今回はその実力を確かめるため、以下の9つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のマイクロソフト・ALLDOCUBEなどのWindowsタブレットとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、Windowsタブレット選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
筑波大学芸術専門学群卒業後、芸術制作で使用していたPCをはじめとする多くのデジタルデバイスやソフトウェアに関する知識を活かそうと大手家電量販店に入社。販売員としてPCだけでなくプリンター・ルーターなどPC周辺機器の販売や、インターネット・格安SIMなど通信サービスの提案など、PCに関する販売・契約を総合的に担当、自身の担当顧客に合ったPC環境を真摯に考え、販売ノルマや利益にとらわれず提案してきた。 その後2022年にマイベストへ入社し、PCや周辺機器の専門ガイドを担当。富士通やDellのような大手メーカー製PCだけでなく様々なデジタルデバイスに関する経験・知識を活かし、PCや周辺機器選びに困ったユーザーに寄り添う企画・記事制作を心がけている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
HUAWEI MateBook Eは、仕事でもエンタメにも使いたい人におすすめです。有機ELディスプレイを採用しており、最大輝度も600nitとかなり高め。比較したなかにはコントラスト比が540:1ほどの商品もあったなか、1,000,000:1で美しい映像を映し出せます。屋外でもよく見えるほど画面が明るくメリハリもあるため、エンタメ作品を存分に楽しめるでしょう。
ビジネス用のサブ機としてもおすすめです。Intel Core i3を搭載しており、CPUマルチスコアは平均1,965ptsと評判どおり事務作業に申し分のない性能でした。メモリ容量は8GBで、スコアは平均2206とアプリを複数開けるほどの数値です。128GBのSSDストレージの読み書きも高速でした。口コミどおりやや熱は感じるものの、特別高温にはなりません。
操作もスムーズです。比較したなかには反応が遅れる商品もあったのに対し、実際に使用したモニターから「ラグがなく操作が簡単」と好評でした。一部「操作時に指の引っ掛かりを感じる」との声はあったものの、細かい場所へのタッチ精度も良好です。比較した一部商品のように、スクロールやカーソルの移動に違和感はありません。
外出先での使用が多い人にもぴったりです。バッテリー持ちがよく、動画を約6時間27分も再生できました。PD(急速充電)にも対応しており、モバイルバッテリーがあれば焦らず済みます。重量は本体のみで717g・キーボード込みで1352g。口コミにあったように重めですが、12.6インチの大画面としては軽量です。薄型軽量との謳い文句にも頷けます。
機能面も充実しており、Wi-Fi 6・Bluetooth5.1と新しい規格に対応。またPD・Display Port対応のUSB-C端子も搭載しています。ただし、USB-Cは1つしかありません。比較したなかには搭載している商品も多かったUSB-A・SDカードスロットも非搭載なので、別途ハブを用意することも検討してくださいね。
ECサイトの価格は68,000円前後(※執筆時点)と、比較したほかの商品と同程度。ビジネス用途にも通用する高スペックと、ハイクオリティな高画質でエンタメを堪能できる一台です。どんなニーズにも応えられるタブレットを持ち歩きたいなら、ぜひ手に取ってみてくださいね。
そもそもWindowsタブレットとは、Windows OSが搭載されOfficeソフトとの互換性が高いアイテム。アプリ版・Web版Officeのみ使用できるAndroidタブレットやiPadと異なり、ソフト版Officeの機能を手軽にフル活用できるので、ビジネス用のサブ機としても活躍します。
今回紹介するMateBook Eは、薄型軽量で持ち運びやすいと謳うWindowsタブレットです。HUAWEI初の有機ELを搭載し、コンパクトな設計でも手軽に高画質な映像を楽しめるとアピールしています。
販売元は1987年に中国に設立され、情報通信インフラや様々なスマートデバイスを提供するHUAWEI(ファーウェイ)です。
CPUにはサクサク動き、ビジネス用途にも対応できるCore i3を搭載。有機ELディスプレイには解像度2,560×1,600のWQXGA液晶を採用しています。コントラスト1,000,000:1・最大輝度600nitの高スペックながら画面占有率90%の狭額縁設計で、高画質と広い画面を両立。豊かなで繊細な色彩を再現し、没入感あふれる映像体験ができると謳っています。
本体への加工にもメーカーのこだわりが表れています。シリコン粒子が組み込まれた独自のスプレー加工により洗練された質感を実現し、まるで満天の星のようなエレガントな輝きを放つとアピールしていますよ。
440gと軽量で自由に角度調節ができる純正キーボードや、マグネットタッチで簡単にペアリング・充電が可能な純正ペンも販売されています。必要に応じて購入しましょう。なお、付属品は以下のとおりです。
<付属品>
今回は、HuaweiのHUAWEI MateBook Eを含むWindowsタブレット8商品を実際に用意して、比較検証を行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、CPUの処理性能・メモリの処理性能・ストレージの読み書きの速さの検証です。
処理能力に関わるCPU・動作に関わるメモリの性能をそれぞれ数値化できるベンチマークソフトを使用し、複数回計測して平均値を算出して評価しました。また、データのコピー速度に関わるストレージへの転送速度についても、ソフトを使って1秒間に何MBのデータを読み込み・書き込みできるかを計測しました。
<検証結果>
比較したなかでマルチスコア3,000pts以上を記録したCore i5搭載のiWork GTにはおよばないものの、評判どおり重い編集作業でなければ問題ありません。ブラウザの立ち上げは1秒ほどと十分速く、デスクワーク・ネット閲覧をサクサク行えるほどの性能です。
なお、本商品はCore i5搭載モデルも販売されています。処理性能重視で選びたい人は、ぜひチェックしてみてください。
比較したところ、メモリ容量が4GBと少ないものは複数アプリを開くと処理が重くなる傾向が。本商品は大容量メモリを搭載しているため、仕事用に作業効率のよいタブレットをお探しの人にぴったりです。
<検証結果>
書き込み速度は高評価の基準である600MB/sを超える、607MB/sを記録。ただし、比較した商品の平均値の約629MB/s(※執筆時点)に若干届きませんでした。
読み込み速度は2165MB/sで、高評価の基準である1000MB/s・満足に感じるといえる2000MB/sを超えました。比較した商品には読み込み500MB/s以下のものも多かったなか、快適に作業を行えるタブレットといえるでしょう。
次に、デスクワークの快適さ・ディスプレイ操作の快適さの検証です。
モニター5名が実際に商品を使用し、スクロール・複雑な操作・文章の入力編集・キーボード/タッチパッド・拡大縮小といった作業を行います。スムーズにディスプレイを操作でい、デスクワークも快適に行えるかをチェックしました。
ソフトで関数の入力をしてもラグは見られません。比較したなかには反応がワンテンポ遅れ操作がもっさりしていた商品もあったのに対し、サクサク操作できました。
一部のモニターからは「パネルに指が突っかかる」との指摘もありましたが、おおむね好評です。ストレスフリーな使い心地で、デスクワークにも活躍するでしょう。別売りの純正キーボードも沈み込みが深く、タイプ音も静かで使いやすいですよ。
コメントは一部抜粋
一部「やや指が引っ掛かる」との声がは聞かれたものの、わずらわしさを感じるほどではなさそうです。
<スクロール・ズームイン・ズームアウトがスムーズにできるか・タッチした場所が正確に反応するかについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
次に、画面のきれいさの検証です。
ディスプレイの解像度・輝度・コントラスト比・HDR対応の有無を確認し、エンタメを楽しめる性能があるかをチェックしました。なお、解像度は4K、輝度・コントラスト比はiPad Proの性能と比較して評価しています。
比較した多くの商品が最大輝度300nitほどだったのに対し、600nitとトップレベルの明るさです。太陽の光の下でも画面を確認しやすいでしょう。
コントラスト比が高いのもポイント。比較した商品には540:1ほどのものも多かったなか、1,000,000:1の圧倒的な高コントラストでメリハリの効いた映像を楽しめます。映画・動画などエンタメを没入感高く楽しみたい人にぴったりですよ。
次に、外出先での使いやすさ・ 表面温度の低さの検証です。
外出での使いやすさを、YouTubeを連続再生した際のバッテリーの持ち時間・本体重量の2点で評価しました。それに加え、YouTubeで動画を30分再生した後サーモカメラで温度を計測。手で持つ部分に近いディスプレイの4隅の温度を比較して、不快感なく操作できるかを評価しました。
バッテリー持ちもよく、動画を連続で6時間27分も再生できました。満足に感じる基準とした6時間を上回っており、電源がない場所でも長時間作業がしやすいですよ。PD(急速充電)にも対応しているので、モバイルバッテリーがあれば外出先で困ることは少ないでしょう。
30分動画を再生した後の裏面温度は最高約38.9℃と、やや高めでした。比較した上位商品は最高でも30℃程度に抑えられており、「排気口が熱い」との口コミにも頷けます。とはいえ、作業に支障が出たり不快に感じたりすることは少ないでしょう。
比較したなかには最高43℃まで上がり、手に持っていられないと感じたものも。対して本商品は、長時間の作業でも不快なほどは発熱はしにくいといえます。
最後に、機能性の高さの検証です。
インターフェースの豊富さ・PD対応の有無・無線LAN規格・Bluetooth規格を確認し、機能性が充実して使い勝手がよい商品かを評価しました。
接続端子はPD・DP対応のUSB-Cが1つのみ。利便性の高いポートながら数は少なく、比較した多くの商品のようにUSB-A・SDカードスロットは備えていません。必要に応じてハブを用意するとよいでしょう。なお、比較したほとんどの商品と同じく、LTEには非対応でした。
画面解像度 | WQXGA(2,560×1,600) |
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CPU | Intel Core i3-1110G4 プロセッサー |
良い
気になる
画面サイズ. | 12.6インチ |
---|---|
リフレッシュレート | 60Hz |
幅 | 28.65cm |
奥行 | 18.47cm |
高さ | 0.79cm |
重量 | 709g |
OS種類 | Windows 11 Home S |
コア数 | 2コア |
Bluetooth | Bluetooth5.1 |
通信モデル | Wi-Fiモデル |
メモリ | 8GB |
クロック数 | 2.5GHz |
ストレージ | 128GB |
microSDカード対応 | |
インターフェース | USB Type-C(Thunderbolt 4対応)、3.5 mm ヘッドセットジャック |
カードスロット | |
キーボード付き | |
タッチペン付き | |
マイクあり |
スペックを選べる商品なので、用途に合わせて変更しましょう。
<ラインナップ>
最後に、また違った魅力があるWindowsタブレットを紹介します。
MicrosoftのSurface Go 3は、気軽に持ち運べる高性能モデル。544g軽量でバッテリー持ちもよく、外出先での作業が多い人にぴったりです。処理能力も十分で、読み込みにラグは見られません。Windows OSを提供するMicrosoft製なので、ソフトとの互換性もばっちりですよ。
ALLDOCUBEのiWork GTは、ビジネスに使えるサブ機として優秀。CPUにはCore i5を搭載し、高い処理性能を発揮。デスクワークに必要な操作やタッチを行ってもスムーズでした。バッテリー持ちはやや短いものの、自宅などで据え置きで使うには便利。デスクワークで使いたい人は要チェックです。
画面解像度 | 1,980×1,280 |
---|---|
CPU | Intel Pentium Gold 6500Y |
良い
気になる
画面サイズ. | 10.5インチ |
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リフレッシュレート | 60Hz |
幅 | 24.50cm |
奥行 | 17.50cm |
高さ | 0.83cm |
重量 | 544g |
OS種類 | Windows 11 Home S |
コア数 | 2コア |
Bluetooth | Bluetooth5.0 |
通信モデル | Wi-Fiモデル |
メモリ | 8GB |
クロック数 | 1.1GHz |
ストレージ | 128GB |
microSDカード対応 | |
インターフェース | USB Type-C |
カードスロット | microSDカード、microSDHCカード、microSDXCカード |
キーボード付き | |
タッチペン付き | |
マイクあり |
マイクロソフト Surface Go 3 8VA-00015をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
画面サイズ. | 10.1インチ |
---|---|
画面サイズ | 10.1インチ |
リフレッシュレート | 60Hz |
画面解像度 | 2,000×1,200 |
幅 | 25.90cm |
奥行 | 16.30cm |
高さ | 1.05cm |
重量 | 610g |
OS種類 | Windows 11 |
OS詳細 | Windows 11 |
画面種類 | 液晶 |
TVチューナー | 不明 |
コア数 | 4コア |
DCI-P3色域対応 | |
文字サイズ変更可能 | |
Wi-Fi規格 | Wi-Fi6対応 |
キッズタブレットタイプ | 不明 |
Bluetooth | Bluetooth5.1 |
通信モデル | Wi-Fiモデル |
手書き入力可能 | |
SIMロック解除可能 | |
最大輝度(公称値) | 270nit |
最大輝度(実測値) | 270nit |
SIMカード | 不明 |
CPU | Core i5-1135G7 |
メモリ | 8GB |
クロック数 | 2.4~4.2GHz |
ストレージ | 512GB |
microSDカード対応 | |
インターフェース | USB Type-A、USB Type-C、microHDMI、イヤホンジャック |
カードスロット | microSDカード |
メインカメラ画素数 | 500万画素 |
インカメラ画素数 | 100万画素 |
バッテリー稼動時間 | 不明 |
キーボード付き | |
タッチペン付き | |
生体認証機能 | 不明 |
スピーカーの数 | 2個 |
スピーカー性能 | 不明 |
バッテリー容量 | 3,900mAh |
防水機能 | 不明 |
防水性能 | 不明 |
防塵機能 | |
AirPlay対応 | |
GPS機能 | |
マイクあり | |
特徴 | 中華メーカー |
コンテンツ制限機能(キッズモード) | |
時間制限機能 | |
ブルーライトカットモード | |
Officeソフト付き | |
CPUスコア | 平均3,344pts |
連続使用時間 | 約4時間49分 |
使用タイプ | ラップトップ型 |
メーカー所在地 | 不明 |
筆圧感知レベル | 不明 |
傾き検知機能 | 不明 |
角度調整可能 | 不明 |
技適マーク取得 | 不明 |
日本語マニュアル対応 | 不明 |
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