ahamoは月30GB程度の利用を考えている人におすすめです。プラン改訂により、基本料金は月2,970円のまま据え置きで、月20GBから30GBにデータ容量がアップ。30GBの料金は比較したMNOのなかでは安めです。以前は20GBだと少し足りない人には割高でしたが、コストを抑えながらたっぷり使えるようになりました。大盛りオプション(月1,980円)をつければ、月4,950円で最大110GBまで使用可能。よくテザリングをする人でも、速度規制を気にせず使えるでしょう。また、1回5分以内なら追加料金なしで電話がかけられるため、美容院の予約や会社への連絡など、短い通話もしたい人にはうってつけです。ドコモと同じ回線を使うMNOであり、通信速度は申し分なし。時間帯によっては動画再生ができないほど速度が低下したMVNOも多いなか、2025年10月下旬の計測では昼休み時間帯に324.0Mbpsを記録しました。「昼の時間帯は通信速度が遅い」との口コミに反し、高画質の動画も快適に再生できるでしょう。地下や屋内での電波状況も良好でした。ただし、契約申込はオンライン限定。カスタマーサポートも原則オンラインのみです。専用オペレーターにチャットで相談もできますが、「チャットサービスがつながらない」という口コミも多く、対面でサポートを受けたい人には物足りない可能性があります。自分でオンライン手続きするのに抵抗がある人にはあまり向いていません。とはいえ、MNPワンストップ対応で他キャリアからの乗り換えは簡単です。比較した格安SIMの多くは初期費用として3,300〜3,850円かかるのに対し、ahamoは初期費用も無料。「携帯代を節約できる」との口コミどおり、費用を節約したい人にぴったりです。100GBの安さを重視するならpovo、30GBは少し超えるという人には日本通信SIMもアリですが、通信速度にも妥協したくない人はぜひahamoを検討してくださいね。<おすすめな人>頻繁にテザリングしても余裕のある格安SIMを探している人料金の安い格安SIMを探している人つながりやすさ・速さにも妥協できない人<おすすめできない人>オンラインでの手続きに不安がある人機種代金別途
エキサイトモバイルは、安く抑えられるメイン回線を検討している人におすすめです。料金プランは従量制・定額制の2種類で、データ容量3〜50GBから選べます。20GB以下プランの月額料金は、比較した全体平均よりリーズナブル。とくに従量制プランで3GBまでに抑えれば月690円と格安です。小容量プランを検討している人には、有力な候補となるでしょう。SIMを最大5枚まで追加して、データ容量をシェアできることも特徴。「3人で20GBを分け合っていますが、税込で2,000円ちょっとは安すぎ」との口コミもあるように、1人あたりの携帯料金を抑えられます。比較したなかで、データ容量を分け合える格安SIMはそれほど多くありませんでした。専用アプリ「エキモバでんわ」を使えば、通話料は11円/30秒。専用アプリの使用が条件とはいえ、比較したなかで通話料が安めです。3分かけ放題などのオプションも追加できるので、よく通話する人も使いやすいでしょう。一方で、混雑する時間帯は通信速度が遅くなりやすい点はネックといえます。ドコモ・auの回線を間借りするMVNOなので「通勤時間帯、昼間は遅く、重たい」との口コミどおり混雑する時間帯には通信速度が低下しがちです。2025年10月下旬に速度を測定したところ、昼休みの時間帯は平均で10Mbps未満でした。比較した格安SIMの平均速度や、高画質動画を再生できる目安25Mbpsを下回る結果です。MNPワンストップに非対応である点も惜しいポイント。乗り換え時にはMNP予約番号を発行する必要があります。乗り換えに手間がかかるサービスといえるでしょう。まとめると、小容量プランの安さは魅力ですが、通信速度の遅さ・乗り換えの手間が気がかり。小容量プランで料金を抑えつつ安定した通信速度も求めたい人は、povoやLINEMOなどより高評価だった格安SIMもチェックしてみてくださいね。<おすすめな人>メイン回線を安く抑えたい人<おすすめではない人>通信速度重視で選びたい人高画質動画・オンラインゲームなどを快適に楽しみたい人
LINEMOは、スマホ代を1,000円以内におさめられるメイン回線を探している人におすすめです。LINEMOベストプランは月3GBまで990円と、比較したMNOのなかでは安め。比較した格安SIM全体の月3GB使用時の平均値(1,412円)と比べても割安です。「月額料金を大幅に削減できた」という口コミのとおり、月3GBで足りる人には有力候補になるでしょう。通話料別。ソフトバンクと同じ回線を使うMNOで、通信速度・つながりやすさは優秀です。検証時、比較したMVNOの多くが昼休み時間帯に10Mbpsを下回るなか、353.4Mbpsと動画視聴もサクサクできるほどの高速を記録。また、「場所によってはつながりにくい」という口コミに反し、地下や屋内でも圏外になりにくいとわかりました。時間帯によって速度制御の場合あり。LINEのトーク・音声通話・ビデオ電話などがギガフリーである点も魅力のひとつ。メインの通信手段がLINEなら通信費の節約につながるでしょう。「繰り越しなしというのは少し物足りない」との口コミどおり、余ったデータ量の繰り越しは不可。しかし、上限を超えてもLINEなら速度制限なしで使えます。トークでの位置情報の共有・スタンプショップの利用、ニュース記事の閲覧など、一部LINEギガフリーの対象外があります。一方で、3GBを超えると料金が自動で倍以上になる点には注意が必要です。また、月30GB以上のプランがないため、大容量SIMを探している人にも不向き。月30GBを超える場合は追加でデータを購入できるものの、1GBあたり550円と高めでした。LINEMOはオンライン専用ブランドであるため、実店舗での取り扱いはありません。すべての手続きを自分でする必要があるため、ハードルが高いと感じる可能性も。とはいえ、eSIM・MNPワンストップ対応で乗り換え手続きは簡単。チャットでも相談できるので、通信品質とコストの両方を重視するなら、ぜひ検討してくださいね。<おすすめな人>通信費を節約したい人月3GBまでで収まっている人メインの通信手段がLINEの人<おすすめできない人>月によっては3GBを超える人30GB以上の大容量が必要な人実店舗で契約したい人
日本通信SIMは、とにかく料金を抑えたい人やサブ回線を探している人におすすめです。2024年9月30日より新プランが導入され、すべてのプランが比較したなかでトップクラスの安さに。月額は1GBプランで290円・3GBで730円。比較した他社の中央値のほとんどが1GB・3GBプランともに1,000円以上だったことを思うと、サブ回線用に料金を抑えたい場合にも適しているでしょう。以前のプランは月30GBまででしたが、改定により月50GBまで使えるようになりました。50GBプランでも月2,178円と安く、比較した各社の中央値(4,071円)に比べるとかなり低額料金といえます。リモートワークなどで、毎月大量にデータ通信をする人にはうれしい仕様です。MNPワンストップ制度に対応しているのも便利。比較した半数程度のサービスが未対応だったのに対し、乗り換え前のキャリアにMNP予約番号の発行を申請せずに乗り換えられます。北海道・千葉県・長野県の一部地域に店舗があるため、近くの人はスタッフのサポートを受けつつ契約可能です。東京駅構内や新宿駅の周辺の商業施設など21か所で電波強度を計測した結果、つながりやすさは問題ありませんでした。とはいえ、回線が混雑するお昼時の通信速度は、2025年10月の計測で高画質な動画を楽しめる目安の25Mbpsをやや下回る結果に。ドコモ回線を間借りするMVNOなので、時間帯によって速度が不安定になる可能性があります。データ量は1~50GBのなかからチョイスできるので、毎月少ししか使わない人・たっぷり使う人のどちらにもおすすめ。月に何ギガ使う人でも、通信費を抑えられますよ。とにかく安くスマホを使いたい人や、サブとしてドコモ回線を契約しておきたい人の有力候補となるでしょう。<おすすめの人>安くてたっぷり使える格安SIMを探している人サブ回線を検討している人<おすすめではない人>混雑する時間帯でも動画やゲームをサクサク楽しみたい人
UQモバイルは光回線と組み合わせて、お得に使いたい人におすすめです。特定の料金プランと対象サービスを契約すると自宅セット割が適用され、基本使用料から毎月最大1,100円も値引きされます。セット割の対象サービスは光回線やWi-Fiサービスなどさまざま。自宅で使っているWi-Fiが対象か、一度チェックしてみましょう。実店舗で契約できる点もうれしいポイント。オンライン専用ブランドは契約から開通手続きまで1人で行う必要があり、スマホ初心者にはハードルが高い印象です。その点、UQモバイルは全国のauショップで対面サポートを受けられるため、誰でもスムーズに乗り換えられるでしょう。通信速度の検証では、混雑しやすい昼休み時間帯も366.9Mbpsと高速でした。比較したなかには回線が混雑する時間帯に、サイトを見るのも難しいほど速度が落ちるものも。一方、UQモバイルは時間帯を問わず、高画質の動画をサクサク見られるほど速度が安定していました。地下や屋内での電波強度も申し分なし。東京駅・新宿駅の構内や周辺施設21か所でしっかりつながりました。auと同じ回線を使うMNOならではの実力を感じられ、通信速度・つながりやすさを評価する口コミどおりだといえます。ただし、セット割を適用しないとあまりお得とはいえません。「料金は若干高め」との口コミどおり、最も安い5GB利用時のプランでも月2,948円と割高です。実際に料金を比較したところ、使用するデータ量によっては、ほかの格安SIMで同じくらい使った場合の平均料金を上回りました。手続き方法がオンライン・店頭のどちらであっても、事務手数料が発生する点も気になります。自宅セット割を使う人・店頭契約にこだわる人でなければ、より安いほかの格安SIMを検討してもよいでしょう。<おすすめな人>セット割の対象サービスを利用している人安定して通信できる格安SIMを探している人料金の管理のしやすさを重視する人<おすすめできない人>セット割が利用できない人初期費用なしで乗り換えたい人
ワイモバイルは1人で格安SIMに乗り換えられるか心配な人におすすめです。比較したなかにはオンラインでしか取扱いがなく、自分だけで手続きを進めるものも。対して、ワイモバイルなら店頭で契約したり設定のサポートを受けたりできるため、スマホを使い慣れていない人でも心強いでしょう。全国に2,000店以上あるので、最寄りのショップを見つけやすいといえます。自宅でSoftBank 光もしくはSoftBank Airを使っている人にも候補に。Wi-Fiとのセット割(※)が用意されており、月額から最大1,650円割引に。各プランとも比較した格安SIMの平均額より高めの設定でしたが、セット割を組めるならお得に使えそうです。回線がソフトバンクと同じであるため、通信速度は申し分ない結果に。「帰宅時間帯はサイトの表示に時間がかかる」との口コミがありましたが、検証では混雑しやすい昼休み時間帯や帰宅時間帯も、快適に動画を視聴できる速さを維持できました。屋内・地下でも電波がつながりやすいでしょう。店頭でサポートを受けられる心強さと、通信品質の高さがワイモバイルの魅力。ただし、基本料金は安いといえず、「料金が高すぎる」との口コミも一理あるといえます。比較したなかには、プランによっては1,000円以下で利用できる格安SIMも。通信費を徹底的に抑えるなら他社も検討してみてください。【加入例】SoftBank 光 ファミリーの場合、基本料金5,720円/月+指定オプション550円/月~が別途必要です(2年自動更新プラン:2022年7月1日以降の契約者は、契約期間満了月の当月・翌月・翌々月以外での解約には解除料5,720円が必要)。「家族割引サービス」と併用不可。<おすすめな人>契約に不安があり店頭サポートを受けたい人SoftBank 光かSoftBank Airを自宅で使っている人<おすすめではない人>料金を抑えたい人