リーズナブルなのに有機ELディスプレイ搭載で、基本機能が整っていると評判のmoto g31。口コミでは高く評価されていますが、一方で「操作がもたつく」「カメラの画質が悪い」といった意見もあり、購入するか迷っている人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、moto g31を含むAndroidスマホ全33商品を実際に使ってみて、カメラ性能・処理性能・画面性能・バッテリー性能・熱のこもりにくさ・付加機能を比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
大手家電量販店出身で、7,000人以上に携帯電話の販売や通信サービスの契約を担当。主要な通信会社の料金プランや販売機種をすべて把握し、その豊富な知識で店舗販売ランキングにおいて個人表彰もされている。 その後マイベストに入社、携帯電話や光ファイバー回線キャリア・インターネットプロバイダーなどの通信会社を専門に担当しており、格安SIMやホームルーターを実際に回線契約し各社の料金プランや通信速度の比較を行うとともに、モバイルだけでなく10社以上の戸建て・マンション向けの光回線の通信速度・速度制限も調査している。 また自身が行う検証の中で通信会社の公表値と異なる数値も発表、わかりにくいと言われる通信サービスだからこそ、理解しやすく信頼できるコンテンツの企画制作を心掛けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
結論からいうと、moto g31は手軽に買える低価格なモデルをお探しの人・画面の美しさやバッテリー持ちで選びたい人におすすめです。執筆時点で税込25,800円と低価格ながら、フルHDの有機ELディスプレイを採用。実際に映像を見てみても、発色は比較的鮮やかでした。
バッテリー容量も5,000mAhと、ハイエンド機並みのスペック。非常に持ちがよく、動画を6時間再生しても57%充電が残りました。1日外に出っぱなしの日も、充電切れを気にせず過ごせるでしょう。ストレージが128GBと大容量なうえに、microSDカードにも対応しており、容量不足も心配不要です。
ただし、処理性能はいまひとつ。ベンチマークスコアは約20万点と、ほかのエントリーモデルと比較しても控えめでした。サイト閲覧や音楽再生には十分ですが、重いゲームには向いていません。立体音響技術ドルビーアトモス採用モデルなので、音楽をよく聞く人にはよいでしょう。
カメラの性能も、全体的な暗さやボケが気になりました。エントリーモデルでも解像度で高評価を獲得した商品もあり、とくに夜景や動画の解像度の低さが気になります。カメラをメインで使いたいなら、価格帯を上げてミドルレンジの商品もぜひチェックしてみてください。
今回ご紹介するmoto g31は、モトローラのエントリーモデル。SIMフリーなので、どこの通信会社でも契約が可能です。本記事では、詳しいスペックや特徴について改めて解説します。
moto g31は、モトローラ主力のgシリーズから2022年1月に発売された、エントリーモデル。3万円以下と手頃な価格ながら、5,000mAhの大容量バッテリーと有機ELディスプレイを搭載しています。
本体のストレージも128GBと、ミドルレンジ並みの大容量。写真や動画を多く保存したい人にも向いています。機能がシンプルなので、はじめてのスマホやサブ機としてもうってつけですよ。
画面には有機ELディスプレイを採用。解像度もフルHDで、鮮明な映像を楽しめると謳っています。
ディスプレイのサイズは6.4インチと、今回検証したエントリーモデルのなかでも画面が大きめ。大画面で動画やゲームを楽しめるだけでなく、SNSやWebサイトも見やすいですよ。
本体サイズは高さ約161.9×幅73.9×厚さ8.55mm・重量は約181g。やや縦長の大きめサイズのわりに軽量です。前機種moto g30より全体的に一回り小さくなり、重量も約20g軽量化されました。
大画面のスマホが欲しいけれど、重たすぎると疲れる…という人にぴったりですよ。
カラーは、ミネラルグレイとベイビーブルーの2色。シンプルで誰でも使いやすいデザインです。
右の側面に指紋センサーがあります。右利きの人は親指の指紋を登録しておけば、すぐに画面ロックを解除できて便利ですよ。
まずは、画面性能の検証です。
メーカー公表の性能と検証参加モニターの体感をもとに、画面のきれいさを評価しました。ディスプレイ方式や解像度はもちろん、実際の発色の美しさ・繊細さも評価のポイントとしています。
トレンドの有機ELディスプレイを採用しており、5人のモニター全員が「発色が鮮やか」と高く評価しました。暗い部分は少し潰れも見られましたが、とくに赤は色鮮やかできれいですよ。
解像度はフルHD。ハイエンド機でもフルHDより高画質な2Kや4Kを採用した商品は少なく、エントリーモデルとしてはハイスペックです。一方、動きのなめらかさを表すリフレッシュレートは、60Hzと必要最低限の性能でした。
【仕様】
そのほかの機能についてもチェックしました。
画面ロック解除は、顔認証と指紋認証どちらにも対応。普段は顔認証、外出でマスク着用時には指紋認証と、使い分けると便利です。
一方、おサイフケータイ機能や高い防水防塵機能を備えていないのは惜しいポイントです。本体はIP52の防滴レベルの耐水性なので、雨や水没には十分注意してご使用ください。
メインストレージは128GBと、ミドル・ハイエンド機と同じくらい大容量。microSDカードで1TBまで拡張できるので、よくペットや子どもの写真を撮る人でも容量不足に悩むことは少ないでしょう。
デュアルSIMに対応しているのもポイントです。スマホ1台で2つの電話番号を持てるので、プライベート用・仕事用としたり、出張や旅行などで渡航先のSIMを使ったりするときにも便利ですよ。
スピーカーは底面に1か所だけでモノラルですが、立体音響技術の1つである「ドルビーアトモス」の空間オーディオに対応。臨場感のあるサウンドを楽しめます。
イヤホンジャックもついているので、Bluetooth・有線イヤホンどちらも使えますよ。
続いて、処理性能の検証です。
処理性能を数値化するアプリを使用して、スコアを測定。3回ずつ実施し、最も数値が大きかったもので処理性能をジャッジしました。なお、今回はベンチマークアプリ「Antutuベンチマーク ver9.0」を使用しています。
ベンチマークスコアは約20万点と、ほかのエントリーモデルと比較してもやや控えめな数値でした。SNSやWebサイトの閲覧には問題ないものの、重たいゲームには向きません。
そもそもベンチマークスコアとは、デバイスに負荷をかけた状態で端末の処理性能を測定し、数値で表したもの。50万点以上の数値であれば、高グラフィックのゲームや動画視聴も滑らかに動きますが、そのぶん機種代も高くなります。
SoCは他社ではあまり採用されていない、MediaTek社のHelio G85を搭載しています。
SoCとはチップセットとも呼ばれる、スマホを動作させるのに必要な機能すべてを実装したもののこと。ハイエンド機の多くがSnapdragon社製を採用しているのに対し、moto g31はMediaTek社のSoCにすることで本体価格が抑えられています。
一度に作業できるデータ量を表すRAMも4GBと控えめ。3Dのゲームをプレイする目安は6〜8GB以上とされているので、重たいゲームには向いていません。
スマホが発熱してしまうと、処理性能に大きく影響します。そこで一定時間スマホに負荷をかけ、どれくらい発熱するのかサーマルカメラで確認しました。
結果、本体の温度は38.0度と若干上がりました。多少熱はこもるものの、不快に感じるレベルの熱さではありません。一般的に高性能モデルほど熱がこもりやすく、検証では50度近くに達するものもありました。
1日中使うと帰宅時に電池切れが心配になるときもありますよね。そこで今回はバッテリー持ち・充電速度の2点に着目し、バッテリー性能をチェック。以下の条件で検証を実施しました。
【バッテリーの持ち】
充電100%の状態から、YouTubeアプリの動画を6時間再生。その後、バッテリーが何%残っているかを確認しました。
<検証条件>
【充電速度】
バッテリー残量0%の状態で急速充電器に接続。30分後に何%まで増えたのか確認しました。
<検証条件>
65出力に対応していることを条件として、商品付属の充電器、もしくはAnker社のAC充電器使用しています。
充電100%の状態から、YouTubeを6時間再生しましたが、バッテリーは57%残っていました。検証では30%を切ってしまう商品もあったため、比較的バッテリー持ちはよいといえます。
バッテリー容量は5,000mAhと、ハイエンド機と変わらぬ大容量です。1日中外出する日も、モバイルバッテリーがなくても充電切れの心配は少ないですよ。
急速充電器に接続し30分後に確認したところ、0%から40%まで充電されていました。検証では70%以上充電できる商品もいくつかありましたが、検証では半数ほどが本商品と同水準の充電速度。特別遅くは感じないでしょう。
なお、充電方法は有線のみです。ワイヤレス充電Qiには対応していないため、付属の充電器をご利用ください。
高性能カメラを搭載するスマホが増え、最近ではカメラ代わりに使う人も多いのではないでしょうか?そこで最後に、カメラ性能を検証しました。
室内での撮影・ズーム撮影・暗所撮影・インカメラでの撮影・動画撮影の5つのパターンで撮影し、データを男女5人のモニターが確認して評価しました。
カメラ性能はまずまずの評価です。全体的な暗さとノイズは気になりますが、モニター数名から「色合いは鮮やか」との意見が寄せられました。
ただし、室内での通常写真でも解像度はやや低く、糸についたバーコードの数字が確認できません。インカメでは色飛びも見られました。逆境の影響はあまり受けていないものの、解像度のざらつきを指摘する声も聞かれています。
暗いところでの撮影は、白飛びや解像度の低さが目立ちました。ほかのエントリーモデルと比べても、暗い部分はものの区別がつきにくく、やや鮮明さに欠ける印象です。
5,000万画素センサー・光量を4倍取り込めるクアッドピクセル技術採用と、スペック的としては悪くないものの、夜景の撮影にはあまり向いていません。
一眼レフ並みのカメラを備えたハイエンドモデルなども販売されており、実際に撮影した写真を見比べると性能の違いを感じます。メモとして残すために写真を撮るなど、カメラ機能があれば十分という人向けです。
moto g31は、エントリーモデルながら有機ELディスプレイを搭載するなど、基本機能が充実した商品でした。最後に、ぜひ比較検討していただきたい商品をご紹介します。
Galaxy S22 Ultraは、6.8インチの大画面を採用したハイスペックな万能型スマホ。ベンチマークスコアは約94万点と、高負荷な3Dゲームも快適な処理能力です。カメラ性能も高く、夜景や動画もきれいに撮れました。約15万円の高額モデルですが、これ1台でスマホの用途が広がりますよ。
OPPO Reno7 Aは、性能と価格のバランスがよいスマホ。処理能力を表すベンチマークスコアは約39万点と、ツムツムのような軽めのゲームならサクサク動くレベルでした。カメラもシーン問わず比較的きれいに撮れます。バッテリー持ちも優秀なのに、価格は4万円台とお手頃ですよ。
取り扱い事業者 | ドコモ、au |
---|---|
OS | Android |
対応バンド | ドコモ系回線、au回線 |
SoC | Qualcomm Snapdragon 8 Gen 1 |
充電端子 | USB Type-C |
メインメモリ(RAM) | 12GB |
ストレージ(ROM) | 256GB |
バッテリー容量 | 5,000mAh |
画面サイズ | 6.8インチ |
画面解像度 | 3088×1440 |
最大画面リフレッシュレート | 120Hz |
ディスプレイ種類 | 有機EL |
Bluetooth機能 | |
5G対応 | |
テザリング対応 | |
NFC対応 | |
メインカメラ(広角)画素数 | 10,800万画素 |
超広角カメラ画素数 | 約1200万画素 |
望遠カメラ画素数 | 1000万画素 |
深度カメラ画素数 | 不明 |
インカメラ画素数 | 4000万画素 |
最大ビデオ撮影解像度 | 8K |
複数レンズ | 4眼 |
スローモーション撮影可能 | |
夜景補正対応 | |
手ぶれ補正対応 | |
防水機能 | 不明 |
防水等級 | IPX5、IPX8 |
防塵機能 | 不明 |
セキュリティ認証 | 画面内指紋認証、顔認証 |
おサイフケータイ対応 | |
ワイヤレス充電対応 | |
急速充電対応 | |
MHL対応 | 不明 |
ワンセグ・フルセグ対応 | |
ハイレゾ対応 | |
イヤホンジャック対応 | |
スピーカー | ステレオ |
SDカード対応 | |
eSIM対応 | |
デュアルSIM対応 | |
SIMフリー対応 | 不明 |
SIMサイズ | 不明 |
GPS機能 | 不明 |
折りたたみ可能 | |
専用スタイラスペン対応 | 不明 |
複数アプリ同時表示数 | 不明 |
サブディスプレイサイズ | 不明 |
スマイルシャッター対応 | 不明 |
手のひらシャッター対応 | 不明 |
折りたたみスタイル | 不明 |
ディスプレイ比率 | 不明 |
幅 | 7.8cm |
高さ | 16.3cm |
厚さ | 0.89cm |
本体重量 | 229g |
付属品 | SIM取り出し用ピン、Sペン、クイックスタートガイド、USBケーブル(CtoC) |
製造国 | 不明 |
対象 | 不明 |
特徴 | カメラ性能が高い |
SAMUSUNG Galaxy S22 Ultraをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
取り扱い事業者 | au、ワイモバイル、UQモバイル、楽天モバイル、SIMフリー |
---|---|
OS | Android |
対応バンド | 不明 |
SoC | Qualcomm Snapdragon 695 5G |
充電端子 | USB Type-C |
メインメモリ(RAM) | 6GB |
ストレージ(ROM) | 128GB |
バッテリー容量 | 4,500mAh |
画面サイズ | 約6.4インチ |
画面解像度 | 2400×1080 |
最大画面リフレッシュレート | 90Hz |
ディスプレイ種類 | 有機EL |
Bluetooth機能 | |
5G対応 | |
テザリング対応 | |
NFC対応 | |
メインカメラ(広角)画素数 | 4800万画素 |
超広角カメラ画素数 | 約800万画素 |
望遠カメラ画素数 | |
深度カメラ画素数 | 不明 |
インカメラ画素数 | 約1600万画素 |
最大ビデオ撮影解像度 | FHD |
複数レンズ | 3眼 |
スローモーション撮影可能 | |
夜景補正対応 | |
手ぶれ補正対応 | |
防水機能 | 不明 |
防水等級 | IPX8 |
防塵機能 | 不明 |
防塵等級 | 不明 |
セキュリティ認証 | 画面内指紋認証、顔認証 |
おサイフケータイ対応 | |
ワイヤレス充電対応 | |
急速充電対応 | |
MHL対応 | 不明 |
ワンセグ・フルセグ対応 | |
ハイレゾ対応 | |
イヤホンジャック対応 | |
スピーカー | モノラル |
SDカード対応 | |
eSIM対応 | |
デュアルSIM対応 | |
デュアルSIMの種類 | 不明 |
SIMフリー対応 | |
SIMサイズ | 不明 |
GPS機能 | 不明 |
折りたたみ可能 | |
専用スタイラスペン対応 | 不明 |
複数アプリ同時表示数 | 不明 |
サブディスプレイサイズ | 不明 |
スマイルシャッター対応 | 不明 |
手のひらシャッター対応 | 不明 |
折りたたみスタイル | 不明 |
ディスプレイ比率 | 不明 |
ディスプレイのアスペクト比 | 不明 |
ベンチマークスコア | 不明 |
かこって検索対応 | 不明 |
翻訳通話対応 | 不明 |
対面翻訳対応 | 不明 |
翻訳表示対応 | 不明 |
被写体削除加工対応 | 不明 |
傾き補正生成対応 | 不明 |
文字起こし対応 | 不明 |
ボイスレコーダー要約対応 | 不明 |
価格帯 | 不明 |
幅 | 7.34cm |
高さ | 15.97cm |
厚さ | 0.76cm |
本体重量 | 約175g |
付属品 | SIM取出し用ピン×1、保護フィルム(貼付済み)×1、保護ケース×1、クイックガイド×1、安全ガイド×1 |
製造国 | 中国 |
対象 | 不明 |
特徴 | 画面がきれい、バッテリー性能が高い |
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