誰でもどこでも使えるように設計したと謳うWindowsタブレット、Microsoft(マイクロソフト)Surface Go 3 8VA-00015。ネット上の口コミでは「持ち運びが楽々」と評判ですが、「性能はいまいち」「すぐに熱くなる」との声もあり購入を迷っている人もいるのではないでしょうか。
今回はその実力を確かめるため、以下の9つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のHuawei・ALLDOCUBEなどのWindowsタブレットとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、Windowsタブレット選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
筑波大学芸術専門学群卒業後、芸術制作で使用していたPCをはじめとする多くのデジタルデバイスやソフトウェアに関する知識を活かそうと大手家電量販店に入社。販売員としてPCだけでなくプリンター・ルーターなどPC周辺機器の販売や、インターネット・格安SIMなど通信サービスの提案など、PCに関する販売・契約を総合的に担当、自身の担当顧客に合ったPC環境を真摯に考え、販売ノルマや利益にとらわれず提案してきた。 その後2022年にマイベストへ入社し、PCや周辺機器の専門ガイドを担当。富士通やDellのような大手メーカー製PCだけでなく様々なデジタルデバイスに関する経験・知識を活かし、PCや周辺機器選びに困ったユーザーに寄り添う企画・記事制作を心がけている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
マイクロソフト Surface Go 3 8VA-00015は、Windowsタブレットを探しているすべての人におすすめです。実際にベンチマークソフトを使用したところ、ストレージは読み込み1,730MB/s・書き込み843MB/sを記録。比較した商品の平均は読み込み約1062MB/s・書き込み約629MB/s(※執筆時点)だったのに対し、読み書きは高速であるといえます。
CPUにはIntel Pentium Gold 6500Yを採用。マルチスコアは平均1,125ptと口コミどおり高評価の基準の2,000を下回ったものの、比較したなかには1,000pts以下の商品も多く見られました。Core i3以上の商品には及ばない程度で、簡単な作業や映像鑑賞には十分対応できますよ。8GBのメモリスコアも平均1,780と良好で、処理能力は比較的高めです。
外出先でも快適に使えます。重量はキーボード込みで約1kgと、比較したなかでもトップクラスの軽量性。評判どおり楽々持ち運びが可能です。バッテリー持ちも6時間45分と長いので、電源がない場所でも困りません。30分動画を見ても本体温度は30.5℃と低温で、「すぐに熱くなる」との口コミも払拭しました。長時間の使用でも不快に感じにくいでしょう。
操作の快適さも大きな魅力。実際に使用したモニターからは、「精密に操作できる」と好評です。どんな作業をしてもラグやカクつきがなくスムーズに動作しました。思いどおりに操作でき、タッチも非常に正確です。比較したより高性能なCPUを搭載した商品以上に快適な操作性で、読み込みも速いのでWEBサイトの閲覧もスムーズですよ。
フルHD画質のディスプレイは輝度が270nitのため、屋外だとやや暗くみえるかもしれません。とはいえ、解像度1920×1280・コントラスト比1500:1と鮮やかに映像を映し、エンタメ鑑賞も十分楽しめるスペックです。PD(急速充電)対応のUSB-C・マイクロSD・Wi-Fi6・Bluetooth5.1に対応しており、機能も充実していました。
執筆時点の値段は公式サイトで78,980円と比較したなかでは標準的ですが、優れた携帯性・操作性を兼ね備えたコスパのよい一台です。Officeを使った作業やネット閲覧・動画視聴などで使うWindowsタブレットをお探しなら、ぜひ手に取ってはいかがでしょう。
Windows OSが搭載されたWindowsタブレットは、Excel・WordなどのOfficeソフトの機能をフルに使えるメリットがあります。iPadやAndroidタブレットはアプリ版・Web版のソフトのみ使用できるのに対し、Windowsタブレットはソフトをインストールして使用できるのでビジネスシーンでも使いやすいですよ。
今回紹介するマイクロソフト Surface Go 3 8VA-00015は、世界的なソフトウェア企業であり、Windows OSを開発したMicrosoftが直接製造・販売する2 in 1Windowsタブレット。OfficeソフトをはじめMicrosoft製ソフト・アプリとの高い親和性があり、誰でもどこでも使えるように設計したと謳う携帯性に特化したモデルです。
本商品は、CPU・メモリ容量・ストレージ容量を選べるタイプ。今回はCPU Intel Pentium Gold 6500Y・メモリ8GB・ストレージ128GB搭載モデルで検証を行いました。
ディスプレイには、10.5インチPixelSense™タッチスクリーンを装備しています。解像度は1,980×1,280とフルHD同等の高解像。画面の縦横比は3:2を採用し、縦方向に領域が広く多くの情報を表示し見やすさに考慮したとアピールしています。
性能と携帯性が評価され、ガジェットメディアであるアスキーが読者・家電量販店・編集部のアンケート投票で選出するASCII BESTBUY AWARD 2022 ハイバリューノートPC(8万円以下)部門を受賞しました。
本体サイズは幅24.50×奥行17.50×高さ8.30mmで、重量は544gと薄型軽量。カラーバリエーションはプラチナ(シルバー)・マットブラックの2色を展開しています。シックで洗練されたデザインはどんな場所にも調和し、外出先でも使いやすいでしょう。
なお、キーボードは付属しておらず、純正キーボード・ペンは別売りされています。
今回は、マイクロソフト Surface Go 3 8VA-00015を含むWindowsタブレット8商品を実際に用意して、比較検証を行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、CPUの処理性能・メモリの処理性能・ストレージの読み書きの速さの検証です。
PCの処理性能に関する機能である、CPU・メモリのパフォーマンスを数値で表示できるベンチマークソフトを使用し、それぞれ計測し評価しました。またコピー速度に関わるストレージへの転送速度についても専用ソフトを使用して1秒間に何MBのデータを読み込み・書き込みできるかを計測し評価しました。
高評価の基準とした、マルチスコア2,000pts・シングルスコア1,000ptsはどちらも満たせませんでした。とはいえ、比較した商品にはマルチスコア1,000pts以下のものも多く、特別処理が遅いわけではありません。Officeを使って簡単な作業をするには十分な性能ですよ。
メモリ容量は一般的なノートPCと同等の8GB。メモリのベンチマークスコアを計測すると1回目1,780・2回目1,784・平均1,782を記録しました。高評価の基準である2,000には届かなかったものの、比較したなかには1,000以下の商品も多く、好記録であるといえます。
メモリ容量4GB搭載の商品と比べ、アプリやタブを複数開いてもスムーズに動作し、ストレスを感じにくいでしょう。
読み込み速度は、高評価の基準とした1,000MB/s、比較した商品の平均値の約1062MB/s(※執筆時点)ともに超えました。書き込み速度も高評価の基準とした600MB/s、比較した商品の商品の平均値の約629MB/s(※執筆時点)を上回っています。
比較した商品には読み込み速度が500MB/s以下の商品もあったのに対し、快適に作業を進められるでしょう。
次に、デスクワークの快適さ・ディスプレイ操作の快適さの検証です。
モニター5名が実際に商品を使用し、快適にデスクワークできるかのポイントであるスクロール・関数入力・文章の入力編集・キーボードやタッチパッドの使いやすさを評価しました。またディスプレイを快適に操作できるかのポイントであるスクロール/拡大縮小・タッチの正確性・手に持って操作しやすいかも評価しました。
ソフトで関数の操作を行っても同様にスムーズで、純正キーボードも硬めの打鍵感ながら軽やかでした。パッドでも滑らかに操作できます。一部のモニターから「細かい操作はしにくい」との声はあったものの、ほとんどのモニターが満足と回答しました。
コメントは一部抜粋
「ストレスフリー」との声があがるほど軽快に操作でき、本体も手に持ちやすいサイズ。「誰でもどこでも使えるように設計した」と謳うとおり、場所を問わず使いやすいく、外出先でブラウジングを快適に行いたい人におすすめですよ。
<スクロール・ズームイン・ズームアウトがスムーズにできるか・タッチした場所が正確に反応するかについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
次に、画面のきれいさの検証です。
ディスプレイの解像度・輝度・コントラスト比をそれぞれ確認し、エンタメを楽しむのに十分な機能を備えているかを評価しました。なお、輝度・コントラスト比はiPad Proを、解像度は4Kを高評価としています。
比較したなかにはコントラスト比540:1の商品も多くあったなか、映像を鮮やかに映し出し、エンタメだけでなく資料などの確認もクリアに行えます。
ただし、最大輝度は270nitとやや低めです。晴れた屋外など状況によっては画面を見えにくく感じる場面もあるでしょう。
次に、外出先での使いやすさ・表面温度の低さの検証です。
手軽に持ち運んで外出先でも使いやすいかどうか、バッテリーの持ち時間・重量を比較して評価しました。続いて、YouTube動画を30分間再生して本体の温度を測定。長時間持っても快適に使えるかも評価しました。
バッテリー持ちも非常に優秀です。動画の連続再生時間は約6時間45分と、高評価の基準の5時間を大きく超えました。比較した商品には約3時間で充電がゼロになったものもあったのに対し、電源のない場所でも使いやすいですよ。PD(急速充電)にも対応しているので、充電切れの心配は少ないでしょう。
総合的に見て「持ち運びが楽々」との口コミや、「誰でもどこでも使える」という謳い文句どおり。日常的に持ち歩くなら、有力候補としたい商品です。
動画再生後の本体温度は、最も高かった場所で30.5℃と低めでした。比較したなかには40℃を超え手に持っていられない商品もあったなか、口コミとは反対に冷却性能は非常に優秀です。長時間作業しても、不快に感じにくいでしょう。
最後に、機能性の高さの検証です。
接続端子の豊富さと、急速充電・Display Port・SDカードスロットの搭載・対応の有無、Wi-FiとBluetoothの規格をそれぞれ確認し、使い勝手のよさを評価しました。
通信規格は新しいWi-Fi6・Bluetooth5.1に対応しています。ただし、USB-Aは非搭載でUSB-Bも端子が1つのみなので、必要に応じてハブの用意も検討するとよいでしょう。
比較したほとんどの商品にはなかったLTE搭載モデルがあるも特徴的です。通信事業会社と契約してSIMカードを挿入すれば、Wi-Fiが使えない環境でもインターネットに接続できます。
画面解像度 | 1,980×1,280 |
---|---|
CPU | Intel Pentium Gold 6500Y |
良い
気になる
画面サイズ. | 10.5インチ |
---|---|
リフレッシュレート | 60Hz |
幅 | 24.50cm |
奥行 | 17.50cm |
高さ | 0.83cm |
重量 | 544g |
OS種類 | Windows 11 Home S |
コア数 | 2コア |
Bluetooth | Bluetooth5.0 |
通信モデル | Wi-Fiモデル |
メモリ | 8GB |
クロック数 | 1.1GHz |
ストレージ | 128GB |
microSDカード対応 | |
インターフェース | USB Type-C |
カードスロット | microSDカード、microSDHCカード、microSDXCカード |
キーボード付き | |
タッチペン付き | |
マイクあり |
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CPU・メモリ容量・ストレージ容量を選べるため、スペックによって値段は異なりますが、執筆時点での公式サイトの価格は税込78,980円~(※執筆時点)です。
最後に、より高性能なCPUを搭載したWindowsタブレットを紹介します。
エンタメも仕事も一台にお任せできるのは、HUAWEI MateBook E。有機EL搭載のディスプレイを採用しており、色鮮やかできれいな映像を楽しめます。CPUもCore i3と高スペックで、メモリ・ストレージ性能も優秀です。実際の操作もラグがなく、様々なシーンで快適に使えるでしょう。
処理性能で選ぶなら、ALLDOCUBE iWork GTがおすすめ。CPUにCore i5を搭載し、マルチスコアは3,344ptsと好記録でした。メモリ・ストレージも優秀なので、仕事での作業効率を重視したい人にぴったりですよ。バッテリー持ちはやや短めですが、重たいデータを扱うなら候補としたい商品です。
画面解像度 | WQXGA(2,560×1,600) |
---|---|
CPU | Intel Core i3-1110G4 プロセッサー |
良い
気になる
画面サイズ. | 12.6インチ |
---|---|
リフレッシュレート | 60Hz |
幅 | 28.65cm |
奥行 | 18.47cm |
高さ | 0.79cm |
重量 | 709g |
OS種類 | Windows 11 Home S |
コア数 | 2コア |
Bluetooth | Bluetooth5.1 |
通信モデル | Wi-Fiモデル |
メモリ | 8GB |
クロック数 | 2.5GHz |
ストレージ | 128GB |
microSDカード対応 | |
インターフェース | USB Type-C(Thunderbolt 4対応)、3.5 mm ヘッドセットジャック |
カードスロット | |
キーボード付き | |
タッチペン付き | |
マイクあり |
HUAWEI MateBook Eをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
画面サイズ. | 10.1インチ |
---|---|
画面サイズ | 10.1インチ |
リフレッシュレート | 60Hz |
画面解像度 | 2,000×1,200 |
幅 | 25.90cm |
奥行 | 16.30cm |
高さ | 1.05cm |
重量 | 610g |
OS種類 | Windows 11 |
OS詳細 | Windows 11 |
画面種類 | 液晶 |
TVチューナー | 不明 |
コア数 | 4コア |
DCI-P3色域対応 | |
文字サイズ変更可能 | |
Wi-Fi規格 | Wi-Fi6対応 |
キッズタブレットタイプ | 不明 |
Bluetooth | Bluetooth5.1 |
通信モデル | Wi-Fiモデル |
手書き入力可能 | |
SIMロック解除可能 | |
最大輝度(公称値) | 270nit |
最大輝度(実測値) | 270nit |
SIMカード | 不明 |
CPU | Core i5-1135G7 |
メモリ | 8GB |
クロック数 | 2.4~4.2GHz |
ストレージ | 512GB |
microSDカード対応 | |
インターフェース | USB Type-A、USB Type-C、microHDMI、イヤホンジャック |
カードスロット | microSDカード |
メインカメラ画素数 | 500万画素 |
インカメラ画素数 | 100万画素 |
バッテリー稼動時間 | 不明 |
キーボード付き | |
タッチペン付き | |
生体認証機能 | 不明 |
スピーカーの数 | 2個 |
スピーカー性能 | 不明 |
バッテリー容量 | 3,900mAh |
防水機能 | 不明 |
防水性能 | 不明 |
防塵機能 | |
AirPlay対応 | |
GPS機能 | |
マイクあり | |
特徴 | 中華メーカー |
コンテンツ制限機能(キッズモード) | |
時間制限機能 | |
ブルーライトカットモード | |
Officeソフト付き | |
CPUスコア | 平均3,344pts |
連続使用時間 | 約4時間49分 |
使用タイプ | ラップトップ型 |
メーカー所在地 | 不明 |
筆圧感知レベル | 不明 |
傾き検知機能 | 不明 |
角度調整可能 | 不明 |
技適マーク取得 | 不明 |
日本語マニュアル対応 | 不明 |
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