使い勝手がよくコスパにも優れていると人気の、Amazon Fire 7。「軽くて持ちやすく、サクサク動く」といった高評価な口コミがある一方で、「アプリが少ない」「動きがもっさりしている」といった気になる評判もみられ、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、Amazon Fire 7を含むタブレット全19商品を実際に使って、処理性能・画質のよさ・音質のよさ・画面の応答性・サイズ・対応アプリ・バッテリー性能・付加機能・価格の9点を比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
筑波大学芸術専門学群卒業後、芸術制作で使用していたPCをはじめとする多くのデジタルデバイスやソフトウェアに関する知識を活かそうと大手家電量販店に入社。販売員としてPCだけでなくプリンター・ルーターなどPC周辺機器の販売や、インターネット・格安SIMなど通信サービスの提案など、PCに関する販売・契約を総合的に担当、自身の担当顧客に合ったPC環境を真摯に考え、販売ノルマや利益にとらわれず提案してきた。 その後2022年にマイベストへ入社し、PCや周辺機器の専門ガイドを担当。富士通やDellのような大手メーカー製PCだけでなく様々なデジタルデバイスに関する経験・知識を活かし、PCや周辺機器選びに困ったユーザーに寄り添う企画・記事制作を心がけている。
すべての検証は
マイベストが行っています
本コンテンツに記載の検証結果は2022年06月までの情報です
Amazon Fire 7は、取り回しに優れた低価格なタブレットがほしい人や、Amazonユーザーにおすすめです。画面7インチ・重量286gのコンパクトサイズで、片手でも持ちやすいのがメリット。検証時点の公式価格は税込5,980円と非常に安く、お試しやサブ機としても重宝しますよ。
また、Prime VideoやkindleといったAmazonコンテンツを堪能できるのも大きな強み。音声のみで手軽に操作可能な、Alexaにも対応しています。ただしGoogleプレイは使用不可のため、お気に入りのアプリがある場合はインストールできるか事前にチェックしておくとよいでしょう。
性能については、スクロールやタッチ操作の反応がやや遅く、アプリ起動や写真表示にもタイムラグがありました。動画の連続再生時間も約5時間とほかの商品と比べて短めです。画質・音質も少々粗いので、動画やゲームよりも読書や調べ物などに向いています。
とはいえ、携帯しやすさやサッと扱える手軽さは見逃せないポイント。利用制限をかけられるキッズモードや、目にやさしいブルーライトカット機能もついています。カジュアルに使えるコンパクトなものをお探しなら、ぜひ検討してみてくださいね。
Amazonが販売する、Fireタブレットシリーズ。AndroidベースのFire OSを採用しており、Amazonのコンテンツを利用しやすいのが特徴です。
今回ご紹介するのは、2019年発売のシリーズ最小モデル*Fire 7(第9世代)。7インチのコンパクトサイズで、ひと回り大きいスマホ感覚で気軽に扱えるのが魅力です。
2022年5月時点
Prime Videoやkindle・Amazonショッピングなど、ホーム画面からAmazonのサービスに自由にアクセスできるのが大きなメリット。プライム会員なら、追加料金なしでPrime Videoの対象タイトルが見放題になりますよ。
さらに音声アシスタントのAlexaを搭載し、話しかけるだけで音楽再生や家電操作を行えるのも便利なポイントです。
本体サイズは19.2×11.5×0.96cmと、単行本と同じくらいの大きさ。重量は286gと軽量で、お子さんと一緒に使いたい人にも重宝するでしょう。
スクリーンには視野角が広いIPSディスプレイを採用し、画面解像度は1,024×600。カメラの画素数はフロント200万・リア200万で、720pのHDビデオ録画も可能です。
CPUには、最大1.3GHzの高速クアッドコアプロセッサを搭載。メモリは1GBあり、ストレージ容量は16GB・32GBから選べます。micro SDカード*の利用で512GBまで拡張可能ですよ。
また付属のUSB充電アダプタを使えば、約4時間の充電で最大7時間使用できると謳われています。
microSDカードはFAT32形式のみサポート
付属品として、USB 2.0ケーブル・5W電源充電器・保証書・スタートガイドがついてきます。保証期間は購入後90日間です。
別売りでスタンド付きの純正カバーも販売されており、ハンズフリーでタブレットを使いたいときに便利。カラーはブラック・ブルー・グリーン・ピンク・オレンジの全5種類がそろっているのもうれしいですね。
Fireタブレットシリーズには全6種類がラインナップ。手頃なサイズ感とバッテリー性能が魅力のFire HD 8 Plusや、シリーズ最大のFire HD 10 Plusなどが販売されています。
このほか、子ども用をお探しの人には7インチのキッズモデルもおすすめ。キッズ用コンテンツが1年間使い放題なうえ、年齢に合わせた学習が可能です。興味がある人は、あわせてチェックしてみてくださいね。
画像はキッズモデル
今回は、Amazon Fire 7を含むタブレット全19商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
検証①:処理性能
検証②:画質のよさ
検証③:音質のよさ
検証④:画面の応答性
検証⑤:サイズ
検証⑥:対応アプリ
検証⑦:バッテリー性能
検証⑧:付加機能
検証⑨:価格
まずは、処理性能の検証です。
CPUとGPU性能を数値化するアプリの「Geekbench 5」と「3DMark」を使用して評価を行いました。
調査の結果、CPUの平均スコアはシングル101点・マルチ197点。今回検証した全商品の平均約490点・約1,600点と比べると、処理性能はいまひとつです。
実際に複数のアプリを使用してみると、動きが鈍く起動や写真表示に時間がかかりました。サクサク使いたい人や3Dゲームを楽しみたい人には、やや物足りなさを感じる可能性があるでしょう。軽いネットブラウジングや電子書籍の閲覧・動画視聴といった用途がメインなら、満足できるでしょう。
次は、画質のよさを検証します。
動画配信サービスを多く利用する人は画面のきれいさも気になりますよね。そこで、それぞれのタブレットで同一の静止画・動画データを表示させ、mybest5人で画質を評価しました。
画質も高いとはいえず、全体的に粗く拡大するとぼやけてしまいました。色合いは、「自然な鮮やかさでコントラストも十分」と好印象な意見があったものの、ほかの商品と比べると彩度が浅く感じられます。
また、画面の小ささも加わり奥行きや没入感もいまひとつ。モニターからは「画面が小さく黒の表現も弱いため、没入感が少ない」といった声が聞かれました。動画・ゲームといった画質にこだわりたい場面には、少々力不足な印象です。
次に、音質のよさを検証します。
mybest5人で以下の3点に着目し、縦向き・横向き両方で評価しました。
実際に聴いてみると、低音が弱くこもりがちで音の解像度は低めです。モニターからも、「重低音の響きが感じられない」「音が割れている」といった意見が多く聞かれました。
またスピーカーの位置が片側のみのため、没入感や迫力も少ない印象。縦向きに持つと、スピーカー部分に手のひらがかぶってしまう点も気になりました。調べ物などサウンド重視でなければ、あまり気にせず使えるでしょう。
続いて、タブレットの使用感に直結する画面の応答性を検証します。
mybestの5人で、タッチやスクロールに対する反応とスムーズさをチェックしました。
実際にスクロールしてみると、カクつきやもっさり感があり反応精度はまずまず。タッチ感度も高いとはいえず、触っても動かなかったりラグが発生したりしました。
このほか「ホーム画面に戻るのに少し時間がかかる」「縦横の切り替えが遅め」といった意見もあがっています。なめらかな操作性を重視している人にはやや力不足な印象です。
次に、サイズを検証します。
本体サイズと重量のバランスについて、mybest5人で評価を行いました。
モニターからは、取り回ししやすいコンパクトさが好評です。重量も286gとトップクラスに軽く、「片手でも長時間持てる」「重さはまったく気にならない」といった声が目立ちました。角に丸みがあり手触りがサラッとしているのも利点です。
ただし、画面占有率は約63%と狭く黒フチは太め。動画視聴よりも、電子書籍やブラウジングに向いているでしょう。
次に、対応アプリを検証します。
SNS・動画・ゲーム・ビジネスアプリ・生活アプリの合計30のアプリをインストールし、正常に動作するか評価しました。
調査の結果、Googleプレイは使用不可で対応アプリ数は少なめです。とくに人気のゲームや生活アプリをインストールしたい人には、物足りない可能性があるでしょう。
ただ、なかにはブラウザをとおして楽しめるものも。利用したいアプリが決まっている場合は、事前にチェックしておくことをおすすめします。
【対応アプリ】
【非対応アプリ】
続いて、バッテリー性能を検証します。
画面の明るさを最大にして動画を再生し、連続再生時間を計測。どのくらいバッテリーが持つかを確認しました。
明るさを最大にした動画の連続再生時間は、5時間13分。全体平均の約8時間と比べるとかなり短く、バッテリー性能は低めです。
電源を取れない環境下や、外出先で長時間使用する場合は、充電切れに注意しましょう。
次に、付加機能を検証します。
以下の項目をチェックし、加点方式で評価しました。
調査の結果、防水性能やSIMフリーはないものの、キッズモード・ブルーライトカット機能を搭載していました。ブラウザ制御や利用時間の制限をかけられるので、子どもと一緒に使いたい人にも活躍しますよ。
純正カバーも用意されており、5種類のカラーで好きなように雰囲気を変えられるのも利点です。
【付加機能】
最後は、価格を検証します。
各タブレットの販売価格を調査し、安価なものほど高評価としました。
公式価格は、2022年1月15日時点で税込5,980円。全体平均の約3万円と比較しても、トップクラスの安さです。
気軽に購入できるので、はじめての1台やサブ機にもぴったり。読書やブラウジング、Amazonコンテンツ目的であれば、コスパは悪くないでしょう。
最後にほかのおすすめ商品もご紹介します。
なめらかな操作性にこだわる人は、AppleのiPad mini(第6世代)をチェック。ベンチマークスコアは4639点と高性能で、アプリ起動や3Dゲームもサクサクと快適に行えました。趣味から仕事まで多彩なアプリを使えるのも魅力。8.3インチと小さめサイズながら画質・音質ともに優秀で、没入感も味わえます。
AppleのiPad(第9世代)は、バッテリー性能がトップクラス。動画の連続再生が11時間45分と長く、外出先でも重宝するでしょう。スクロール・タッチ精度も優秀で、ソシャゲユーザーにもぴったりです。10.9インチの大画面で映像もサウンドもよく、趣味から実用まで幅広く活躍しますよ。
シリーズ | iPad mini(第6世代) |
---|---|
スタイラスペン | Apple Pencil 第二世代、Apple Pencil USB-C |
画面サイズ. | |
キーボード | 不明 |
画面サイズ | 8.3インチ |
リフレッシュレート | 60Hz |
画面解像度 | 2266×1488p、326ppi |
幅 | 13.48cm |
奥行 | 19.54cm |
高さ | 0.63cm |
重量 | Wi-Fiモデル:293g、Wi-Fi+Cellularモデル:297g |
OS種類 | iPad OS |
OS詳細 | iOS18 |
画面種類 | 液晶 |
TVチューナー | 不明 |
コア数 | 6コア |
DCI-P3色域対応 | 不明 |
文字サイズ変更可能 | 不明 |
Wi-Fi規格 | Wi-Fi 6(802.11ax) |
キッズタブレットタイプ | 不明 |
Bluetooth規格 | Bluetooth 5.0 |
通信モデル | Wi-Fiモデル、Wi-Fi+Cellularモデル |
手書き入力可能 | 不明 |
SIMロック解除可能 | 不明 |
最大輝度(公称値) | 500nits |
最大輝度(実測値) | |
SIMカード | eSIM、nano-SIM |
CPU | A15 Bionicチップ |
メモリ | 4GB |
クロック数 | 不明 |
ストレージ | 256GB、64GB |
microSDカード対応 | 不明 |
インターフェース | USB Type-C |
カードスロット | 不明 |
メインカメラ画素数 | 1200万画素 |
インカメラ画素数 | 1200万画素 |
バッテリー稼動時間 | 10時間 |
キーボード付き | 不明 |
タッチペン付き | 不明 |
生体認証機能 | 指紋認証 |
スピーカーの数 | 2個 |
スピーカー性能 | ステレオ |
バッテリー容量 | 約5,216mAh |
防水機能 | |
防水性能 | 不明 |
防塵機能 | 不明 |
AirPlay対応 | 不明 |
GPS機能 | |
マイクあり | |
特徴 | ゲーム |
コンテンツ制限機能(キッズモード) | |
時間制限機能 | |
ブルーライトカットモードあり | |
Officeソフト付き | 不明 |
CPUスコア | 不明 |
連続使用時間 | 10時間 |
使用タイプ | タブレット型 |
メーカー所在地 | アメリカ |
筆圧感知レベル | 不明 |
傾き検知機能 | |
角度調整可能 | |
技適マーク取得 | 不明 |
日本語マニュアル対応 | 不明 |
対象年齢 | 不明 |
保護ケース付き | |
ゲームモード搭載 | |
キーボード対応 | |
ホームアプリ対応 | |
サポートサービスあり | |
子供用ホーム画面対応 | |
Googleキッズスペース対応 |
iPad mini(第6世代)をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
シリーズ | iPad(第9世代) |
---|---|
スタイラスペン | Apple Pencil 第一世代 |
画面サイズ. | |
キーボード | 不明 |
画面サイズ | 10.2インチ |
リフレッシュレート | 60Hz |
画面解像度 | 2160×1620px |
幅 | 17.41cm |
奥行 | 25.06cm |
高さ | 0.75cm |
重量 | 487g |
OS種類 | iPad OS |
OS詳細 | iOS18 |
画面種類 | 液晶 |
TVチューナー | 不明 |
コア数 | 不明 |
DCI-P3色域対応 | 不明 |
文字サイズ変更可能 | 不明 |
Wi-Fi規格 | Wi-Fi 5(802.11a/b/g/n/ac) |
キッズタブレットタイプ | 不明 |
Bluetooth規格 | Bluetooth4.2 |
通信モデル | Wi-Fiモデル、Wi-Fi+セルラーモデル |
手書き入力可能 | |
SIMロック解除可能 | 不明 |
最大輝度(公称値) | 不明 |
最大輝度(実測値) | |
SIMカード | eSIM、nano-SIM |
CPU | A13 Bionicチップ |
メモリ | 3GB |
クロック数 | 不明 |
ストレージ | 64GB |
microSDカード対応 | 不明 |
インターフェース | Lightning |
カードスロット | 不明 |
メインカメラ画素数 | 800万画素 |
インカメラ画素数 | 1200万画素 |
バッテリー稼動時間 | Wi-Fiでのインターネット利用、ビデオ再生、オーディオ再生:最大10時間 |
キーボード付き | |
タッチペン付き | 不明 |
生体認証機能 | ◯(指紋認証) |
スピーカーの数 | 2スピーカー |
スピーカー性能 | ステレオ |
バッテリー容量 | 8757mAh |
防水機能 | |
防水性能 | 不明 |
防塵機能 | 不明 |
AirPlay対応 | |
GPS機能 | |
マイクあり | |
特徴 | ゲーム向け |
コンテンツ制限機能(キッズモード) | |
時間制限機能 | |
ブルーライトカットモードあり | |
Officeソフト付き | 不明 |
CPUスコア | 不明 |
連続使用時間 | 不明 |
使用タイプ | タブレット型 |
メーカー所在地 | アメリカ |
筆圧感知レベル | 不明 |
傾き検知機能 | |
角度調整可能 | |
技適マーク取得 | 不明 |
日本語マニュアル対応 | |
対象年齢 | 不明 |
保護ケース付き | |
ゲームモード搭載 | |
キーボード対応 | |
ホームアプリ対応 | |
サポートサービスあり | |
子供用ホーム画面対応 | |
Googleキッズスペース対応 |
iPad 第9世代をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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