのPixel 7aでは非搭載だったベストテイクにも対応。複数名で撮影した同じシーンの写真を合成し、全員の写りがよい写真を作れます。動画内の雑音を除去する音声消しゴムマジックも搭載しているため、写真や動画を思いどおりに仕上げられますよ。
かこって検索は、今までできなかったような検索体験がアプリの切り替えなしで行える点が画期的です。画像検索自体のサービスは元々ありましたが、画像を切り取ってアップデートするという工数がかかるため実用的ではありませんでした。
気になったアイテムを簡単に特定できるため、Instagramなど写真メインのSNSチェックが楽しくなるでしょう。
画面内指紋認証と顔認証の併用も可能です。OSアップデート保証期間は、比較した半数以上の商品が5年以下だったなか7年間と長めなので、長く使えるでしょう。SIMカードとeSIMによるデュアルSIMに対応しており、海外と国内でSIMの使い分けもできますよ。
解像度も全体として悪くはありませんが、多少粗さが気になるというモニターもいました。「建物の輪郭が曖昧」「暗い部分は全体的にぼんやりとしている」といったコメントがあがっています。
<動画の発色・解像感についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
明暗差のバランスはおおむね取れていましたが、明るさのほうが強い印象です。光が白飛びしている箇所などが、ところどころ見受けられました。モニターからは「光が少しボヤけて飛んでいた」「街灯が白飛びしていて見づらい」という意見が出ています。動画の写りにこだわる人には向かないでしょう。
<動画の明暗差についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
モニターからは「背景と被写体の境目に違和感がある」「ボケ感との境目の処理が甘い」など、不自然さを指摘する声が多数あがりました。ボケ感の処理があまり上手ではないため、ポートレート撮影時のクオリティを重視する人にはやや不向きです。
<ボケ感についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
取り扱い事業者 | ドコモ、au、ソフトバンク、ワイモバイル、SIMフリー、J:COMモバイル |
---|---|
価格帯 | ミドルレンジ |
良い
気になる
OS | Android |
---|---|
SoC | Google Tensor G3 |
充電端子 | Type-C |
画面解像度 | 2400×1080 |
最大画面リフレッシュレート | 120Hz |
ディスプレイ種類 | 有機EL |
5G対応 | |
メインカメラ(広角)画素数 | 6400万画素 |
超広角カメラ画素数 | 1300万画素 |
望遠カメラ画素数 | |
インカメラ画素数 | 1300万画素 |
最大ビデオ撮影解像度 | 4K |
セキュリティ認証 | 顔認証、画面内指紋認証 |
ワイヤレス充電対応 | |
急速充電対応 | |
ワンセグ・フルセグ対応 | |
イヤホンジャック対応 | |
スピーカー | ステレオ |
SDカード対応 | |
eSIM対応 | |
デュアルSIM対応 | |
デュアルSIMの種類 | SIMカードとeSIM利用 |
ベンチマークスコア | 約87万点 |
ストレステスト後の本体温度 | 38.3℃ |
かこって検索対応 | |
翻訳通話対応 | |
対面翻訳対応 | |
翻訳表示対応 | |
被写体削除加工対応 | |
傾き補正生成対応 | |
文字起こし対応 | |
ボイスレコーダー要約対応 | |
幅 | 7.27cm |
高さ | 15.21cm |
厚さ | 0.89cm |
本体重量 | 189g |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
54,500円
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販売価格:55,000円
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60,110円
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(604件)
60,500円
(+6,000円)
販売価格:60,500円
ポイント:0円相当
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(779件)
66,980円
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販売価格:66,980円
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Google Pixel 8 Proは比較したハイエンドのなかでも、カメラ性能に秀でた1台です。写真はもちろん、動画でも自然な発色とクリアな映りが楽しめました。手ブレ補正もしっかり効き、なめらかな映像を撮影できます。思い出の写真や映像を鮮明に記録したい人にぴったりです。
処理性能も高く、ベンチマークスコアは104万点を記録しています。重くなりやすい本格的な3Dゲームもカクつきにくく、サクサク遊べるでしょう。かこって検索やベストテイクなど話題のAI機能もひと通り使用できます。
Google Pixel 8aは、公式サイトからSIMフリーモデルを購入できます。値段は執筆時点で、税込72,600円です。対象商品を下取りに出すことで、割引価格で購入できますよ。
ドコモ・au・ソフトバンクなど大手キャリアショップからも購入可能です。料金プランを変更したり、他社から乗り換え(MNP)たりすると、よりお得に購入できる場合があります。購入を検討している人は、各ショップのサイトで料金シミュレーションしてみてくださいね。
そのほかの取扱店舗は、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどのECサイトです。新品だけでなく中古品の場合もあるため、よく確認してから購入するようにしましょう。なお、対応バンドは以下のとおりです。楽天モバイルのSIMでも使用できます。
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