携帯することを前提に作られた手動式コーヒーミル、HARIO コーヒーミル・スマートG MSG-2-T。「丸洗いできて清潔」「コンパクトで持ち運びに便利」など高評価の口コミを見かけますが、実際のところ評判どおりなのか気になりますよね。
今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気の手動式コーヒーミルとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、手動式コーヒーミル選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
製菓・コーヒーの専門学校卒業後、スペシャルティコーヒー専門店にてバリスタとして7年間勤務。店舗ではハンドドリップやラテアートの講師も務め、味や香りへの繊細な感覚を磨く。マイベスト入社後はカフェで勤務していたこれまでの経験を活かし、コーヒー器具をはじめ、調理器具やキッチン雑貨、食品・ドリンク、ギフトアイテムなど、食まわり全般の商材の比較検証を担当。「ユーザーの立場に立って考える」をモットーに、日々の業務に取り組んでいる。また、焙煎士・バリスタとして現在も現場に立ち、実体験に基づいたリアルなレビューを届けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
HARIO コーヒーミル・スマートG MSG-2-Tは、予算を抑えつつ持ち運びやすい商品を選びたい人におすすめです。本体の重さは232.8gと軽量なうえ、体積も396.9cm3とリュックに収まりやすい大きさ。比較したほかの商品には、ずっしり重くかさばるサイズのものがあったの対し、こちらは「コンパクトで持ち運びに便利」との口コミどおりです。
使いやすさも申し分ありません。粒度調節は、ダイヤルをカチカチ回す段階式。比較した自由調節式のように気に入った挽き目を再現しにくいこともなく、クリック数を覚えておけば簡単に好みの挽き目を再現できます。容量は24gで、2杯分のコーヒー豆を一度に挽けるのも便利ですよ。
手入れも非常に簡単です。粉受け・刃・本体はすべて分解と水洗いが可能。比較したステンレス刃の商品は、サビを防ぐため刃を水洗いできずブラシで掃除する必要がありました。対して本品は「丸洗いできて清潔」という口コミどおり、手間なく洗えて清潔さを保ちやすいでしょう。
豆を挽く時間も特段遅くはなく、15gの豆を挽くのにかかった時間は平均109.5秒。実際に試したモニターからは、「ハンドルが軽く回しやすい」と好評で、動きもなめらかでした。ただ比較したステンレス刃の商品には、30秒台でサッと挽けたものもあったことを思うと、疲労感が残る人もいるでしょう。
粒度があまりそろわなかったのも惜しいポイント。15gの豆のうち均等に中挽きにできたのは、全体の78.6%(11.8g)と微粉が多めでした。コンパクトで使いやすさに優れ、価格が税込4,950円(※執筆時点・公式サイト参照)と比較したステンレス刃のものより手頃な点は魅力です。とはいえ素早く均等に挽けるものを使いたいなら、上位商品も検討してみてください。
実際にHARIO コーヒーミル・スマートG MSG-2-Tと比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイ手動式コーヒーミルと、各検証でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
HARIO コーヒーミル・スマートG MSG-2-Tのデメリットが気になる人は、ぜひこちらも検討してみてくださいね!
HARIO コーヒーミル・スマートG MSG-2-Tは、透明なボディで豆の様子がひと目でわかると謳う、手動式コーヒーミル。バンド部分にハンドルを差し込めて、コンパクトになる設計です。
販売元のHARIOは、1921年に創業した日本の耐熱ガラスメーカー。100年以上培った耐熱ガラス加工の技術を活かし、コーヒーメーカーをはじめとしたテーブルウェアやキッチンウェアなどさまざまな製品を展開しています。
透明ボディで目をひくスタイリッシュなデザインが特徴。外したハンドルを本体のラバーバンド部分に差し込んで収納できるため、コンパクトにして持ち運びやすいつくりです。
カラーバリエーションは2種類で、検証で使用したクリアカラーのほかにシックな透明ブラックを展開。本体サイズは幅150×奥行53×高さ190mmで、口径は約46mmです。
今回は、HARIO コーヒーミル・スマートG MSG-2-Tを含む、手動式コーヒーミル全18商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、粒度の均一さの検証です。15gのコーヒー豆を中挽きにし、微粉を除去して中挽きの粒度として残った粉の割合を計測。どのくらい均一に挽けたかをチェックしました。
すると、コーヒー豆15gのうち中挽きとして残ったのは78.6%(11.8g)にとどまり、評価はいまひとつ。粗い粒1.8g・微粉1.4gと合計3.2gも中挽き以外の粒が出てしまい、高評価の基準値である1gを大幅に上回りました。
比較した結果、ステンレス刃を採用した商品は粒度が均等で、雑味の少ないおいしいコーヒーを楽しめる傾向が。こちらはセラミックの刃で粒度がそろいにくく、コーヒーの味わいにこだわりたい人にはやや不向きといえます。
次に、挽く時間の短さの検証です。
男女のモニター5人が一定のリズムに合わせて15gの豆を挽き、挽き終わるまでの時間をタイマーで計測。挽くスピードや手にかかった負担を確かめました。
豆を挽くのにかかる時間は特段遅くはなく、15gのコーヒー豆を平均109.5秒で挽き終えました。とはいえ、比較した5割強は100秒以下だったことを思うと、長いと感じる人もいるかもしれません。詳細は以下のとおりです。
比較した結果、切れ味のよいステンレス刃の商品は60秒以内で挽ききれる傾向がありました。時間がない朝などにサッと手早くコーヒーを用意したい人は、ステンレス刃のものを検討してもよいでしょう。
なかには「定期的にガリッと引っかかった」との指摘があったものの、それ以外はなめらかに回し続けられました。比較した結果、セラミック刃の商品は固くて回しにくく手に負担を感じやすい傾向がありましたが、本品はそこまで力を入れなくとも回しやすいといえます。
「挽くときに力が必要かについてのモニターコメント」
コメントは一部抜粋
挽き終わると、手にじんわりと疲労感が残ります。モニターからは「回していた手は疲れなかったが本体を支えていた手が疲れた」「両手ともかなり疲労感が残った」といった声が挙がりました。
比較したステンレス刃の商品のなかには、短時間で挽けたうえにほとんど引っかからずスムーズにハンドルを回せたものも。挽き終わりの疲労感の少なさも、ステンレス製の商品には届きませんでした。
「手の疲労感についてのモニターコメント」
コメントは一部抜粋
続いて、手入れのしやすさの検証です。刃や粉受けを分解して水洗いできるか、掃除用ブラシが付属されているかなどを調べました。
掃除用ブラシは付属していませんが、すべてのパーツを水洗いできるのでブラシを用意する必要はないでしょう。詳細は以下のとおりです。
次に、持ち運びやすさの検証です。本体の重量や、どのくらいコンパクトになるかをチェックしました。
比較した結果、重さが300g未満かつコンパクトな商品は手軽に外へ持ち運べることがわかりました。こちらも「コンパクトで持ち運びに便利」という口コミどおり、ピクニックやキャンプなどのアウトドアシーンでも活躍するでしょう。
最後に、使いやすさの検証です。粒度の調節がしやすいか・本体に手が滑らない加工がされているか・2人分の豆を挽けるかをチェックしました。
確認した結果、使いやすさも非常に優秀です。粒度の調整方法は、調節ネジをカチカチ回す段階式。何回クリックしたかを覚えておけば、いつでも簡単に好みの挽き目を再現できます。比較したなかには、気に入った挽き目を再現しにくい自由調節式の商品もありました。
最大容量は2杯分の豆を一気に挽ける24gあり、2人分を淹れる機会が多い人にもおすすめ。比較した容量が20g以下の商品のように、小分けに挽く手間もかかりません。本体には滑り止めのラバーがついていて、握りやすい工夫がされている点も高評価につながりました。
最大容量 | 24g |
---|---|
刃の素材 | セラミック |
挽けた豆の割合(15g) | 78.6% |
挽ける時間(15g) | 平均109.5秒 |
挽き目の調節方法 | 段階式 |
幅 | 15.0cm |
---|---|
奥行 | 5.3cm |
高さ | 19.0cm |
幅(収納時) | 4.9cm |
奥行(収納時) | 5.0cm |
高さ(収納時) | 16.2cm |
フタ付き | |
水洗いできる箇所 | 全部可能 |
バンド付き | |
本体表面 | ツルツル |
レバー形状 | 直線 |
レバーの長さ | 12.5cm |
取っ手素材 | ポリプロピレン |
取っ手形状 | 円筒形 |
付属品 | 取扱説明書 |
特徴 | コンパクト |
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HARIO コーヒーミル・スマートG MSG-2-Tは、公式オンラインストアで販売中。価格は税込4,950円(※)と税込3,300円以上の条件を満たしているため、送料無料で届けてもらえますよ。
また、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどの大手ECサイトでも購入可能。販売価格だけでなく、送料を含めた値段をしっかり確認しましょう。
同シリーズでは、粒度がそろいやすいと謳うステンレス製の臼を採用した「コーヒーミル・スマートG PRO」も展開。価格は税込6,600円(※)です。別売りのモバイルミルスティックを用意すれば、電動タイプに早変わりしますよ。興味がある人はあわせてチェックしてみてください。
価格は執筆時点・公式サイト参照
最後に、コーヒー豆を素早く均等な粒度に挽けた商品をご紹介します。
TIMEMOREのコーヒーミルは、15gの豆の95.3%をわずか37.8秒で均等に中挽きにできた商品。切れ味のよいステンレス刃を採用しており、雑味のない味わいが期待できます。容量は25gあり、2杯分を一度に挽けますよ。段階式で粒度の調節が可能。刃も粉受けも分解できて手入れも楽ちんです。
たくさんの豆を手早く均等に挽くなら、ニトロブレード コーヒーグラインダー C40 MK3をチェック。ステンレス刃で軽くハンドルを回せて、15gの豆を55.9秒で挽けました。全体の96.2%を均等に挽けたため、粒度の均一さの検証で高評価を獲得。最大容量が40gと多く、3~4人分を一度に挽けます。
最大容量 | 25g |
---|---|
刃の素材 | ステンレス |
挽けた豆の割合(15g) | 95.3% |
挽ける時間(15g) | 平均37.8秒 |
挽き目の調節方法 | 段階式 |
良い
気になる
幅 | 5.3cm |
---|---|
奥行 | 5.3cm |
高さ | 14.7cm |
幅(収納時) | 5.3cm |
奥行(収納時) | 5.3cm |
高さ(収納時) | 18.2cm |
フタ付き | |
水洗いできる箇所 | 一部可能 |
バンド付き | |
本体表面 | ザラザラ |
レバー形状 | 直線 |
レバーの長さ | 14cm |
取っ手素材 | アルミニウム |
取っ手形状 | 逆三角形 |
付属品 | ブラシ、収納袋、取扱説明書 |
特徴 |
TIMEMORE コーヒーミル C3 MAX PROを徹底レビュー!実際に使用してわかったメリット・デメリットは?
最大容量 | 40g |
---|---|
刃の素材 | ステンレス |
挽けた豆の割合(15g) | 96.2% |
挽ける時間(15g) | 平均55.9秒 |
挽き目の調節方法 | 段階式 |
良い
気になる
幅 | 6.0cm |
---|---|
奥行 | 6.0cm |
高さ | 18.2cm |
幅(収納時) | 6.0cm |
奥行(収納時) | 6.0cm |
高さ(収納時) | 15.0cm |
フタ付き | |
水洗いできる箇所 | 一部可能 |
バンド付き | |
本体表面 | ツルツル |
レバー形状 | カーブ |
レバーの長さ | 14cm |
取っ手素材 | 木 |
取っ手形状 | 逆三角形 |
付属品 | 取扱説明書 |
特徴 |
comandante(コマンダンテ) C40 MK3 ニトロブレード コーヒーグラインダーをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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