雑味の少ないコーヒーを簡単に入れられると人気の電動式コーヒーミル(コーヒーグラインダー)、Wilfa SVART Aroma CGWS-130B。「微粉が少なく、きれいに挽ける」と評判です。しかし、「下の刃が外せずお手入れしにくい」などの口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の4つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のHARIOやLUCKY COFFEE MACHINEなどの電動式コーヒーミルとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行っているので、購入を迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
製菓・コーヒーの専門学校卒業後、スペシャルティコーヒー専門店にてバリスタとして7年間勤務。店舗ではハンドドリップやラテアートの講師も務め、味や香りへの繊細な感覚を磨く。マイベスト入社後はカフェで勤務していたこれまでの経験を活かし、コーヒー器具をはじめ、調理器具やキッチン雑貨、食品・ドリンク、ギフトアイテムなど、食まわり全般の商材の比較検証を担当。「ユーザーの立場に立って考える」をモットーに、日々の業務に取り組んでいる。また、焙煎士・バリスタとして現在も現場に立ち、実体験に基づいたリアルなレビューを届けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
Wilfa SVART Aroma CGWS-130Bは、コーヒー豆のできあがりのクオリティを重視したい人におすすめです。実際に1杯分のコーヒー豆を中挽きで挽いたところ、94%以上の豆が均等になり、精度は高評価。淹れたコーヒーを飲んだバリスタからは「ハイビターで渋みのある味わい」とのコメントがあがりました。比較した商品の平均約88%(※執筆時点)と比べて、より雑味の少ない味わいが期待できるでしょう。
1杯分のコーヒー豆を挽くのにかかった時間は7.42秒と、こちらも検証トップクラスの素早さです。全体平均の約30秒(※執筆時点)と比べても目を引く速さで、朝の忙しい時間帯にもコーヒーを入れやすいですよ。音の大きさは80.5dBとかなり大きめですが、すぐに挽き終わるのでそれほど気にならない印象でした。
お手入れ方法自体も難しくなく、ホッパーや粉受けは取り外して水洗いできます。しかし、ミル刃は水洗いできないのが惜しいところ。比較したほとんどの商品についていた掃除ブラシもないので、市販のものを購入する必要があります。HARIO V60 電動コーヒーグラインダー EVC-8Wは、豆のクオリティ・時間ともにWilfaと遜色がなく、掃除ブラシがついているのでこちらもよいでしょう。
とはいえ、コーヒー豆を素早く均一に挽くことができ、毎日気軽に挽きたてのコーヒーを味わえるのは大きな魅力。コーヒーの味わいにこだわりたい人は、ぜひ購入を検討してください。
実際にWilfa SVART Aroma CGWS-130Bと比較検証を行った商品の中で、各検証項目でNo.1を獲得したものをピックアップしました。
Wilfa SVART Aroma CGWS-130Bよりも高い評価を獲得した商品も!ぜひこちらも検討してみてくださいね。
デロンギ・ジャパン
均等な粒度に速く挽けて手入れも簡単。安定した味わいに
電動式コーヒーミルのメリットは、手動よりも短時間でたくさんのコーヒー豆が挽ける点。忙しい朝でも挽きたてのコーヒーを楽しんだり、大人数にコーヒーを入れたりしたいときにも役立ちます。豆に伝わる力が一定のため、手動に比べて粒度が均一になりやすいのも魅力です。
今回はノルウェーの家電ブランド・Wilfaから、SVART Aroma CGWS-130Bをご紹介。粗挽きから極細挽きまで粒の大きさを17段階で調整できる、電動コーヒーミルです。最大30秒の自動停止機能つきタイマーも搭載しています。
今回は、Wilfa SVART Aroma CGWS-130Bを含む電動式コーヒーミル14商品を実際に用意して、比較検証を行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
Wilfa SVART Aroma CGWS-130Bは、素早く均一にコーヒー豆を挽けるのが魅力の商品です。以下、メリットについてご紹介します。
まずは、粒度の均一さの検証です。15gのコーヒー豆を中挽きにし、どの程度均一に挽けたかチェックしました。
その結果、中挽きになった分量は14.12g。比較した商品の平均約88%(※執筆時点)を上回る94%以上の豆を均等に挽くことができ、検証トップクラスの高評価を獲得しました。「微粉が少なく、きれいに挽ける」との口コミどおり、微粉もほとんどありません。
実際に試飲したバリスタの小池美枝子さんからも「ハイビターで渋みのあるおいしさ」、コンテンツ制作チームの担当者からは「雑味が少なくクリーン。口当たりも滑らか」とのコメントがあがっています。
また、粗挽きから極細挽きまで、17段階に調整できるのもメリット。フレンチプレスからエスプレッソまで、さまざまな味わいのコーヒーを楽しめますよ。
挽き終わるのにかかる時間も、かなりスピーディ。1杯分のコーヒー豆を挽く時間はわずか7.42秒と、高評価の基準値とした15秒を上回る速さを発揮しました。比較した商品の平均は約29.8秒(※執筆時点)となかには3分以上かかったものもあったのに対し、本商品は忙しい朝にも素早く挽ける印象です。
挽き目の精度とスピードを両立したものは、本商品のほかに「HARIO V60 電動コーヒーグラインダー EVC-8W」や「LUCKY COFFEE MACHINE ボンマック コーヒーミル BM-250N」など一部商品のみでした。クオリティにもこだわりたいなら、このあたりもおすすめですよ。
Wilfa SVART Aroma CGWS-130Bは、仕上がりの豆のクオリティはよいものの、やや掃除しにくいのがネック。以下、デメリットについてご紹介します。
Wilfa SVART Aroma CGWS-130Bの気がかりな点のひとつは、音の大きさ。実際に騒音計を用いて計測したところ、ミルと1m離れた場所での騒音値は80.5dBでした。環境省によると、80dBはゲームセンター店内並みの騒音レベルといわれており(参考:環境省)、やや音が気になる可能性があります。
一方、比較したなかではほとんどの商品が80dB以上の稼働音を出していました。電動式コーヒーミルを使ううえで、ある程度の騒音は避けられないといえるでしょう。
ただし、本商品は1杯あたりの稼働時間が約7秒と、非常に速いのが魅力。それほど周囲を気にせずに使用できるため、夜間や早朝でも気兼ねなくコーヒー豆を挽きたい人は、稼働時間にも注目してみてくださいね。
手入れについては、ホッパーや粉受けを取り外して水洗いできるのがよい点です。ミル刃も引き上げるだけで簡単に外せました。
しかしミル刃は水洗いできず、比較した商品にほとんどついていた掃除用のブラシがないのがネック。「本体についた下の刃が外せず、お手入れしにくい」との口コミにもあるように、刃の凹凸の間まできれいにお手入れするには、別途市販のものを購入する必要があります。
お手入れしやすい商品は少なく、中にはパーツを取り外せないものもありました。高評価だったのは、「HadinEEon 電動コーヒーミル CG-9430A」。こちらはすべてのパーツを取り外せるうえ、ミル刃を水洗いできるため、手入れ重視なら要チェックですよ。
<調査項目>
挽けた豆の割合(15g) | 94.1% |
---|---|
挽ける時間(15g) | 7.42秒 |
ホッパーの取り外し可能 | |
粉受けの取り外し可能 |
良い
気になる
幅 | 17.2cm |
---|---|
奥行 | 12.6cm |
高さ | 28.5cm |
本体重量 | 1.9kg |
最大容量 | 250g |
使用タイプ | 卓上タイプ |
付属品 | 取扱説明書 |
稼動音 | 80.5dB |
電源コードの長さ | 0.8m |
給電方法 | コンセント |
特徴 | おしゃれ |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
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ここからは、Wilfa SVART Aroma CGWS-130Bとは違う魅力を持った、おすすめの商品をご紹介します。
HARIO V60 電動コーヒーグラインダー EVC-8Wは、クオリティの高いコーヒー豆を短時間で挽きたい人におすすめです。実際に中挽きで挽いた豆も93%以上が均一に仕上がり、かかった時間も8.62秒とかなりスピーディ。実際に飲んだバリスタからも「雑味が少なくバランスのよい味わい」と好評でした。
稼働音は84.3dBと大きいものの、素早く挽き終わるので、気になるほどではありません。ミル刃は水洗いできませんが、Wilfaにはない掃除ブラシがついているので、粉を取り除きやすいですよ。
コーヒー豆のクオリティや挽く速さを重視したいなら、LUCKY COFFEE MACHINE ボンマック コーヒーミル BM-250Nもぴったり。1杯分のコーヒー豆のうち99%を中挽きにでき、精度は非常に優秀です。雑味も少なく、バリスタからは「味わいを濃く引き出せており、ボディを強く感じる」と好評でした。
稼働音は90.8dBと大きいものの、挽き終わるのにかかった時間は3.9秒と検証トップクラスのすばやさです。ミル刃を外すのに工具が必要なのは難点ですが、気軽にコーヒーを飲みたい人によいでしょう。
ここからは、Wilfa SVART Aroma CGWS-130Bの使い方をご紹介します。
粉受けカップはフタつきで粉が散らばりにくく、側面に窪みがついており、挽いたコーヒー粉をスムーズに出せるよう工夫されています。
Wilfa SVART Aroma CGWS-130Bは、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどのECサイトで購入できます。
サイズは約幅17.2×奥行12.6×高さ28.5cm、重さは約1.9kg、コードの長さは約80cmです。シックでスマートなデザインなので、キッチンのアクセントにもなりますよ。
Wilfa SVART Aroma CGWS-130B以外の、おすすめ商品の詳細をご紹介します。こちらも合わせて見てくださいね。
タイプ | 電動 |
---|---|
幅 | 13.0cm |
奥行 | 18.5cm |
高さ | 33.5cm |
幅(収納時) | 不明 |
奥行(収納時) | 不明 |
高さ(収納時) | 不明 |
本体重量 | 1.35kg |
最大容量 | 100g |
刃の素材 | ステンレス |
挽けた豆の割合(15g) | 94.5% |
挽ける時間(15g) | 8.62秒 |
使用タイプ | 卓上タイプ |
ミル刃のタイプ | 臼式(コニカル刃) |
フタ付き | |
挽き目調節機能 | 不明 |
挽き目の調節方法 | 不明 |
対応している挽き目 | 粗挽き、中挽き、細挽き |
ミルの刃の取り外し | 上刃のみ可能 |
ホッパーの取り外し可能 | |
粉受けの取り外し可能 | |
水洗いできる箇所 | 一部可能 |
ミルの刃の水洗い可能 | |
バンド付き | |
本体表面 | ツルツル |
レバー形状 | 不明 |
レバーの長さ | 不明 |
取っ手素材 | 不明 |
取っ手形状 | 不明 |
付属品 | 掃除用ブラシ、取扱説明書 |
稼動音 | 84.3dB |
消費電力 | 150W |
電源コードの長さ | 0.8m |
給電方法 | コンセント |
定格時間 | ‐ |
特徴 | おしゃれ |
挽けた豆の割合(15g) | 99.0% |
---|---|
挽ける時間(15g) | 3.90秒 |
ホッパーの取り外し可能 | |
粉受けの取り外し可能 |
幅 | 12.0cm |
---|---|
奥行 | 23.0cm |
高さ | 36.5cm |
本体重量 | 3.3kg |
最大容量 | 250g |
使用タイプ | 卓上タイプ |
付属品 | ヒューズ、ブラシ、取扱説明書 |
稼動音 | 90.8dB |
電源コードの長さ | 1.3m |
給電方法 | コンセント |
特徴 |
ボンマック コーヒーミル BM-250N-RDをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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