森に溶け込むようなカモフラージュ柄が特徴のレクタタープ、DD Hammocks DD Tarp 4x4 MC。高評価の口コミが多い一方、「大きく重い」「雨漏りがあった」と気になる評判も存在し、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の4つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のOutdoorMasterやLOGOSなどのレクタタープとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、レクタタープ選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
キャンプ歴は10年以上でキャンプインストラクターの資格を保有。焚き火を囲んで料理を楽しむキャンプはもちろん、蛇や虫を食べるサバイバル寄りのキャンプ・秘境探検などの幅広いアウトドア活動を行なっている。自身の経験や知識を活かし、現在はマイベストにて誰もが知ってるメジャーブランドから、通好みなマイナーブランドにいたるまで、幅広い商品を徹底的に比較・検証している。「初心者から上級者まで幅広く楽しめるギア選び」をモットーに、ユーザー目線に立ったコンテンツ制作を心掛けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
DD Hammocks DD Tarp 4x4 MCは、おしゃれで持ち運びやすいものがほしい人におすすめです。実測重量は1.49kgと、比較した約8割の商品が2kg以上だったなか非常に軽量。加えて、収納時の幅も19cmとコンパクトなので、リュックに入れて楽に持ち運べます。「大きく重い」との口コミを覆す結果です。
耐水圧は1,200mmと、小雨~中程度の雨なら十分に対応できるレベル。「雨漏りがあった」と口コミにありますが、普通の雨には耐えられそうです。ただ耐水圧9,884mmを記録した、ロゴスの「グランベーシック ソーラーレクタタープ L-BB」ほど高い耐水性は備えておらず。大雨では生地に水が染み込み、重くなる可能性があります。
また、UVカット率が低めなのも気になるところ。タープに人工太陽照明灯を照射し、反対側の紫外線の量を測定すると、UVカット率は94.2%でした。比較した本品以外(※執筆時点)の商品は95%以上を記録したなか、やや物足りない結果です。紫外線が気になる人は、日焼け止めなどの対策が必須でしょう。
付属品はペグとガイドロープのみで、それほど充実していません。比較したほとんどの商品で、ポールやペグハンマーは備わっていませんでした。設営する際は、必要なものを別途購入するのを忘れないようにしてくださいね。
4×4mと家族やグループでも使える広さのわりに、コンパクトに持ち運べる本品。カモフラージュ柄で見た目がおしゃれな点も魅力です。とはいえ、比較したなかにはOutdoorMasterの「防水タープ」のように目立った欠点がほとんどない商品も。日差しや大雨でも快適に過ごしたいなら、ほかの商品をチェックしてみてください。
実際にDD Hammocks DD Tarp 4x4 MCと比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイレクタタープと、UVカット率・耐水性・持ち運びやすさ・付属品の充実度それぞれの項目でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
DD Hammocks DD Tarp 4x4 MCの購入を迷っている人はぜひチェックして、自分にとってのベストバイアイテムを見つけてみてくださいね!
ロゴスコーポレーション
日差しと雨をしっかり防げる!持ち運びもしやすいベストバイ
そもそもレクタタープとは、長方形を意味する英語「レクタンブル」が名前の由来である長方形のタープのこと。同系統の六角形のヘキサタープと比べ、リビングスペースを広く確保できます。また、幅広いアレンジができるのも魅力ですよ。
今回ご紹介するDD Tarp 4x4 MCは、ハンモックやタープをはじめとしたアウトドア用品を取り扱うDD Hammocksの商品。森に溶け込むようなカモフラージュ柄が特徴の、正方形のタープです。
展開時のサイズは4×4m、重量は1,290g(ペグ等を含まない)。収納時のサイズは幅19×奥行16×高さ18cmです。生地には190Tポリエステルを採用し、耐水圧3,000mmのコーティングが施されています。付属品として、ガイドライン4つ・ペグ4つが備わっていますよ。
DD Tarp 4x4には、無地のタイプもありますよ。カラーは、オリーブグリーン・コヨーテブラウン・フォレストグリーンの3色です。
またサイズ展開も豊富。1~2人にぴったりな2×2・3×3サイズはもちろん、大人数で使える5×5までラインナップしています。人数にあわせて選んでくださいね。
サイズを選ぶ際は、どこで使うか・何人で使うか・何を目的にするかで変わります。たとえば、3〜4人程度のファミリーやグループで使う場合には、約4〜5mがおすすめ。1〜2人の少人数・ソロで使うなら、約3×3mがおすすめです。
狭いと窮屈さを感じ、逆に広すぎると荷物になってしまう可能性も。使う用途に合わせてサイズを選んでくださいね。
今回は、DD Hammocks DD Tarp 4x4 MCを含むレクタタープ全11商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、UVカット率の検証です。
タープから50cm離れた位置から、人工太陽灯(SOLAX「xc-500形」)を照射。反対側に設置したUV強度計(「デジタル紫外線強度計」)で紫外線の量を測定し、直接照射した際の紫外線量を基準としてUVカット率を算出しました。
UVカット率は94.2%と日差しを遮るには不十分な数値です。紫外線をカットするには、UPF50+という日傘の紫外線保護指数を満たすUVカット率が95%以上はほしいところ。比較したなかでも本品だけ(※執筆時点)が条件を満たせませんでした。
真夏の炎天下で使うときは、日焼け止めなどで対策する必要があるでしょう。
次は、耐水性の検証です。
耐水度試験装置でタープの布の耐水圧を測定し、急な大雨でも雨を防げるかをチェックしました。
耐水圧は1,200mmと、普通の雨なら十分に対応できるレベル。口コミでは「雨漏りした」とありましたが、小雨〜中程度の雨なら問題ないといえます。
ただ突然の大雨に備えるなら、耐水圧は1,500mm以上が理想です。ロゴス(LOGOS)の「グランベーシック ソーラーレクタタープ L-BB」が耐水圧9,884mmを記録したように、比較したなかには驚異の耐水性を備えたものも。
その点本品は、大雨では生地に水が染み込み重くなる可能性があるので、急な天候の変化には気をつけておきましょう。
次は、持ち運びやすさの検証です。
重量・収納時の幅・手持ち紐の有無をチェックし、楽に持ち運べるかを確認しました。
収納時のサイズは、幅19×奥行16×高さ18cmとコンパクトです。比較したなかでも、幅が20cm以下のものはリュックに入れて持ち運びやすい傾向が。本品も例に漏れず、かさばりにくいといえます。
重量は1.49kgと、比較した約8割の商品が2kgを超えたなか軽量です。「大きく重い」との口コミに反し、持ち運びには困らないといえます。
ただOutdoorMasterの「防水タープ」のように手持ちの紐はついていません。肩掛けはできないので、リュックやバッグに入れて持ち運ぶことをおすすめします。
最後は、付属品の充実度の検証です。ポール・ペグ・ガイドロープ・ペグハンマーの有無を確認し、追加購入する必要がなくスムーズに設営できる道具がそろっているかをチェックしました。
結果、ペグとガイドロープは付属しているものの、ポールとペグハンマーはなし。とはいえ、比較したほとんどの商品でポールとペグハンマーは備わっていませんでした。タープを設営する際は、別途購入してくださいね。
本体重量(実測値) | 1.49kg |
---|---|
生地素材 | 190Tポリエステル |
耐水圧(実測値) | 1,200mm |
UVカット率(実測値) | 94.2% |
良い
気になる
収納時の幅 | 19cm |
---|---|
収納時の奥行 | 16cm |
収納時の高さ | 18cm |
焚き火対応 |
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DD Hammocks DD Tarp 4x4 MCは、DD Hammocksの公式オンラインショップ、またはAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどのECサイトで購入できます。
価格は、税込20,130円(公式サイト参照・※執筆時点)。ECサイトでは送料がかかることも多いので、購入前にしっかり確認してくださいね。
レクタタープの基本の張り方は以下のとおり。ペグの角度を地面から45〜60度傾けて打ち、ガイドロープの角度をポールに対し45度にして張ると、安定して設営できますよ。
<基本の張り方>
①布を広げる。
②ポール・ペグ・ガイドロープをつける。
③ポールを立てる。
④自在金具で張りを調整して完成。
レクタタープは、自由にレイアウトを変えてアレンジを楽しめるのも魅力のひとつです。たとえば、家族やグループでBBQを楽しみたい時は、天井が高く広々としたリビングスペースを確保できる平面張りがおすすめ。
風が強い日や、まわりを気にせずゆっくり過ごしたい時は、ワンポール張りもよいでしょう。サイドの中央にポールを立てると、スタイリッシュでおしゃれな空間も楽しめますよ。
今回ご紹介したDD Hammocks DD Tarp 4x4 MCは4×4mと大きいため、よりプライバシーを確保できるAフレームスタイルや、大型のテントやタープの中に小さいテントを張りグループでもプライバシーを確保しやすいカンガルースタイルなどもぴったり。いろいろなアレンジを試してみてくださいね。
最後に、UVカット率・耐水性が高かった商品をご紹介します。
UVカット率・耐水性が高く持ち運びやすいものなら、OutdoorMasterの防水タープがおすすめです。UVカット率は99.9%と高く、強い日差しをしっかりカット。耐水圧も3,413mmと高いため、突然の大雨も慌てずにすむでしょう。収納時の幅が33cm・重量2.84kgとコンパクトなのも魅力です。
環境に左右されずキャンプを楽しみたいなら、LOGOSのグランベーシック ソーラーレクタタープをチェック。UVカット率100%・耐水圧9,884mmと、どちらも比較したなかでトップクラスの数値を記録しました。日差しが強い真夏も突然の大雨でも、快適にキャンプを楽しめますよ。
本体重量(実測値) | 2.84kg |
---|---|
生地素材 | ポリエステル |
耐水圧(実測値) | 3413mm |
UVカット率(実測値) | 99.9% |
良い
気になる
収納時の幅 | 33cm |
---|---|
収納時の奥行 | 8cm |
収納時の高さ | 31cm |
焚き火対応 |
OutdoorMaster 防水タープをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
本体重量(実測値) | 2.64kg |
---|---|
生地素材 | 難燃性ポリオックス |
耐水圧(実測値) | 9,884mm |
UVカット率(実測値) | 100% |
良い
気になる
収納時の幅 | 46cm |
---|---|
収納時の奥行 | 34cm |
収納時の高さ | 13cm |
焚き火対応 |
ロゴス グランベーシック ソーラーレクタタープ L-BBをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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