
2,000万円の住宅ローンはきついの?年収の目安や月々の返済額を解説!
マイホーム購入で多くの人がお世話になる住宅ローン。実際に2,000万円の融資を受けた後に支払いがきついと感じている人もいるようです。
住宅ローンは収入や返済期間に応じて無理のない計画を立てることが大切ですが、実際にはどのくらいの金額が適正なのかイメージが湧かず、一歩が踏み出せない人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、2,000万円の住宅ローンを借りるためにはどのくらいの年収が必要か、無理なく返済できるのはどのくらいか、シミュレーションをまじえて解説します。
住宅購入や住宅ローンの借り入れを検討している人はぜひ参考にしてください。

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2,000万円の住宅ローンを組むのに年収はいくら必要?
2,000万円の住宅ローンを組むために必要な年収と、無理なく返済できる年収の目安を解説します。
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執筆時点での金利1.880%、2.140%に変更しています。
本記事のタイトルに合わせて、見出しもKWの「2,000万円 きつい」を加えて内容が合うよう調整しています。
https://www.simulation.jhf.go.jp/flat35/kinri/index.php/rates/top
年収261万円以上で2,000万円のローンを組めるが返済はきつい

フラット35を利用して2,000万円を借り入れる場合、年収261万円が最低ラインです。
ただし、金利の変動に合わせて必要な年収が変わり、購入する住宅価格の9割以上を借り入れるか、9割以下を借り入れるかによって金利も異なります。
以下は2023年2月時点の金利をもとに、2,000万円を借りるために必要な年収と月々の返済額、手取り年収に対する年間返済額の割合(返済負担率)をシミュレーションしたものです。
9割以上を借り入れる場合(金利1.880%)
- 年収261万円で2,006万円が借入可能額の目安
- 月々66,000円(手取り月収は約17.1万円)
- 返済負担率は約38%
9割以下を借り入れる場合(金利2.140%)
- 年収271万円で2,001万円が借入可能額の目安
- 月々68,000円(手取り月収は約17.9万円)
- 返済負担率は約37%
ここでシミュレーションしている返済負担率38%とは、手取り収入のうち38%にあたる金額を返済に充てることを意味します。
とはいえ、多くの金融機関では年収400万円以下の借入可能額は返済負担率30%以内と設定されているため、年収261万円で2,000万円の住宅ローンはそもそも審査に通らない可能性も。
国土交通省のデータで返済負担率の全国平均は13〜20%程度となっており、借り入れが可能であっても月々の負担はかなりきついことがわかります。
https://www.sakai-zeimu.jp/blog/archives/7051
https://www.flat35.com/simulation/simu_01.html#kekka
https://www.flat35.com/simulation/simu_03_2.html#keisan_kekka
https://www.mlit.go.jp/statistics/details/t-jutaku-2_tk_000002.html
年収430万円なら無理なく返しやすい

無理なく返せる返済負担率は20〜25%が理想といわれており、2,000万円の住宅ローンを返済負担率25%に抑えるには年収約430万円が必要になります。
返済負担率25%で月々66,000円を返済するために必要な月収は27.5万円で、年収430万の手取り月収が約27.9万円です。
住宅金融支援機構による住宅ローン利用者の実態調査によると、返済負担率を25%以内に抑えている世帯が半数以上、なかでも15〜20%以内に抑えている世帯が最も多いようです。
https://www.jhf.go.jp/files/400361299.pdf
https://www.google.com/url?q=https://www.sakai-zeimu.jp/blog/archives/7051&sa=D&source=editors&ust=1676698010828948&usg=AOvVaw0FY8MwHMb7FRAmsPpQ6IXV
【年収別】住宅ローン2,000万円の返済シュミレーション
2,000万円借り入れた場合、月々の返済額は66,000〜68,000円(金利1.880〜2.140%の場合)です。これをもとに年収別の返済シミュレーションを紹介します。
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執筆時点での金利1.880%、2.140%に変更しています。
年収300万円の場合

年収300万円の場合、手取り年収に対する返済負担率は約32〜33%です。
年収300万円の手取り年収は約236万円で、手取り月収は約19.6万円。ここから返済額66,000〜68,000円を差し引くと、生活費は12.8〜13万円となります。
https://www.flat35.com/simulation/simu_01.html
年収350万円の場合

年収350万円の場合、手取り年収に対する返済負担率は約28〜29%です。
年収350万円の手取り年収は約274万円で、手取り月収は約22.8万円。ここから返済額66,000〜68,000円を差し引くと、生活費は16〜16.2万円となります。
https://www.flat35.com/simulation/simu_01.html
年収400万円の場合

年収400万円の場合、手取り年収に対する返済負担率は約25〜26%です。
年収400万円の手取り年収は約312万円で、手取り月収は約26万円。ここから返済額66,000〜68,000円を差し引くと、生活費は19.2〜19.4万円となります。
年収400万円以上からローン返済に余裕が出てくるイメージです。
https://www.flat35.com/simulation/simu_01.html
年収450万円の場合

年収450万円の場合、手取り年収に対する返済負担率は約22〜23%です。
年収450万円の手取り年収は約350万円で、手取り月収は約29.1万円。ここから返済額66,000〜68,000円を差し引くと、生活費は22.3〜22.5万円となります。
https://www.flat35.com/simulation/simu_01.html
年収500万円の場合

年収500万円の場合、手取り年収に対する返済負担率は約20〜21%です。
年収500万円の手取り年収は約387万円で、手取り月収は約32.3万円。ここから返済額66,000〜68,000円を差し引くと、生活費は25.5〜25.7万円となります。
https://www.flat35.com/simulation/simu_01.html
【年齢別】住宅ローン2,000万円の返済シュミレーション
住宅ローンは返済期間によっても数字が変わってきます。
ここでは2,000万円を金利1.880〜2.140%で借り入れた場合、年収400万円で65歳までに完済する想定で年齢別にシミュレーションしてみましょう。
【申し送り】
執筆時点での金利1.880%、2.140%に変更しています。
30歳で35年ローンを組む場合

年収400万円で35年ローンを組む場合、月々の返済額は66,000円〜68,000円です。
年収400万円の手取り年収は約312万円で、手取り月収は約26万円。ここから返済額66,000〜68,000円を差し引くと、生活費は19.2〜19.4万円となり、返済負担率は25〜26%になります。
https://www.flat35.com/simulation/simu_01.html
35歳で30年ローンを組む場合

年収400万円で30年ローンを組む場合、月々の返済額は73,000円〜76,000円です。
年収400万円の手取り年収は約312万円で、手取り月収は約26万円。ここから返済額73,000〜76,000円を差し引くと、生活費は18.4〜18.7万円となり、返済負担率は28〜29%になります。
https://www.flat35.com/simulation/simu_01.html
40歳で25年ローンを組む場合

年収400万円で25年ローンを組む場合、月々の返済額は84,000円〜87,000円です。
年収400万円の手取り年収は約312万円で、手取り月収は約26万円。ここから返済額84,000〜87,000円を差し引くと、生活費は17.3〜17.6万円となり、返済負担率は32〜33%になります。
https://www.flat35.com/simulation/simu_01.html
45歳で20年ローンを組む場合

年収400万円で20年ローンを組む場合、月々の返済額は101,000円〜103,000円です。
年収400万円の手取り年収は約312万円で、手取り月収は約26万円。ここから返済額101,000〜103,000円を差し引くと、生活費は15.7〜15.9万円となり、返済負担率は38〜39%になります。
年収400万円で返済期間が20年以下になると、返済負担率の上限を設定している金融機関では審査に通らない可能性が出てきます。
https://www.flat35.com/simulation/simu_01.html
無理なく完済するために!住宅ローンを組むときの注意点
シミュレーション結果から、無理なく返済していくためには年収と返済期間が大切だとわかりました。これをふまえて、住宅ローンを組むときの注意点を解説します。
返済期間はできるだけ長くするのがおすすめ

返済期間を長くするほど、毎月の返済額は少なくなります。
たとえば、年収400万円で2,000万円のローンを組んだ場合、返済期間20年では月々の返済額は10万円を超えますが、返済期間を35年にすると月々66,000円程度です。(金利1.880%の場合)
住宅ローンは組んだ後に返済期間を延ばすのは難しいため、できる限り長くしておいて余裕があるときに繰り上げ返済をするのがおすすめ。
ただし、返済期間が延びるほど利息の負担が増える点には注意が必要です。
https://ieagent.jp/resale/loan-2000-kitsui
定年までに完済する計画を立てる

住宅ローンは定年までに完済するように計画を立てましょう。
総務省統計局の調査によると高齢者世帯の毎月の支出は平均26万円。ここに住宅ローンの返済額が6万円以上加わると毎月の支出は約32万円を超え、年金だけでは足りない可能性があります。
将来受け取れる年金額はそれまでの働き方や納めた金額によって変動するうえ、今後制度が変更される可能性もあります。定年後に負担を残さないためにも、定年までに完済する計画にしておくと安心です。
https://www.a-tm.co.jp/top/housingloan/basicknowledges/plan/housing-loan-20million/#11e8105fc4ecc61c
https://www.stat.go.jp/data/zensho/2004/hutari/gaiyo20.html#:~:text=%E9%AB%98%E9%BD%A2%E8%80%85%E5%A4%AB%E5%A9%A6%E4%B8%96%E5%B8%AF%EF%BC%88%E5%A4%AB,1.6%E3%83%9D%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%88%E4%B8%8A%E5%9B%9E%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E3%80%82
金利上昇時の返済負担を想定しておく

変動金利や10年固定金利などを利用する場合は、月々の返済額が25%増える可能性を想定しておきましょう。
変動金利には125%ルールが設定されており、金利がどんなに上昇しても返済額が増える上限は125%までと決まっています。毎月の返済額が10万円だった場合、最大で12.5万円まで支払える余力を想定しておく必要があります。
また、変動金利には5年ルールも設定されています。5年ルールとは、金利が変動しても5年間は返済額が変わらない制度のこと。
35年ローンを組んでいる場合は5年目・10年目・15年目と5年ごとに返済額が見直され、翌年の6年目・11年目・16年目から新しい返済額での支払いが始まります。
住宅ローンを無理なく返済していくためにも、125%ルールと5年ルールを考慮した返済計画を立てましょう。
https://www.a-tm.co.jp/top/housingloan/basicknowledges/plan/housing-loan-20million/#f3ab2d97184ba7b9
https://www.ss-j.co.jp/column/653/
住宅ローン以外の関連費用も考慮しよう

住宅を購入する際は、購入代金のほかに購入価格の10%程度の諸費用がかかります。
たとえば、住宅を購入するときには金融機関に支払う手数料・仲介業者に支払う仲介手数料・所有権を設定する際にかかる登録免許税・司法書士に支払う登記代行費用など。
これに加えて、新居に住み始めた後はさまざまな固定費がかかります。火災保険料やリフォーム費用、戸建てであれば固定資産税、マンションであれば管理費や修繕積立金など。
住宅ローン以外にも、さまざまな費用がかかることを想定して返済計画を立てましょう。
https://ieagent.jp/resale/loan-2000-kitsui#i-3
https://www.mlit.go.jp/common/001287412.pdf
年収が足りない場合はどうすればいい?
無理なく2,000万円のローンを組むための年収が足りない場合は、頭金を増やす・収入合算を適用する・ペアローンを検討するなどの方法があります。
頭金を増やして借入額を少なくしよう

頭金を増やしたぶんだけ借入額が少なくなるため、返済の負担も小さくなります。
頭金は購入価格の1〜2割が一般的ですが、より多く用意することで借入額を減らせます。
両親や祖父母から資金援助を受けて頭金に充てる人もいるため、相談してみるのもひとつの方法です。ただし、資金援助してもらう金額によっては贈与税がかかる場合がある点には注意が必要。
なお、住宅ローンは購入価格の9割以上を借りるか、9割以下を借りるかによって金利も変わるため、頭金は最低でも1割以上用意するのが理想です。
https://www.bk.mufg.jp/kariru/jutaku/column/007/index.html
https://www.a-tm.co.jp/top/housingloan/basicknowledges/plan/housing-loan-20million/#321d7f11e6d5ff49
https://www.simulation.jhf.go.jp/flat35/kinri/index.php/rates/top
収入合算を適用する

収入合算とは、一定の収入がある親族の収入を申込者の収入に合算する方法です。
収入合算を適用すれば、申込者本人の年収不足を補える可能性があります。
ただし、収入合算者は連帯保証人になる必要があり、収入合算者の収入が減ったり無くなったりした場合であっても、同じ金額で返済を続けていかなければならない点には注意が必要です。
https://www.a-tm.co.jp/top/housingloan/basicknowledges/plan/housing-loan-20million/
https://www.sbishinseibank.co.jp/retail/housing/column/vol17.html
共働きならペアローンも検討を

ペアローンとは、一定の収入のある同居親族と一緒に住宅ローンを組む方法です。夫婦でペアローンを組むのが一般的で、それぞれが相手の連帯保証人になります。
ペアローンは、夫婦それぞれが住宅ローン控除の恩恵を受けられるメリットがあるため、夫婦どちらも収入がある場合におすすめの方法です。
ただし、どちらかの収入が減ったり無くなったりした場合であっても、同じ金額で返済を続けていかなければならない点には注意が必要です。
https://www.a-tm.co.jp/top/housingloan/basicknowledges/plan/housing-loan-20million/
https://www.sbishinseibank.co.jp/retail/housing/column/vol17.html
2,000万円の住宅ローン審査に通るためのコツ
住宅ローン審査に通るコツは、フラット35を利用することと、ほかの借り入れがある場合はできる限り完済しておくことです。
フラット35を利用する

フラット35は民間の金融機関の住宅ローンと仕組みが異なるため、審査に通りやすいといわれています。
審査が通りやすいといわれる理由は、住宅金融支援機構が民間の金融機関から債権を買い取る仕組みになっており、貸し倒れリスクを負っていないためです。
ただし、民間の住宅ローンに比べるとフラット35のほうがやや金利が高くなる傾向があります。
https://ieagent.jp/resale/loan-2000-kitsui#i-2
https://finance.recruit.co.jp/article/flat35-b03/
https://www.rakuten-bank.co.jp/home-loan/rate/
https://www.rakuten-bank.co.jp/home-loan/rate/flat35_purchase.html
ほかの借入がある場合はできる限り返済しておく

住宅ローン審査では、ほかの借り入れの内容・遅延状況・住宅ローンと合算した場合の総返済負担率がチェックされます。
車のローンや携帯電話本体の分割払い、クレジットカードの分割払いなどの借り入れと住宅ローンを合算して返済負担率が上がると、住宅ローンの借入額の減額や審査に通らない可能性があります。
ほかの借り入れがある場合はできる限り返済しておくのがおすすめです。
https://ieagent.jp/resale/loan-2000-kitsui#i-2
https://magazine.aruhi-corp.co.jp/0000-1481/
住宅ローンのおすすめはこちらをチェック!

2,000万円の住宅ローンを組む場合に必要な年収の目安、月々の返済イメージは湧きましたか?
今回はフラット35の固定金利を例にシミュレーションしましたが、住宅ローンを提供している金融機関はたくさんあり、金利の設定も異なります。選択肢が多すぎるため、どこで借りるか選びきれない人もいるのではないでしょうか。
そこで、以下の記事では人気の住宅ローン55商品を徹底比較しています。住宅ローンの金融機関選びに迷っている人はぜひ参考にしてください。
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