豊富なカラー展開が魅力的なチャイルドシート、ブリタックスレーマー DUALFIX i-SIZE v22。インターネット上では「安全性が期待できる」と評判ですが、なかには「座面がなめらかに回転しない」という口コミもあり、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
そこで今回はブリタックスレーマー DUALFIX i-SIZE v22を含むチャイルドシート全35商品を実際に使って、安全機能の充実度・取り付けやすさ・乗せおろしやすさ・機能性・熱のこもりにくさ・手入れのしやすさを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
フィットネス・マタニティ商材を担当。現役でパーソナルトレーナー活動をしつつ、2歳児のママとしても奮闘中。前職では大手フィットネスクラブで健康に関わるさまざまな業務に携わってきた。現在はマイベストにて、アスリートやパーソナルジムトレーナーとして培ってきた知見を活かし、プロテインやマッサージガンなどをはじめとしたフィットネス商材を300商品以上比較検証。また、搾乳器などのマタニティ商材も担当し、実際の育児経験を活かし、ママ目線でのコンテンツを届けている。全米ヨガアライアンスRYT200の資格を保持し、第20回ジャパンクラシックパワーリフティング選手権大会63kg級優勝・2016年世界クラシックパワーリフティング選手権大会女子63kg級16位の実績も持つ。
すべての検証は
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目次
ブリタックスレーマー DUALFIX i-SIZE v22は、子どもを事故時の衝撃からしっかり守りたい人におすすめです。比較したなかには前向き乗車のみに対応した商品も多くありましたが、本品は身長105cmまで後ろ向き乗車が可能。背中の広い面で衝撃を受け止めるので、口コミどおりの安全性が期待できます。
安全基準は最新のR129に適合。万が一の際に横からの衝撃を分散・軽減する独自技術「SICT」や、反動による首への負担を和らげるV字のヘッドレストも採用していました。独自の安全機能が充実しており、安全性へのこだわりが感じられます。
謳い文句どおり、乗せおろしも非常にスムーズ。新生児・1歳児・3歳児と同等の人形を乗せてみると、座面が広いうえに回転式のため、ドア側に向けて簡単に乗せおろしできました。口コミには「なめらかに回転しない」との声もありましたが、問題なく回転します。
リクライニングは前向き・後ろ向きそれぞれ6段階の調節が可能です。シートに電気あんかを10分置いた際の温度上昇率は、比較した全商品の平均値である16.19℃(※執筆時点)を下回る約15℃。熱がこもりにくく、夏場でも快適に過ごせそうです。
ミニバン・軽自動車ともにがっちりと固定でき、固定されたかどうかもひと目でわかりました。ただし、取り付けにコツがいるのに加え、固定に少々力も必要だったのが惜しいポイント。比較したなかにはまったく力を入れずに作業できた商品もあり、取り付けやすさはまずまずです。
また、手入れにやや手間がかかる点も気がかり。カバーは洗濯機で洗えるものの、着脱の工数がやや多く感じました。カラー展開が豊富でシートとのコーディネートを楽しめるのは魅力的ですが、こまめに洗濯をしたい人は、ほかの商品もチェックしてみてください。
ブリタックスレーマーとは、チャイルドシートやベビーカーを取り扱うドイツのメーカー。創業当時からから安全・品質へ強いこだわりを持ち続け、英国王室でも愛用されるほどの知名度を誇っています。
今回ご紹介する DUALFIX i-SIZE v22は、安全性と快適さを追求した商品。座面高20cmの低重心設計で、車種を選ばずにスムーズに乗せおろしできると謳う一品です。
新生児から4歳頃まで快適に過ごせるよう、人間工学に基づいて設計されたシートを採用。シートの側面やV字型のヘッドレストで、衝突事故の衝撃を分散・軽減できるよう工夫されていますよ。
サイズは幅44×奥行74×高さ48cm。コンパクト設計で、同ブランドのi-SIZEと表記のあるチャイルドシートであれば、後部座席に最大3台配置できます。
色は6種類あるので、好みや車の色にあったものを選べますよ。
<カラー>
チャイルドシートの着用義務は、6歳までと法律で定められいます。チャイルドシートを適正に使用した場合と比べて、未使用時の子どもの致死率は約5.3倍です。(参照:警視庁)
子どもの安全を考えて、月齢や体格に適したチャイルドシートを設置しましょう。乳児用~学童用まで大きく分けて3種類あるため、成長に合わせて選んでくださいね。
上記のほか、長期間使用できる兼用タイプもあります。なお、本商品はベビーシートとチャイルドシートの兼用タイプです。
今回はブリタックスレーマー DUALFIX i-SIZE v22を含む、チャイルドシート全35商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、安全機能の充実度の検証です。実際の商品を比較し、安全基準・後ろ向き使用可能期間の長さ・独自の安全機能の有無をチェックしました。
その結果、「安全性が期待できる」という口コミどおり、比較したなかでもトップレベルの評価を獲得。最新安全基準のR129に適合しており、前後からの衝撃はもちろん、ドア横からの衝突にも強いつくりです。
安全性の高い後ろ向き乗車も可能。比較したものには前向き乗車のみの商品や身長80cm前後までしか対応していない商品が多いなか、本品は身長105cm(4歳頃)までの後ろ向き乗車に対応しています。
さらに、独自の安全機能も充実。側面衝突時の衝撃を和らげる技術「SICT」を搭載し、子どもを守る工夫が見られました。
続いては、取り付けやすさの検証をしました。
すべての商品を人気のミニバン・軽自動車に取り付け、複雑な工程やぐらつき、隙間がないか・固定時に力が必要かなどをチェックしています。
しかし、コネクターのベルトの引き出し方がわかりづらいのは少々気がかり。加えて、コネクターを出す際と押し込んで固定する際には少し力が必要でした。比較したなかには軽い力で設置できたものもあり、取り付けには少しコツがいるといえます。
設置後のぐらつきもありません。比較した商品には大きくぐらつくものもあったなか、本品はミニバン・軽自動車どちらでもがっちりと固定できました。
惜しかったのは重量が14.5kgと重たい点。今回の比較では10kg以下の商品も多くあり、力に自身がない人だと手間取る場合がありそうです。
次は、乗せおろしやすさの検証です。
ミニバン・軽自動車にすべての商品を設置。新生児・1歳児・3歳児と同等の人形を実際に乗せ、座らせやすさ・ベルト装着のしやすさをチェックしました。
座らせやすさは、比較したなかでもトップレベル。座面がかなり広いうえに、回転式なのでドア側に方向を変えて簡単に乗せおろしできました。
比較したなかには、後ろ向きにするとシートベルトが妨げになってスムーズに乗せおろしできない商品も。本品であれば、座面の方向に関係なく座らせやすいでしょう。
口コミでは「なめらかに回転しない」との声もありましたが、実際に使ってみると回転も非常にスムーズでした。
ベルトの装着しやすさも高評価。2つの金具をあわせるだけで、簡単に固定できました。
比較したほかの商品にはベルトを引っ張る際に力が必要なものもありましたが、本品は力をいれずともスムーズに引っ張れます。調整ボタンの位置もわかりやすいので、手こずることなく調節できますよ。
続いては、機能性・熱のこもりにくさの検証です。子どもの快適に過ごせる機能の有無や、使用期間について評価しました。
また、同じ室内・空調のもとで、シート上に温めた電気あんかを10分間放置。電気あんかの設置前後の温度を測り、上昇値が低いものを高評価としました。
機能性は充実していました。詳細は以下のとおりです。
リクライニング機能は前向き・後ろ向きともに6段階の調節が可能。比較した商品には2段階でしか調整できないものもあるなか、子どもの好みや体格に合わせて細かく角度を変えられるのはうれしいポイントです。
独自のVシェイプヘッドレストは子どもの視界を妨げず、横から衝突されたときに首への負担を軽減するよう配慮されています。使用期間は身長105cmまでで、比較した新生児期から使えるほとんどの商品と同様、4歳頃まで対応する設計です。
一方、紫外線を防ぐサンシェードはついていません。真夏のお出かけ時は、後部座席にカーテンをつけるなどの工夫が必要でしょう。
熱のこもりにくさも特に問題ありません。電気あんかの使用前と使用後の温度差は15..55℃。比較した商品の平均温度差は16.19℃(※執筆時点)で、平均よりやや熱がこもりにくい結果となりました。
車内の空調を調節することで、ムレによる不快感はより軽減できるでしょう。長時間ドライブする際は適度に休憩をはさみ、熱を逃がしてあげるのも有効ですよ。
最後は、手入れのしやすさを検証しました。説明書をもとに手入れを行い、カバー類の着脱に複雑な工程がないか・汚れがたまりやすい隙間はないか・カバー類は洗濯機洗いが可能かをチェックします。
カバーは洗濯機で丸洗いできて便利。洗濯時はネットに入れて、脱水・乾燥機能は避けてください。
ただし、カバーの着脱にはひと手間かかりました。比較した商品にはパーツの数が少なく取り外しやすいものもありましたが、本品はフックやゴムループ、プレートなど取り外すものが多く、シートの着脱も少々力が必要です。
座面に深い溝はないものの、ベルト部分に隙間があるのも惜しいポイント。お菓子のゴミや食べかすが中に入りそうな点が気になりました。
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ブリタックスレーマー DUALFIX i-SIZE v22は、エアバギーの直営店や、公式オンラインストアにて購入可能。価格は税込88,000円(※執筆時点・公式サイト参照)です。対応車種はブリタックスレーマーの公式サイトで確認できますよ。
また、楽天市場やYahoo!ショッピングなどの大手ECサイトでも販売されています。サイトによって送料がかかる場合もあるので、購入の際は注意してくださいね。
チャイルドシート(幼児用補助装置)は後部座席に設置しましょう。目の届く助手席に取り付けたい人もいるかもしれませんが、事故に遭った際にエアバッグが作動し、子どもに強い衝撃を与えてしまい危険です。
取り付ける位置は、乗せおろしが安全にできる歩道側(左側)がおすすめ。ドライバーの座席の位置に影響がでないところもメリットしょう。
最後に、取り付けがよりスムーズにできるチャイルドシートをご紹介します。
マキシコシ ストーンは、軽い力でスムーズに設置できるのが魅力。ISOFIXコネクターが車の金具に差し込みやすく、隙間なくしっかりと固定できました。カバーの着脱も簡単なうえに洗濯機洗いもでき、お手入れも楽ちん。新生児用のクッションが赤ちゃんの未熟な体を包むので、退院時から使えますよ。
重さが気になるのであれば、コンビ ホワイトレーベル THE S plus ISOFIX エッグショック ZDがおすすめ。本体とベース部分を別々に取り付けられるので、力に自信のない人でも楽に取り付けられるでしょう。深いサンシェード付きで、日差しの強い日でも子どもが快適に過ごせる一品です。
新生児対応 | |
---|---|
取り付け方法 | ISOFIX |
安全基準 | R129 |
回転式 | |
4歳頃まで後ろ向き乗車可能 | |
洗濯機対応 |
良い
気になる
月齢下限 | 新生児 |
---|---|
月齢上限 | 48か月(4歳)ごろ |
身長下限 | 後向き使用:40cm/前向き使用:76cm |
身長上限 | 105cm |
体重上限 | 18kg |
幅 | 後ろ向き:42cm/前向き:42cm |
奥行 | 後ろ向き:72~74cm/前向き:64~67cm |
高さ | 前向き:67cm/後向き:46~58.5cm |
重量 | 14.7kg |
シートカバーの着脱方法 | 溝にはめ込む |
その他機能 | 側面衝突保護機能、オープンハーネス搭載 |
マキシコシ ストーンをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
新生児対応 | |
---|---|
月齢下限 | 新生児 |
月齢上限 | 4歳頃 |
身長下限 | 40cm |
身長上限 | 105cm |
体重下限 | 不明 |
体重上限 | 19kg |
耐荷重 | 19kg |
幅 | 後向き時:44cm/前向き時:44cm |
奥行 | 後向き時:68~81cm/前向き時:67cm |
高さ | 後向き時:63~74cm/前向き時:65~82.5cm |
重量 | 13.8kg |
取り付け方法 | ISOFIX |
シートカバーの着脱方法 | 溝にはめ込む |
タイプ | ベビー&チャイルドシート |
安全基準 | R129 |
トラベルシステム対応 | 不明 |
リクライニング可能 | |
高さ調節可能 | |
背もたれ取り外し可能 | |
回転式 | |
ベッド型 | |
サンシェード付き | |
ドリンクホルダー付き | |
サポートレッグ付き | |
折りたたみ可能 | |
全面がメッシュ生地 | |
4歳頃まで後ろ向き乗車可能 | |
洗濯機対応 | |
ロングユース | |
コンパクトタイプ | |
その他機能 | エアスルーシステム、エッグショック、セパレート構造 |
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