大手家電量販店出身で、7,000人以上に携帯電話の販売や通信サービスの契約を担当。主要な通信会社の料金プランや販売機種をすべて把握し、その豊富な知識で店舗販売ランキングにおいて個人表彰もされている。 その後マイベストに入社、携帯電話や光ファイバー回線キャリア・インターネットプロバイダーなどの通信会社を専門に担当しており、格安SIMやホームルーターを実際に回線契約し各社の料金プランや通信速度の比較を行うとともに、モバイルだけでなく10社以上の戸建て・マンション向けの光回線の通信速度・速度制限も調査している。 また自身が行う検証の中で通信会社の公表値と異なる数値も発表、わかりにくいと言われる通信サービスだからこそ、理解しやすく信頼できるコンテンツの企画制作を心掛けている。
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目次
ZTE Libero 5G IVは、3万円以下の手頃な価格は魅力ですが、高い処理性能は期待できません。ベンチマークスコアを調べると、比較した全商品の平均約86万点(※執筆時点)の半分以下にあたる約35万点を記録。同じ低価格帯モデルの平均スコアとは大差ないものの、「ゲームが処理落ちしやすい」との口コミどおりポケモンGO・原神など高負荷なゲームには不向きです。
カメラの性能にも課題が残ります。実際に撮影すると、明るい場所での写真は発色のよい自然な仕上がりでしたが、夜景・人物の写真やズームした際の色味や画質はいまひとつの結果に。動画も手ブレは気にならなかったものの、全体的に暗く鮮やかさに欠けモニターからは「細かい部分がぼやけて見える」といった声も聞かれました。
画面のきれいさもいまひとつ。スクロール時など動きのなめらかさを左右するリフレッシュレートは、最大60Hzと低めです。ほかの低価格帯モデルには90Hzのものもありましたが、本品は画面のカクつきが気になる可能性があります。高価格帯モデルが多く搭載していたAI機能もなく、話題のAI機能を試したい人にも向きません。
一方、充電の速さとバッテリー持ちは良好。30分充電すると0%から45%までチャージが完了し、比較した全商品の平均約44%(※執筆時点)に匹敵しました。100%から20%に減るまでの時間も約9時間と良好で、「バッテリー持ちがよい」との口コミにも頷けます。発熱もしにくく、15分負荷をかけても本体温度は40.7℃にとどまりました。
おサイフケータイ・デュアルSIMなどの便利機能や、IP67の防水・防塵性能も装備。価格も比較した商品内ではトップクラスに安く、サイト閲覧・SNSなどがメインの人には候補になるでしょう。3Dゲームや本格的な撮影を楽しみたい人は、ほかの商品を検討してみてください。
今回ご紹介するZTE Libero 5G IVは、「コスパ追求スマホ」と謳うエントリーモデルです。トリプルカメラを搭載し、メインカメラは約5000万画素、背景のぼかしに役立つ被写界深度カメラは約200万画素、被写体を拡大するマクロカメラは約200万画素と公称。自撮り向けのインカメラは、約800万画素を誇ります。
被写体をAIで認識する機能も搭載。人物・風景・料理など被写体を問わず、簡単に美しい写真が撮れるとアピールしています。背景ぼかし・夜間撮影・モーションカメラ・ポートレートといったモードも備わっていますよ。
ホーム画面は、操作のしやすさを重視したシンプルさが特徴。よく使用する電話番号は、ショートカットに設定可能です。詐欺・迷惑電話の対策機能も搭載し、怪しい着信に対して通話を録音できますよ。
メインメモリは4GB・ストレージは128GBあり、写真・動画・アプリなどを大量に保存できる設計です。大容量バッテリーを搭載し、22.5Wの急速充電が可能と謳っています。
生体認証は、指紋・顔認証を標準搭載。端末の側面には指紋認証センサーがあり、指を添えるだけでロックを解除できます。
また認証した指紋ごとに、アプリや機能などが起動するよう設定可能。5つまで設定でき、たとえば親指でロック解除からメール開封までを行う、中指でロック解除からウェブサイトを開くまでを行うといった使い方を指定できます。
カラー展開は、ブルー・ホワイト・ブラックの全3種類。どれもシンプルなデザインなので、シーンを問わず使いやすいでしょう。
人気のAndroidスマホを比較検証したところ、ZTE Libero 5G IVには5つのよい点がありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。
はじめに便利な機能があるかを確認したところ、iPhoneにも装備されている3種類の機能が備わっていました。おサイフケータイに対応し、非接触型IC技術のFelicaを搭載。Felica非搭載でスマホをかざすだけで支払いできなかった一部商品とは異なり、サッと支払いできて便利です。
また、SIMと同じ機能をデータで本体に内蔵するeSIMにより、デュアルSIMにも対応しています。たとえば、仕事とプライベートで回線を使い分けるなど、2台持ちのような環境を手軽に作れますよ。
IP67の防水・防塵性能を備えているのもうれしいポイント。水面下1m以内であれば、30分程度没しても浸水しにくい仕様です。キッチン周りでの使用はもちろん、屋外でも使いやすいでしょう。とはいえ、塩分を含んだ海水や水温が高いお風呂での使用は避けてくださいね。
手頃な価格ですが、必須ともいえる機能は網羅しています。
また、バッテリー残量が100%から20%になるまでの時間は9時間8分。帰りが遅い日は足りなくなる可能性もありますが、定時で帰宅する日なら電池残量はそれほど気にしなくて済みそうです。
出かける前や外出先のちょっとした時間でもある程度充電できるうえ、1日外出してもバッテリー切れの心配はあまりないでしょう。「バッテリー持ちがよい」という口コミにも頷ける結果でした。
発熱しにくいのも利点です。専用アプリで15分間負荷をかけてサーモグラフィカメラで測定すると、本体の表面温度は40.7℃を記録。比較した全商品の平均約41.4℃(※執筆時点)をやや下回り、温かくはなるものの大きく気になるほどではありません。
比較した一部商品には、49℃を上回ったものもありました。スマホは45℃以上になると故障のリスクが高まり、バッテリー寿命に影響を与える場合があります。本品はそれほど高温にならなかったため、故障リスクの懸念は少ないといえるでしょう。
比較したほかの商品には、発色が鮮やかすぎて不自然とされたものもありましたが、本品は自然な色合いが好評。一部「少し寒々しい」「ハイライトが強い」との声があったものの、不満に感じた人はいません。雲はきれいに写り、食べ物もおいしそうに撮れました。
日中の写真は光と影のバランスもよく、「明暗差がはっきり出ていて立体感がある」との声も寄せられています。
<発色についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
解像感の高さも、モニター10人中8人が「満足」と回答。引き・拡大のどちらで見ても、くっきり写っていました。建物の壁や花びらの細部まで鮮明にわかるうえ、ドーナツの揚げ具合も細かなところまで判別できます。
一部のモニターから「再現が甘い」との指摘があったものの、不満を感じた人はおらずおおむね好評です。メインカメラの画素数は約5000万と高く、日中明るい場所での風景や食べ物の撮影なら、比較的きれいに撮れるでしょう。
<解像感についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
低価格で購入できるのもうれしいポイント。ワイモバイル公式オンラインショップでの値段は定価で21,996円(※執筆時点)と、比較したAndroidスマホのなかではかなりリーズナブルです。条件を満たせば最大21,995円割引が適用され、端末代金は1円で購入できますよ。
またECサイトでは、13,000円前後での販売も確認できました(※執筆時点)。購入コストをできるだけかけたくない人には、大きな選択肢になるでしょう。
処理性能は物足りない結果です。「Antutuベンチマーク ver10.6.2」アプリを使ってベンチマークスコアを計測すると、357,360点と低く比較した全商品の平均864,641点(※執筆時点)の半分以下でした。使用するアプリによってはカクつく可能性があるでしょう。
スマホの頭脳にあたるSoCには、2~3万円台のエントリーモデルに多い「Dimensity 700」を採用しています。本品と同じエントリーモデルの平均は約355,376(※執筆時点)だったため、低価格帯では平均的な処理性能でした。
サイト閲覧・SNSやパズドラのような軽いゲームの用途なら、問題なく使えるといえます。しかし「ゲームが処理落ちしやすい」との口コミどおり、ポケモンGO・原神など3Dグラフィックを楽しむ高負荷なゲームを遊ぶには力不足です。
「かんたんに美しい写真を撮影」と謳っていますが、シーンによってはカメラ性能に課題が残ります。夜景の写真をチェックしたモニターからは、「遠方の建物にノイズがある」といった指摘が多く寄せられました。暗所でノイズの少ない写真を撮りたい人には向きません。
本品と同じ約5000万画素のメインカメラを搭載したほかのエントリーモデルには、夜景の明暗差をきれいに表現できたものも。こちらは「夜景の光が白飛びしている」「暗い部分が表現されていない」などの声があがり、暗所での明暗差の再現は不得意といえます。
<ノイズの少なさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
自撮りした写真は、肌があまり健康的に見えなかった点がネック。ポートレートモードを有効化して自撮りした写真を確認すると、全体的に肌が白っぽく写り、「肌が白く不健康に見える」との意見が多くあがりました。
肌の色味や質感の再現性には課題があるといえます。インカメラは約800万画素と悪くない性能ですが、自撮りした写真のクオリティにこだわりたい人は、あとから色味を加工するなど工夫が必要でしょう。
<スキントーン・肌の美しさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
背景がしっかりぼけきっておらず、被写体である人物が際立っていないのが気になります。人物を中心に撮りたい人は物足りなさを感じるでしょう。
<ボケ感についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
<ズーム時のきれいさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
思い出を動画できれいに残しにくい点も気がかりです。実際に撮った動画を確認したモニターからは、全体的に暗く鮮やかさが足りない点が指摘されました。明暗がはっきりせず、コントラストの弱い仕上がりです。
また、比較した低価格帯商品の多くは、手ブレ補正が効きづらく低評価に。対して本品は「手ブレは気にならない」と回答したモニターが多かったものの、ガタつき・ぼやけがあるうえ解像感も粗めだったため、評価が伸び悩みました。
<動画撮影の満足度についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
画面性能も評価は低め。画面には液晶ディスプレイを採用し、高~中価格帯モデルに多い有機ELと並ぶと発色の鮮やかさで劣ります。画面解像度はフルHD+2408×1080pxで、数値が高いほど高精細になる解像感は400ppiと高くはありませんでした。日中の晴れた場面では、画面が見えづらい可能性があるでしょう。
また、1秒間の画面の切り替わり回数を表すリフレッシュレートは最大60Hz。比較した同じ低価格帯の商品には90Hzのものもありました。現在90Hzのスマホを使っている人は、スクロール時の動きのなめらかさに物足りなさを感じるかもしれません。
AI機能には非対応で、文字起こしや翻訳などの便利な機能は使えません。話題のAI機能を試してみたい人には不向きです。
AI機能は高価格帯のハイエンドモデルに多く搭載されており、かこって検索・対面翻訳・被写体削除加工・文字起こしに対応したものが多く見られました。しかし本品を含む低価格帯の商品は、どれもAI機能が非搭載。AI機能を活用したい人は、予算をアップする必要があるでしょう。
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
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ここでは、ZTE Libero 5G IVのデメリットが気になる人におすすめの商品をご紹介します。
Google Pixel 8は、写真も動画も高画質で楽しめるAndroidスマホ。ズームや夜景撮影も得意で、肉眼で見るようなリアルできれいな写真を楽しめます。動画撮影時の手ブレ補正も優れており、クリアでバランスのとれた映像を残せるため、さまざまなシーンで活躍するでしょう。
処理性能も高く、本格的な3Dゲームもサクサク快適にプレイできます。バッテリーは100%から20%に減るまで約13時間と持ちがよく、1日使うぶんには電池切れの心配も少ないですよ。
話題のAI機能も搭載され、カメラの被写体検知やリアルタイム翻訳などを活用できます。高性能なハイエンドモデルを探しているならぜひ検討してみてください。
Google Pixel 7aは、コストを抑えながらハイエンドモデルと同等の性能を求める人におすすめ。価格は5万円台(※執筆時点)と手頃ながら、高負荷な3Dグラフィックゲームも快適に遊べる性能を備えています。
鮮やかかつクリアな写真撮影が可能で、カメラ性能は日常使いなら十分。「細部までくっきり鮮明に写されている」といった声が並びました。画面のきれいさと動きのなめらかさも良好な評価を得ています。
話題の消しゴムマジック機能を試せるのもうれしいポイント。クリエイティブな画像編集を手軽に楽しめますよ。価格を抑えて高性能なスマホを手にしたい人は要チェックです。
店舗に足を運ぶ以外に、ワイモバイルの公式オンラインショップでも購入OKです。値段は税込21,996円(※執筆時点・公式オンラインショップ参照)。条件を満たせば最大21,995円の割引が適用され、端末代金が1円になりますよ。なお契約内容によって通信料金は異なるため、よく確認しましょう。
そのほかインターネットでの取扱店舗は、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングといったECサイト。ECサイトでは中古品の取り扱いもあり、11,000円前後(※執筆時点)での販売が確認できました。
なおAndroidスマホはiPhoneと比較すると、スマホケースなどアクセサリの種類が少ない傾向があります。ただECサイトでは、ZTE Libero 5G IV対応の保護フィルムや、スマホケース・手帳型カバーなどの販売が多数確認できました。対応アクセサリもあわせてチェックしてみてくださいね。
本品が利用できる対応バンドは、ソフトバンクが提供している周波数帯のみ。そのため、ソフトバンク以外のネットワークで使うと、繋がらないもしくは繋がりにくくなる可能性があるので注意してください。利用できる対応バンドの詳細は以下のとおりです。
<5G>
<FDD-LTE>
<TDD-LTE(AXGP含む)>
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