12.4インチと大画面のAndroidタブレット、Xiaomi Pad 6S Pro 12.4。ネット上では「コスパがよい」と評判です。一方で「負荷の高いゲームだとカクつく」「YouTubeがフリーズする」といった気になる口コミもあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の7つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のAndroidタブレットとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、Androidタブレット選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
Xiaomi Pad 6S Pro 12.4は、高性能な大画面タブレットがほしい人におすすめです。12.4インチと小型のノートPCを超えるほどの大画面が魅力。ディスプレイ性能も高く、実際に画像を見ると細かいディテールまで再現されていました。比較した一部商品のような粗さやボケは気にならず、小さな文字も読みやすいですよ。
表示スペースが広いため、迫力たっぷりでエンタメを楽しみたい人にもぴったりです。実際に映像を見たモニターは、「立体感がある」「全体的にクリア」などと回答。暗いシーンだと表情が見えにくいものの、炎や光の質感がリアルでした。サウンドは一部モニターから「低音の響きが弱い」と指摘されましたが、イヤホンなしでも満足できるクオリティですよ。
処理性能が高いのもメリット。AnTuTuで測定したベンチマークスコアは平均約152万と、比較したなかでトップクラスの高スコアでした。「負荷の高いゲームだとカクつく」「YouTubeがフリーズする」との口コミに反し、動画視聴や「原神」のような重たいゲームもサクサク操作できるでしょう。動画編集や資料作成もスムーズにこなせる性能で、仕事でも趣味でも活躍しますよ。
スマホと同期すると、より便利に使えます。PCレベルのファイルマネージャー機能を備えており、4つのアプリを同時に開くことが可能です。スクロールも非常になめらかで、比較した一部商品のようなカクつきは見られませんでした。思った位置で止められてタッチの反応もよく、快適に操作できるでしょう。
動画を約6時間12分再生できるくらい、バッテリーも大容量です。大きめのバッグには入れられるサイズ感なので、持ち運びにも困りません。税込84,800円(※執筆時点・公式サイト参照)と値段は高めですが、ノートPC感覚で使える大画面タブレットとしてはコスパのよい商品ですよ。もう少し予算を下げたい人やコンパクトさを重視したい人は、ほかの商品も検討してみてください。
Xiaomi Pad 6S Pro 12.4は、大画面12.4インチの高精細ディスプレイを採用したフラッグシップモデル。文書の閲覧や編集作業がしやすいよう、横と縦の比率が3:2に設計されています。
あらゆるシーンで快適に動作するように、処理性能に関わるチップセットには「Qualcomm® Snapdragon™ 8 Gen 2 Mobile Platform」を採用。約35分で充電が完了する120Wハイパーチャージや10,000mAhの大容量バッテリーにより、長時間の作業にも使いやすいでしょう。
ストレージとRAMは、8GB+256GB・12GB+512GBの2種類から選べます。セルラーモデルの取り扱いはなくWi-Fiモデルのみのため、自宅で使用する人向けです。なお、海外でも使用できるグローバル版も発売されています。詳細なスペックは以下を参照してください。
オンライン会議に役立つ機能が充実しているのも特徴的。常にカメラの中心に発言している人物を表示できる、FocusFrameを搭載した3200万画素のフロントカメラを採用しています。AI機能を使って会議中の会話のテキスト記録・リアルタイム翻訳ができたり、Smart Summaryで議事録のエクスポートを行えたりと便利に活用できますよ。
次世代の高速通信規格、Wi-Fi 7に対応しているも魅力です。別売りのフォーカスペンでイラストを制作する、キーボードを購入してPCとして活用するといった使い方もできます。純正アクセサリーがあれば活躍の幅が広がるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
今回は、Xiaomi Pad 6S Pro 12.4を含む、Androidタブレットを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
販売価格は、8GB+256GBが税込69,800円、12G+512GBだと税込84,800円(※執筆時点・公式サイト参照)です。比較した他社のハイエンドモデルには5~6万円のものもあり、金額だけで見ると安くはありません。
しかし、画面サイズは大半の商品が8~10インチ程度。本商品は12.4インチと小型のノートPCを超えるほどの大きさのため、高性能な大画面モデルがほしい人にとっては高コスパですよ。純正のキーボードを買い、ノートPCのように使いたい人にもおすすめです。
下位互換として使用することは可能ですが、動画の視聴やペンで絵を描くことを考えるとiPad Proの代替えにはなりません。
処理性能は、動画の編集も行えるほど優秀です。専用ソフト「AnTuTu Benchmark」で測定したベンチマークスコアは、平均1527428と比較したなかではトップクラス。とても満足の基準値とした650000の2倍以上の数値をマークしました。
「負荷の高いゲームだとカクつく」「YouTubeがフリーズする」との口コミもありましたが、動画視聴はもちろん原神など3Dグラフィックゲームもサクサクプレイできる性能です。資料の作成もスムーズにこなせるため、趣味用でも仕事用でも活躍しますよ。
ただし、高負荷のアプリケーションを使用すると、表面は36.3℃・裏面は30.1℃まで上昇しました。やや熱がこもりやすい点には注意が必要です。一時的に手を離すことで放熱されるので、長時間使用する場合は適宜休憩を挟むとよいでしょう。
ノートPCと同様にファイルの読み書きやマルチタスクが行えるため、ビジネスで使用する分には問題ない性能です。なお、動画編集も可能ですが、性能はiPadには及びません。
OSは、Xiaomi独自の「Xiaomi HyperOS」に対応。同時に4つのアプリケーションを開けるうえ、ファイルを効率よく検索できるため、作業の効率化が図れます。
相互接続機能でXiaomiのスマホと連携させれば、タブレット上にスマホの画面を開くことが可能。コンテンツをコピーしたり、スマホのカメラに直接アクセスしたりできます。ディレクターモードを使えば、タブレットがスマホの撮影画面を表示するモニター代わりにもなりますよ。
大画面に機能を多数表示できるので、動画や画像の編集もしやすい設計です。落書きするだけで絵画のように仕上げることもできるAIアートも搭載されています。機能が多彩なため、幅広い用途に使用できるでしょう。
色表現が豊かで、美しいグラデーションが楽しめるのも魅力です。写真の奥行までしっかりと再現されており、画像を見たモニターから「グラデーションのある深みや立体感が感じられた」と好評でした。旅行やイベントなどの思い出の写真を見返すのにもぴったりです。
アスペクト比3:2と表示スペースが広いのもメリット。12.4インチの大画面を存分に活かせますよ。
<画面閲覧時のきれいさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
画面が明るく高解像で、細かい文字が読みやすい点も魅力です。資料などを確認しやすいのはもちろん、雑誌や漫画も没入して楽しめますよ。
比較したなかには映像の乱れが気になったものもあったのに対し、モニターからは「全体的にクリアできれい」との声があがっています。暗いシーンで人の表情がやや見えにくくなった程度で明暗もしっかり表現できており、炎や光の質感がリアルに見えますよ。
立体音響技術olby Atmos®にも対応しており、音の奥行や幅感が感じ取れます。実際に視聴したモニターからは「一部音割れしそうなシーンがあった」「低音の響きが弱い」との指摘もあがりましたが、おおむね満足できるクオリティです。イヤホンなしでも十分楽しめるでしょう。
<動画鑑賞時の迫力についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
比較した商品にはカクつきが気になるものもありましたが、こちらはスクロールの速度を変えても動作はなめらか。実際に操作したモニターから「残像感なく指の動きについてくる」と好評でした。止めたい場所でピタッと止まるため、Webサイトを見るときも電子書籍を読むのも快適でしょう。
タッチの反応も良好でした。小さなボタンでもピンポイントでタップできるので、誤操作しにくいですよ。
<タッチ操作の快適さについてのモニタ―コメント>
コメントは一部抜粋
ただし、バッテリーの消費が多いゲームや動画視聴を長時間行う場合は、夕方ごろには充電が必要になります。状況によってはモバイルバッテリーを用意したほうがよいでしょう。
なお、メーカーはスタンバイ状態であれば22日間バッテリーが持つとしています。約35分でフル充電にできる120Wハイパーチャージに対応しているのもポイント。ちょっとした時間にバッテリーを回復させられます。
ただし、スマホと変わらないサイズ感の商品とは異なり、小さなバッグやポケットには収まりません。身軽に外出したい人にはやや不向きです。
デメリットはないのか確認したところ、とくに気になる点はありませんでした。mybestが自信を持っておすすめできるAndroidタブレットなので、ぜひ購入を検討してみてください。
総合的な処理性能 | |
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グラフィック性能 | |
画面サイズ | 12.4インチ |
リフレッシュレート | 144Hz |
画面解像度 | 3,048×2,032 |
Wi-Fi規格 | Wi-Fi 7、Wi-Fi 6 |
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最大輝度(実測値) | 不明 |
microSDカード対応 | 不明 |
インターフェース | USB Type-C |
バッテリー稼動時間 | 22日(スタンバイ) |
タッチペン付き | |
スピーカーの数 | 6個 |
GPS機能 |
ここでは持ち運びやすい商品や、購入コストを抑えられる商品をご紹介します。Xiaomi Pad 6S Pro 12.4の気になった点をカバーできるので、あわせて検討してくださいね。
Xiaomi Pad 6S Pro 12.4は、持ち歩きやすい高性能タブレットがほしい人におすすめです。画面が8.8インチと小さめなので、本体サイズもコンパクト。重量は350gと350mL缶と変わらない重さです。ハンドバッグにサッと入れられ、負担なく持ち運べます。
高発色なディスプレイでエンタメを楽しみたい人にもぴったり。解像度も高く、拡大しても細部まで鮮明に再現されていました。群衆の表情までしっかり認識できるレベルだったので、作品の世界観を存分に楽しめるでしょう。
ただし、動画はフル充電でも4時間弱しか再生できませんでした。外出先で長時間使用したい場合には、モバイルバッテリーがあると便利でしょう。
タッチ操作の反応が正確なうえ、スクロールもスムーズなので雑誌を読むのも快適です。ディスプレイは解像度が高く、発色・グラデーションも申し分ありません。動画の残像感や迫力不足は気になりますが、音の臨場感は体感できました。
Xiaomi Pad 6S Pro 12.4は、公式オンラインストアから購入できます。価格は税込84,800円(※執筆時点)です。イラスト制作にぴったりなフォーカスペンや、PC感覚で使用できるタッチパッドキーボードも販売されています。お好みでカスタマイズしてみてください。
<純正アクセサリー>
執筆時点・公式サイト参照
そのほか、Amazonや楽天市場などの大手ECサイトでも取り扱いが確認できました。7万円以下で購入できるサイトもあるので、ポイントが貯まっている人はECサイトで購入するのもおすすめです。
総合的な処理性能 | |
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グラフィック性能 | |
画面サイズ | 8.8インチ |
リフレッシュレート | 144Hz |
画面解像度 | 2,560×1,600 |
Wi-Fi規格 | IEEE802.11ax/ac/a/b/g/n |
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最大輝度(実測値) | |
microSDカード対応 | |
インターフェース | USB Type-C(USB 3.2 Gen 2、USB 2.0) |
バッテリー稼動時間 | 10時間(Web閲覧時) |
タッチペン付き | |
スピーカーの数 | 2個 |
GPS機能 |
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画面サイズ. | 11.5インチ |
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画面サイズ | 11.5インチ |
リフレッシュレート | 120Hz |
画面解像度 | 2,200×1,440 |
幅 | 26.00cm |
奥行 | 17.60cm |
高さ | 0.69cm |
重量 | 513g(実測値) |
OS種類 | HarmonyOS |
OS詳細 | HarmonyOS |
画面種類 | 液晶(IPS) |
TVチューナー | 不明 |
コア数 | 8コア |
DCI-P3色域対応 | 不明 |
文字サイズ変更可能 | 不明 |
Wi-Fi規格 | Wi-Fi6対応 |
キッズタブレットタイプ | |
Bluetooth | Bluetooth5.2 |
通信モデル | Wi-Fiモデル |
手書き入力可能 | |
SIMロック解除可能 | |
最大輝度(公称値) | 200nit |
最大輝度(実測値) | 不明 |
SIMカード | |
CPU | Qualcomm Snapdragon 7 Gen 1 |
メモリ | 6GB |
クロック数 | 不明 |
ストレージ | 128GB |
microSDカード対応 | 不明 |
インターフェース | USB Type-C |
カードスロット | 不明 |
メインカメラ画素数 | 1300万画素 |
インカメラ画素数 | 800万画素 |
バッテリー稼動時間 | 最大10.5時間 |
キーボード付き | |
タッチペン付き | |
生体認証機能 | 不明 |
スピーカーの数 | 4個 |
スピーカー性能 | 不明 |
バッテリー容量 | 7700mAh |
防水機能 | 不明 |
防水性能 | 不明 |
防塵機能 | 不明 |
AirPlay対応 | 不明 |
GPS機能 | |
マイクあり | |
特徴 | 中華メーカー、ゲーム |
コンテンツ制限機能(キッズモード) | |
時間制限機能 | 不明 |
ブルーライトカットモード | |
Officeソフト付き | 不明 |
CPUスコア | 664,145pt |
連続使用時間 | 約6時間9分 |
使用タイプ | タブレット型、ラップトップ型(別売のキーボード使用時) |
メーカー所在地 | 中国 |
筆圧感知レベル | 4096レベル |
傾き検知機能 | 不明 |
角度調整可能 | 不明 |
技適マーク取得 | 不明 |
日本語マニュアル対応 |
HUAWEI MatePad 11.5 inchを徹底レビュー!実際に使ってわかったメリット・デメリットは?
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