マウスやキーボードとの接続にも対応し、コンパクトなノートPCとしても使えるWindowsタブレット、Microsoft Surface Go 2。ネット上では「液晶画面が美しい」と評判ですが、「バッテリー持ちがいまひとつ」「画面がもたつくことがある」という気になる口コミもあり、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の9つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、同じマイクロソフトのSurface Go 3や、HUAWEIなどの人気商品とも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行っているので、Windowsタブレット選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
筑波大学芸術専門学群卒業後、芸術制作で使用していたPCをはじめとする多くのデジタルデバイスやソフトウェアに関する知識を活かそうと大手家電量販店に入社。販売員としてPCだけでなくプリンター・ルーターなどPC周辺機器の販売や、インターネット・格安SIMなど通信サービスの提案など、PCに関する販売・契約を総合的に担当、自身の担当顧客に合ったPC環境を真摯に考え、販売ノルマや利益にとらわれず提案してきた。 その後2022年にマイベストへ入社し、PCや周辺機器の専門ガイドを担当。富士通やDellのような大手メーカー製PCだけでなく様々なデジタルデバイスに関する経験・知識を活かし、PCや周辺機器選びに困ったユーザーに寄り添う企画・記事制作を心がけている。
すべての検証は
マイベストが行っています
本コンテンツに記載の検証結果は2025年08月までの情報です
目次
36,500円
おすすめスコア
CPUの処理性能
メモリの処理性能
ストレージの読み書きの速さ
デスクワークの快適さ
ディスプレイ操作の快適さ
外出先での使いやすさ
画面のきれいさ
機能性の高さ
表面温度の低さ
画面解像度 | 1,920×1,280 |
---|---|
CPU | Intel Pentium Gold 4425Y |
良い
気になる
Microsoft Surface Go 2は、資料の確認や動画視聴がメインで、快適な操作性のタブレットを選びたい人におすすめです。口コミでは画面のもたつきが指摘されていましたが、実際に使うと指でのスクロール・ズームイン・アウトの操作はスムーズ。比較したなかにはカクつきを感じた商品もあったなか、本商品は触れた部分が遅延なく反応しました。
しかし、CPUの処理性能を示すベンチマークスコアは、マルチコアで平均934ptsと低めです。メモリは4GBとやや物足らず、ストレージのデータ転送速度も高評価の基準には達していません。Webサイトや動画を見るぶんには問題ないものの、処理が重い作業には不向きです。仕様を変更できるモデルなので、目的に合わせて選びましょう。
実際にモニターが文書を作成したところ、「何の問題もなく入力できた」「関数やフィルタ操作時の遅延がない」と好評。比較したなかには操作時にラグが生じた商品もあったのに対し、本商品は1つのアプリを操作する限り処理速度は落ちませんでした。別売りの純正のキーボードも軽いタッチで打ち込みやすく、タッチパッドの動きもスムーズです。
画面の美しさが評判なだけあって、フルHD対応のディスプレイは細部までくっきりした画質。ただし最大輝度は270nitとそこまで高くないので、太陽光の下で見るとやや見えづらいでしょう。動画を連続で再生できた時間は約4時間49分です。比較したなかには6時間以上持つ商品もあったので、口コミどおりバッテリー持ちはやや物足りないといえます。
本体重量はキーボード・充電用のコードを含めて1,060gと、比較した商品のなかではトップクラスの軽さ。薄型でコンパクトなデザインなので、カバンに入れてもかさばることなく持ち歩けます。発熱も抑えられており、動画を30分間再生しても表面温度は最高32.6℃と低めでした。ずっと持っていてもそこまで熱くありません。
値段は、執筆時点で税込65,780円(公式サイト参照)。比較したなかには10万円近い商品もあり、Windowsタブレットとしては比較的安価といえます。軽い作業がメインなら有力な選択肢となるでしょう。複数のアプリを使いたい人や、重い作業をするなど処理性能を重視する人は、ほかの商品も検討してみてくださいね。
iPadやAndroidタブレットと比べて、やや高価なWindowsタブレット。とはいえ、Officeソフトとの高い互換性や、多くのブラウザゲームの推奨環境であることなど、Windows OS搭載端末ならではのメリットがあります。
今回ご紹介するSurface Go 2は、2020年5月に発売されたマイクロソフトのWindowsタブレット。別売のキーボードを取りつければ、コンパクトなノートPCとしても使える2 in 1仕様です。もちろん、WordやExcelなどの各種Officeソフトも標準搭載※しています。
Office Home & Business 2019
Surfaceシリーズは、Windowsの開発元であるマイクロソフトが手がけるブランド。お手頃価格で携帯性の高いSurface Goシリーズをはじめ、デスクトップPCやノートPCなど幅広い製品を展開しています。
従来モデルから薄型・軽量デザインを引き継ぎつつ、画面サイズは10.5インチにグレードアップ。内蔵マイクも強化されたことでバックグラウンドのノイズが低減され、ビデオ会議などもより快適に実施できると謳っています。
また、手がふさがっていても顔認証で簡単にログインできる「Windows Hello」にも対応。子どものウェブ閲覧や使用時間、課金などを制限できるファミリー機能もあり、子どもの家庭学習にもぴったりですよ。
CPU・メモリ・ストレージを選べるのも特徴で、一般向けモデル※は全3モデルをラインナップ。今回の検証では、CPUにIntel Pentium Gold 4425Y・メモリ4GB・ストレージに64GBのeMMCを搭載したモデルを使用しました。
このほか、法人向け・教育機関向けモデルあり
前面には500万画素のカメラを搭載。背面カメラでは書類やホワイトボードをスキャンできるので、会議メモの共有や課題の提出に役立ちます。別売のSurfaceペンを使えば、画面への書き込みがよりスムーズになり、リモート学習もはかどるでしょう。
本体カラーはプラチナ1色。別売りのタイプカバー(キーボード)はプラチナ・ブラック・ポピーレッド・アイスブルーの4色展開なので、組み合わせ次第でアレンジを楽しめますよ。
<サイズ>
寸法|幅24.5×奥行17.5×高さ8.3cm
重量|544g
今回は、Microsoft Surface Go 2を含むWindowsタブレット全8商品を実際に用意して、比較検証を行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、CPUおよびメモリの処理性能・ストレージの読み書きの速さを検証です。
CPUとメモリの処理性能は、ベンチマークソフトを使って検証。ストレージの読み書きについては、ソフトを使って1秒間に何MBのデータを読み込み・書き込みできるかを計測しました。なお、計測条件はすべて統一しています。
<使用ソフト>
CPUの処理性能を示すベンチマークスコアは、ネットサーフィンや動画の視聴ならスムーズにできるレベルでした。詳しい検証結果は以下のとおりです。
高評価の基準はシングルコアで1,500pts、マルチコアで4,000pts以上としましたが、いずれも届きませんでした。同時に複数のアプリを開く場合や、画像編集など処理が重い作業に使うには物足りないでしょう。
比較したところCPUがCore i3以上の商品は、起動時間が短くサクサク快適に動く傾向がありました。本商品のCPUはIntel Pentium Gold 4425Yのため、上位のCPUに比べるとどうしても処理性能は劣ります。作業効率を重視するなら、Core i3以上の商品がおすすめですよ。
メモリは4GBで、アプリを何個も同時に開いて稼働させると、処理が少し遅くなりました。2回計測したメモリスコアの平均値は1,066と、高評価の基準とした2,500には届いていません。
比較したところ8GBのメモリを搭載した商品のほうが、アプリを複数開いた状態でもスムーズに作業できる傾向がありました。本商品はCPU・メモリ・ストレージの選択肢が複数あり、8GBのモデルも販売されています。複数のアプリを使って作業することが多いのであれば、8GBモデルがおすすめですよ。
ストレージは64GB(eMMC)で、読み込み・書き込みともに遅め。検証結果は以下のとおりです。
読み込み・書き込みともに、比較した全商品の平均値(※執筆時点)を大幅に下回る結果に。比較したなかで最も速かった商品と比べると、10分の1程度の性能でした。
ストレージのデータ転送速度は、画像・動画・音楽ファイルなどのコピー速度に関係します。本商品は128GB(SSD)のタイプも選べるので、OSやアプリをもっと高速に起動したいのであれば、スペックの高いモデルを選びましょう。
次に、デスクワークやディスプレイ操作の快適さを検証しました。
普段からPCやタブレットを扱っているモニター5人に使ってもらい、スクロールや入力作業のしやすさ、純正のキーボード・タッチパッドの使いやすさなどを評価。ディスプレイ操作については、タッチ操作がスムーズかつ正確さにできるかをチェックしています。
デスクワークの快適さは高評価を獲得。スプレッドシートで文書を作成してもほとんどラグはなく、1つのアプリだけを使う限りは処理速度が落ちることはありませんでした。
実際に作業したモニターからは、「文字の入力やコピーにラグがない」「どの方向へのスクロールもなめらか」など、好意的な意見が多く寄せられています。比較したなかには文字入力やセル選択の際にラグが生じた商品もありましたが、本商品はどちらもスムーズでした。
純正のキーボードやタッチパッドの使い心地も良好。「キーボードは若干小さめだが、タッチが軽くて入力しやすい」「滑らかなタッチパッドで押しやすい」など、モニターからも好評でした。タッチパッドつきのキーボードは別売なので、必要な場合は一緒に購入してくださいね。
コメントは一部抜粋
ディスプレイ操作の快適さは、比較したなかでもトップクラスです。スクロールをはじめ、ズームイン・アウトの操作もとてもなめらか。比較したなかには操作時に遅れやカクつきが生じる商品もありましたが、本商品はほとんど気になりません。
タッチしたときの感度も非常に良好です。タッチしたところが即座に反応し、ページ遷移もスピーディでした。感度がよすぎるゆえ、モニターからは「ミスタッチにまで反応した」という声も上がったほど。「画面がもたつく」という口コミと同じ意見は出ていません。
手に持ったときの操作感も高評価です。謳い文句どおり軽量・コンパクトで、「持ちながらでも快適に操作できる」とモニターから好評でした。小さいカバンに入れてもかさばりにくく、持ち運びが苦にならない大きさです。
<スクロール・ズームイン・ズームアウトがスムーズにできるか・タッチした場所が正確に反応するかについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
続いては、画面のきれいさの検証です。
ディスプレイの解像度および輝度・コントラスト比・HDR対応かどうかをチェックしました。なお、解像度については4K(3,840×2,160)を、輝度・コントラスト比についてはiPad Proを基準としています。
10.5インチの画面はフルHDに対応しており、画面のきれいさは高評価を獲得。詳しい検証結果は以下のとおりです。
フルHDに対応しているため、細部までくっきりきれい。比較したフルHDに非対応の商品と並べると、輪郭の鮮明さや画面全体のなめらかさは歴然です。ほとんどの動画配信サービスがフルHDに対応しているため、映画やドラマも高画質で楽しめるでしょう。
ただし、最大輝度は270nitと低く、太陽光の下で画面を見ると暗くてやや見えづらい場合も。日中に屋外でも使うことが多いなら、最大輝度300nit以上を目安に選びましょう。
次に、外出先での使いやすさ・表面温度の低さを検証しました。
外出先での使いやすさは、バッテリー持ちと重さで評価。バッテリー100%の状態の時間から、YouTube上の動画をフルHDで再生して残量が5%になり休止状態に移行するまでの時間を計測。重さは本体・純正キーボード・充電用コードも含めて計測しています。
表面温度については、YouTubeの動画を30分間流し、壁に立てかけて本体の表と裏の温度をサーモカメラで撮影。手に持っていて熱いと感じないかどうかチェックしました。
動画を連続で再生できたのは約4時間49分と、そこそこの評価に。高評価の基準とした6時間には届かず、「バッテリー持ちがいまひとつ」という口コミにも納得でした。外出先で1日中使うには物足りないでしょう。
一方で、本体の軽さは大きな魅力。キーボード・充電用のコードを含めて1,060gと、比較した商品のなかでもトップクラスの軽さです。薄型でかさばらず、非常に持ち運びやすいサイズといえます。
動画を30分間再生したあとの表面温度は、最も高かった部分でも32.6℃と低い温度を維持できています。
比較したなかには40℃を超える商品もあり、持っていてかなり熱いと感じる商品もありました。本商品は人肌より低い温度なので、ずっと手に持っていてもそれほど熱くは感じないでしょう。
最後に、機能性を検証しました。
インターフェースの充実度やWi-Fi・Bluetoothの規格、そのほか便利な機能を搭載していれば高評価としています。
機能性の高さも非常に優秀です。比較したなかでは少なかった、PD(急速充電)やLTEに対応している点が魅力。 詳細は以下のとおりです。
PD(Power Delivery)とは、USB Type-Cによる急速充電のこと。バッテリー切れの状態から同じ電源を使って10分充電したところ、PD非対応の商品は4%だったのに対し、PD対応の商品は26%まで充電できました。出先でバッテリー切れになっても、モバイルバッテリーですぐに充電できますよ。
LTE対応のため、キャリアと契約すればWi-Fiのない環境でも使用が可能。外出先でフリーWi-Fiを使いたくない人や、ネット環境がない場所で使うことが多い人にぴったりです。
画面解像度 | 1,920×1,280 |
---|---|
CPU | Intel Pentium Gold 4425Y |
良い
気になる
画面サイズ. | 10.5インチ |
---|---|
リフレッシュレート | 60Hz |
幅 | 24.50cm |
奥行 | 17.50cm |
高さ | 0.83cm |
重量 | 544g |
OS種類 | Windows 10 Home |
コア数 | 2コア |
Bluetooth規格 | Bluetooth5.0 |
通信モデル | Wi-Fiモデル |
メモリ | 4GB |
クロック数 | 1.7GHz |
ストレージ | 64GB |
microSDカード対応 | |
インターフェース | USB Type-C、3.5 mm ヘッドホン ジャック、Surface Connect ポート |
カードスロット | microSDXCカード |
キーボード付き | |
タッチペン付き | |
マイクあり |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
36,500円
(最安)
販売価格:36,500円
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Microsoft Surface Go 2の取扱店舗は、Amazon・楽天市場・YahooショッピングなどのECサイトが中心です。値段はショップによって異なるので、よく比較してから購入してくださいね。
最後に、バッテリー持ちや処理性能で高評価を獲得したWindowsタブレットをご紹介します。
マイクロソフトのSurface Go 3は、約6時間45分動画を連続再生できるバッテリー持ちが魅力。実際に文書を作成してみると、上位CPUであるCore i3を搭載した商品と遜色ないほど快適でした。ディスプレイはフルHD対応なので、動画も高画質で楽しめますよ。
HUAWEIのMateBook Eは、ベンチマークスコア平均1,965ptsと高い処理性能が魅力。メモリスコア・ストレージの転送速度ともに優秀で、実際に使ってみてもサクサクと操作できました。ディスプレイには有機ELが採用されており、没入感のある映像体験ができますよ。
画面解像度 | 1,980×1,280 |
---|---|
CPU | Intel Pentium Gold 6500Y |
良い
気になる
画面サイズ. | 10.5インチ |
---|---|
リフレッシュレート | 60Hz |
幅 | 24.50cm |
奥行 | 17.50cm |
高さ | 0.83cm |
重量 | 544g |
OS種類 | Windows 11 Home S |
コア数 | 2コア |
Bluetooth規格 | Bluetooth5.0 |
通信モデル | Wi-Fiモデル |
メモリ | 8GB |
クロック数 | 1.1GHz |
ストレージ | 128GB |
microSDカード対応 | |
インターフェース | USB Type-C |
カードスロット | microSDカード、microSDHCカード、microSDXCカード |
キーボード付き | |
タッチペン付き | |
マイクあり |
マイクロソフト Surface Go 3 8VA-00015をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
画面解像度 | WQXGA(2,560×1,600) |
---|---|
CPU | Intel Core i3-1110G4 プロセッサー |
良い
気になる
画面サイズ. | 12.6インチ |
---|---|
リフレッシュレート | 60Hz |
幅 | 28.65cm |
奥行 | 18.47cm |
高さ | 0.79cm |
重量 | 709g |
OS種類 | Windows 11 Home S |
コア数 | 2コア |
Bluetooth規格 | Bluetooth5.1 |
通信モデル | Wi-Fiモデル |
メモリ | 8GB |
クロック数 | 2.5GHz |
ストレージ | 128GB |
microSDカード対応 | |
インターフェース | USB Type-C(Thunderbolt 4対応)、3.5 mm ヘッドセットジャック |
カードスロット | |
キーボード付き | |
タッチペン付き | |
マイクあり |
HUAWEI MateBook Eをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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