リクライニング機能つきのジュニアシート、マキシコシ ロディフィックスプロ アイサイズ。インターネット上では「設置がスムーズ」と評判ですが、「ベルトの着脱にコツがいる」という口コミもあり、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、マキシコシ ロディフィックスプロ アイサイズを含むジュニアシート全31商品を実際に使って、安全機能の充実度・取り付けやすさ・乗せおろしやすさ・機能性・熱のこもりにくさ・手入れのしやすさを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
フィットネス・マタニティ商材を担当。現役でパーソナルトレーナー活動をしつつ、2歳児のママとしても奮闘中。前職では大手フィットネスクラブで健康に関わるさまざまな業務に携わってきた。現在はマイベストにて、アスリートやパーソナルジムトレーナーとして培ってきた知見を活かし、プロテインやマッサージガンなどをはじめとしたフィットネス商材を300商品以上比較検証。また、搾乳器などのマタニティ商材も担当し、実際の育児経験を活かし、ママ目線でのコンテンツを届けている。全米ヨガアライアンスRYT200の資格を保持し、第20回ジャパンクラシックパワーリフティング選手権大会63kg級優勝・2016年世界クラシックパワーリフティング選手権大会女子63kg級16位の実績も持つ。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
マキシコシ ロディフィックスプロ アイサイズは、ジュニアシートを探すすべての人におすすめです。3段階のリクライニング機能があり、車側のリクライニングとあわせると最大22度まで調整可能。肩幅は2段階・ヘッドレストの高さも10段階と、成長に応じて変えられます。比較したほかの商品には調節できないものがあったなか、快適な空間を用意できるでしょう。
安全機能の充実度も申し分ありません。安全基準は最新のR129に適合。比較した従来の安全基準R44のみに適合する商品よりも、多方面からの衝撃に備えられる設計です。頭部の衝撃をブロックするエアプロテクトや、衝撃を吸収する構造体のG-CELL2.0といった独自の安全技術も導入されていました。
金具を差し込むだけで取り付けられる「ISOFIX(アイソフィックス)」を採用しているのも注目ポイント。「設置がスムーズ」という評判どおり軽い力で装着できたため、車間の移動も容易でしょう。グラつきなくしっかり固定できた点も、評価を上げています。
人形を使って乗せおろしやすさを確かめたところ、座面が広く低重心のため、大きな人形でも楽に乗せられました。「ベルトの着脱にコツがいる」という口コミに反し、ベルト部分の構造もシンプル。ベルトの位置はヘッドレストの高さにあわせて変動するので、調節の手間が少ないのも利点でしょう。
通気性も上々です。メッシュシートと本体に設けられた特殊パネルにより、シートの温度が上がりにくいよう工夫。実際に電気あんかを10分置いたところ、温度は14℃ほどしか上がりませんでした。比較したなかには20℃以上も上がったものがあったため、熱がこもりにくいといえます。
シートの縫い目が浅く汚れが溜まりにくいうえ、シートカバーは外して洗濯機洗いが可能。手軽に手入れできるので、食べこぼしにもすぐに対応できますよ。すべての項目で高評価を得たアイテムを、ぜひ検討してみてください。
マキシコシは、育児用品の先進国オランダで1968年に誕生したチャイルドシートブランド。最新の安全基準であるR129をクリアしたモデルを世界ではじめて商品化したメーカーとして、各国から高い評価を受けています。
今回ご紹介するロディフィックスプロ アイサイズは、子どもの安全と健やかな成長を第一に考えて開発された商品です。
本体サイズは幅440×奥行360×高さ525~725mmで、身長は100~150cmが対象です。ロングドライブも快適なチャイルドシートを謳っており、座面のリクライニング機能を搭載。頭部外傷リスクを最大20%まで軽減する、特許技術「エアプロテクト」も施されています。
カラーは、オーセンティックグレー・オーセンティックブラックの2種類。どちらもシンプルかつスタイリッシュなデザインで、車種を問わず馴染むでしょう。
なお、公式サイトでは車種適合表を公開しています。自家用車に載せられるか購入前にチェックしてみてくださいね。
6歳未満の子どもを車に乗せるときは、チャイルドシートの使用が法律で義務づけられています(参照:警察庁)。下記のように年齢ごとに大きく種類が分かれるので、成長に合わせたシートを選んでください。
<種類と使用期間の目安>
車のシートベルトは大人用に設計されており、140cm以下の子どもには身長が足りず、正しく装着できないので注意が必要。子ども用シートを卒業するタイミングは年齢ではなく、身長で判断するようにしましょう。
今回は、マキシコシ ロディフィックスプロ アイサイズを含むジュニアシート全31商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、安全機能の充実度の検証です。各商品の安全基準・独自の安全機能の有無などを基準に評価しました。
リサーチの結果、最新の安全基準であるR129をクリアしており高評価を獲得。比較したほかの商品には、従来の安全基準であるR44のみに適用し、車体側面からの衝撃に備えていないものもありました。対して本品は、多方面からの衝突を考えて設計されているのがメリットです。
ヘッドレストには頭部を守るエアプロテクトを搭載し、本体側面には衝撃吸収構造体のG-CELL2.0を使用しています。いずれもマキシコシが特許を取得した独自技術で、安全性のこだわりが感じられました。
続いて、取り付けやすさの検証です。
実際にミニバン・軽自動車に取り付けて、複雑で難しい工程はないか・固定時に力が必要かなどを基準にチェックしました。
金具に差し込むだけで固定できるISOFIXを搭載しており、取り付けやすさも申し分ありません。「設置がスムーズ」との口コミがあったように、設置時に複雑な工程はなく、軽い力でカチッとはまりました。
比較した商品のなかにはシートベルトを本体に通して固定するものもありましたが、通す位置や締めつけが難しくスムーズな装着とはいいがたい結果に。対して本商品は手軽に装着でき、力に自信がない人にもおすすめできます。
適切に取り付けられたかを確認できるインジケーターがついているのもうれしいポイント。正しく装着されているかをしっかり把握できるので、車の走行中に外れてしまう心配も少ないでしょう。
グラつきなく固定できるのも利点です。比較したなかでも、本商品のようにISOFIXを採用しているものほど安定感が高い傾向がありました。
比較したほかの商品には10kg以上のものがあったなか、重量は5.9kgとまずまず軽め。車への持ち運び時の負担も、それほど気にならないといえます。
次に、乗せおろしやすさの検証です。
各商品をミニバン・軽自動車に取り付けて、1歳児・3歳児・7~8歳児と同程度の人形をセットします。座らせやすさやベルト装着に対する満足度を評価しました。
座面が広く重心が低いため、体格がよい人形でも楽に乗せられました。シートに高さがないぶん、見た目の圧迫感がないのも利点です。ただシートのサイドがやや盛り上がっているので、身長が低い人が乗せおろしする際は少し大変かもしれません。
比較したなかでも、本商品のように座面が広くて低床設計のものほど、座らせやすい傾向がありました。ドライブ前の準備をスムーズにしたい人は、座面の大きさや高さにも着目しましょう。
シンプルな構造で、ベルトの装着しやすさも申し分なし。「ベルトの着脱にコツがいる」との口コミがありましたが、車のシートベルトを通す位置がわかりやすく、楽に装着できました。
ヘッドレストの高さに連動してベルトの位置が変わるので、長さの調整も簡単。比較した商品には一度本体から抜いて調節しなければならないものがあったことを考えると、使い勝手のよさがうかがえます。
続いて、機能性・熱のこもりにくさの検証です。
各商品のリクライニング機能の有無やサンシェードの有無などをチェック。さらに、温めた電気あんかをシートの上に10分間設置し、設置前の温度と比較して熱のこもりにくさを評価しました。
調べた結果、充実した機能性で高評価を獲得。詳細は以下のとおりです。
目を惹いたのは、最大16度まで倒せる3段階のマルチリクライニング機能。車側のリクライニングと合わせると最大22度まで倒せるので、お昼寝時やゆったり座りたいときに重宝するでしょう。
子どもの成長に合わせて使える調整機能も豊富です。肩幅は2段階・ヘッドレストは10段階で調整可能。12歳頃まで快適な空間を用意してあげられるのがうれしいですね。なお、比較したほかの商品と同様に、サンシェードはついていませんでした。
電気あんかをシート上に置いた10分後、温度は14.4℃上がりました。比較したほかの商品には20℃以上アップしたものがあったことを思うと、熱はこもりにくいといえます。
シートにはメッシュ素材が使われているうえ、本体側面と背面に設けられたクリマフローパネルが通気性を底上げ。ムレを防ぎ、快適な座り心地を維持できるでしょう。
最後に、手入れのしやすさの検証です。実際に各商品の手入れを行い、カバー類の着脱に複雑な工程はないか・汚れがたまりやすい隙間はないかなどを基準に評価しました。
メーカーが推奨するのは手洗いですが、洗濯機洗いも可能。カバーの着脱はヘッド部分とボディ部分を順番に外していくだけなので簡単です。比較したなかには手入れ時にベルトを抜き差ししなくてはならないものがあったことを思うと、手間に感じません。
座面にはメッシュの箇所と縫い目がありますが、浅いので食べかすなども詰まりにくいといえます。衛生面にもこだわりがある人でも、満足できる構造でしょう。
ジュニアシートを設置するときは、後部座席を選びましょう。子どもの骨は未発達なので、事故時に飛び出したエアバッグの圧迫が原因でケガをする可能性があります。
どうしても助手席にしか置けない場合は、エアバッグの機能を停止させ、助手席を限界まで後ろに下げましょう。
定期的な取り付けの点検と、子どもの体にベルトやヘッドレストが合っているかのチェックも大切。細やかな確認を怠らず、子どもの安全を守ってくださいね。
最後に、各検証項目で高評価を獲得したほかの商品をご紹介します。
サイベックス T i-FIXは、独自の安全機能「リニア・サイドインパクト・プロテクション」を搭載。側面からの衝撃を分散する設計で、子どもを守ります。本体フレームの背面と座面に通気孔があり、夏場でもムレにくいのが魅力。安全性はもちろん、車内での過ごしやすさを重視する人におすすめです。
マキシコシ タイタンプロアイサイズは、15か月~12歳頃までと長い期間使えます。肩ベルトと股バックルは、マグネット式のオープンハーネスと自立式の股バックルを採用。お尻の下敷きにならないので、乗せおろしがスムーズですよ。ロングユースタイプをお探しなら、候補に入れてほしい一品です。
安全基準 | R129 |
---|---|
取付方法 | ISOFIX |
タイプ | ジュニアシート |
洗濯機対応 |
良い
気になる
月齢下限 | 3歳半頃 |
---|---|
月齢上限 | 144か月(12歳)ごろ |
身長下限 | 100cm |
身長上限 | 150cm |
体重上限 | 50kg |
幅 | 50.5cm |
奥行 | 39cm |
高さ | 62.5cm |
重量 | 7.2kg |
ドリンクホルダー付き | |
背もたれ取り外し可能 | |
サポートレッグ付き |
サイベックス ソリューション T i-FIXをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
新生児対応 | |
---|---|
月齢下限 | 15か月 |
月齢上限 | 12歳 |
身長下限 | 76cm |
身長上限 | 150cm |
体重下限 | 不明 |
体重上限 | 不明 |
耐荷重 | 不明 |
幅 | 46cm |
奥行 | 53.5cm |
高さ | 64~76cm |
重量 | 12.5kg |
シートカバーの着脱方法 | 不明 |
安全基準 | R129 |
取付方法 | ISOFIX、シートベルト |
タイプ | チャイルド&ジュニアシート |
サンシェード付き | |
トラベルシステム対応 | 不明 |
ドリンクホルダー付き | |
リクライニング可能 | |
高さ調整 | |
洗濯機対応 | |
背もたれ取り外し可能 | |
ロングユース | |
回転式 | |
ベッド型 | |
コンパクトタイプ | |
折りたたみ可能 | |
サポートレッグ付き | |
4歳頃まで後ろ向き乗車可能 | 不明 |
全面がメッシュ生地 | 不明 |
その他機能 | チャイルドモード:マグネット式オープンハーネス、5点式ハーネス、4段階リクライニング、ヘッドレスト・肩ベルト調節/ジュニアモード:3点式シートベルト、ヘッドレスト調節 |
マキシコシ タイタンプロアイサイズをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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