シートが360度回転して乗せやすいと評判の、ジョイー チャイルドシート アーク 360。インターネット上では「乗せおろしが楽」と評判ですが、「取りつけが大変」という口コミもあり、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、ジョイー チャイルドシート アーク 360を含むチャイルドシート全45商品を実際に使ってみて、安全機能の充実度・取りつけやすさ・乗せおろしやすさ・機能性・熱のこもりにくさ・手入れのしやすさを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
フィットネス・マタニティ商材を担当。現役でパーソナルトレーナー活動をしつつ、2歳児のママとしても奮闘中。前職では大手フィットネスクラブで健康に関わるさまざまな業務に携わってきた。現在はマイベストにて、アスリートやパーソナルジムトレーナーとして培ってきた知見を活かし、プロテインやマッサージガンなどをはじめとしたフィットネス商材を300商品以上比較検証。また、搾乳器などのマタニティ商材も担当し、実際の育児経験を活かし、ママ目線でのコンテンツを届けている。全米ヨガアライアンスRYT200の資格を保持し、第20回ジャパンクラシックパワーリフティング選手権大会63kg級優勝・2016年世界クラシックパワーリフティング選手権大会女子63kg級16位の実績も持つ。
すべての検証は
マイベストが行っています
ジョイー チャイルドシート アーク 360は、安全機能が充実している点が魅力です。従来型の安全基準R44に適合しているうえ、4歳頃まで後ろ向きで使えるのがメリット。固定方法は比較した過半数の商品と同様にISOFIXとサポートレッグを採用し、インジケーターの確認によって取りつけのミスを防ぎやすい構造になっています。「取りつけが大変」との口コミに反し、座席への設置も簡単です。
回転式なうえ、5段階でどの向きでもリクライニング調節ができるのもポイント。サンシェードやカップホルダーといったプラスαの機能はついていませんが、ヘッドレスト・肩パットも上下で動かせます。体の成長に合わせて座面を設定できるため、快適な座り心地を目指せるでしょう。
しかし、座面がやや高めで、比較した大半の商品と同様に乗せおろしに負担を感じやすいのはネック。ベルトを緩めるときにボタンの位置も見えずらく、「乗せおろしが楽」という口コミどおりとはいい難い結果です。シートカバーの取り外しは簡単だったたものの、洗濯機では洗えないため、手入れに時間がかかるのも気になりました。
シートに熱がこもりやすいのも気がかり。電気あんかを10分間シートに乗せると表面温度は19.55℃まで上り、比較した商品の平均値約16℃を上回りました(※執筆時点)。「通気性がよい」と謳っていますが、夏場の使用には注意が必要です。執筆時の値段は税込22,000円と比較したなかではお手頃。とはいえ、より使い勝手のよい商品をお探しなら、予算をアップしてほかの商品を検討してください。
価格は執筆時、公式オンラインショップ参照
ベビーカーやバウンサーなど、幅広いベビー用品を販売しているカトージ。チャイルドシートのラインナップも豊富で、幌つきやカゴ型など月齢に合わせたさまざまなタイプがそろっています。
今回ご紹介するのは、座席が360度回転するチャイルドシートです。メッシュシートとエアホールによって、通気性がよいと謳っています。
使える期間は、新生児期から体重が18kg以下の4歳頃まで。ベビーシートの時期を卒業しても、買い替える手間がかかりません。
体重が18kg以下であれば、後ろ向きで使えます。前向きで使うときは、体重が9kgを超えた1歳頃からを目安としてください。
カラーは、ブラック&ネイビー・ツートンブラックの2種類から選べます。購入後1年間は保証サービスがあるので、正しく使っていたにもかかわらず不具合が起きたときは問い合わせてみましょう。
公式サイトでの値段は、執筆時点では税込29,480円でした。
6歳未満の子どもを車に乗せるときは、チャイルドシートの使用が法律で義務付けられています。警察庁の調べによると、チャイルドシートを使っていない子どもが事故にあった場合の致死率は、正しく使っている子どもの約4.6倍。子どもの安全を最優先に考え、必ず使用しましょう。
月齢や体格に合わせて下記のように3種類のタイプがあるので、適切なものを購入してください。
今回は、ジョイー チャイルドシート アーク 360を含むチャイルドシート全45商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、安全機能の充実度の検証です。
商品をチェックして、安全基準・後ろ向き使用可能期間の長さ・独自の安全機能の有無を確認しました。
比較した過半数の商品と同様に、安全機能は充実。従来型の安全基準R44に適合しているのに加え、取りつけミスが起きにくいISOFIX固定の商品であることが評価を伸ばしました。
独自の安全機能は搭載していないものの、4歳頃まで後ろ向きでの使用ができるのもメリットです。ある程度体のつくりのバランスが整う年齢まで後ろ向きで座らせると、万が一事故にあった際に首や肩への負担を減らせます。積極的に後ろ向きで設置をしましょう。
次に、取りつけやすさと乗せおろしのしやすさの検証です。
誰でも簡単に取りつけができて、取りつけミスを防げる商品かどうかを確認。具体的には、取り付け方法・装着後の工程数・取り付けできたか確認可能なインジケーターの有無・重さをチェックしました。
また、無理のない姿勢で手間が少なく楽に乗せおろしができるかどうかを確認します。回転式かどうか・座面の高さ・どの向きでもリクライニング可能か・ハーネスの種類・ベルトを緩める際のボタンの位置をチェックしました。
取りつけは口コミに反し簡単です。固定方法にISOFIXとサポートレッグを採用しており、正しく設置しやすいのが特徴。取りつけミスを防ぐためのインジゲーターがついていて、取りつけができているかひと目で確認しやすい構造になってます。
比較したシートベルト固定のものは設置に時間がかかりましたが、本品は装着後の工程がボタンをプッシュし、押し込むだけと楽ちん。なかには本体の重さが13kg以上あるものも多かったのに対し、こちらは11.9kgと重すぎないのポイントです。
一方、口コミとは異なり、乗せおろしにの際にやや負担に感じやすい点はネック。回転式なうえどの向きでもリクライニングができ、正面から子ども抱えることができますが、座面が高い点が気になりました。
ベルトを緩めるときにボタンの位置も見えずらく、時間がないときはわずらわしさを感じる場合も。比較した商品で楽に乗せおろしできたのは全9品と少数で(※執筆時点)、こちらの評価も伸び悩みました。
続いて、機能性と熱のこもりにくさの検証です。
商品の使用期間やリクライニング機能を確認し、子どもが快適に過ごせて、使用期間も長い商品かどうかをチェック。さらに、チャイルドシートの上にあたためた電気あんかを10分間設置して、熱のこもりにくさを調査しました。設置前のチャイルドシートの表面温度と比べて温度上昇率が低いものほど高評価とています。
機能性はおおむね良好。リクライニングは5段階で調節でき、子どもの状態に応じて角度を変えられる点が好評でした。ヘッドレストを上げると肩パットも連動するため、体の成長に合わせて快適な座り心地と適正な位置に設定できるのがメリットです。
一方、比較した商品にはサンシェードやカップホルダーなどの便利な機能がついているものもあったのに対し、こちらはついていませんでした。
通気性は高評価に一歩届かず。電気あんかでシートを温めると、設置前に比べ表面温度は19.55℃まで上がりました。比較した商品の平均が約16℃だったことをふまえると、熱がこもりやすいといえます。
「通気性がよい」という謳い文句どおりとはいい難い結果です。夏場に使う場合は、子どもの体がムレていないかこまめにチェックしてあげましょう。
最後に、手入れのしやすさの検証です。
カバーの着脱が簡単で、丸々洗濯機で洗えるかを確認。カバー類の着脱に複雑な工程がないか・汚れがたまりやすい隙間はないか・カバー類は洗濯機洗い可能かをチェックしました。
パーツの数が少なく、シートカバーやヘッドレストカバーが簡単に外せます。ベルト・ボタン部分に溝がありますが、それ以外にお菓子が詰まりそうな隙間は見当たりませんでした。
一方で、カバー類は洗濯機洗いに対応しておらず評価が伸び悩みました。比較した過半数の商品が洗濯機で丸洗いできましたが、こちらは手洗いのみ。少々手入れに時間がかかる場合がありそうです。
最後に、より乗せおろしがスムーズだった商品を紹介します。
Cybexのシローナ Gi i-sizeは、リクライニングが5段階、ヘッドレストが12段階調節可能な商品です。最新の安全基準R129に適合しており、メッシュ生地のシートで熱のこもりにくさも申し分ありませんでした。回転レバーが本体の両側面についており、低床設計のため誰でも乗せおろしがしやすいでしょう。
マキシコシのストーンは、洗濯機でカバーを丸洗いできる商品です。手入れに時間をかけたくない人にも向いています。こちらも低床設計を採用しており、乗せおろしの際に高く持ち上げる動作が必要ない点がメリット。力の弱い人でも扱いやすいでしょう。シートは熱がこもりにくいため、夏場でも使いやすいですよ。
新生児対応 | |
---|---|
安全基準 | R129 |
取付方法 | ISOFIX |
洗濯機対応 | |
回転式 | |
4歳頃まで後ろ向き乗車可能 |
良い
気になる
月齢下限 | 新生児 |
---|---|
月齢上限 | 48か月(4歳)ごろ |
身長下限 | 40cm |
身長上限 | 105cm |
体重上限 | 20kg |
幅 | 44cm |
奥行 | 71cm |
高さ | 75cm |
重量 | 13kg |
シートカバーの着脱方法 | 溝にはめ込む |
その他機能 | リニア・サイドインパクト・プロテクション、 新生児用インレイ・シートインサート搭載 |
サイベックス シローナ Gi i-Sizeをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
新生児対応 | |
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安全基準 | R129 |
取付方法 | ISOFIX |
洗濯機対応 | |
回転式 | |
4歳頃まで後ろ向き乗車可能 |
良い
気になる
月齢下限 | 新生児 |
---|---|
月齢上限 | 48か月(4歳)ごろ |
身長下限 | 後向き使用:40cm/前向き使用:76cm |
身長上限 | 105cm |
体重上限 | 18kg |
幅 | 後ろ向き:42cm/前向き:42cm |
奥行 | 後ろ向き:72~74cm/前向き:64~67cm |
高さ | 後ろ向き:46~58.5cm/前向き:67cm |
重量 | 14.7kg |
シートカバーの着脱方法 | 溝にはめ込む |
その他機能 | 側面衝突保護機能、オープンハーネス搭載 |
マキシコシ ストーンをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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