筋トレや健康維持のためにプロテインを摂っているけれど、「プロテインを飲むとニキビができる」と聞いて心配になったことはありませんか?
今回は、プロテインがニキビの原因になるのかを解説します。ニキビや肌荒れにならないための対処法も紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
ビューティ系の編集・ライターとして編集プロダクションで7年間従事。マイベスト入社後は薬事法管理者の資格を活かし、医薬品や介護用品をはじめレディースインナーや寝具にいたるまで、1000商品以上に及ぶヘルスケア系の商材の検証に携わっている。
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プロテインを飲むと、体質によってはニキビができやすくなることがあります。プロテインパウダーに多く含まれる乳製品由来の成分であるホエイが、IGF-1(インスリン様成長因子-1)というホルモンの分泌を促すことが理由です。このIGF-1は、ニキビの原因となる皮脂の分泌を促す働きがあります。
ただし、プロテインを飲んだからといって必ずニキビができるわけではありません。ニキビの原因は食生活だけでなく、ストレスや睡眠不足、ホルモンバランスなど多岐にわたります。もしプロテインの摂取後にニキビが気になるようでしたら、ほかの原因もあわせて見直しましょう。
ニキビが気になるなら、植物性プロテインを選んでみましょう。大豆やえんどう豆などを原料とする植物性プロテインには、ホエイプロテインに含まれるIGF-1を刺激する成分が含まれていません。
代表的な植物性のプロテインは、大豆を主原料としたソイプロテイン、えんどう豆を主原料としたピープロテインです。とくにソイプロテインは女性ホルモンに似た働きをするイソフラボンが含まれているため、内側から美しくなりたい人におすすめですよ。
ただし、植物性プロテインはホエイプロテインと比べて風味が少し劣ると感じる人もいます。体内への吸収が比較的ゆっくりなため、トレーニング直後など吸収を急ぎたい場合にもホエイプロテインのほうが適しているといえるでしょう。それぞれの特性を理解して、目的に合ったプロテインを選んでくださいね。
プロテインは、過剰に摂取すると体に負担がかかります。皮脂が過剰に分泌されてニキビの原因になったり、腸内環境が乱れて悪化したりする場合もあるので、適切な量を飲むようにしましょう。
1日に推奨されているタンパク質摂取量は、男性は15~64歳までが65g、65歳以上が60gです。女性は18歳以上で50g摂ることを推奨されています(参照:厚生労働省 日本人の食事摂取基準値(2025年版))。
筋力トレーニングをする人は、体重1kgあたり1.2~2.0gが目安です(参照:アメリカスポーツ医学会)。たとえば、体重が60kgで筋力トレーニングをしている人なら、1日に72~120gのタンパク質が必要になります。この量をプロテインだけで補うのではなく、普段の食事からもバランスよく摂取することが大切です。
ニキビが気になる場合、プロテインを牛乳で溶かすのは避けたほうがよいでしょう。牛乳にもプロテインパウダーと同じくIGF-1の分泌を促す成分が含まれているため、一緒に摂ると皮脂の分泌が増えすぎてしまう可能性があります。
代わりに、水・豆乳・アーモンドミルク・ライスミルクなどで溶かすようにしてみてください。ニキビが気になる人は、ホルモンバランスを整える働きに期待できるイソフラボンが含まれた、豆乳で溶かすのがよいでしょう。
ただし、飲みすぎには注意してくださいね。
ニキビが気になる場合は、天然甘味料を使用したプロテインを選ぶのがおすすめです。人工甘味料を過剰摂取すると腸内環境を乱し、肌荒れやニキビにつながる可能性があります。
人工甘味料が入った食品で必ずしもニキビができるとは限りませんが、できる限り原因となりうるものを避けるほうがよいでしょう。
プロテインに頼りすぎるのではなく、野菜や果物なども含んだバランスの取れた食生活を心がけましょう。
プロテインでタンパク質を過剰摂取する以外に、ビタミンB群やビタミンC、亜鉛・食物繊維など、肌の健康を保つための栄養素が不足しても肌荒れする原因になります。
プロテインはあくまで食事の補助的な役割です。健康的な肌を作る基本は日々の食事であり、食事・睡眠・運動など、全体的な生活習慣を見直す必要があります。
プロテインは、食事で不足しがちなタンパク質を補うためのもので、万能薬ではありません。
たとえば、朝食がパンとコーヒーだけになってしまうときや、トレーニング後のタンパク質補給など、食事だけでは不足しがちなタイミングで取り入れるとよいでしょう。飲みすぎには注意して、プロテインを補助として活用し、健康的な体の維持をしていくことが大切です。
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