




片手持ちしやすいサイズ・軽さで、バッテリー持ちもよいと評判のゲーミングスマホ、SONY(ソニー) Xperia 5 III。インターネット上では写真のきれいさも評価されていますが、一方で「すぐに発熱してしまう」「画面が少し暗い」といった口コミもあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、Xperia 5 IIIを含むゲーミングスマホ全16商品を実際に使ってみて、バッテリー持続時間の長さ・熱のこもりにくさ・ゲームプレイの快適さ・機能性の高さ・音質の高さ・画面のきれいさを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてくださいね!

新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」を心がけて、コンテンツ制作を行っている。
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本コンテンツに記載の検証結果は2025年07月までの情報です
目次
Xperia 5 IIIは、バッテリー性能に優れたリーズナブルな商品をお探しの人なら候補になる一品です。比較したなかで上位を占めた高価格帯の商品よりも機能性は劣りますが、バッテリー持ちは良好。電源が切れるまでの時間は4時間47分と長く、高評価基準の4時間を上回りました。「大容量バッテリーを備えている」と謳うだけあって、外出先でも使いやすいでしょう。
ゲーミングスマホとしては、高負荷なゲームには向きません。使用中に熱がこもりやすく、ゲームプレイ中は本体がかなり熱くなります。表面温度を30分おきに測定すると平均41.93℃で、高評価基準の39℃以下はキープできず。使用から2時間後には45℃に到達し、本体の端を持つのが大変なほどでした。強力な冷却設計を採用したASUS ROG Phone 6は熱が気になりにくかったのに対し、「発熱しやすい」との口コミに頷ける結果です。
商品を使ったゲーマーも、本体の温度上昇を指摘。発熱によりゲームプレイにも影響があり、ゲーマーは「動作が不安定だった」「感度が悪い」とコメントしています。また、上位商品よりRAM・ROM容量やリフレッシュレートは低いうえ、充電速度も遅め。比較したなかには30分で85%チャージできた商品があったなか、51%しか充電できませんでした。
一方、音質はゲーマーから好印象です。独自の音響技術が功をなし、繊細な響きを実現。やや音量が小さく迫力感には欠けますが、クリアに聞こえました。画質も良好です。やや白っぽさを感じた人がいたものの、多数のゲーマーから「解像度が高い」「画面が明るい」と好評。「画面が少し暗い」との口コミに反し、鮮やかなフィールド画面を楽しめるでしょう。
執筆時の価格は税込49,500円(公式サイト参照)。比較した商品には10万円以上のゲーミングスマホが多かったのに対し、はじめての人でも挑戦しやすい手頃な価格帯です。とはいえ、よりゲームプレイしやすい高性能なスマホをお探しの人は、予算アップを含めてほかの商品をチェックしてください。
Xperia 5 IIIは、SONYの人気スマホブランドのハイエンド機種「Xperia 5」シリーズの最新モデル※。本記事では改めて、詳しいスペックについて解説します。
2022年10月執筆時点今回紹介するXperia 5 IIIは、日本を代表する電機メーカーのSONYから2021年11月に発売されたハイエンドモデルです。同時期に発売された同社を代表するモデル「Xperia 1 III」の一部機能を変更し、手が小さい人でも持ちやすいように小型化されています。
カメラ・オーディオ・ゲームといった専業機器で培った技術を結集。焦点距離を4段階で変えられる可変式望遠レンズには、世界中の写真家が愛用するZEISS(ツァイス)社のものを採用しています。一眼レフレベルのフォーカス性能も備えていると謳っており、一瞬の表情も逃しにくいですよ。
ハイレゾ音源を高音質で楽しめるのも魅力。立体音響システムの360 Reality Audio・360 Spatial Soundに対応しており、音に包み込まれるようなサウンド体験ができます。
小型でも迫力ある映像を楽しめるよう、約6.1インチ・画面比率21:9のディスプレイを採用。2画面表示+ポップアップウィンドウを利用すれば、合計3つのアプリを同時に開けます。2つのショッピングサイトを見比べたり、メッセージを見ながら地図を確認したりと、マルチタスクが可能です。
本体側面のサイドセンスバーも便利。ダブルタップすると開きたいアプリを予測して一覧表示されるため、片手でも簡単に操作ができます。マスクをしたままロックが解除できるように、指紋認証が採用されているのもうれしいですね。眼鏡やメイクにも影響されず、スムーズに解除できますよ。
携帯キャリアによって異なりますが、カラーは日本限定のフロストブラック・フロストシルバーと、グリーン・ピンクの合計4色が用意されています。全体のマットな質感とツヤのあるメタルフレームでが美しく、カバーを付けず持ち歩きたくなるようなデザインです。
容量は258GB。iPhoneシリーズでは1TBのモデルもあるため、市場に出回るスマホとしては中容量です。写真や動画もたくさん保存できる容量ですが、大量にアプリを入れると容量不足になる場合も。小まめなバックアップや、不要なアプリの削除などを行い、定期的に管理しましょう。
【キャリア】
ゲーマー向けの機能が揃っている点にも注目です。1秒間に何回描画できるかを示すリフレッシュレートは、通常時でも120Hzとハイスペック。独自機能「ゲームエンハンサー」を使えば、最大240Hzとさらになめらかに描画できます。
プレイに集中できるようにメッセージや着信通知をオフにしたり、画質や音をカスタマイズしたりと、ゲームをより楽しめる機能も充実。発熱を抑制するHSパワーコントロールも搭載されており、充電しながらの長時間プレイもサポートします。
今回は、Xperia 5 IIIを含むゲーミングスマホ全16商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証方法は以下のとおりです。
まずは、バッテリー持続時間の長さ・熱のこもりにくさの検証です。
スマホの輝度と「原神」のゲーム内設定で画質を「最高」に設定し、画面をスリープさせないようにして電池が切れるまでの時間を計測。その際に、30分ごとにスマホの温度を計測し、2時間稼動させた際の平均温度も調査しました。
その結果、連続使用可能時間は4時間47分で、高評価基準の4時間を上回る結果になりました。「大容量バッテリーを備えている」と謳うだけあって、一度の充電で長い時間、使用可能です。
持ち時間が3時間36分だった前モデルのXperia 5 IIより、本品のバッテリー性能は向上しているといえるでしょう。外出先での利用や、長時間の使用が必要なシチュエーションでも不便には感じにくそうです。
一方、熱がこもりやすいのは気がかりです。使用を開始してから時間が経つにつれて、本体表面の温度は急速に上昇。2時間後には45℃に到達し、本体の端のほうは持っているのが大変なほど高温になりました。
使用2時間の平均温度は41.93℃で、高評価基準の39℃以下はキープできず。「発熱しやすい」との口コミは払拭できませんでした。比較したなかには精度の高い冷却機能を備えた商品もありましたが、こちらは別途冷却ファンなどの装備を用意したほうが無難です。
次に、ゲームプレイの快適さ・機能性の高さの検証です。
20代のスマホゲーマーが実際に商品を使って「原神」と「PUBG Mobile」をプレイし、タッチ感度・画面のなめらかさといった使用感を確認。さらに、モニターが充電スピード・搭載CPU・リフレッシューといった商品のスペックを調査しました。
ゲームプレイの快適さはいまひとつです。使用中の本体の発熱についての指摘が、モニターからも多数あがりました。
本体温度が上がることで映像や反応速度にも影響があり、モニターは「動作が不安定だった」「感度も悪い」とコメント。なかには「反応が速い」と支持したモニターもいましたが、長時間使用するならスマホを冷やすための工夫をあらかじめ考えておいたほうがよさそうです。
比較したなかでは大半の商品がスムーズなゲームプレイが高く評されたものの、こちらはわずらわしさを感じる人もいるでしょう。
<ゲームの快適さについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
機能性はもう一歩といったところ。比較した商品にはRAM12GB・ROM256GB以上を搭載したものが多かったなか、本品はRAM8GB・ROM128GBと数値はやや低めでした。ストレージの容量が小さいため使用頻度が高い場合は容量がすぐにいっぱいになりがちで、スムーズな動作性が低下する可能性が高いでしょう。
画面が1秒間にどれだけ更新されるのかを示すリフレッシュレートは120Hzとやや低く、映像の美しさにこだわる人には物足りない場合も。加えて、バッテリーの充電速度が遅く、30分で51%までしかバッテリーは回復しませんでした。比較したなかには同じ時間充電して85%までチャージできた商品もありましたが、こちらはフル充電に時間がかかります。
一方、最新のCPUを搭載している点はメリット。バッテリーの消費量をコントロールできるオプションがあり、状況に合わせて画面の設定・管理ができるのも好評でした。
続いて、音質の高さの検証です。
5人のゲーマーが、商品で「原神」と「PUBG Mobile」をスピーカーの最大音量でプレイ。音割れがないか・音がざらついたり、響きが悪いところはあったか・銃声や足音で方向や距離を判断できたかチェックしました。
比較した大半の商品と同様に、音質は良好です。独自の音響技術である360 Reality Audio、360 Spatial Soundが功をなし、最大音量でもはっきり聞こえ、5人中4人のモニターが「満足」と回答。キャラボイスは少々かすれて聞こえる場合があるものの、繊細な響きで聞こえづらいシーンは多くありませんでした。
ただし、音はやや小さめ。高性能なスピーカーを搭載したGalaxy S23 Ultraは音の広がりを感じられたのに対し、迫力感やサウンド感には欠けるでしょう。より臨場感のある映像を楽しむなら、ゲーミングヘッドホンなどの活用も検討してみてください。
<音質についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
最後は、画面のきれいさの検証です。
20代の5人のゲーマーが商品を使用。「原神」と「PUBG Mobile」を最高画質でプレイし、解像度や色の豊かさをチェックしました。
画質は高評価に。画面が小さいぶん粗さが目立ちにくかったためか、モニターから「解像度が高い」「画面が明るい」などのプラスの声が多数寄せられました。「画面が少し暗い」との口コミとは異なり、鮮やかなフィールド画面を楽しめるでしょう。
しかし、一部モニターからは「白っぽく、色が足りない感じがする」との声が寄せられています。好みに合わせて色合いや明るさを調節してみてくださいね。
<画面のきれいさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
最後に、よりゲームプレイにぴったりな商品をご紹介します。
ASUSのROG Phone 6は、バッテリーの持続時間が比較したなかでトップクラスの一品です。検証では7時間39分と驚異の連続使用時間を記録。外出先でもバッテリーを気にせず使用できます。冷却性能が高いのもポイント。長時間の使用でも熱がこもにくかったため、プレイ中に熱で持ちづらく感じることも少ないでしょう。
低価格帯の商品で選ぶなら、POCO F4 GTをチェック。リーズナブルながら音質・画質に優れていて、検証では鮮やかな映像と楽曲の細かな音まで鮮明な美しいサウンドがモニターから好評でした。急速充電に対応しているのも魅力。約21分でフル充電ができたため、使用頻度が高い人にもおすすめですよ。
| CPU | Qualcomm Snapdragon 8+ Gen 1 |
|---|---|
| 取り扱い事業者 | SIMフリー |
| OS | Android |
| Dolby Atmos | 不明 |
| 対応バンド | 不明 |
| 対応OS | Android |
| SoC | 不明 |
| aptX | 不明 |
| 充電端子 | Type-C |
| リフレッシュレート | 165Hz |
| 冷却機能 | |
| メインメモリ(RAM) | 512GB |
| ストレージ(ROM) | 16GB |
| バッテリー容量 | 6000mAh |
| 画面サイズ | 6.78インチ |
| 画面サイズ | 6.78インチ |
| RAM | 16GB |
| 画面解像度 | 2448×1080 |
| ROM | 512GB |
| 最大画面リフレッシュレート | 165Hz |
| バッテリー容量 | 6000mAh |
| ディスプレイ種類 | 液晶 |
| Bluetooth機能 | |
| 急速充電可能 | |
| 5G対応 | |
| テザリング対応 | |
| NFC対応 | |
| カメラ画素数 | 5000万画素 |
| ハイレゾ対応 | |
| メインカメラ(広角)画素数 | 5000万画素 |
| 超広角カメラ画素数 | 1300万画素 |
| 解像度 | 2448×1080(フルHD+) |
| 望遠カメラ画素数 | 不明 |
| 深度カメラ画素数 | 不明 |
| インカメラ画素数 | 1200万画素 |
| 最大ビデオ撮影解像度 | 不明 |
| 複数レンズ | 3眼 |
| 本体サイズ | 高さ173mm×幅77mm×厚み10.4mm |
| スローモーション撮影可能 | |
| 本体重量 | 239g |
| 夜景補正対応 | 不明 |
| 手ブレ補正対応 | 不明 |
| 防水機能 | |
| 防水等級 | IPX4 |
| 防塵機能 | 不明 |
| セキュリティ認証 | 指紋認証 |
| おサイフケータイ対応 | 不明 |
| ワイヤレス充電対応 | 不明 |
| 急速充電対応 | |
| MHL対応 | 不明 |
| ワンセグ・フルセグ対応 | 不明 |
| ハイレゾ対応 | |
| イヤホンジャック対応 | |
| スピーカー | 不明 |
| SDカード対応 | 不明 |
| eSIM対応 | |
| デュアルSIM対応 | |
| SIMフリー対応 | |
| SIMサイズ | nanoSIM |
| GPS機能 | 不明 |
| 折りたたみ可能 | 不明 |
| 専用スタイラスペン対応 | 不明 |
| 複数アプリ同時表示数 | 不明 |
| サブディスプレイサイズ | 不明 |
| スマイルシャッター対応 | 不明 |
| 手のひらシャッター対応 | 不明 |
| 折りたたみスタイル | 不明 |
| ディスプレイ比率 | 不明 |
| 幅 | 7.7cm |
| 高さ | 17.3cm |
| 厚さ | 1.04cm |
| 本体重量 | 239g |
| 付属品 | ユーザーマニュアル、製品保証書、USB ACアダプターセッ、ROG ARカード |
| 製造国 | 不明 |
| 対象 | 不明 |
| 特徴 | 処理性能が高い |
ASUS ROG Phone 6をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
| CPU | オクタコア Qualcomm® Kryo™ CPU |
|---|---|
| 取り扱い事業者 | 不明 |
| OS | Android |
| Dolby Atmos | |
| 対応バンド | 不明 |
| 対応OS | Android |
| SoC | 不明 |
| aptX | 不明 |
| 充電端子 | Type-C |
| リフレッシュレート | 最大120Hz |
| 冷却機能 | |
| メインメモリ(RAM) | 8GB |
| ストレージ(ROM) | 128GB |
| バッテリー容量 | 4,700mAh |
| 画面サイズ | 6.67インチ |
| 画面サイズ | 6.67インチ |
| RAM | 8GB |
| 画面解像度 | FHD+(2,448×1,080) |
| ROM | 128GB |
| 最大画面リフレッシュレート | 最大120Hz |
| バッテリー容量 | 4,700mAh |
| ディスプレイ種類 | 有機EL |
| Bluetooth機能 | |
| 急速充電可能 | |
| 5G対応 | |
| テザリング対応 | 不明 |
| NFC対応 | 不明 |
| カメラ画素数 | 約6,400万画素 |
| ハイレゾ対応 | 不明 |
| メインカメラ(広角)画素数 | 約6,400万画素 |
| 超広角カメラ画素数 | 約800万画素 |
| 解像度 | FHD+(2,448×1,080) |
| 望遠カメラ画素数 | 不明 |
| 深度カメラ画素数 | 不明 |
| インカメラ画素数 | 2,000万画素 |
| 最大ビデオ撮影解像度 | 不明 |
| 複数レンズ | 3眼 |
| 本体サイズ | 高さ162.5×幅76.7×厚み8.5mm |
| スローモーション撮影可能 | |
| 本体重量 | 210g |
| 夜景補正対応 | 不明 |
| 手ブレ補正対応 | 不明 |
| 防水機能 | |
| 防水等級 | 不明 |
| 防塵機能 | |
| セキュリティ認証 | 指紋認証、顔認証 |
| おサイフケータイ対応 | 不明 |
| ワイヤレス充電対応 | 不明 |
| 急速充電対応 | |
| MHL対応 | 不明 |
| ワンセグ・フルセグ対応 | 不明 |
| ハイレゾ対応 | 不明 |
| イヤホンジャック対応 | 不明 |
| スピーカー | 不明 |
| SDカード対応 | 不明 |
| eSIM対応 | 不明 |
| デュアルSIM対応 | |
| SIMフリー対応 | |
| SIMサイズ | nanoSIM |
| GPS機能 | 不明 |
| 折りたたみ可能 | 不明 |
| 専用スタイラスペン対応 | 不明 |
| 複数アプリ同時表示数 | 不明 |
| サブディスプレイサイズ | 不明 |
| スマイルシャッター対応 | 不明 |
| 手のひらシャッター対応 | 不明 |
| 折りたたみスタイル | 不明 |
| ディスプレイ比率 | 不明 |
| 幅 | 7.67cm |
| 高さ | 16.25cm |
| 厚さ | 0.85cm |
| 本体重量 | 210g |
| 付属品 | ACアダプタ、USB Type-C ケーブル、SIM取り出しツール、保護ケースなど |
| 製造国 | 不明 |
| 対象 | 不明 |
| 特徴 | 不明 |
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