製菓・コーヒーの専門学校卒業後、スペシャルティコーヒー専門店にてバリスタとして7年間勤務。店舗ではハンドドリップやラテアートの講師も務め、味や香りへの繊細な感覚を磨く。マイベスト入社後はカフェで勤務していたこれまでの経験を活かし、コーヒー器具をはじめ、調理器具やキッチン雑貨、食品・ドリンク、ギフトアイテムなど、食まわり全般の商材の比較検証を担当。「ユーザーの立場に立って考える」をモットーに、日々の業務に取り組んでいる。また、焙煎士・バリスタとして現在も現場に立ち、実体験に基づいたリアルなレビューを届けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
スーパーストーンバリア包丁 三徳包丁は、軽くて取り回しやすいものがよい人であれば候補の1つになる商品です。比較した商品の半数近くが重量150g以上だったなか、こちらは115gと軽量。重心がやや刃先側にあるためかコントロールに苦心する場面があったものの、握り心地は良好でした。柄が丸みを帯びており、手にほどよくなじみます。
実際に使用したモニターからは「食材に力が伝わりやすい」「持ち上げても負担をとくに感じない」と好評で、おおむね問題なく使えました。硬い食材を切ることがそれほど多くなければ、「軽くて使い勝手がよい」との口コミどおり、小回りが利き扱いやすいでしょう。
一方で、肝心の切れ味はまずまず。トマトは薄くなめらかにスライスできたものの、鶏もも肉は押しながら刃を前後させる必要がありました。モニターからも「力を入れないと切れない」「皮の上で滑る」との指摘があがっています。比較した約半数の商品がトマト・鶏もも肉ともにすんなり切れたなか、食材によっては切りにくい可能性があるでしょう。
加えて、「切れ味が持続しない」との口コミどおり、3,000回切りつけたあとの包丁は明らかに切れ味が落ちました。とくに鶏もも肉をカットする際には、力を込めながら刃先をスライドさせる必要があり、モニターから「切りづらい」「ストレスを感じた」とのコメントが。快適に使用するためには、定期的に包丁を研ぐようにしましょう。
手入れのしやすさの評価も伸び悩みました。柄と刃が異素材の差し込み式なので、隙間に汚れが溜まらないよう注意が必要です。食洗機も使用できません。上位商品にはより切れ味がよく、手入れの手間が少ないものもあったので、包丁を使う頻度が高い人はそちらもチェックしてみてくださいね。
そもそも三徳包丁とは、野菜・魚・肉などのさまざまな食材に対応できる包丁のこと。刃渡り15〜20cm程度で、その汎用性の高さが大きな特徴です。
スーパーストーンバリア包丁 三徳包丁もそのひとつ。刃の表裏には、高密度特殊6層のストーンバリアコーティングが施されています。表面に凹凸があるため、食材が離れやすいと謳っていますよ。
販売しているのは、家庭用品や日用雑貨などを展開する共和工業。ユーザーの声をキャッチしたモノづくりをテーマに、キッチン雑貨・日用品などを製造する企業です。
同シリーズでは、本記事でご紹介する三徳包丁のほかに牛刀(刃渡り18cm)・小三徳包丁(刃渡り13cm)・ペティナイフ(刃渡り13cm)も展開しています。
加えて、専用のスーパーストーンバリアシャープナーも販売中。レッド・ブラックの2色から、好みのカラーを選んでくださいね。
まずは、切れ味のよさを検証しました。
実際に各商品を使い、トマト・鶏もも肉をカット。切り始めに刃が入りやすいか・力を加えずに1回で切れるかの2点に着目して評価しました。
切れ味はまずまずの評価に。トマトの皮にはスムーズに切り込め、1回で薄くスライスできました。一部モニターからは「ザラッとした繊維感があった」「抵抗があって少し力が必要だった」との声があがったものの、トマトの実が崩れるほどではなく、きれいに薄くスライスできています。
なお、比較した商品ではステンレス製のほうが刃先が鋭く、セラミック製のものに比べて切り込みやすい傾向がありました。こちらにも刃の素材にモリブデンバナジウムステンレスが使われています。
<トマトの切れ味についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
鶏もも肉はトマトに比べて切り込みにくく、とくに皮には力を込めて刃先をスライドさせる必要がありました。モニターからは「力を入れないと切れない」「断面がきれいではない」といった意見が多くあがっています。
比較した全商品の半数以上が、トマト・鶏もも肉ともにそれほど変わらない切り心地だったのに対し、こちらは食材によっては切りにくい可能性があります。
<鶏もも肉の切れ味についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
次に、切れ味の持続性を検証しました。
各商品をプラスチック製のまな板へ3,000回叩きつけて摩耗させたのちに、モニターがトマト・鶏もも肉をカット。切り始めの刃の入りやすさ・力を加えずに1回で切れるかをチェックしました。
刃の素材は、通常のステンレスより切れ味が長続きしやすいモリブデンバナジウムですが、高評価とはならず。通常のステンレスを採用した商品でも、こちらより切れ味が持続したものが多くありました。切れ味が落ちやすいので、定期的に研ぐ必要があるでしょう。
コメントは一部抜粋
比較した約半数の商品が、3,000回切りつけたあとも新品時に近い切れ味を保てたなか、口コミで「切れ味が持続しない」と指摘されていたとおりの結果です。こまめに包丁を研ぎながら使いましょう。
コメントは一部抜粋
続いて、切り進めやすさの検証です。
モニター5人が各商品でにんじんを切り、力の入れやすさ・ほどよい重さか・手に負担なく切り進められるかを評価しました。
切り進めやすさはまずまず優秀です。丸みを帯び、若干カーブした柄の形状が手にフィットしやすく、モニターにも「力を入れやすかった」「食材に力が伝わりやすい」と好評でした。
比較した商品のうち約4割の柄が直線状で握りにくく、力を込めにくい傾向がありました。本品はしっかりと握れるため、硬い食材でも切り進めやすいでしょう。
<力の入れやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
実際に使用したモニターからも「持ち上げてもとくに負担を感じない」「余計な力が入らない」と満足する声が多数あがっています。「軽くて使い勝手がよい」との口コミが寄せられるのにも納得ですね。
コメントは一部抜粋
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包丁は研ぎ方によって、切れ味に差がでます。きれいに仕上げるポイントは、同じ砥石どうしの面をこすり砥石の表面を平らにしておく、包丁は砥石に対して45度に保つ、刃は砥石の表面に対して10〜15度をキープして研ぐという3つです。
なお、本商品の専用シャープナーも販売されています。あまりメンテナンスに手間をかけたくない人は、購入してみてはいかがでしょう。
スーパーストーンバリア包丁 三徳包丁は、楽天市場・Amazon・Yahoo!ショッピングなどのECサイトで購入できます。
最後に、また違った魅力をもつ商品をご紹介します。
Zwilling J.A. Henckelsの三徳包丁は、オールステンレス製で切れ味がよく、手入れも簡単。包丁を少し引くだけで食材問わず簡単に切れ、摩耗後も切れ味は変りませんでした。柄は手にフィットしやすい形状で、重量249gとほどよい重みがあるため、硬いにんじんにも安定して切り込めます。
異素材のデザインにこだわるなら、ブレーメンのhana by YEBISU YAIBA 三徳包丁がおすすめです。67層の鋼が使用されたダマスカス刃で、食材をスパッと切れたうえ断面も美しい仕上がりに。摩耗させても切れ味を維持できました。重心のバランスがよく、硬い食材もスムーズに切り進められますよ。
重量 | 249g |
---|---|
刃の素材 | ステンレス |
オールステンレス | |
柄の形状 | 丸み・カーブあり |
全長 | 25cm |
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柄の素材 | 18-8ステンレス |
口金付き | |
メンテナンスサービスあり |
ヘンケルス ZWILLING TWIN FIN 三徳包丁の評判・口コミは?実際に使ってメリット・デメリットを徹底レビュー!
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