日傘の高品質基準であるUPF50+(UVカット率95%以上)を満たしていると謳う、VASTLAND ヘキサタープ エントリーモデル。「撥水性が高い」「日差しをしっかり防げた」など高評価の口コミや評判を見かけますが、実際のところどうなのか気になりますよね。
今回はその実力を確かめるため、以下の4つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のコールマン(Coleman)やキャプテンスタッグなどのヘキサタープとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行っているので、ヘキサタープ選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
キャンプ歴は10年以上でキャンプインストラクターの資格を保有。焚き火を囲んで料理を楽しむキャンプはもちろん、蛇や虫を食べるサバイバル寄りのキャンプ・秘境探検などの幅広いアウトドア活動を行なっている。自身の経験や知識を活かし、現在はマイベストにて誰もが知ってるメジャーブランドから、通好みなマイナーブランドにいたるまで、幅広い商品を徹底的に比較・検証している。「初心者から上級者まで幅広く楽しめるギア選び」をモットーに、ユーザー目線に立ったコンテンツ制作を心掛けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
VASTLANDのヘキサタープ エントリーモデルは、はじめてタープを張る人におすすめです。とくに付属品が充実しており、設営に必要なポール・ペグ・ガイロープがすべてそろっています。比較したなかには道具を買い足さなければならない商品もあったのに対し、購入後すぐにタープを張れるため、アウトドア初心者にもぴったりですよ。
UVカット率も98.5%と、比較したほとんどの商品と同等の高数値。メーカーの謳い文句どおり、日傘の紫外線保護指数値UPF50+を満たしています。「日差しをしっかり防げた」との口コミのとおり、真夏の強い日差しの下でも紫外線を気にせず楽しめるでしょう。
また、耐水度試験装置で測定した耐水圧も1,186mmと高水準。公称値の2,000mmには届かなかったものの、通常の雨なら十分耐えられる耐水性を備えています。比較したなかには500mm未満の低い耐水圧で、小雨で雨漏りするものもあったなか、突然の雨でもキャンプを続けられるのがよい点です。
重量は、約3.14kgと比較した商品の平均が約4.49Kgだったことを踏まえると軽量といえます。しかし収納時の幅は約72cmと広く、持った際に袋が安定せず膝に当てってしまう点が気になりました。さらに、手持ち紐が30cmと短いので、背負ったり肩にかけたりはしにくいでしょう。
執筆時の価格は、税込7,980円(公式サイト参照)と比較したなかでもリーズナブル。必要なアイテムがセットになっている使い勝手のよい商品ですが、持ち運びやすさまで重視したい人は、ほかの商品も検討してみてください。
実際にVASTLANDのヘキサタープ エントリーモデルと比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイヘキサタープと、UVカット率・耐水性・持ち運びやすさ・付属品の充実度それぞれの項目でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
VASTLANDのヘキサタープ エントリーモデルの購入を迷っている人はぜひチェックして、自分にとってのベストバイアイテムを見つけてみてくださいね!
キャプテンスタッグ
日焼けと雨を気にせず過ごせる!持ち運びやすさも優れていた
ロゴスコーポレーション
日と雨をしっかり防げる!コンパクトに持ち運びしたいならコレ
そもそもヘキサタープとは、スタイリッシュな六角形の形状のタープをさします。日差しや雨を遮れるだけでなく、中央に広いスペースを確保できる点も特徴です。
今回ご紹介するVASTLANDのヘキサタープ エントリーモデルは、タープの裏側に紫外線に強いシルバーコーティングを施した一品。日傘の高品質基準であるUPF50+(UVカット率95%以上)を満たしていると謳われています。
販売元は、兵庫に本社を置くキャンプ・アウトドアブランド・VASTLANDです。
工具不要で組み立てられるジョイントポールや軽量かつ強度の高いアルミニウム製の金具など、細部にまでこだわりが光る点も魅力です。
生地の素材には、190Tポリエステルを採用。耐水圧の公称値は、大雨にも耐えられるとされる2,000mmです。
重量は約3.1kg・展開時のサイズは、幅500×奥行472・350×高さ240cmと広く、ファミリー向けにも使いやすいとアピールされています。折りたたむと、幅68×奥行12×高さ12cmまでまとまりますよ。
カラーは、タン・オリーブ・ウッドブラウンの3種類。なお付属品は、以下のとおりです。
<付属品>
今回は、VASTLANDのヘキサタープ エントリーモデルを含むヘキサタープ全12商品を実際に用意して、比較検証を行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、UVカット率の検証です。
真夏の太陽と同程度の紫外線を発する人工太陽照明灯の光を50cmの位置から、ヘキサタープの表面に照射し、デジタルUV強度計で裏面の紫外線強度を測定。どのくらいの紫外線をカットできたかを調べました。
UVカット率の実測値は、98.5%と高評価。メーカーの謳い文句どおりの高数値をマークしました。
比較したほとんどの商品と同じく、日傘の紫外線保護指数値であるUPF50+を満たしているといえます。「日差しをしっかり防げた」との口コミのとおり、真夏の強い日差しの下でも、日焼けを気にせず楽しめるでしょう。
次は、耐水性の検証です。
耐水度試験装置を用いて、どの程度の雨に耐えられるかの指標となるタープの耐水圧を測定しました。
耐水度試験装置で測定した耐水圧も、1,186mmと良好。メーカーの公称値の2,000mmには届かなかったものの、耐水圧1,000mmは通常の雨なら十分耐えられるとされています。
比較した商品のなかには耐水圧が500mm未満と小さく、小雨でも雨漏りしてしまうものもありました。雨量が多すぎると生地に水分が染み込んでしまう可能性もありますが、多少の雨なら問題なく使用できるでしょう。
続いては、持ち運びやすさの検証です。
収納時の重さと幅・手持ち紐の有無と長さをチェックし、軽量で小さく持ち運びやすいかを評価しました。
持ち運びやすさはまずまず。とくに重量の実測値は3.14kgと、比較したなかでもかなり軽いのがメリットです。
しかし収納後の実際のサイズは幅72cmとやや大きめ。持った際に袋が安定せず、膝に当たってしまう点が気になりました。手持ち紐も30cmと短く、背負ったり肩にかけたりしにくい点もネックです。アウトドア時にたくさんの荷物と一緒に持ち運ぶ際には、工夫が必要でしょう。
最後は、付属品の充実度の検証です。ペグやロープなど、設営に必要なアイテムがあるかどうかをチェックしました。
初心者向けのエントリーモデルのため、タープの設営に必要なポール・ペグ・ガイロープがすべてセットになっており、高評価を獲得しました。比較したなかにはペグやポールが別売りの商品もあったのに対し、これひとつで購入後すぐにタープを張れる点が魅力です。これから、アウトドアグッズを買いそろえたい人にもぴったりでしょう。
なお、ペグハンマーは必須ではないもののあると便利なため、別途用意しておくとよいですよ。
本体重量(実測値) | 3.14kg |
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生地素材 | 190Tポリエステル |
耐水圧(実測値) | 1,186mm |
UVカット率(実測値) | 98.5% |
良い
気になる
収納時の幅 | 72cm |
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収納時の奥行 | 16cm |
収納時の高さ | 19cm |
焚き火対応 |
次は、ヘキサタープのきれいな張り方をチェックしてみましょう。
まず、大切なのは設営場所選び。障害物や突起物のない、平坦で広いスペースを確保しましょう。ペグは基本的に、地面から45〜60度傾けて打つのがポイント。角度をつけることでペグが抜けにくくなり、ガイロープを強めに張ることができます。
安定感が増すだけでなく、ヘキサタープならではのおしゃれなシルエットが引き立つので、ぜひ試してみてください。
さまざまなレイアウトにアレンジできるのもヘキサタープの魅力のひとつ。とくに、テントとタープを連結させることで移動をしやすくする小川張りや、目隠しや雨よけ効果のあるロースタイルなどのアレンジが人気です。
またポールの本数を増やすことで、より広い空間を確保することも可能。ポールの長さを変えれば、天井の高さも調整できる自由度の高さがメリットです。使用シーンや人数に応じて、さまざまなアレンジを楽しんでみてください。
六角形の形状がゆえ、たたみにくそうなイメージがあるヘキサタープですが、以下の手順どおりたたむとコンパクトにまとめることができますよ。
<ヘキサタープのたたみ方>
➀ヘキサタープを半分に折る
②正方形になるように両端を折る
③長方形になるように半分に折る
④さらに半分に折り、円柱状になるようにくるくると丸める
最後に、耐水性や持ち運びやすさの評価が高かった商品をご紹介します。
キャプテンスタッグのヘキサタープUVは、迷ったら試してほしい一品です。UVカット率は100%、耐水圧は大雨に耐えられる1,659mmを記録。手持ち紐が長いので、肩にかけたり背負ったりして持ち運ぶことができます。また、設営に必要な道具がすべてセットになっているのもうれしいポイントです。
QUICKCAMPのポリヘキサタープは、耐水圧が7,400mmと比較したなかでもとくに優秀でした。UVカット率も99.8%と高評価のため、大雨も日差しもしっかり防げます。手持ち紐が長く、持ち運びやすさも申し分なし。設営に必要なアイテムがすべて付属されているので初心者にもおすすめです。
本体重量(実測値) | 3.48kg |
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生地素材 | タープ:ポリエステル、リップストップ210T |
耐水圧(実測値) | 1,659mm |
UVカット率(実測値) | 100% |
良い
気になる
収納時の幅 | 63cm |
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収納時の奥行 | 13cm |
収納時の高さ | 15cm |
焚き火対応 |
本体重量(実測値) | 4.97kg |
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生地素材 | ポリエステル150D(UVカット加工:UPF50+) |
耐水圧(実測値) | 7,400mm |
UVカット率(実測値) | 99.8% |
良い
気になる
収納時の幅 | 74cm |
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収納時の奥行 | 21cm |
収納時の高さ | 23cm |
焚き火対応 |
QUICKCAMP ポリヘキサタープをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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