好みに合わせて挽き目を調整できる電動式コーヒーミル、Fellow オード ブリューグラインダー。しかし、インターネット上には口コミが少なく、実際の評判がわからなくて購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、Fellow オード ブリューグラインダーを含む電動式コーヒーミル全23商品を実際に使ってみて、粒度の均等性・微粉の少なさ・おいしさ・挽き分けの正確さ・挽けるスピード・稼働音の静かさ・使いやすさ・手入れのしやすさを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
製菓・コーヒーの専門学校卒業後、スペシャルティコーヒー専門店にてバリスタとして7年間勤務。店舗ではハンドドリップやラテアートの講師も務め、味や香りへの繊細な感覚を磨く。マイベスト入社後はカフェで勤務していたこれまでの経験を活かし、コーヒー器具をはじめ、調理器具やキッチン雑貨、食品・ドリンク、ギフトアイテムなど、食まわり全般の商材の比較検証を担当。「ユーザーの立場に立って考える」をモットーに、日々の業務に取り組んでいる。また、焙煎士・バリスタとして現在も現場に立ち、実体験に基づいたリアルなレビューを届けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
Fellow オード ブリューグラインダーは、均等に挽けて味にバラつきが出にくいものをお探しの人におすすめです。10gの豆を挽いたところ、99%が設定した中挽きに。比較した商品には90%前後しか粒度が揃わないものが多かったなか、ほぼすべて設定どおりに仕上がりました。違う粒度の粉が混ざりにくく、コーヒーの風味を損ないにくいでしょう。
しっかりと挽き分けできるのもメリットです。やや細めながら、細~粗挽きまで段階的に変わるのがわかりました。挽き目は31段階で設定でき、ダイヤルを回してボタンを押せばスタート。上部に大きな豆入れがあり、一気に豆を入れても飛び散りません。難しい工程がなく、扱いやすいですよ。
実際に中挽きにしたコーヒーを飲んだ専門家は、「苦味が少なくてフルーティ」とコメント。若干ざらつきは感じるものの、挽いたときの微粉が少ないため雑味を感じません。ダークチェリーのような甘味、複雑な酸味も感じられ、最後に香りが残りました。
粉受けを洗えるので、手入れも楽ちん。ホッパーは粉が張り付きにくい陶器製で、付属のブラシで払うだけできれいになりました。比較した商品の約半数が全パーツ水洗い不可だったので、手入れのしやすさで選びたい人にもうってつけです。
ただし、30gの豆を挽くのに38秒と、挽くスピードはゆっくりめ。比較した商品には70dB程度に抑えられたものもあるなか、稼働音も98dBと大きめでした。とはいえ、体感では小さめの音に聞こえたので、時間帯に配慮すれば問題ないでしょう。正確かつ均等に挽き分けできる高性能な商品、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
実際にFellow オード ブリューグラインダーと比較検証を行った商品の中で、各検証項目でNo.1を獲得したものをピックアップしました。
Fellow オード ブリューグラインダーよりも高い評価を獲得した商品も!ぜひこちらも検討してみてくださいね。
デロンギ・ジャパン
均等な粒度に速く挽けて手入れも簡単。安定した味わいに
そもそも電気式コーヒーミルとは、ボタンを押すだけでコーヒー豆を挽ける機械のこと。手動式より手早く挽けるため、忙しい朝でも挽きたてコーヒーを味わえます。
今回ご紹介するFellow オード ブリューグラインダーは、挽き目を31段階で調節できる商品。細挽きで濃いめのエスプレッソを楽しんだり、暑い季節は深挽きにして水出しコーヒーを淹れたりと、気分によって選べますよ。
カラフェやティーケトルなど、美しさと機能性を兼ね備えた商品を取り揃えている、Fellowから販売されています。
本体サイズは幅24.1×奥行11.9×高さ23.8cmです。カラーはブラックのみで、インテリアとしても目を惹くデザインに仕上がっています。
微粉が飛び散らないよう、キャッチャーで排出口が塞がれているのがポイント。振動レバーを引けば、付着した微粉を簡単に落とせると謳っています。
コーヒーは、同じ豆でも挽き目を変えると味わいが変わります。粒の粗さ(粒度)が細かいほど味わいは濃く、粗いほどあっさりと仕上がるのが特徴です。
定番のエスプレッソにするなら細挽き、専用器具でお湯を循環させて抽出するパーコレーターには深挽きがぴったり。コーヒーメーカーで抽出するなら、中挽きにするとよいでしょう。
今回は、Fellow オード ブリューグラインダーを含む電動式コーヒーミル全23商品を用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証の内容は以下のとおりです。
まずは、粒度の均等性・微粉の少なさ・挽き分けの正確さの検証です。
実際に10gの豆を挽き、微粉測定器で取り除いた微粉の量を計測。次に残りを茶こしで振るい、中挽きの豆を抽出できた割合の多い商品ほど均一に挽けるとして評価しました。挽き分けの正確さは、粗挽き・中挽き・細挽きの3パターンを試し、目視で粒度の違いを見ています。
粒度の均等性は、比較した商品のなかでもトップレベル。今回の比較では、均一に挽けた割合が90%前後の商品が多かったのに対し、99%もの豆が設定した中挽きになりました。
2枚のステンレス刃ですりつぶして挽く、臼式のフラットカッターを採用しているのがポイント。検証ではプロペラ式の商品よりも、臼式のほうが均等に挽ける傾向がありました。メーカーの謳い文句どおり豆を均等に挽けるので、味にバラつきが出にくいでしょいう。
微粉の量も0.2gとかなり少なめ。比較した全商品の平均0.4g(※執筆時点)を下回りました。
微粉が多いとコーヒーのえぐみや渋みが増すため、なるべく抑えられるものを選ぶことが重要です。本品であれば、コーヒー豆本来のおいしさを損ないにくいでしょう。
挽き分けも正確でした。粗挽きは少し表皮が目立つものの、中挽き・細挽きとの違いがわかります。全体的にやや粒度は細めながら、挽き残しはなく均等な仕上がりでした。
比較したなかには、どの粒度に設定しても一部が豆のまま残った商品もあったのに対し、高精度であるといえます。ただし、粗挽きで一般的な中挽きくらいの粒度だったので、設定をうまく調整してくださいね。
挽き目の調整は、本体正面にあるダイヤルを回すだけ。31段階と細かく設定を変えられるので、いろいろ試して好みの挽き方を見つけるのも楽しいでしょう。
次は、おいしさの検証です。中挽きにした豆でコーヒーを淹れ、バリスタの小池美枝子さんに試飲していただいたところ、「苦味が少なく、シトラスのようにフルーティ」とのコメントをいただきました。
香りはフルーティで、ダークチェリーのような甘味を感じます。少しだけざらつきを感じましたが、雑味はなく、ぶどうや赤りんごのような複雑な酸味も味わえました。「味が先に消え、香りが残る」との回答もあり、すっきりとした味わいが好きな人に向いているでしょう。
続いて、挽けるスピードと稼働音の静かさの検証です。
豆30gを挽くのにどれくらい時間がかかるか、実際に測定しました。稼働音については、挽いている最中に1m離れた位置から騒音レベルを計測しています。
30gの豆を中挽きにするのにかかった時間は38秒。比較した商品には20秒未満のものが多く、挽くのにはやや時間がかかるといえます。
今回の比較では、本商品と同じ臼式よりもプロペラ式の刃を採用したもののほうがスピーディに挽ける傾向が。なるべく速く挽けるものを選びたい場合は、刃の形状に着目するとよいでしょう。
稼働音は98dBと、かなり大きめでした。今回の比較では、電動式は総じて音が大きい傾向がありましたが、なかには70dB台に抑えられたものも。家族が寝ている早朝や深夜に飲みたい場合には、少し音が気になりそうです。
とはいえ、実際に稼働音を聞くと重低音のためか、さほどうるさくは感じませんでした。小さな子どもがいるご家庭など、稼働音をなるべく抑えたい場合には、手動式も検討してみるのがよいでしょう。
最後に、使いやすさと手入れのしやすさの検証です。
コーヒー豆のセットから、挽いて別の容器に移し替えるまでの工程を全商品で行います。操作のしやすさや挽いた豆の移しやすさなどをチェックしました。手入れのしやすさについては、実際に取扱説明書に従って洗浄を行い、パーツの着脱・水洗い可否などに着目して評価しています。
実際に使用したところ、一気に豆を入れられる点が高評価に。上部全面が豆入れのため、入れる際に飛び散りません。ダイヤルをカチカチ回して挽き目を設定し、ボタンを押すだけと操作もシンプルでした。
比較した商品には、つまみが固く挽き目の設定がしにくかったものもあったのに対し、ダイヤルの回しにくさも感じません。
最大容量は80g。コーヒー約8杯分の豆を一度に挽けるので、家族人数が多いご家庭や飲む頻度が多い人にもぴったりです。
粉受けを取り外して洗えるため、手入れも簡単です。特殊な形をした陶器のホッパーが採用されており、粉が張り付きにくいのも便利な点。掃除ブラシが付属するため、付着してもさっと払えば落とせます。
刃は取り外しできませんが、比較した商品のほとんどが取り外し不可。粉受けの水洗いに対応していなかった商品も多く、きれいに使い続けやすいといえるでしょう。
挽けた豆の割合(15g) | 97.7% |
---|---|
挽ける時間(15g) | 5.84秒 |
ホッパーの取り外し可能 | |
粉受けの取り外し可能 |
幅 | 10.5cm |
---|---|
奥行 | 24.2cm |
高さ | 23.9cm |
本体重量 | 4.5kg |
最大容量 | 80g |
使用タイプ | 卓上タイプ |
付属品 | 掃除用ブラシ |
稼動音 | 82.1dB |
電源コードの長さ | 1.0m |
給電方法 | コンセント(120V~) |
特徴 | おしゃれ |
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最後に、忙しい朝に使うのにもうってつけの商品をご紹介します。
LUCKY COFFEE MACHINEのボンマック コーヒーミルは、30gの豆を約7秒で挽けるほどスピーディ。微粉の量が少なく、粒度もかなり均等でした。中挽きの豆で淹れたところ、酸味は強めながら焙煎由来の甘味も感じられる味わいに。日頃よくコーヒーを飲むなら、ぜひ試してほしい商品です。
KurasuのVaria VS3 グラインダーは、コクのある重めのコーヒーが好きな人におすすめ。30gの豆を約11秒と素早く挽けて、粒度の挽き分けも正確でした。微粉がそれほど出ないので、雑味がなく豆の風味を存分に楽しめますよ。定格容量が30gと少ないため、とくに一人暮らしの人によいでしょう。
挽けた豆の割合(15g) | 99.0% |
---|---|
挽ける時間(15g) | 3.90秒 |
ホッパーの取り外し可能 | |
粉受けの取り外し可能 |
幅 | 12.0cm |
---|---|
奥行 | 23.0cm |
高さ | 36.5cm |
本体重量 | 3.3kg |
最大容量 | 250g |
使用タイプ | 卓上タイプ |
付属品 | ヒューズ、ブラシ、取扱説明書 |
稼動音 | 90.8dB |
電源コードの長さ | 1.3m |
給電方法 | コンセント |
特徴 |
ボンマック コーヒーミル BM-250N-RDをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
タイプ | 電動 |
---|---|
幅 | 不明 |
奥行 | 不明 |
高さ | 不明 |
幅(収納時) | 不明 |
奥行(収納時) | 不明 |
高さ(収納時) | 不明 |
本体重量 | 約3.2kg |
最大容量 | 不明 |
刃の素材 | ステンレス |
挽けた豆の割合(15g) | 不明 |
挽ける時間(15g) | 不明 |
使用タイプ | 卓上タイプ |
ミル刃のタイプ | 臼式 |
フタ付き | |
挽き目調節機能 | 不明 |
挽き目の調節方法 | 不明 |
対応している挽き目 | 不明 |
ミルの刃の取り外し | 不明 |
ホッパーの取り外し可能 | 不明 |
粉受けの取り外し可能 | |
水洗いできる箇所 | 不明 |
ミルの刃の水洗い可能 | 不明 |
バンド付き | |
本体表面 | ザラザラ |
レバー形状 | 不明 |
レバーの長さ | 不明 |
取っ手素材 | 不明 |
取っ手形状 | 不明 |
付属品 | クリーニングブラシ、取扱説明書、DCアダプター(ACコード付き)、磁石付きドージングカップ、シリコーンベロー、5mlRDTスプレーボトル、スペアネジ/スプリングセット(4つずつ)、六角レンチ(大小一つずつ) |
稼動音 | 不明 |
消費電力 | |
電源コードの長さ | 本体からアダプターまで:120cm、アダプターからコンセントまで:100cm |
給電方法 | DCアダプター入力:100-240V〜、2.0A、50/60Hz |
定格時間 | 不明 |
特徴 | コンパクト |
Varia VS3 グラインダーをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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