10年以上のロングユースが可能なジュニアシート、マキシコシ タイタンプロアイサイズ。インターネット上の口コミでは、「ホールド感が強く、しっかり子どもを守ってくれそう」と評判です。しかし、実際の使い勝手が気になって購入に踏み切れない人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、マキシコシ タイタンプロアイサイズを含むジュニアシート全31商品を実際に使ってみて、安全機能の充実度・取り付けやすさ・乗せおろしやすさ・機能性・熱のこもりにくさ・手入れのしやすさを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
フィットネス・マタニティ商材を担当。現役でパーソナルトレーナー活動をしつつ、2歳児のママとしても奮闘中。前職では大手フィットネスクラブで健康に関わるさまざまな業務に携わってきた。現在はマイベストにて、アスリートやパーソナルジムトレーナーとして培ってきた知見を活かし、プロテインやマッサージガンなどをはじめとしたフィットネス商材を300商品以上比較検証。また、搾乳器などのマタニティ商材も担当し、実際の育児経験を活かし、ママ目線でのコンテンツを届けている。全米ヨガアライアンスRYT200の資格を保持し、第20回ジャパンクラシックパワーリフティング選手権大会63kg級優勝・2016年世界クラシックパワーリフティング選手権大会女子63kg級16位の実績も持つ。
すべての検証は
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目次
マキシコシ タイタンプロアイサイズは、安全性・使い勝手を両立し、できるだけ長く使えるものがほしい人におすすめです。4段階のリクライニングや15段階のヘッドレストなど充実の調整機能により、15か月~12歳頃まで長期間の使用が可能。比較したほかの商品には調整できないものがあったなか、子どもの成長に合わせて長く使える設計が目を惹きました。
比較したなかには前後からの衝突にのみ対応するものがありましたが、側面からの衝突事故にも対処できる最新の安全基準R129に適合。両サイドには3Dハニカム構造の衝撃吸収機能「G-CELL2.0」が、ヘッドレストには頭を外傷から守る「AirProtect」などが装備されていました。
車への取り付けは、カチッとはめるだけで簡単に装着できるISOFIX(アイソフィックス)固定とトップテザーを採用。取り付けミスのリスクを下げるインジケーターがあるのもうれしいポイントです。軽い力で設置できるので、力に自信がない人にもおすすめできます。
子どもの乗せおろしやすさも高評価。実際に人形を乗せたところ、肩ベルトがマグネット式のオープンハーネス、股バックルは自立式だった点がメリットに感じました。ベルトが背中やお尻の下敷きになりにくく、サッとシートに乗せられますよ。ハーネスは5点式のため、「ホールド感が強い」との口コミにも頷けます。
本体のベルトは真ん中に重ねて差し込むだけと楽ちん。左右には目にとまりやすいグリーンガイドがあるので、子どもがシートベルトをはめる際もスムーズでしょう。比較したなかにはカバーを手洗いする必要があるものがあったのに対し、洗濯機で丸洗いできる点も魅力です。
独自技術「CLIMAFLOW」により通気性も高く、電気あんかを置いて10分放置しても温度上昇を13.6℃に抑えました。比較したほかの商品には20℃以上アップしたものがあったことを思うと、ムレにくいといえます。ロングユースタイプを検討しているなら、ぜひチェックしてみてくださいね。
マキシコシ タイタンプロアイサイズは、独自の先進技術を駆使して安全性に配慮したジュニアシート。あらゆる衝撃から子どもを守ると謳っています。
最新安全基準に適合した設計に、独自の安全技術をプラス。頭部はもちろん多方面から子どもを保護するため、特許取得の「AirProtect®サイドインパクトプロテクション」と、3D衝撃吸収機能を搭載しています。
販売しているのは、オランダのチャイルドシートブランドのマキシコシ。安全性能だけでなく、独創的なコンセプト・デザインにも定評があります。
本体サイズは、幅46×奥行53.5×高さ64~76cm。5点式ハーネスから車のシートベルト固定に移行する際、使わなくなったハーネスを背面に収納できるのもうれしいポイントです。
カラーは、オーセンティックグレイ・オーセンティックブラックの2種類です。どちらもシンプルながらスタイリッシュなデザインで、どんな車にもなじみやすいでしょう。なお検証では、オーセンティックグレイを使用しました。
マキシコシでは、取り付け方や子どもの乗せおろし方法を動画で解説しています。ほかにも、子どもの各年齢に合わせた乗せ方・取り外し方法なども詳しく説明されていますよ。気になる人は、公式サイトから確認してみてください。
大きく分けると、ベビー・チャイルド・ジュニア用と3種類あるチャイルドシート。6歳未満の子どもを車に乗せるときは、いずれかを使うことが法律で義務付けられています(参照:警察庁)。下記のように対応年齢が分かれており、体の成長に合わせてステップアップが必要です。
<種類と使用期間の目安>
身長が足りない子どもは、大人用に設計された車のシートベルトを正しく装着できません。そのため、身長140cmまではジュニアシートの使用を推奨します。
今回は、マキシコシ タイタンプロアイサイズを含むジュニアシート全31商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
最初は、安全機能の充実度の検証です。最新の安全基準に適合しているか・後ろ向きで使用できるか・独自の安全機能の有無などを確認しました。
リサーチの結果、安全基準は最新のR129に適合。従来のR44(ECER44/04)基準からさらに、耐久性や体への負荷といった4項目が追加されています。比較したほかの商品には前後の衝突にのみ対応のものもあったなか、側面からの衝突にもしっかり対処できますよ。
独自の安全技術で子どもの安全を守るとの謳い文句どおり、特許技術を駆使。本体の両サイドには3Dハニカム構造の衝撃吸収機能「G-CELL2.0」を備え、ヘッドレストには頭部を外傷から守る「AirProtect®」を搭載しています。比較したほかの商品と同様に後ろ向きでは使えませんが、安全性への配慮は申し分ないでしょう。
次は、取り付けやすさの検証です。各商品を人気のミニバン・軽自動車に取り付け、工程・軽さ・グラつきの有無などを確認しました。検証条件は以下のとおりです。
<検証条件>
本体のコネクタと金具をはめる作業は、カチッと押し込むだけと楽でした。比較した商品にはかなり力を要するものがあったことをふまえると、スムーズに準備を済ませられるといえます。
重量は、比較したなかには3kg台の商品もあったなか、12.5kgと重めです。車内に運ぶまではやや大変ですが、どっしり固定されグラつきにくいのは利点でしょう。
インジケーターのおかげで取り付けミスが起きにくいのもうれしいポイント。しっかりはまれば、赤色から緑色に変わります。はじめての人でも扱いやすいですよ。
続いて、乗せおろしやすさの検証です。
各商品をミニバン・軽自動車のシートに装着。1歳・3歳・7~8歳児を想定した人形(関節部分可動)を乗せてみて、座らせやすさやベルト装着のしやすさなどを確認しました。
<検証条件>
肩ベルトにはマグネット式のオープンハーネスを、股バックルには自立式を採用。背中やお尻の下敷きになりにくく、乗せおろしの際に手間取ることがありません。
本体のベルトは真ん中に重ねて差し込むだけで、締め具合の調整も簡単。シートベルトをガイド位置に入れ込むのはやや手間ですが、子どもでも見つけやすいよう視認性のよいグリーンガイドが採用されていました。
比較したほかの商品にはシートベルトを通すのに手こずったものがあったのに対し、外出前にバタつきにくいといえます。
続いて、機能性・熱のこもりにくさの検証です。
使用期間やリクライニングの有無などから機能性をチェック。熱のこもりにくさは、背中とおしりが接する部分にあたためた電気あんかを置き、設置前と設置10分後の温度を計測。上昇値が低いほど高評価としました。
ヘッドレストの位置を自由に調整できるので、15か月~12歳頃と長く使えるのが魅力。加えてベルトがマグネット式のため、乗せおろしもスムーズですよ。比較したなかには目ぼしい機能がない商品もあったのに対し、機能はかなり充実していました。
電気あんかを置いて10分後、シートの温度は13.6℃上昇。比較した商品には20℃以上も温度が上がるものがあったなか、温度上昇をしっかり抑えられていました。
優れた通気性を発揮すると謳う、独自技術「CLIMAFLOW」が功を奏したといえるでしょう。暑さによる不快感を軽減できるのがうれしいですね。
最後は、手入れのしやすさの検証です。説明書を参照して実際に手入れし、手間に感じる工程がないか確認しました。
手入れの手順は、ヘッド・ボディ部分に分かれたカバーを外してから肩ベルトパッドを外すという流れ。やや工数が多く、着脱には手間がかかる印象を受けました。
とはいえ、比較したほかの商品には手洗いのみ可のものがあったなか、洗濯機で洗えるのはメリット。汗や食べこぼしといった避けられない汚れも、手間をかけずに落とせるでしょう。座面の溝が浅いので、お菓子の食べこぼしが詰まりにくいのもよい点です。
夏場のドライブには、マキシコシ・サマーカバー タイタンプロを使ってみてはいかがでしょう。吸湿性の高いテリーコットン生地が、涼しさをキープする設計です。ハーネスを外す必要がなく、着脱も楽ちんですよ。
ジュニアシートは後部座席に取り付けてください。骨格が未発達の子どもに対してエアバッグは危険を及ぼす可能性があるためです。やむを得ず助手席につける場合は、エアバッグ機能を停止させ、シートを最大限後ろに下げましょう。
加えて、定期的な取り付けの点検や、子どもの成長に合わせたフィッティングを行うことも重要。シートが適正な位置にあるか確認し、安全を守ってくださいね。
最後に、使い心地をアップする機能を備えた商品をご紹介します。
マキシコシ ロディフィックスプロ アイサイズは、充実したリクライニング機能が魅力です。調節幅の大きい3段階のリクライニング機能を搭載。車側のリクライニングを併用すれば、さらに角度を倒せます。肩幅の広さも調整できるため、子どもが成長してからも広々した空間を確保できますよ。
子どもが暑がりなら、サイベックス ソリューションT i-FIXをチェック。シートに同ブランド初のメッシュ素材を採用した一品です。本体フレームの背面と座面に通気孔もあり、熱を逃がす工夫が詰まっています。カバー類は着脱しやすく洗濯機で丸洗い可。座面が広いので、乗せおろしも楽ですよ。
新生児対応 | |
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月齢下限 | 3.5歳 |
月齢上限 | 12歳 |
身長下限 | 100cm |
身長上限 | 150cm |
体重下限 | 不明 |
体重上限 | 不明 |
耐荷重 | 不明 |
幅 | 44~51cm |
奥行 | 42cm |
高さ | 54.5~79cm |
重量 | 5.9kg |
取り付け方法 | ISOFIX、シートベルト |
シートカバーの着脱方法 | 不明 |
タイプ | ジュニアシート |
安全基準 | R129 |
トラベルシステム対応 | 不明 |
リクライニング可能 | |
高さ調節可能 | |
背もたれ取り外し可能 | |
回転式 | |
ベッド型 | |
サンシェード付き | |
ドリンクホルダー付き | |
サポートレッグ付き | |
折りたたみ可能 | |
全面がメッシュ生地 | 不明 |
4歳頃まで後ろ向き乗車可能 | 不明 |
洗濯機対応 | |
ロングユース | |
コンパクトタイプ | |
その他機能 | ヘッドレスト10段階調整、リクライニング3段階調整、バックレスト2段階調整 |
マキシコシ ロディフィックスプロ アイサイズをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
取り付け方法 | ISOFIX |
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タイプ | ジュニアシート |
安全基準 | R129 |
洗濯機対応 |
良い
気になる
月齢下限 | 3歳半頃 |
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月齢上限 | 144か月(12歳)ごろ |
身長下限 | 100cm |
身長上限 | 150cm |
体重上限 | 50kg |
幅 | 50.5cm |
奥行 | 39cm |
高さ | 62.5cm |
重量 | 7.2kg |
背もたれ取り外し可能 | |
ドリンクホルダー付き | |
サポートレッグ付き |
サイベックス ソリューション T i-FIXをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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