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SONY 4K有機ELテレビ BRAVIA 55型 XRJ-55A80Lをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証

映画館のようなリアルな臨場感を体験できると謳う55インチテレビ、SONY 4K有機ELテレビ BRAVIA 55型 XRJ-55A80L。「YouTubeやAmazon prime videoがきれいに見える」と評判です。一方で「小さな声が聞こえにくい」という口コミもあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?


今回はその実力を確かめるため、以下の7つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。

  • 画質
  • 映画の再現性
  • 音質
  • 視野角
  • ネット機能の充実度
  • 動作速度
  • 録画機能の便利さ


さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気の55インチテレビとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、55インチテレビ選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。

2025年07月04日更新
鴻池賢三(Kenzo Konoike)
検証協力
オーディオ・ビジュアル評論家
鴻池賢三(Kenzo Konoike)

現在、WEB・テレビ・雑誌等のメディアを通じて、AV機器の評論家/製品アドバイザーとして活躍中のオーディオ・ビジュアル評論家。株式会社オンキヨーにてAV機器の商品企画職、米国シリコンバレーのデジタルAV機器用ICを手がけるベンチャー企業を経て独立。 その後「ディー・エー・シー ジャパン」を設立し、AV機器関連企業の商品企画コンサルティングや、商業施設から個人のホームシアターまで、AVの視点から空間の提案やアドバイスなども手がける。 2009年からは、日本オーディオ協会「デジタルホームシアター普及委員会」映像環境WG主査、そして同委員会の諮問委員も務めた(~2020年)。 2010年より、ビジュアルグランプリ審査員(主催: 音元出版) 【主な資格】 米ISF認定映像エンジニア。米THX認定ホームシアターデザイナー。一般財団法人家電製品協会認定家電製品総合アドバイザー。

鴻池賢三(Kenzo Konoike)のプロフィール
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折原一也
検証協力
オーディオ&ビジュアルライター
折原一也

オーディオ&ビジュアル評論家/ライター、TV/モニター画質評価用ソフトウェア「Orichannel TPG」開発者。 4Kテレビやプロジェクターなどの映像と、ワイヤレスイヤホンやスピーカー、ホームシアター、サウンドバーなどの音が専門。雑誌やWEBなど出版業界で活動歴20年以上で、画質と音質の専門家として3000製品以上をテストしてレビュー。 執筆媒体はオーディオ&ビジュアル専門サイトPhileweb、モノ・トレンド誌の日経トレンディ、家電批評、MONOQLO、グッズプレス、&GP、価格.comマガジンなど多数。テレビ番組のオーディオ&ビジュアルコーナーの監修や出演も。 2009年より高画質・高音質、そしてライフスタイル志向のオーディオ&ビジュアル機器を、家電量販店等の投票と共に選出するVGP(ビジュアルグランプリ)審査員を務めている。 オーディオ&ビジュアル関連のガジェットをレビューするYouTubeチャンネル「オリチャンネル」も運営中。

折原一也のプロフィール
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原豪士(Goshi Hara)
ガイド
元オーディオ専門販売員/マイベストオーディオ・ビジュアル機器担当
原豪士(Goshi Hara)

オーディオ専門店「e☆イヤホン」の販売員として3年間勤務。オーダーメイドや高級機種なども含め、これまでに試聴したイヤホン・ヘッドホンは、のべ500種類を超える。また、音楽や環境に合わせて11種類のイヤホン・ヘッドホンを使い分けるほど、音には並々ならぬ情熱を持っている。 その後、2023年にmybestへ入社し、豊富な知識を活かしてオーディオ・ビジュアル機器のガイドを担当。「顧客のニーズを真摯に考えて提案する」をモットーに、ユーザーに寄り添った企画・コンテンツ制作を日々行っている。

原豪士(Goshi Hara)のプロフィール
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目次

はじめに結論!パワフルな低音が映画鑑賞を楽しみたい人向き。ネット・録画機能も充実

ソニー
BRAVIA A80L4K有機ELテレビXRJ-55A80L

2023/04/22 発売

248,000円

4K有機ELテレビ
画面の種類有機ELテレビ
サイズ展開55V型、65V型、77V型
最大輝度626cd/m2
対話式AI音声操作

SONY 4K有機ELテレビ BRAVIA 55型 XRJ-55A80Lは、映画鑑賞をすることが多い人におすすめです。実際に視聴したモニターによると、ややこもった印象はあるものの低音のパワフルさが高評価に。比較したなかには音が直線的でチープに感じられる商品もありましたが、こちらは映画内の轟音が体に響くような迫力が味わえました。「豊かな臨場感」との謳い文句にも納得です。


映画の再現性も高く、とくに色を正確に再現できていました。色域も広かったため、製作者の意図した映像を再現しやすいでしょう。比較したほかの有機ELの商品と同じく、斜めから見ても映像の変化は少なめ。大人数で幅広い角度から見たとしても、きれいな映像が楽しめますよ。


地デジやスポーツ動画などを再生した際も、自然な発色に。地デジで人の顔がアップで映った際はやや平面的でしたが、肌の色の自然さ・背景色のバランスのよさなどが高く評価されました。ややノイズの処理の甘さ・コントラストの弱さはあるものの、スポーツなど速い動きもなめらかで残像感は控えめ。「YouTubeやAmazon prime videoがきれいに見える」との口コミどおり、配信映像もきれいに映りました。


一部商品では対応していなかったDAZN・TVerも視聴可能。リモコンのアプリボタンが十分揃っているため、配信サービスを快適に楽しめます。ハンズフリー機能も搭載しており、声だけで操作できて便利ですよ。2番組同時録画や、1.3倍速再生・チャプター送り・音声付き倍速再生といった機能もあり。外付けHDDを使って録画番組を楽しみたい人にもぴったりです。


動作速度も優秀。比較したなかには起動に4秒以上かかる商品もありましたが、こちらは約3秒で起動できました。アプリの立ち上げも3秒以内だったため、待ち時間が少なく済むでしょう。


自然な映像と迫力の低音で映画を楽しみたいなら要チェックの一品。ただし、「小さな声が聞こえにくい」との口コミどおり音質がややクリアさに欠けるのはネックです。淡く自然な発色も好みが分かれるため、クリアな音質にこだわる人・コントラストの効いた鮮やかな映像が好みな人は、ほかの商品を含めて検討してみてください。

SONY 4K有機ELテレビ BRAVIA 55型 XRJ-55A80Lとは?

SONY 4K有機ELテレビ BRAVIA 55型 XRJ-55A80Lとは?

SONY 4K有機ELテレビ BRAVIA 55型 XRJ-55A80Lは、臨場感のある音質・映画館のように迫力のある映像にこだわった2023年モデル。エンタテイメント機能にも注力し、映画・ゲームなどをより快適に楽しめるよう設計しています。


BRAVIAは、SONYの技術を結集した映像・音により、テレビライフを便利に楽しめる工夫が詰まった人気シリーズ。高画質・Android TV機能・高音質を3大特徴として掲げています。

画面振動による高音質にこだわり。没入感を演出する2023年モデル

画面振動による高音質にこだわり。没入感を演出する2023年モデル
出典:pur.store.sony.jp

認知特性プロセッサー「XR」を搭載。人の認知特性に合わせて映像を分析処理し、没入感のある映像を作りあげる設計です。奥行・コントラスト・色表現を従来品より強化し、リアリティを追求。有機ELパネルを振動させて音を出す「アコースティック サーフェス オーディオ プラス」機能を採用しているのもポイントです。


独自のコンテンツサービス「BRAVIA CORE」も搭載しており、さまざまな名作映画が鑑賞可能。さらに、ゲームメニュー・PlayStation®5(PS5™)との連携機能もあり、ゲームを快適に楽しむための工夫も施されています。


  1. 価格|341,000円
  2. 発売日|2023年4月22日
  3. 画面種類|有機ELテレビ
  4. パネルの種類|-
  5. 同時録画数|2
  6. 映像配信サービス|YouTube、Amazon Prime Video、Netflix、DAZN、Hulu、TVer、ABEMA、Disney+、U-NEXT、FOD、Apple TV
  7. HDR方式|HDR10、HLG、Dolby Vision
  8. 搭載チューナー|BS4K・110度CS4K×3/地上デジタル×3/BS・110度CSデジタル×3/CATV
  9. Dolby Atmos対応|〇
  10. 総合出力|50W
  11. 映像処理エンジン|XR 4K アップスケーリング
  12. ネットワーク|有線LAN、無線LAN、Bluetooth、Wi-Fi Direct、ホームネットワーク機能、Googleアシスタント、Chromecast、DTCP-IP
  13. 年間電気代(目安)|5,049円

3-Wayスタンドを採用。別売り金具を使えば壁掛けスタイルも

3-Wayスタンドを採用。別売り金具を使えば壁掛けスタイルも

3-Wayスタンドを採用しており、スタンドの取り付け位置を変えることで3スタイルに変化させることが可能。幅の広いテレビ台に設置したい、サウンドバーと組み合わせて使いたいといった要望に合わせて置き方を変えられます。


別売りの金具を使えば、壁掛けスタイルでの設置も可能。薄型スイーベルに対応しているため、人の位置に合わせた角度調節や、裏側の掃除もできますよ。


カラーはブラックのみ。重さはスタンドを含めて18.8kgです。

実際に使ってみてわかったSONY 4K有機ELテレビ BRAVIA 55型 XRJ-55A80Lの本当の実力!

今回はSONY 4K有機ELテレビ BRAVIA 55型 XRJ-55A80Lを含む、55インチテレビ全10商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。


具体的な検証内容は以下のとおりです。


  1. 画質
  2. 映画の再現性
  3. 音質
  4. 視野角
  5. ネット機能の充実度
  6. 動作速度
  7. 録画機能の便利さ

動きの速い映像でもブレが気にならない。細かい数字もよく見えた

動きの速い映像でもブレが気にならない。細かい数字もよく見えた

まずは、画質の検証です。


20〜50代の男女10名のモニターが、地デジ・スポーツ・ネット動画の画質を視聴し、色の自然さ・映像のなめらかさ・コントラスト感などをチェックし、評価しました。

地デジは肌の色のバランスがよく、人や物がはっきり見えた

地デジの映像はくっきりとなめらかに見えました。モニターが地デジでワイドショーを視聴したところ、肌の色が自然で違和感がないと多くのモニターから好評。赤みや白っぽさなども気になりにくく、映像が見やすいでしょう。


比較したなかで、画面に有機ELを採用した商品は、明暗の階調が自然かつ非常に豊かでテレビ越しとは思えないほどの質感・立体感が味わえる傾向に。こちらも同様に、人や物がくっきりときれいに見えました


色の鮮やかさにも優れています。トーンはやや落ち着いて見えましたが、肌の色だけでなく背景の色も含めバランスがよいといえるでしょう。一方、人の顔がアップで映った際ののっぺり感はやや気になりました。


地デジの画質についてのモニターコメント

  1. 「いやな赤みや白っぽさは無く、自然な色味に感じた。背景の色味も強すぎず全体的にバランスの取れた見やすい色調に思えてよい。長時間見ていられそう」(40代男性)
  2. 肌の色のバランスがよく、顔がファンデーション加工したようにきれいに見えた。トーンはやや落ち着いて見えるが、十分に鮮やかで見やすい」(30代女性)
  3. 人の肌に不自然な赤みがない点は好みだが、フィルターをかけた人工的な色味の均一感が否めない。画面全体の色味はニュートラルでよい」(20代女性)
  4. ノイズ処理が効き目なのか、出演者の顔がアップになった時に肌が塗り絵みたいに潰れているのが惜しい。引いた映像のノイズもやや気になる」(40代男性)
  5. 手前のジオラマの細部は少しぼやけていたが、出演者の服の色、髪の毛の質感、セットの立体感どれもうまく表現できていると感じた」(20代男性)
コメントは一部抜粋

スポーツ映像もなめらかで残像感が気になりにくい。やや画面が暗いのが惜しい

スポーツ映像もなめらかで残像感が気になりにくい。やや画面が暗いのが惜しい

スポーツのような動きの速い映像も、なめらかに見えます。地デジでサッカーを視聴すると、人やボールなど動きの速いシーンでも残像感が気になりませんでした。比較したなかには、動きにノイズが出たり解像度が落ちたりする商品もありましたが、こちらは集中してスポーツ観戦ができるでしょう。


文字や数字などもくっきりと見えます。比較した商品には、数字がぼやけてしまうものもありました。対して、こちらは遠目からでも選手の背番号を判別しやすいといえます。


一方、画面の暗さがやや気になります。夜のスタジアムの雰囲気がよく伝わる反面、ピッチ全体の画面ではトーンが暗めでした。色鮮やかな映像を楽しみたい人は、やや物足りなさを感じるでしょう。


スポーツの画質についてのモニターコメント

  1. 「ピッチで選手が走ると動きがやや落ちるが、ノイズがさほど目立たないところはよい。ボールの動きなども追いやすい」(40代男性)
  2. 引きの映像でも背番号やスポンサーのロゴが見やすい。選手の汗や肌艶などがしっかりと見えて映像がクリアに感じる。ただたまに選手の顔がアップになったときにピントが合わないような感覚があるのが気になった」(30代女性)
  3. 人物とボールの速い動き、どちらにしても残像が出るようなブレを感じる事は無かった。ボールも目でしっかり追う事が出来試合に集中できる映像であった。遠目から見ても数字がつぶれたりぼやけていなかったので背番号を視認できた。滑らかな動きと映像なのでスポーツ観戦には快適なものだと感じた」(40代男性)
  4. 「ピッチ全体のカメラワークになると、もやがかかったような、グレーがかった見え方で、もやつきが気になる。ユニフォームのコントラストも弱い。アップになるとユニフォームの色が鮮やかになる」(30代女性)
  5. 「夜のスタジアムの雰囲気がある画質だが、画面全体として暗めに偏っていて見栄えがよくない。色の再現は正しいと思うのだが、もっと明るめがよかった」(40代男性)
コメントは一部抜粋

ネット動画も見やすかった。解像感はあと一歩

ネット動画の視聴も問題ありません。ネット動画を視聴したところ、「小さい文字や顔のシワまではっきり見える」という声があがりました。解像感がいま一歩なため「もう少しコントラストが強いとよい」「ノイズが重なりきれいに見えない」といった声もありましたが、そこまで気になるほどではないでしょう。


コントラストも自然です。比較した商品には黒い部分がグレーに見え、映像が全体的に白っぽくコントラストが弱めなものも。一方、こちらは暗い部分はしっかりとした黒色で陰影もはっきりしており、ドラマや映画などの視聴によいでしょう。「YouTubeやAmazon prime videoがきれいに見える」との口コミにも納得の結果でした。


ネット動画の画質についてのモニターコメント

  1. 「解像度・立体感は問題ないレベルだが、配信による画質が甘く、ケイン少佐の皺のよった肌の質感が失われており、画質再現の細部のつめが甘そう」(40代男性)
  2. 管理室の表示の小さい文字や俳優の顔のシワや肌質もくっきりと見えて、ぼやけることがなくてよい」(30代女性)
  3. 人が動いていても輪郭がはっきりしており目が疲れなくてよい。激しい動きでもノイズは感じないので見やすい解像感であった」(20代女性)
  4. 「黒色は若干浮いているものの映画として十分通用するレベルの色。ややブルーが強めで映画としては忠実性が惜しいが、それでも十分高画質」(40代男性)
  5. 「黒の表現が強かったが白っぽい感じもややあった。人物の陰影があり立体感がある。明かるい部分は眩しさが表現されていてよいが過度に青白くて少し自然さに欠けるのが気になった」(40代男性)
コメントは一部抜粋

映像に奥行きが感じられ、さまざまな角度から見やすい

映像に奥行きが感じられ、さまざまな角度から見やすい

次に、映画の再現性・視野角の検証です。


オーディオ・ビジュアル評論家の鴻池賢三氏に協力を依頼し、色の正確さ・色域の広さ・コントラスト比をチェック。さらに、測定器で正面から見たときと斜め45度から見たときの白と黒の輝度を測り、どの角度からでもきれいに見えるかを確認しました。

色のズレが少なく、映像の再現度の高さが魅力

色のズレが少なく、映像の再現度の高さが魅力

映画の再現性は優秀。とくに、色はほぼ正確に再現されていました。詳細は以下のとおりです。


検証結果

  • 色の正確さ:3.9ΔE
  • 色域の広さ:74.57%
  • コントラスト:8043:1

CalmanのColorcheckerで色の正確さを測ると、高評価の基準値とした2ΔEを上回る3.9ΔEを記録。比較した商品には1ΔEと低い数値のものもあったなか、こちらは色のズレが少なく、製作者の意図した映像を再現しやすいでしょう。


色域の広さも問題ありません。基準としたBT.2020の色域カバー率を測定すると74.5%。高評価の基準として設定した80%には届かなかったものの、60%台の商品に比べると奥行の感じられる映像が楽しめるでしょう。


コントラストもはっきりしています。934:1とふるわない商品もあったなか、こちらは8043:1と高記録。比較したなかでは有機ELのほうが液晶よりも黒の輝度が低く、高コントラストでリアルな映像を表現できる傾向でした。こちらも同様に迫力のある映像が楽しめるでしょう。

有機EL採用で、斜めから見てもきれいに見えやすい

有機EL採用で、斜めから見てもきれいに見えやすい
視野角の検証でも非常に高い評価を獲得。正面と斜め45度の角度からそれぞれ見たときの輝度を測り、コントラスト比を計算すると10000:1。比較したなかには412:1と低評価の商品もあったのに対し、高評価の基準とした1500:1を大きく上回る結果でした。

比較したなかで有機ELを採用している商品は、斜めの方向から観ても映像の変化が少なく視野角が広い傾向に。こちらも同様に、どの角度から見てもきれいな映像が楽しめるでしょう。

迫力を感じる低音が魅力。セリフの聞き取りにくさが惜しい

迫力を感じる低音が魅力。セリフの聞き取りにくさが惜しい

続いて、音質の検証です。


20〜50代の男女10名のモニターが映像を視聴し、声の聞き取りやすさや低音のパワーを十分に感じられるかなどをチェックしました。

女性の声は聞き取りやすいが、男性の声は少しこもって聞こえた

女性の声は聞き取りやすいが、男性の声は少しこもって聞こえた
セリフや声の聞き取りやすさはあと一歩。女性の声は聞き取りやすいものの、男性の声がこもって聞こえにくいことがありました。

比較した商品には、音がこもったり反響したりせずはっきりと聞き取れたものも。こちらは「小さな声が聞こえにくい」との口コミ同様「全体的に不明瞭」「低めの声は近寄らないと聞きづらい」といった指摘が集まっています。


若干クリアさに欠けるため、声がこもって聞こえる場合は音量を上げるといった工夫をするとよいでしょう。


セリフ・声の聞き取りについてのモニターコメント

  1. 「声の抜けがやや悪く、人の声の厚みの強弱が一定ではない。女性の声と比べて男性の声がこもって聞きにくく、つぶやくような声は聞こえないかも」(40代男性)
  2. 「タレントの声がこもって聞こえるのが気になった。女性は許容範囲だが男性は声が高い人でも響きが悪く聞こえる。もう少しクリアに聞こえるほうが好み。またBGMのピアノの音や拍手の音が低く、高音が重く暗く感じるのが気になった」(30代女性)
  3. 「声にこもりをやや感じるが響くような感じは無く、聞き取るのに不便さはないので許容範囲ではあった。普段使いなら問題なく聞いていられると思う」(40代男性)
  4. 「全体的にこもって聞こえる。人の声が壺を口に当てて喋っているような響きとこもりがあり、一度に話されるとモヤモヤとして聞き取りにくかった。音の深みはある」(20代女性)
コメントは一部抜粋

体に響くようなパワフルな低音で、迫力が感じられた

一方、低音は非常にパワフル。映画内で轟音が鳴ると、体に響くような迫力が感じられました。映像を視聴したモニターからは「腹に響くようなサウンド」「音の移動感がよく表現されている」といったプラスのコメントが多く寄せられています。

音に立体感がないと、スピーカーから直線的に音が聞こえてチープに感じやすい傾向に。こちらは、多方面から音が聞こえるような音の立体感が感じられ、臨場感が楽しめるでしょう。


映画の迫力についてのモニターコメント

  1. 「映像と音がよく一致しており、映画のサラウンドがしっかりと鳴っている。ジェットエンジンの轟音は腹に響くようなサウンドでその再現性が優秀」(40代男性)
  2. 「音にボリュームはあるが、ただ大きい音が広範囲に響いている感じでどこか立体感がない。迫力はあるもののリアル感がなく少し惜しい」(20代女性)
  3. 「大きな音が出る箇所で、低音よりも高音がかなり目立っていた。パワーよりもスピード感に重点が置かれている様に聴こえた。移動感などはかなりよく表現されていて爽快感はあるが、重厚感に物足りなさがありやや惜しい」(40代男性)
  4. 「セリフの深みがあって、感情が乗り映画に集中できる。合わせてジェットの迫力もあって、メリハリの臨場感とコントラストでわくわく感があった。セリフがメインでよく聞こえて際立っていた」(30代女性)
コメントは一部抜粋

ボーカルの声がクリアに聞こえ、低音にもリズム感が感じられた

ボーカルの声がクリアに聞こえ、低音にもリズム感が感じられた

音楽には臨場感が感じられます。音の出る場所がシーンに合わせて移動しており、音が部屋に広がるような感覚が味わえました。


ボーカルの声には伸びがあり、低音にはリズム感が感じられます。比較したなかには歌声がややこもって聞こえるものや、低音のベース音が弱い商品も。こちらはモニターから「ボーカルの声がまっすぐ届く」「低音のリズムがドスドスと体感できる」と好評でした。


音楽の臨場感についてのモニターコメント

  1. 「ボーカルはテレビから耳にまっすぐ届くが、伴奏は緩やかに柔らかく部屋に広がって聞こえる感じでよい。低音はやや聞こえづらいが、音のキレはよく小気味よい」(20代女性)
  2. 「ベースラインの丁寧さとキックドラムの刻みが分離している点はよいが、低域にもう少しタイトさがほしい。歌声の中域あたりに響きがつくため、楽器の音の再現性にも響いてしまっている」(40代男性)
  3. 「歌声にぶれる様子は無く、全体的にクリアに聞こえるがフレーズの終わり部分の伸びるところでやや大げさにハウリングしているような反響している印象があった」(40代男性)
  4. 「テレビのサイズより大きいサウンド感はあるものの、ドームっぽくこもっており部屋に広がる感じや包まれる感じはない。低音のリズムはドスドスと体感できる」(30代女性)
コメントは一部抜粋

多種類のネット配信を楽しめて、録画機能も充実

多種類のネット配信を楽しめて、録画機能も充実

次に、ネット機能の充実度・録画機能の便利さの検証です。


主要ネット配信サービスや、音声操作・ハンズフリーなどに対応しているかをチェック。さらに、

同時録画可能数や早送り・巻き戻し機能などを確認して評価しました。

DAZN・TVerを含むネット配信サービスを視聴可。ハンズフリー操作も対応

DAZN・TVerを含むネット配信サービスを視聴可。ハンズフリー操作も対応
YouTubeやAmazon Prime Videoなどをはじめ、主要なネット配信サービスのアプリをダウンロードできます詳細は以下のとおりです。

  1. 対応しているネット配信|YouTube、Amazon Prime Video、Netflix、DAZN、Hulu、TVer、ABEMA、Disney+、U-NEXT、FOD、Apple TV
  2. リモコンのアプリボタンに対応しているサービス|U-NEXT、Netflix、Hulu、Amazon Prime Video、ABEMA、Disney+、YouTube、MyBRAVIA
  3. 音声操作・ハンズフリーに対応しているか|音声操作・ハンズフリーあり

比較した多くの商品と同じく、YouTube・Netflix・Amazon Prime・Hulu・U-NEXT・Disney+に対応。非対応の商品もあったDAZN・TVerなども視聴できます。リモコンのアプリボタンも十分揃っているため、配信サービスを快適に楽しめるでしょう。


音声操作・ハンズフリーにも対応しています。比較した商品の過半数がハンズフリー非対応だったのに対し、こちらは両手がふさがっていても声だけで操作できて便利ですよ。

音声付き倍速再生・2番組同時録画が可能

音声付き倍速再生・2番組同時録画が可能

録画機能は充実。チューナー数は8で、2番組同時に録画できます。詳細は以下のとおりです。


  1. チューナー数|8(同時2番組録画可能)
  2. 30秒送り/10秒戻りができるか|不明
  3. チャプター送りができるか|◯
  4. 音声付き倍速再生があるか|1段階

1.3倍速再生やチャプター送り、音声付き倍速再生といった基本的な再生機能も搭載しています。比較したなかには同時録画ができない商品・倍速再生機能がない商品もありましたが、こちらは録画・再生機能が充実。外付けHDDを使いたい人も、快適に録画番組を視聴できますよ。

テレビ・ネット配信ともに約3秒で起動。待ち時間が少なく済む

テレビ・ネット配信ともに約3秒で起動。待ち時間が少なく済む

最後に、動作速度の検証です。テレビの起動やアプリ立ち上げにかかった時間を測ってみると、本体起動は平均3.33秒かかり、YouTubeやNetflixでは3秒以下で起動しました。詳しい検証結果は以下のとおりです。


検証結果
  • 本体の起動時間:平均3.33秒
  • YouTubeの起動時間:平均2.98秒
  • Netflixの起動時間:平均2.39秒

比較したなかには、テレビ起動に4秒以上、YouTubeやNetflixの起動には5秒以上かかる商品も。こちらは起動が速いため、待ち時間が少なく快適に操作できるでしょう。

SONY 4K有機ELテレビ BRAVIA 55型 XRJ-55A80Lの詳細情報

ソニー
BRAVIA A80L4K有機ELテレビXRJ-55A80L

2023/04/22 発売

4K有機ELテレビ 1
4K有機ELテレビ 2
4K有機ELテレビ 3
4K有機ELテレビ 4
4K有機ELテレビ 5
4K有機ELテレビ 6
4K有機ELテレビ 7
4K有機ELテレビ 8
4K有機ELテレビ 9
4K有機ELテレビ 10
最安価格
Amazonで売れています!
248,000円
在庫わずか
最安価格
Amazonで売れています!
248,000円
在庫わずか
画面の種類有機ELテレビ
サイズ展開55V型、65V型、77V型
最大輝度626cd/m2
対話式AI音声操作
HDR方式
HDR 10、HLG、Dolby Vision
映像配信サービス
YouTube、Amazon Prime Video、Netflix、DAZN、Hulu、TVer、ABEMA、Disney+、U-NEXT、FOD、Apple TV
AI画質補正
AI音質補正
重量17.9kg
映像処理エンジン高画質プロセッサー:XR/超解像エンジン:XR 4K アップスケーリング
音声操作可能
Fire TV搭載
Google TV搭載
スピーカー数5基
miniLEDバックライト搭載
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SONY 4K有機ELテレビ BRAVIA 55型 XRJ-55A80Lの価格比較

※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。

  1. 1

    248,000円

    (最安)

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    (+113,682円)

    販売価格:365,000円

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  4. 3

    361,682円

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    販売価格:365,000円

    ポイント:3,318円相当

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    365,000円

    (+117,000円)

    販売価格:365,000円

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SONY 4K有機ELテレビ BRAVIA 55型 XRJ-55A80Lはどこで売っている?

SONY 4K有機ELテレビ BRAVIA 55型 XRJ-55A80Lはどこで売っている?

SONY 4K有機ELテレビ BRAVIA 55型 XRJ-55A80Lは、公式サイトで購入できます。値段は執筆時点で税込341,000円(※公式サイト参照)です。そのほか、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどのECサイトでも販売が確認できました。


取扱店舗にはビッグカメラやケーズデンキなどがあります。実物を確認してから購入したい人は、店舗に在庫状況を確認のうえ来店し、チェックしてみてくださいね。

音質にこだわって選ぶならこちらもチェック

最後に、音質の検証でより高評価を得た商品をご紹介します。


TVS REGZA 4K有機ELレグザ 55X8900Lは、老若男女のどの声も深みのある音質で再生できたことから高評価に。息遣いまで精細に再現できて音の広がり感もあり、映像の魅力を引き出すほどの音質のよさを感じられました。メリハリがあり4K級に鮮やかな色合いも特徴。2番組同時録画も可能です。


自然な発色が好みなら、パナソニック VIERA TH-55LZ1800をチェック。派手さはないものの、解像感が高く色味を正確に表現できていました。音質はクリアかつ繊細で、耳の後ろまで回り込むような立体感があるとモニターから好評。動作スピードも速めなため、待ち時間なくサッと再生できますよ。

TVS REGZA
REGZA4K有機ELレグザ X8900L series55X8900L

最安価格
149,800円
中価格
画面の種類有機ELテレビ
サイズ展開55V型、48V型、65V型
最大輝度506cd/m2
対話式AI音声操作
HDR方式
HDR 10、HDR 10+、Dolby vision、HLG
映像配信サービス
YouTube、Amazon Prime Video、Netflix、Hulu、TVer、Disney+、U-NEXTなど
AI画質補正
AI音質補正
重量23.0kg(スタンド含む)
映像処理エンジンレグザエンジンZR II
音声操作可能
Fire TV搭載不明
Google TV搭載
スピーカー数6基(フルレンジ×4、ツィーター×2)
miniLEDバックライト搭載
全部見る
4K有機ELレグザ X8900L series

レグザ 4K有機ELテレビ 55X8900Lをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証

パナソニック
VIERA4K有機ELテレビTH-55LZ1800

最安価格
224,000円
やや高価格
画面の種類有機ELテレビ
サイズ展開48V型、55V型、65V型
最大輝度728cd/m2
対話式AI音声操作
HDR方式
HDR 10、HDR 10+、Dolby Vision、HLG
映像配信サービス
Netflix、Amazon Prime Video、Disney+、YouTube、Hulu、U-NEXT、DAZN
AI画質補正
AI音質補正
重量21.0kg
映像処理エンジンヘキサクロマドライブ プラス
音声操作可能
Fire TV搭載
Google TV搭載
スピーカー数5基(イネーブルド×2、フルレンジ×2、ウーハー×1)
miniLEDバックライト搭載
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