




リーズナブルで基本機能もそろっているAndroidスマホ、モトローラ moto g32。「画面がきれい」「バッテリーが長持ちする」と評判ですが、「動画がブレやすい」との口コミもあり、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の6つの観点で検証した結果をふまえた、レビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のAndroidスマホとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、Androidスマホ選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。

大手家電量販店出身で、7,000人以上に携帯電話の販売や通信サービスの契約を担当。主要な通信会社の料金プランや販売機種をすべて把握し、その豊富な知識で店舗販売ランキングにおいて個人表彰もされている。 その後マイベストに入社、携帯電話や光ファイバー回線キャリア・インターネットプロバイダーなどの通信会社を専門に担当しており、格安SIMやホームルーターを実際に回線契約し各社の料金プランや通信速度の比較を行うとともに、モバイルだけでなく10社以上の戸建て・マンション向けの光回線の通信速度・速度制限も調査している。 また自身が行う検証の中で通信会社の公表値と異なる数値も発表、わかりにくいと言われる通信サービスだからこそ、理解しやすく信頼できるコンテンツの企画制作を心掛けている。
すべての検証は
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本コンテンツに記載の検証結果は2024年07月までの情報です
記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がmybestに還元されることがあります。
掲載されている情報は、mybestが独自にリサーチした時点の情報、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し自動で生成しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。
目次
モトローラ moto g32は、高音質なサウンドを楽しめるリーズナブルな1台ですが、電池の消耗が激しさが気になります。口コミでは「バッテリーが長持ちする」と評判でしたが、YouTube動画を6時間見たあとのバッテリー残量はわずか14%。比較した商品では高評価の基準値30%を上回ったものが多数を占めたなか、本品はモバイルバッテリーなしで持ち歩くのは難しいでしょう。
カメラの性能もいまひとつ。メインカメラでの明所撮影では繊細な色味の違いも再現できていましたが、ズーム撮影や暗所撮影では全体的なノイズが気になりました。動画撮影でも口コミどおり細かい手ブレが目立ち終始揺れているような映像に。モニターからも「被写体の動きについていけてない」といった厳しい声が寄せられました。
処理性能を示すベンチマークスコアは約24万点と控えめです。比較した商品の平均値約63万点(※執筆時点)も、高評価の基準値30万点もクリアできず。3Dゲームや重たい処理が必要なアプリには物足りないでしょう。また、熱がこもりにくく、デュアルSIMに対応している点はよいものの、おサイフケータイに非対応なのは惜しく感じました。
ディスプレイにはフルHD+の液晶を採用。実際に画面のきれいさをチェックしたモニターは「自然な発色できれい」「価格を考慮すると発色はきれいで解像感も十分」と、好意的なコメントを残しました。「画面がきれい」という口コミにも一致。ただし、比較した有機ELの商品よりは、色鮮やかさが物足りず、ややのっぺりした印象でした。
とはいえ、ECサイトの販売価格は2万円台(※執筆時点)と手頃ながら、画面内指紋認証や立体音響のDolby Atmosやステレオスピーカーなど付加機能が豊富な1台。臨場感のあるサウンドを楽しみたい人や、ライトユーザーなら候補のひとつになるでしょう。バッテリー性能やカメラ性能が気になる人は、ほかの商品をチェックしてみてください。
モトローラは1928年にアメリカで誕生し、現在は中国のレノボ傘下にあるスマホメーカー。高性能な「edgeファミリー」・折りたたみ式の「razrファミリー」・種類豊富な「gファミリー」・初心者向けの「eファミリー」の4シリーズを展開しています。
モトローラ moto g32は2022年9月に発売されたgファミリーシリーズの商品。鮮明なディスプレイと多次元サウンドにより、動画やゲームを気軽に楽しめると謳っています。
キャリアモデルはなく、SIMフリーモデルのみを販売。ACアダプタ・USBケーブルといった付属品は同梱されていない点は覚えておきましょう。
moto g32は2022年9月に発売されたモトローラのミドルレンジモデルです。発売価格が26,800円(※公式サイト参照)と3万円を下回るにもかかわらず、6.5インチの大画面を備えています。フルHD+の解像度を持つディスプレイに、画面表示の滑らかさを左右するリフレッシュレートは90Hz。映像をスムーズに表示できるとアピールしています。
カメラの光学性能も特徴のひとつです。メインカメラは5000万画素で、インカメラは約1,600万画素。クアッドピクセル技術を採用し、夜景や室内など暗いシーンでも色鮮やかな撮影ができるよう工夫しています。
moto g32の主なスペックは以下のとおりです。
moto g32は、音響性能にもこだわりが。内部に備えられた2つのステレオスピーカーにより、従来に比べて低音を強化しました。さらに、立体音響技術のDolby Atmosにも対応し、これまでにない多次元の音響を楽しめると謳っています。
カラーバリエーションは、検証で使用したサテンシルバーとミネラルグレイの全2色。シンプルかつスタイリッシュなデザインで、好みに合わせて選べます。
大きさは幅73.84×高さ161.78×厚さ8.49mmで、重量は約184gです。
今回は、モトローラ moto g32を含むAndroidスマホ全48商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、カメラ性能の検証です。
通常・ズーム・暗所・インカメラ・動画の5シーンで撮影を行い、5人のモニターが評価。発色のよさ・ノイズの少なさ・暗所での明暗差などを調べました。
5000万画素のメインカメラを使った通常撮影の画質は良好です。自然な発色ながら、刺し子糸の繊細な色味の違いをきれいに表現できていました。
比較した商品は全体的に明所での撮影では発色よく表現できる傾向があり、本品も同様。なかには細部にやや粗さが見られたと感じたモニターがいたものの、総じて「元の色味に近い発色でノイズも感じない」「解像度の高さに驚いた」と満足度の高い声が並びました。
<通常撮影についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
一方で、ズーム撮影では全体的にノイズが目立ち、きれいとはいえない結果に。解像感の粗さも気になりました。
比較した上位商品には、ズーム撮影でも色鮮やかで通常撮影と遜色のないレベルのものも。対して、こちらは自然な発色とはいい難く、望遠撮影には向かないでしょう。
暗所撮影での画質もいまひとつ。なかには「バランスのよい明暗差」と好意的な声を挙げたモニターもいましたが、「全体的にぼやけており、暗い部分はノイズが目立つ」「解像感が低い」など不満の声も多数寄せられました。
比較した同じミドルレンジモデルの商品には暗所でも解像感が高いものもあったのに対し、こちらは全体的にぼんやりとした画質が気になるところ。ザラッとしたノイズも見られ、夜景撮影にはやや力不足といえそうです。
コメントは一部抜粋
インカメラで自撮りした画質は、全体的にぼやっとした印象に。明るい部分が白飛びしやすかったのも気になりました。
比較した商品にはインカメラでも解像感が良好なものもあったなか、こちらはいまひとつ。とはいえ、発色自体は悪くなく、モニターからは「自然な発色で顔がよく見える」という声も聞かれました。
<インカメラ撮影についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
メーカーは「動画を細部まで鮮明に表示」と謳っていますが、実際に動画撮影すると「動画がブレやすい」という口コミどおりの結果に。画面が細かく揺れ続け、乗り物酔いのような感覚を覚えたモニターもいました。
比較した結果、ハイエンドモデルの商品は手ブレやノイズの少ない動画を取りやすい傾向が。旅行の思い出などを動画で残しておきたい人は、ハイエンドモデルの商品も選択肢に加えてみてくださいね。
<動画撮影についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
次に、画面性能の検証です。
ディスプレイ方式やHDR対応の有無など、メーカーが公表しているスペックを確認。さらに、発色の美しさ・解像感の高さ・色の繊細な違いがわかるかについても、男女5人のモニターが評価しました。
画面性能は、あまり高いとはいえません。比較した多くの商品が色彩表現豊かな有機ELディスプレイを搭載しているなか、本品は液晶ディスプレイを採用。HDRについては確認できませんでした。
一方で、1秒間に画面が切り替わる回数を示すリフレッシュレートは90Hzと高水準。比較した商品には60Hz以下のものもありましたが、こちらはスクロール中でも文字がぼやけにくく、快適にサイト閲覧が楽しめるでしょう。
実際に画面を見たモニターからは、口コミと同じく「彩度があってきれい」「自然な発色」など好印象。上位商品と比べると色の鮮やかさやが物足りないと感じた人もいましたが、低価格モデルとしては十分きれいと満足の声が多く集まりました。
<画面のきれいさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
続いて、処理性能の検証です。処理能力を数値化するベンチマークアプリ「Antutuベンチマーク ver9.0」でスコアを測定。点数が高いほど高評価としました。
3回計測したうちの最高スコアは約24万点と控えめな数値を記録。高評価の基準とした30万点にも、比較した商品の平均値約63万点(※執筆時点)にも届かず、評価は伸び悩みました。
SNSやサイト閲覧なら問題なさそうですが、3Dゲームなど高負荷なデータ処理には不向きでしょう。
続いて、バッテリー性能・熱のこもりにくさの検証です。
バッテリー性能については、YouTube動画を6時間連続再生したあとのバッテリー残量をチェック。残量が多いものほど高評価としています。また、電池残量がない状態で急速充電器に接続し、30分後に何%までバッテリーが充電できているかも確認しました。
熱のこもりにくさの検証では、専用アプリで15分間スマホに負荷をかけ、サーマルカメラで温度を測定。温度が低いほど高評価としました。
「バッテリーが長持ちする」という口コミに反し、バッテリー性能は低評価に。大容量の5,000mAhバッテリーを搭載しているものの、YouTubeを6時間再生したあとのバッテリー残量は、わずか14%でした。
比較したなかには高評価の基準値40%を大きく上回った商品もあったのに対し、バッテリーの消耗は速めといえるでしょう。30分の急速充電でも充電量は26%と少なめ。外出の際はモバイルバッテリーも一緒に持ち歩くことをおすすめします。
室内で15分間アプリを使用したところ、発熱は41℃と比較した商品の平均レベル(※執筆時点)でした。
比較したハイエンドモデルの商品には50℃を超えるものがあったことを考えると、熱はこもりにくいといえるでしょう。とはいえ、負荷がかかる作業を長時間行う際は、熱さを確認しながら使ってくださいね。
付加機能の充実ぶりは魅力。おサイフケータイ機能はないものの、画面内指紋認証に対応しています。比較した商品には側面に指紋センサーがあるタイプが多いなか、指を大きく動かさずに画面ロックを解除できるのはうれしいポイントです。
そのほか、SDカードやイヤホンジャックも搭載し、nanoSIM 2スロットのデュアルSIMにも対応しています。主な付加機能の対応は以下のとおりです。
加えて、ステレオスピーカーや空間オーディオのDolby Atmosを搭載していることから、音質は高評価に。臨場感のあるサウンドが楽しめそうです。
一方、耐久性はいまひとつ。比較した商品にはIP68の防水・防塵性能を搭載しているものもあるなか、本品はIP52と「防滴」レベルの性能でした。水に浸かると故障する可能性があるため、水没には注意しましょう。
モトローラ moto g32は、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどの大手ECサイトで購入可能。取扱店舗によって値段が異なるため、購入前にしっかりチェックしましょう。
最後に、ほかのおすすめ商品をご紹介します。
Galaxy S23 Ultraは、6.8インチの大画面を採用した高性能なスマホ。ベンチマークスコアは約123万点と比較したなかでトップクラスで、高負荷な3Dゲームもサクサクプレイでききるでしょう。カメラ性能も高評価で、夜景や動画もきれいに撮影可能。動画撮影では歩きながらでもほとんど手ブレを感じずに撮影ができます。
予算を抑えたいなら、4万円台で購入できるOPPO Reno7 Aをチェック。ベンチマークスコアは約39万点と、パズドラのような軽めのゲームなら快適に遊べます。標準カメラアプリにビューティ機能を搭載しており、セルフィ―を楽しみたい人にもぴったり。バッテリー持ちも高評価で、価格と性能のバランスが取れた1台です。
| 取り扱い事業者 | au、ワイモバイル、UQモバイル、楽天モバイル、SIMフリー |
|---|---|
| OS | Android |
| 対応バンド | 不明 |
| SoC | Qualcomm Snapdragon 695 5G |
| 充電端子 | USB Type-C |
| メインメモリ(RAM) | 6GB |
| ストレージ(ROM) | 128GB |
| バッテリー容量 | 4,500mAh |
| 画面サイズ | 約6.4インチ |
| 画面解像度 | 2400×1080 |
| 最大画面リフレッシュレート | 90Hz |
| ディスプレイ種類 | 有機EL |
| Bluetooth機能 | |
| 5G対応 | |
| テザリング対応 | |
| NFC対応 | |
| メインカメラ(広角)画素数 | 4800万画素 |
| 超広角カメラ画素数 | 約800万画素 |
| 望遠カメラ画素数 | |
| 深度カメラ画素数 | 不明 |
| インカメラ画素数 | 約1600万画素 |
| 最大ビデオ撮影解像度 | FHD |
| 複数レンズ | 3眼 |
| スローモーション撮影可能 | |
| 夜景補正対応 | |
| 手ブレ補正対応 | |
| 防水機能 | 不明 |
| 防水等級 | IPX8 |
| 防塵機能 | 不明 |
| 防塵等級 | 不明 |
| セキュリティ認証 | 画面内指紋認証、顔認証 |
| おサイフケータイ対応 | |
| ワイヤレス充電対応 | |
| 急速充電対応 | |
| MHL対応 | 不明 |
| ワンセグ・フルセグ対応 | |
| ハイレゾ対応 | |
| イヤホンジャック対応 | |
| スピーカー | モノラル |
| SDカード対応 | |
| eSIM対応 | |
| デュアルSIM対応 | |
| デュアルSIMの種類 | 不明 |
| SIMフリー対応 | |
| SIMサイズ | 不明 |
| GPS機能 | 不明 |
| 折りたたみ可能 | |
| 専用スタイラスペン対応 | 不明 |
| 複数アプリ同時表示数 | 不明 |
| サブディスプレイサイズ | 不明 |
| スマイルシャッター対応 | 不明 |
| 手のひらシャッター対応 | 不明 |
| 折りたたみスタイル | 不明 |
| ディスプレイ比率 | 不明 |
| ディスプレイのアスペクト比 | 不明 |
| ベンチマークスコア | 不明 |
| ストレステスト後の本体温度 | 不明 |
| かこって検索対応 | 不明 |
| 翻訳通話対応 | 不明 |
| 対面翻訳対応 | 不明 |
| 翻訳表示対応 | 不明 |
| 被写体削除加工対応 | 不明 |
| 傾き補正生成対応 | 不明 |
| 文字起こし対応 | 不明 |
| ボイスレコーダー要約対応 | 不明 |
| 価格帯 | 不明 |
| 幅 | 7.34cm |
| 高さ | 15.97cm |
| 厚さ | 0.76cm |
| 本体重量 | 約175g |
| 付属品 | SIM取出し用ピン×1、保護フィルム(貼付済み)×1、保護ケース×1、クイックガイド×1、安全ガイド×1 |
| 製造国 | 中国 |
| 対象 | 不明 |
| 特徴 | 画面がきれい、バッテリー性能が高い |
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