10.4インチと大画面でありながらコンパクトで非常に持ちやすいと謳うAndroidダブレット、SAMSUNG(サムスン)Galaxy Tab S6 Lite(Wi-Fi)。「映画やゲームの映像が迫力満点」と評判です。しかし、「動作がもっさりしている」といった気になる口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の6つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のXiaomiのRedmi PadやGoogleのPixel TabletなどのAndroidタブレットとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、Androidタブレット選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」を心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
処理性能も高く、ベンチマークスコアは361,201ptを記録。「動作がもっさりしている」という口コミに反し、カクつくことなく快適に操作できるでしょう。バッテリーが長持ちなのもよいポイント。フル充電での動画の連続再生時間は、6時間22分と映画3本を見られるほどの性能でした。動画鑑賞や2Dゲームなどエンタメを目的ならちょうどよい性能です。
実際のタッチ操作もスムーズでした。操作したモニターからは、「ピンチ・スワイプともにヌルヌルサクサク」などの声が聞かれています。比較した一部の商品は素早い操作に処理が追いつかなかったのに対し、こちらはむしろスクロールが速く思いどおりの位置で止めるのが難しいレベル。一気に下まで画面を移動でき、効率よく作業できるでしょう。
ECサイトの値段は執筆時点で50,000円前後。比較したなかではやや高額ですが、筆圧感が実現できるSペンが付属され、モニターに接続してパソコンのように使えるSamsung DeXも搭載。謳い文句どおり、お絵かき・学習・ビジネス・ゲームなど汎用性が高い1台です。手持ちメインで使用したい人やより処理性能が高いものを選びたい人は、ほかの商品もチェックしてみてください。
Androidタブレットの魅力は、iPadと比べて処理性能をやや控えめにすることでお手頃価格で購入できること。iPadと格安のAndroidタブレットの画質を比べてもそこまで変わらないので、動画鑑賞やゲームなどエンタメ用途に使いたい人にぴったりです。
今回紹介するのは、SAMSUNGのミドルレンジモデルとして2023年6月に発売された、Galaxy Tab S6 Lite(Wi-Fi)です。ベゼルを前作より狭くし、スリムなボディに10.4インチの大画面を搭載。上位モデルと同様にSペンにも対応し、お絵かき・学習・ゲームなど様々な場面で使用できると謳っています。
販売元は、折りたためたりタブレットのようにSペンが使えるなど、画期的で知名度が高いGalaxyスマートフォンを取り扱う、SAMSUNG。韓国のソウルに本社を構え、日本にも東京都にサムスン電子ジャパン株式会社があります。
処理を行うCPUはSnapdragon 720G。グラフィックやラグなどの一時的な不具合が起きにくいよう設計された、ゲーム向けのチップセットが搭載されています。
Sペンは、イラストにリアルさを出す筆圧感の表現にも対応。PDFに直接書き込めるので、会議資料などの大切な部分に色を引いたり、聞いたことを資料にそのまま書けますよ。書いたメモには検索可能なタグをつけて保存できるので、整理しやすく必要なときにサッと取り出せます。
10.4インチのディスプレイの解像度は、フルHDよりも高い WUXGA+(2000 x 1200)です。さらに、上下に搭載されたデュアルスピーカーは、立体的な音を鳴らすDolby Atmosに対応。メーカーは、ベッドの上や公園など場所を問わず映画館のような迫力を楽しめるとアピールしています。
安全面や快適さを支える機能も豊富です。悪意ある攻撃から個人データを保護するSamsung Knoxを搭載。OSはAndroid One UI 5.1を内蔵し、操作性と作業の効率性を高める機能が散りばめられています。分割画面もウィンドウの一番上にあるハンドルを長押しして、表示したい側にドラッグするだけと簡単です。
<スペック詳細>
SIMフリーモデルの販売はなく、通信はWi-Fi限定です。ただし、自動テザリング機能を搭載し、Galaxyスマートフォンのデータ通信を利用できます。Galaxyスマートフォンをお持ちであれば、自宅以外の外出先での作業が制限されません。スマートフォンでコピーした画像やテキストを本商品に貼ることも可能ですよ。
モニターやテレビなどと接続できるSamsung DeXを搭載しているのもポイント。まるでパソコンのように利用できる便利な機能です。会議などでタブレットの資料をモニターに映しながらプレゼンしたいときも重宝するでしょう。
サイズは、幅15.43×奥行24.45×高さ0.70cmで、重量が465g。グレー1色のシンプルなデザインで、ビジネスシーンや学校などでも馴染みやすいですよ。
本体にはマグネット機能が内蔵され、Sペンを貼りつけて持ち運べる仕様です。より便利に使いたい人は、純正ケースのGalaxy Tab S6 Lite Book Coverをご購入ください。本体同様にSペンをマグネットで貼りつけられるだけでなく、収納スペースも用意されています。スタンドにもなるので、コンテンツが見やすくなりますよ。
今回はSAMSUNG Galaxy Tab S6 Liteを含む、Androidタブレット全10商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、処理性能(ベンチマークスコア)の検証です。
ベンチマークスコアを測るソフト「ANTUTU」のベータ版を使用し、2回計測。平均値を出し評価しました。
CPUは、8コアのSnapdragon 720Gを採用。iPadの処理性を超すハイクラスのGoogleのPixel Tabletには及ばないものの、高性能なMediaTek Helio G99を搭載したXiaomiのRedmi Padと肩を並べる性能を発揮しました。動画鑑賞や2Dゲームなどエンタメ目的ならちょうどよい性能です。
次は、画質のよさの検証です。
20~50代の男女10人が実際にAndroidダブレットで映画や写真を鑑賞。解像度・色合い・暗い場面の見やすさに着目して、写真の美しさと動画の迫力を評価しました。
ディスプレイは WUXGA+(2000 x 1200)の高解像度で、輪郭もくっきり。木々の粒感など細かな部分も繊細に表現され、比較したなかでトップクラスの高画質でした。実際に画面を見たモニター全員が満足と回答し、「拡大しても粗くならずにきれい」など称賛する声も多く寄せられています。
色味もとても鮮やかでした。約1,600万色と豊富な色を表示でき、光や陰影も美しく表現されています。モニターからも「陰影のメリハリもあり、とてもきれい」と好評です。
<画質のよさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
動画の再生もスムーズで、ガタつきやラグ・ノイズなどは感じません。
比較した結果、10インチ前後の商品は迫力ある映像を楽しめる傾向があり、10.4インチと大画面のこちらも存分に映像を楽しめました。モニターからは、「炎が目の前で燃えているような臨場感」「人物の顔が小さく映っているときも表情が見える」との声もあり、作品にどっぷりと浸れるでしょう。
暗いシーンでもつぶれることはなく、髪の毛や毛皮の質感も感じられるほどの繊細さも備えています。モニターからも「動画を見るには最適な機種と感じた」とプラスの声が上がりました。「映画館のような迫力を楽しめる」という謳い文句にも納得です。
<動画の迫力についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
次は、タッチ操作の快適さ・発熱のしにくさの検証です。
20~50代の男女10人のモニターが実際にAndroidダブレットのタッチパネルを操作。感度やスクロールのしやすさなどを評価しました。また、10分間YouTubeを再生したときの表面温度をサーモカメラで測定。最も温度が高い部分で評価しました。
タッチ操作は、スクロールやスワイプがスムーズで快適でした。感度も高く、「細かい部分のタップも一発で決まる」とモニターに好評です。スクロールしながら文字が読めるほど滑らかで画像の表示も早く、ネットサーフィンもサクサク楽しめますよ。モニターも「自分の感覚で動いてくれる感じがすごく心地よい」と絶賛しました。
スクロール速度はやや速めですが、比較した一部の商品のように素早い操作に処理が追いつかないことはありません。思いどおりの場所で止めるのには少しコツがいるとはいえ、一気に下まで画面上を移動できるので効率的に作業ができるでしょう。
<タッチ操作の快適さについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
ただし、処理性能が高かったXiaomiのRedmi PadやGoogleのPixel Tabletをはじめ、比較した多くの商品も発熱しやすい傾向がありました。36℃を下回ったのは全商品の約4割と少なめです。
長時間使用したいときは、スタンドを利用するのがおすすめですよ。純正アクセサリーには、2段階の角度調整機能がついた「Galaxy Tab S6 Lite Book Cover」があります。ぜひ本商品と一緒に購入を検討してみてくださいね。
最後は、バッテリー性能・コンパクトさの検証です。
Androidダブレットを100%になるまでフル充電し、YouTubeを再生。充電が切れるまでの連続再生時間を計測しました。また、本体重量を小数点第一位まで計測し、1インチあたりの重さを計算。持ち運びのしやすさや使用時に重さが負担にならないか評価しました。
バッテリーは長持ちで、フル充電から動画を6時間22分も連続再生できました。高評価の基準とした6時間を上回り、充電なしで映画を3本以上見られる性能です。場所を問わず1日中エンタメを楽しめるでしょう。
比較した約7割の商品が6時間を超えましたが、なかには4時間以下で充電が切れるものもありました。出先で使うなら、本商品のようにバッテリー持ちがよいものを選びましょう。
とはいえ、1インチあたり43.75gと画面サイズを考慮すれば、特別重いわけではありません。高評価の基準とした45gよりも軽く、ある程度画面が大きいモデルを選びたい場合には妥当な重さといえます。机上やスタンドでの使用がメインであれば、それほど負担は感じないでしょう。
総合的な処理性能 | |
---|---|
グラフィック性能 | |
画面サイズ | 10.4インチ |
リフレッシュレート | 不明 |
画面解像度 | 2,000×1,200 |
Wi-Fi規格 | Wi-Fi5対応 |
---|---|
最大輝度(実測値) | 不明 |
microSDカード対応 | |
インターフェース | USB Type-C |
バッテリー稼動時間 | インターネット:最大14時間/ビデオ再生:最大15時間 |
タッチペン付き | |
スピーカーの数 | 2個 |
GPS機能 |
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取り扱い店舗によって値段にばらつきがあり、なかには65,000円以上するショップもありました。複数の店舗の値段を確認してから購入してくださいね。
最後に、また違った魅力のあるAndroidタブレットをご紹介します。
GoogleのPixel Tabletは、iPadを超える処理性能を誇る1台。ベンチマークスコアは80万点超えと、比較したほかのAndroidタブレットを圧倒するスコアでした。ディスプレイも美しく、高解像で色鮮やかな映像を楽しめますよ。AIで写真を修正できる、「消しゴムマジック」などの独自機能も魅力的です。
OPPO Pad Airは、10.3インチと大きめの画面ながら428gと軽め。発熱もしにくかったので、手持ちで使いたい人にぴったりです。処理性能も十分で、アプリを素早く立ち上げられます。画面を確認したモニターからは、色のバランスのよさと人物の表情がわかるほど解像度が高い点が好評でした。
総合的な処理性能 | |
---|---|
グラフィック性能 | |
画面サイズ | 10.95インチ |
リフレッシュレート | 不明 |
画面解像度 | 2,560×1,600 |
Wi-Fi規格 | Wi-Fi6対応 |
---|---|
最大輝度(実測値) | 不明 |
microSDカード対応 | |
インターフェース | USB Type-C |
バッテリー稼動時間 | 12時間(動画再生時) |
タッチペン付き | |
スピーカーの数 | 4個 |
GPS機能 |
Pixel Tabletをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
総合的な処理性能 | |
---|---|
グラフィック性能 | |
画面サイズ | 10.3インチ |
リフレッシュレート | 最大60Hz |
画面解像度 | 2,560×1,440 |
Wi-Fi規格 | IEEE 802.11 a/b/g/n/ac |
---|---|
最大輝度(実測値) | 不明 |
microSDカード対応 | |
インターフェース | USB Type-C |
バッテリー稼動時間 | 約15時間(ビデオ通話) |
タッチペン付き | |
スピーカーの数 | 4個 |
GPS機能 |
OPPO Pad Airをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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