いやな甘さがなく飲みやすいと評判のホエイプロテイン、THE PROTEIN(ザ・プロテイン)。「たんぱく質をしっかり摂れる」と高評価の口コミが多くみられる一方で、「粉っぽい」「おいしくない」といった気になる声もあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の2つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のSAVASやMYPROTEINなどのホエイプロテインとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、ホエイプロテイン選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
フィットネス・マタニティ商材を担当。現役でパーソナルトレーナー活動をしつつ、2歳児のママとしても奮闘中。前職では大手フィットネスクラブで健康に関わるさまざまな業務に携わってきた。現在はマイベストにて、アスリートやパーソナルジムトレーナーとして培ってきた知見を活かし、プロテインやマッサージガンなどをはじめとしたフィットネス商材を300商品以上比較検証。また、搾乳器などのマタニティ商材も担当し、実際の育児経験を活かし、ママ目線でのコンテンツを届けている。全米ヨガアライアンスRYT200の資格を保持し、第20回ジャパンクラシックパワーリフティング選手権大会63kg級優勝・2016年世界クラシックパワーリフティング選手権大会女子63kg級16位の実績も持つ。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
THE PROTEINは、たんぱく質量の高さは魅力ですが、おいしさはいまひとつです。実際にリッチバニラ味をモニター6人が試飲したところ、「人工的な味わい」「味がぼやけている」などマイナスな意見が多めでした。比較したほかの商品には、ジュース感覚で飲めるほど味わいが自然なものもありましたが、バニラの風味が薄く酸味が目ちます。
パウダーがダマになりやすいのも気になるところ。比較した「SAVAS ホエイプロテイン100 リッチショコラ味」はスッと溶けて舌触りがなめらかでしたが、本品は「粉っぽい」との口コミどおり、モニターからは「細かな粒が舌に残る」「飲みづらい」との声が寄せられました。
一方で、成分内容は高評価です。不純物の少ないWPI製法採用で、1杯あたりのたんぱく質量は24.1g・含有率は80.3%と高め。比較した全商品の平均含有率75%(※執筆時点)を上回りました。含有率72%の「MYPROTEIN Impact ホエイプロテイン」と比べても、効率よく栄養を補給できますよ。
1杯あたりのカロリーが112kcalと控えめで、脂質が0.2gとかなり抑えられていたのも利点。比較した全商品の平均脂質量が約1.43g(※執筆時点)だったことをふまえると、脂質制限中でも飲みやすいといえます。炭水化物量は3.4gと多めなため、普段の食事で摂取する炭水化物を調節するとよいでしょう。
高たんぱく・低脂質で健康維持をサポートできるのはメリットですが、「おいしくない」との口コミどおり、味わい・喉越しともに評価は伸び悩みました。飲みやすく毎日続けやすいものをお探しなら、ほかの商品も検討してみてください。
そもそもホエイプロテインとは、牛乳に含まれる乳清たんぱく質を含んだサプリメント(参照:一般社団法人 日本プロテイン協会)。サラッとした口あたりの商品が多く、ほかのプロテインと比べて運動後の栄養補給をスピーディに行えます。
今回ご紹介するTHE PROTEINは、お笑いタレント・ボディビルダーとして活躍するなかやまきんに君が開発したホエイプロテイン。質のよいたんぱく質を体内に取り入れられるよう、余分な成分を除去して作られたWPI製法を採用し、たんぱく質含有率は85%以上と謳っています。
栄養価の高いたんぱく質である、卵白ペプチドを配合しているのも特徴です。素材そのもののよさを体に届けるため、水に溶けやすくする成分をあえて使用せず仕上げていますよ。
業界初の新素材と謳う、たんぱく質サポート乳酸菌のガネデン(アガベイヌリン、有胞子性乳酸菌)も配合。1g中に約150億個の善玉菌が含まれており、たんぱく質を効率的に摂取できます。
ハードなトレーニング時に摂取したいビタミンCをサポートする、システインペプチド含有酵母入りなのも魅力です。甘味料には、中国原産の植物である羅漢果のみを使用し、体に配慮されています。
内容量は600g。検証で試飲したリッチバニラ味の1杯あたりのカロリーは、112kcalです。
シリーズでは、以下のように5種類のフレーバーを展開しています。たんぱく質のみを配合した無味タイプ・ソイ&ホエイタイプも販売しているので、好みにあわせて選んでくださいね。
<フレーバー展開>
ホエイプロテインは、ソイプロテイン・カゼインプロテインに比べて、体内への吸収スピードが速いのが特徴です。必須アミノ酸である、BCAA(バリン・ロイシン・イソロイシン)も多く含まれており、運動後の摂取に適しています。
ソイプロテイン・カゼインプロテインは体内へゆるやかに吸収されるため、空腹対策や寝る前の栄養補給にぴったりですよ。
プロテインには、たんぱく質がたっぷり含まれています。プロテイン1杯で、鶏むね肉1枚に相当する約15〜25gのたんぱく質を摂取可能です。筋トレや運動後に飲むと、たんぱく質を効率的に摂取できます。
毎日の食事にプラスすることで、美容・健康維持も期待できるでしょう。不足しがちなたんぱく質を手軽に補えるので、運動をあまりしない人もぜひプロテインを取り入れてみてください。
今回は、THE PROTEINを含むホエイプロテイン全52商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、成分評価の検証です。
各商品の成分表を確認し、1杯あたりに含まれるたんぱく質含有率・炭水化物量・脂質量の3つをチェックします。たんぱく質含有率85%以上・炭水化物2g以下・脂質1g以下に数値の近いものほど高評価としました。
たんぱく質含有率は1食あたりのたんぱく質量とパウダー量から計算しているため、メーカーが記載している無水物換算値と異なる場合があります。
1杯あたりのたんぱく質量は24.1g・含有率は80.3%と高く、成分評価は申し分ありません。比較した全商品の平均値である75%(※執筆時点)も大きく上回りました。たんぱく質含有率が72%だった「MYPROTEIN Impact ホエイプロテイン」と比べても、しっかり栄養を補給できるといえます。
ホエイプロテインはおもに2つの製法に分けられますが、本品は不純物が少ないWPI製法を採用。牛乳でお腹をくだす原因になる乳糖も可能な限り除去されているため、牛乳を飲むとお腹がゴロゴロしやすい人にも飲みやすいでしょう。
1杯あたりの脂質量は0.2gとかなり低く、比較した全商品の平均約1.43g(※執筆時点)を下回りました。検証ではたんぱく質量の高いものほどカロリーが低い傾向があり、本品も112kcalと抑えられています。
炭水化物量が3.4gと多めなのは惜しいところですが、普段の食事で摂取する炭水化物量を調節すればそこまで気にならないでしょう。たんぱく質・脂質にこだわった成分内容で筋トレをしている人にぴったりです。
続いて、おいしさの検証です。
30~40代の男女モニター6人が各商品を試飲し、喉越しはよいか・自然な味わいかをチェックしました。
実際にバニラ風味を試飲したところ、モニターによる味わいの評価は伸び悩みました。香りはあまりよくなく、「苦手」と答えるモニターが多数。バニラフレーバーを謳っていますが、風味は薄くて酸味を強く感じます。
比較したほかの商品には、自然な甘さでジュースのように飲めたものもありましたが、モニターからは「人工的な味わい」「酸味に違和感がある」との意見が寄せられました。味が薄めでさっぱりしているものの、「おいしくない」との口コミは否定できない結果です。
<自然な味わいについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
ダマになりやすく、喉越しもいまひとつです。「粉っぽい」との口コミどおり、飲むと口の中に溶けきらなかった粉が残りました。
比較した「SAVAS ホエイプロテイン100 リッチショコラ味」はしっかり水に溶けて口あたりがなめらかだったのに対し、モニターからは「細かな粒々が舌に残る」「飲みづらい」との声が多く寄せられています。
トレーニング後にゴクゴク飲みたい人は、溶けやすくさらっと飲めるものを選ぶとよいでしょう。
<喉越しについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
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ホエイプロテインを摂取するタイミングは明確に決められていませんが、トレーニング後・朝食時・就寝1時間前に飲むのがおすすめです。
ホエイプロテインはほかのプロテインに比べて体内へ吸収されるスピードが速いため、すばやく栄養を届けられます。食事で足りないたんぱく質の補給や空腹を紛らわせられるため、ライフスタイルにあわせて摂取してくださいね。
最後に、また違った味わいのほかの商品をご紹介します。
Naturecan クリアホエイプロテインアイソレートは、ジュース感覚で飲めるのが魅力です。試飲したオレンジ&マンゴー味は香りが爽やかで、喉越しもなめらか。水によく溶けるため粉っぽさは感じず、サラッと飲めました。おいしく飲めるので、毎日継続しやすいでしょう。
成分にこだわる人には、FIXITのホエイ プロテイン DAILY BASIC+がおすすめ。1杯あたりのたんぱく質含有率は83.3%と非常に高く、炭水化物は1g・脂質は0.4gと控えめです。カロリーも108kcalと抑えられていました。ココアのような味わいでプロテイン感がほぼなく、初心者でも飲みやすいですよ。
たんぱく質含有率 | 80% |
---|---|
たんぱく質g単価(目安) | 12.36円/g |
1杯あたりのエネルギー量 | 109kcal |
製法 | WPI |
良い
気になる
内容量 | 1000g |
---|---|
その他栄養素 | 不明 |
原産国 | 不明 |
検証で使用した味 | オレンジ&マンゴー味 |
ペプチド配合 | |
よりおいしい割り方 | 牛乳 |
甘味料 | エリスリトール、スクラロース、アセスルファムカリウム |
Naturecan クリアホエイプロテインアイソレートをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
種類 | ソイプロテイン |
---|---|
内容量 | 1000g |
たんぱく質含有率 | 83.3% |
たんぱく質g単価(目安) | 6円/g |
1杯あたりのパウダー量 | 不明 |
1杯あたりのエネルギー量 | 108kcal |
1杯あたりのたんぱく質量 | 25g |
1杯あたりの炭水化物量 | 1g |
1杯あたりの脂質量 | 0.4g |
1杯あたりの糖質量 | 不明 |
1杯あたりの食物繊維量 | 不明 |
1粒(1杯)あたりのHMB含有量 | 不明 |
その他栄養素 | 不明 |
製法 | WPI |
原産国 | 不明 |
製造国 | 不明 |
検証で使用した味 | チョコレート |
味 | チョコレート |
カゼインプロテインの種類 | 不明 |
飲み方 | 不明 |
用途 | ウェイトアップ用、ダイエット用 |
特徴 | 筋トレ向け |
対象 | 女性、男性 |
形状 | 粉末 |
BCAA配合 | |
無添加 | |
ペプチド配合 | |
ビタミン配合 | 不明 |
配合されているビタミンの種類 | 不明 |
ミネラル配合 | 不明 |
配合されているミネラルの種類 | 不明 |
オーガニック | |
喉越しがサラサラ(モニター評価) | 不明 |
よりおいしい割り方 | 不明 |
甘味料 | 不明 |
主要アレルゲン | 不明 |
グラスフェッドプロテイン | 不明 |
分類 | 健康食品 |
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