動画やゲームにぴったりだと評判のAndroidタブレット、Xiaomi Redmi Pad。ネット上の口コミでは「映像再生した際に満足できる処理スピード」と好評ですが、「アプリ切り替え時などに動作がカクつく」「バッテリーの持ちが短い」との声もあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか。
今回はその実力を確かめるため、以下の6つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のGoogle・OPPOなどのAndroidタブレットとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、Androidタブレット選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
Xiaomi Redmi Padは、Androidタブレットをお探しのすべての人におすすめです。実際にモニターが動画を見ると、火の粉までくっきり鮮やか。「映像に引き込まれる」と感じるほどの臨場感と没入感を得られました。比較した約4割の商品は色の淡さや解像感の低さが気になったのに対し、写真も色彩・発色がとても豊かです。
サクサク動く高い操作性も魅力。モニターが実際に操作すると、ピンチ・スワイプともにスムーズでした。画面上の小さなボタンも正確にタップでき、反応速度・精度ともに非常に優秀です。比較したほかの商品も操作性は良好でしたが、なかにはカクつき誤反応が起きたものもあり、ストレスなく使いたい人にぴったりですよ。
処理性能を専用ソフトで計測すると、ベンチマークスコアは373,369ptと好成績。高評価の基準に設定した300000ptをクリアし、なめらかな操作性を裏付ける結果となりました。「アプリ切り替え時などに動作がカクつく」と口コミでは指摘がありましたが、十分な処理速度が期待できます。多機能性・スムーズな操作性を叶えるとの謳い文句にも納得です。
バッテリー持ちも良好。電池持ちの短さを懸念する口コミに反し、動画を約10時間10分も再生できました。満足の基準とした8時間を超えたのは、比較した全商品の約3割と少数です。「一日中使い倒せる」という謳い文句どおり、外出先でもバッテリー残量を気にせずに過ごせるでしょう。10.61インチと大きめなわりに450gと軽量で、持ち運びも楽ちんですよ。
惜しかったのは、使っているうちに本体がやや熱くなるところ。動画を10分間連続再生すると、表面の温度は最高36.8℃まで上がりました。比較した約7割の商品が同様に発熱しやすい傾向がありましたが、こちらも持っていると人肌に比べて熱を感じます。長時間使用する際は、スタンドを使うなど工夫するのもひとつの手です。
検証に使用した4GB+128GBモデルは、4〜5万円程度(執筆時点・ECサイト参照)で販売しています。比較したところサクサク快適に使える商品は5万円以上のものが多く、そのなかではお手頃価格といえます。処理性能・バッテリー持ち・操作性が優秀で、美しい映像が楽しめるコスパに優れた一品です。この機会にぜひ手に取って見てください。
Androidタブレットは、iPadと比べて処理性能は抑えめながら、価格の安い商品が多いのが特徴です。iPadと並ぶ高画質な商品も多く、動画鑑賞・ゲームなどエンタメ用途で使うのに向いています。
今回ご紹介するXiaomi Redmi Padは、「世界をもっと広げよう」をキャッチコピーに掲げるタブレット。ウェブブラウジング・ゲーム・映画鑑賞など、さまざまなシーンを想定して開発された一品です。テュフ ラインランドによる低ブルーライト認証・SGSの低視覚疲労認証を取得し、目に配慮した設計であると謳っています。
Xiaomiは、中国に本社を置く家電・スマートデバイスのメーカーです。2010年4月の設立以来、高品質な商品を適正価格で販売するようこだわってきました。世界中の誰もがよりよい生活を楽しめるようにという願いを持ち、100を超える国・地域で商品を展開(※)しています。
2023年10月時点
画面には、90Hz駆動・10.61インチの2Kディスプレイを採用。フチが目立ちにくいデザインで、「臨場感あふれる視聴体験を提供する」と謳っています。CPUは、6nmプロセス技術により電力効率を向上させたMediaTek Helio G99です。多機能性・スムーズな操作性を叶えるための工夫が詰まっています。
スピーカーには、映画館のように迫力のある音響が体感できると謳うDolby Atmos対応のクアッドステレオスピーカーを搭載。一日中使い続けられるよう、容量8,000mAh・18W急速充電に対応したバッテリーを採用している点も魅力といえます。
画面分割機能も搭載し、複数のアプリを切り替えなしで操作できるよう配慮。資料を確認しながらのデータ作成や、インターネット検索をしながらの動画鑑賞などが可能です。なお、セルラーモデルはなく、Wi-Fiモデルのみを販売しています。
ビデオ通話に便利な機能も多く搭載。約800万画素のフロントカメラを備えています。自分の顔を自動追尾するフォーカスフレーム機能により、常に顔が写った状態で通話できる設計です。
フロントカメラは視野角が105度あり、複数人での会話もしやすいよう考えられています。
本体サイズは高さ250.38×幅157.98×厚さ7.05mmで、重量は445g。アルミユニボディ・左右対称のベゼルデザイン・フラットフレームを採用することで、プレミアム感のある外観に仕上げています。
カラーバリエーションは全3色。ミントグリーン・ムーンライトシルバー・グラファイトグレーから選べます。好みに合わせて選んでみてください。
<付属品>
今回は、Xiaomi Redmi Padを含むAndroidタブレット全10商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
はじめに、 処理性能(ベンチマークスコア)の検証です。
タブレットの処理性能を、ベンチマークを測るソフト「ANTUTU」で計測。2回計測した平均値をベンチマークスコアとし、iPadの数値と比べてどうかを調べました。
処理性能を示すベンチマークスコアは、373369pt。高評価の基準に設定した300000ptを超え、比較したなかでトップクラスの性能を発揮しました。「アプリ切り替え時などに動作がカクつく」と口コミで指摘されていましたが、処理速度は十分といえます。
比較したなかでサクサクと快適に使えたのは、5万円以上で大容量メモリ・高性能CPUを搭載した商品。こちらは4〜5万円(執筆時点・ECサイト参照)とやや抑えめの価格帯ながら、4GBと容量大きめのメモリ・処理能力に優れたMediaTek Helio G99を搭載しています。
比較したところ、メモリ容量が4GBの商品のなかでも、MediaTek Helio G99・G80を搭載した商品は処理性能が高い傾向が見られました。こちらも傾向どおり、高評価を獲得。多機能性・スムーズな操作性を叶えるとの謳い文句や、「映像再生時も満足できる処理スピード」との口コミにも納得です。
次に、画質のよさの検証です。
20~50代の男女10人にモニターとして参加を依頼。Googleドライブ上の写真を見て、発色・解像感をチェックしました。さらに、Amazon Prime Videoのアプリで映画を視聴し、臨場感・迫力を確認します。
写真は高解像・高彩度で、質感をリアルに感じるほどくっきり。モニターは「木や花の色味がリアルに見ているくらい鮮やか」「鮮やかな色味できれい」と高く評価しました。比較した約4割の商品は色味が淡かったり、解像感が低かったりしたのに対し、満足感がありますよ。
なかには「拡大するとぼやける」との指摘もありましたが、反対に「最大までズームしても鮮明」「拡大したときの粗さが少なめ」といった声も複数あがっています。ズームで表示しても被写体の輪郭がぼやけづらく、鮮やかではっきりした写真を楽しめるでしょう。
<画質のよさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
映像の映りはとくに秀逸で、モニターから「映像に引き込まれる」「3Dのような迫力を感じる」といった声があがるほどでした。
なかには「あまり鮮明ではない」という声もありましたが、ごく一部です。比較した商品には画質が粗く内容に集中できないものもあったのに対し、こちらは火の粉・馬の毛並みなど細かな部分も繊細に見えました。
最大90Hzリフレッシュレートによる滑らかな表示を謳っているとおり、「画面表示の遅れがなかった」「ガビガビした感じがしなかった」というプラスコメントも。「臨場感あふれる視聴体験を提供する」と謳うとおり、迫力満点の映像を堪能できるでしょう。
<動画の迫力についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
次は、タッチ操作の快適さ・発熱のしにくさの検証です。
タッチ操作は、20~50代の男女10人がモニターとして参加。WEBサイトの閲覧・小さい部分のタップを行い、なめらかかつ正確に反応するか調べました。
発熱しにくさについては、商品を使って2時間YouTube動画を再生。最も熱くなった部分の温度を測定しました。
タッチ操作は非常に快適で、モニター全員から高評価を獲得。モニターは「スクロール時のカクつきが少なく画像の処理もスムーズ」「ピンチ・スワイプともにヌルヌルサクサクで快適」と絶賛しました。反応速度・精度ともに優秀なため、小さなボタンもタップしやすいですよ。
比較したほかの商品も操作性は良好でしたが、なかにはスクロールの遅延・タッチへの反応の遅さが目立つものもありました。こちらはスクロールにしっかり表示が追いつき、画像も待つ必要がなく開くと好評です。スピーディに操作できるため、快適に使えるでしょう。
<タッチ操作の快適さについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
発熱のしにくさは、そこそこの評価に。YouTubeを10分間再生したあとの本体温度は最高36.8℃でした。持ちにくく感じるほどではないものの、人肌よりはやや熱く感じるでしょう。
比較した商品の約7割は発熱しやすい傾向があり、なかには40℃を超えて手で持つのには向かないものもありました。こちらは持っていられないほどではありませんが、高評価の基準に設定した36℃はわずかに超えています。動画再生後も35℃以下で熱さが気にならなかった商品に比べると、温度上昇に注意が必要です。
発熱が気になる際は、スタンドに立てかけるなどの工夫をしてくださいね。
最後に、バッテリー性能・コンパクトさの検証です。
商品を使ってYouTubeで動画を再生。バッテリーが切れるまで、どれくらいかかるかを調べました。また、本体重量を小数点第一位まで測り、1インチあたりの重さを計算。軽量で、片手で持ったままでも疲れにくいものを高評価としました。
バッテリーが切れるまでに、動画を連続で約10時間10分も再生できました。満足の基準として設定した8時間を超えたのは、比較した商品の約3割と少数派です。なかには高評価の基準とした6時間に届かないものもあったなか、バッテリー持ちのよさに期待できます。
「連続動画再生21時間」との公称値には届かなかったものの、「一日中使い倒せる」という謳い文句に頷ける結果です。「バッテリーの持ちが短い」という口コミに反し、外出先でもバッテリー残量を気にせず過ごせますよ。
本体重量は450g。1インチあたりの重量を計算してみると、42.41gでした。高評価の基準に設定した45gをクリアしており、画面サイズのわりに軽めといえます。
比較したところ、8~9インチの商品は軽量で片手持ちをしても疲れにくく、12インチ以上だと重めで片手操作がしづらい傾向がありました。こちらは10.61インチと、ちょうどその間程度。そこまで重さが気にならず、比較的持ち運びやすいでしょう。
総合的な処理性能 | |
---|---|
グラフィック性能 | |
画面サイズ | 10.61インチ |
リフレッシュレート | 90Hz |
画面解像度 | 1,200×2,000 |
Wi-Fi規格 | Wi-Fi 5 2.4GHz/5GHz |
---|---|
最大輝度(実測値) | 不明 |
microSDカード対応 | |
インターフェース | USB Type-C |
バッテリー稼動時間 | 不明 |
タッチペン付き | |
スピーカーの数 | 4個 |
GPS機能 |
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Xiaomi Redmi Padは、3GB+64GBタイプのみXiaomiオンラインストアにて販売中。値段は、税込22,800円(執筆時点・公式オンラインストア参照)です。
4GB+128GBタイプは、Amazonの公式出店ページで購入できます。取扱店舗があまり多くないので、ほかのECサイトで購入したい場合はよく調べてみてくださいね。
最後に、Redmi Padとほぼ同じサイズ感で、別の魅力を持つ商品をご紹介します。
処理性能で選ぶなら、Google Pixel Tabletがおすすめ。ベンチマークスコアはiPad超えの842,517ptを記録し、なめらかな操作が可能です。10.95インチの画面は解像感が高く、自然な色合いでした。AIを使った写真加工・Google Homeアプリでのスマートホームのコントロールなど、用途問わず活躍します。
くつろぎながらエンタメ作品を楽しみたいなら、10.3インチのOPPO Pad Airをチェック。428gと大きさのわりに軽く、連続で動画を再生しても表面温度があまり上がりませんでした。長時間手に持って使いたい人にぴったりです。ディスプレイの解像感も十分で、柔らかく自然な見え方ですよ。
総合的な処理性能 | |
---|---|
グラフィック性能 | |
画面サイズ | 10.95インチ |
リフレッシュレート | 不明 |
画面解像度 | 2,560×1,600 |
Wi-Fi規格 | Wi-Fi6対応 |
---|---|
最大輝度(実測値) | 不明 |
microSDカード対応 | |
インターフェース | USB Type-C |
バッテリー稼動時間 | 12時間(動画再生時) |
タッチペン付き | |
スピーカーの数 | 4個 |
GPS機能 |
Pixel Tabletをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
総合的な処理性能 | |
---|---|
グラフィック性能 | |
画面サイズ | 10.3インチ |
リフレッシュレート | 最大60Hz |
画面解像度 | 2,560×1,440 |
Wi-Fi規格 | IEEE 802.11 a/b/g/n/ac |
---|---|
最大輝度(実測値) | 不明 |
microSDカード対応 | |
インターフェース | USB Type-C |
バッテリー稼動時間 | 約15時間(ビデオ通話) |
タッチペン付き | |
スピーカーの数 | 4個 |
GPS機能 |
OPPO Pad Airをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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