光回線でインターネット接続する際に契約しているプロバイダ。しかし、契約中のプロバイダを忘れてしまい、どうやって確認したらよいかわからない人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、契約しているプロバイダの確認方法を解説します。さまざまな確認方法を紹介するので、プロバイダを確認する際の参考にしてみてください。
大手家電量販店出身で、7,000人以上に携帯電話の販売や通信サービスの契約を担当。主要な通信会社の料金プランや販売機種をすべて把握し、その豊富な知識で店舗販売ランキングにおいて個人表彰もされている。 その後マイベストに入社、携帯電話や光ファイバー回線キャリア・インターネットプロバイダーなどの通信会社を専門に担当しており、格安SIMやホームルーターを実際に回線契約し各社の料金プランや通信速度の比較を行うとともに、モバイルだけでなく10社以上の戸建て・マンション向けの光回線の通信速度・速度制限も調査している。 また自身が行う検証の中で通信会社の公表値と異なる数値も発表、わかりにくいと言われる通信サービスだからこそ、理解しやすく信頼できるコンテンツの企画制作を心掛けている。
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契約中のプロバイダは、付与されるIPアドレスやメールアドレス、支払いの明細などさまざまな手がかりから確認が可能です。ここからは、契約しているプロバイダの確認方法を解説します。
手軽に調べたいのであれば、プロバイダを確認するツールにアクセスするとよいでしょう。スマホ・パソコンからプロバイダの光回線経由でインターネットに接続して、ツールにアクセスすればプロバイダが表示されます。ツールは、プロバイダが利用者に割り振った固有のIPアドレスを調べることでプロバイダの推定が可能です。
以下のツールでは、アクセスするだけでプロバイダを確認できます。
例えば、「プロバイダー確認君」にアクセスすると「あなたのプロバイダーは」の項目にプロバイダ名が表示されるでしょう。
なお、スマホでモバイル回線を経由してインターネット接続した際には、プロバイダを確認できません。自宅のWi-Fiに接続してチェックしてください。また、プロバイダを確認するツールでは不正確な情報が表示される場合もあるので、ほかの方法でも確認しましょう。
プロバイダメールを使っているのであれば、自分のメールアドレスでプロバイダを確認しましょう。プロバイダから付与されるメールアドレスの末尾には、プロバイダを特定できるドメイン名が記載されています。
メールアドレスの末尾とプロバイダ対応の例は、以下のとおりです。
インターネット接続の契約書類があれば、書類からプロバイダを特定できます。契約書類には契約しているプロバイダが記載されていることが多いためです。
インターネット接続の契約時には、プロバイダから契約内容や機器の設定方法に関する書類が送られてきます。書類にプロバイダ名が書かれているので、確認してみましょう。
プロバイダ利用料の支払い履歴からプロバイダを特定することも可能です。クレジットカードなどの支払い履歴に請求元の情報が記載されるため、請求元からプロバイダを特定できます。
例えば、プロバイダ利用料をクレジットカードで支払っている場合には、利用明細で請求元をチェックし、プロバイダの確認が可能です。また、口座振替で支払っている場合、銀行口座の入出金明細で請求元を確認できます。
なお、請求元に運営会社名などが記載され、プロバイダ名は表示されない場合があるので注意しましょう。例えば、プロバイダである「ぷらら」の利用料金を口座振替で支払っている場合、通帳には運営会社である「NTTドコモ」と印字されます。
また、プロバイダ利用料や光回線の料金などをまとめて支払いが可能な一括請求サービスを利用している場合も、プロバイダ名は記載されないので注意してください。
一部の光回線事業者では会員専用ページにプロバイダの情報も表示されるため、プロバイダの確認が可能です。
例えば、ドコモ光を利用している場合、会員専用ページ「My docomo」の料金明細でプロバイダの確認が可能です。料金明細にある「内訳等詳細」の欄にプロバイダ名が表示されるのでチェックしましょう。
プロバイダが不明でも利用中の光回線はわかるのであれば、光回線事業者に問い合わせしましょう。光回線業者が利用中のプロバイダを調べてくれます。
主な光回線サービスと問い合わせ先は以下のとおりです。
なお、一部の光回線業者では電話以外にもチャットやメールで問い合わせができます。
集合住宅で用意されたインターネット環境を利用しているのであれば、管理会社・大家に問い合わせしましょう。集合住宅で一括契約している場合には、管理会社・大家が光回線・プロバイダと契約手続きをしています。
例えば、賃貸マンションが「インターネット完備」のときは集合住宅で一括契約しているため、管理会社・大家にプロバイダはどこなのかを聞いてみるとよいでしょう。
プロバイダを乗り換えるには、乗り換え先が開通してから元のプロバイダを解約しましょう。先に元のプロバイダを解約してしまうと、乗り換え先が開通するまでの期間にインターネットを利用できません。
プロバイダを乗り換える手順は以下のとおりです。
1. 必要な書類などを準備する
2. 乗り換え先に申込む
3. 乗り換え先が開通する
4. 前のプロバイダを解約する
なお、乗り換え前後の光回線・プロバイダによって詳細な手順が異なります。例えば、フレッツ光からソフトバンク光などの光コラボに乗り換えるのであれば、手順1で転用承諾番号を取得しましょう。転用承諾番号は乗り換え先の申込みに必要な番号で、取得するのにNTT東日本・NTT西日本で手続きが必要です。
また、光コラボからほかの光コラボに乗り換えるのであれば、手順1で事業者変更承諾番号を取得してください。事業者変更承諾番号は乗り換え先に申込む際に必要な番号で、取得するのに前の通信事業者で手続きが必要です。
プロバイダを乗り換える場合に注意したいのは、解約金が発生したりプロバイダメールが利用できなくなったりする点です。ここからは、プロバイダを乗り換える際の注意点を解説します。
プロバイダを解約する時期によっては解約金などの費用が発生するので注意しましょう。多くのプロバイダでは2年おきに自動更新する契約になっており、更新月以外に解約すると解約金が発生します。
例えば、「OCN 光 with フレッツ」を2年自動更新で契約してマンション向けプランを利用している場合、更新月以外に解約すると解約金は1,200円です。
なお、最低利用期間に達する前に解約すると違約金が発生することもあります。また、光回線も更新月以外に解約する場合は、光回線の解約金も発生するので注意しましょう。
プロバイダを乗り換えると、乗り換え前のプロバイダメールを利用できなくなるので注意してください。プロバイダメールのサービスはインターネット接続の契約者に提供されるため、解約すると利用できません。
例えば、So-netを利用していた人が解約してOCNに乗り換えた場合、末尾が「@~.so-net.ne.jp」のメールアドレスは利用できなくなります。
なお、一部のプロバイダは、有料でメールアドレスの継続が可能です。例えば、So-netは、月額220円(税込)でメールアドレスを継続するサービスを提供しています。
プロバイダ契約時に送付された機器は一般的にレンタル品であるため、解約時に返却が必要です。例えば、Yahoo! BB 光を解約する場合には、ソフトバンクロゴの入った光BBユニットを返却する必要があります。
なお、乗り換え前後の光回線・プロバイダによっては返却が不要なこともあります。例えば、フレッツ光を利用していた人が光コラボに乗り換える場合、ホームゲートウェイなどの機器は継続して利用するため返却が不要です。
乗り換え前のプロバイダを忘れずに解約しましょう。光回線・プロバイダを乗り換える際に、前のプロバイダ契約は自動で解約されないことがあります。
例えば、フレッツ光を利用していた人が光コラボに乗り換えた場合、前のプロバイダ契約は自動で解約されません。解約を忘れてしまうとプロバイダ料金を二重に支払うことになるので注意しましょう。
なお、光コラボから光コラボに乗り換える事業者変更の場合には、乗り換え先が開通すると前の光コラボは自動で解約されます。
光回線・プロバイダの乗り換えを検討しているものの、光回線事業者が多くて乗り換え先を選ぶのが大変と感じている人もいるでしょう。
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