家族やグループでゆったり使えると謳うスクリーンタープ、Campers Collection(キャンパーズコレクション)スクリーンハウス300 PSH-300UV。「蚊に刺されず快適」と評判です。しかし、「雨避けにはならない」「設営に時間がかかる」などの口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の4つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のコールマンやDODなどのスクリーンタープとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、スクリーンタープ選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
キャンプ歴は10年以上でキャンプインストラクターの資格を保有。焚き火を囲んで料理を楽しむキャンプはもちろん、蛇や虫を食べるサバイバル寄りのキャンプ・秘境探検などの幅広いアウトドア活動を行なっている。自身の経験や知識を活かし、現在はマイベストにて誰もが知ってるメジャーブランドから、通好みなマイナーブランドにいたるまで、幅広い商品を徹底的に比較・検証している。「初心者から上級者まで幅広く楽しめるギア選び」をモットーに、ユーザー目線に立ったコンテンツ制作を心掛けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
キャンパーズコレクション スクリーンハウス300 PSH-300UVは、フルメッシュにしかできず使える場面が限られます。「蚊に刺されず快適」という口コミどおり防虫にはうってつけですが、フルクローズ・フルオープンには非対応で周囲の視線や閉塞感が気になりそうです。比較したコールマンやDODの商品はフルメッシュ・フルクローズ・フルオープンの3WAY対応だったため、評価が伸び悩みました。
風のない日に暑さを感じやすい点もデメリット。タープに疑似太陽光を照射してUVカット率を測ると、比較した商品の平均値である約99.26%(※執筆時点)を上回る99.56%をカットできました。しかし、フルメッシュのみで2面以上のクローズ面を作れないうえ、キャノピーもありません。横からはほぼ直射日光と変わらない日差しを浴びることになるでしょう。
強い雨に対しての耐水性も物足りません。耐水度試験装置で耐水圧を計測すると1165mmを記録。比較した商品の平均値である約1415.5mm(※執筆時点)を下回りました。大雨のときには雨漏りする可能性があります。比較したフルクローズタイプと比べて、横から吹きつける雨がタープの中に侵入しやすいところも気がかり。「雨避けにはならない」という口コミを払拭できませんでした。
設営方式はポール式で、ポールを組み立てたりスリットに入れたりする必要があります。中央を持ち上げる動作にも一苦労し、「設営に時間がかかる」という口コミどおりでした。鉄製のペグは上部が平坦でなく、重心がズレるとしっかり固定できないことがあります。足で踏み込む際は慎重に行いましょう。
重量を量ると、比較した商品のなかでも軽い5.93kgでした。収納時はコンパクトサイズになり持ち運びには便利です。とはいえ、季節や天気に合わせて使い分けができないため、思いっきりアウトドアを楽しみたい人にはおすすめできません。さまざまな状況に対応したものをお探しなら、ほかの商品もあわせて検討してみてくださいね。
実際にキャンパーズコレクション スクリーンハウス300 PSH-300UVと比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイスクリーンタープと、日差しの遮りやすさ・雨天時の過ごしやすさ・居住性・設営の簡単さそれぞれの項目でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
キャンパーズコレクション スクリーンハウス300 PSH-300UVのデメリットが気になる人は、ぜひこちらも検討してみてくださいね!
そもそもスクリーンタープとは、サイドにメッシュやカーテンがついたタープのことです。開放感を損なわずに防虫でき、虫の多い夏場のキャンプでとくに活躍します。フロアシートがないため宿泊には不向きですが、ヘキサタープなどにはない骨組みがあることで組み立てやすい傾向があります。
今回ご紹介するスクリーンハウス300 PSH-300UVは、フロアにゆとりがあり大勢で使いやすいと謳う一品です。キャンパーズコレクションは生活家電などを多数取り扱うメーカー、山善のアウトドアブランド。デザイン性と機能性を兼ね備え、初心者も経験者もアウトドアをもっと身近に感じられるよう目指しています。
展開時のサイズは、幅300×奥行300×高さ205cm。テーブルやチェアをゆったりと配置しながら、最大4人まで収容可能です。収納時にはペグや日よけシートなどと一緒に付属のキャリーバッグにまとめられます。
テント連結機能が備わっている点もポイントです。メーカーでは、片方の出入り口をテントと繋いでリビング専用にする使い方を推奨。ランタンフックやスカートつきといった細かい配慮も見逃せません。
サイズはワンサイズのみですが、カラーは検証で使用したネオベージュのほかに、クラシックベージュもラインナップしています。好みに合わせて選んでくださいね。
今回は、キャンパーズコレクション スクリーンハウス300 PSH-300UVを含むスクリーンタープ全6商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
最初は、日差しの遮りやすさの検証です。
タープの反対側にUVメーターを固定し、50cmの距離から人工太陽照明灯を照射して届いた紫外線の量を測定。直接照射した際の紫外線量を100%とし、どれだけ紫外線をカットできたかを計算して評価しました。同時にクローズできる面が2つ以上あるかも確認しています。
結果、タープは99.56%の紫外線をカットしました。比較した商品の平均値である約99.26%(※執筆時点)を上回り、刺すような夏の日差しも遮る高いUVカット効果に期待できます。
フルメッシュ仕様で2面以上をオープンにでき、通気性がよい点もメリットです。一方で、2面以上のクローズ面を作れず、キャノピーも付属していないのは気がかり。横からの日差しは、ほぼダイレクトに浴びることになるでしょう。
比較したなかで2面をクローズ、2面をオープンにできる商品は、日差しを遮りながら通気性も確保して快適に過ごしやすい傾向がありました。対してこちらは日陰を確保しにくく、暑さを感じやすいといえます。
次は、雨天時の過ごしやすさの検証です。耐水度試験装置でタープの布の耐水圧を測定し、1500mmを上限に高いものほど高評価としました。同時にフルクローズ機能の有無もチェックしています。
すると、耐水圧は1165mmという結果でした。比較したところ、ポリエステル製は耐水圧が1000mm以上と高い傾向があり、ポリエステルタフタ185T製のこちらにも合致。とはいえ、比較した商品の平均値である約1415.5mm(※執筆時点)は下回っており、大雨の際には雨漏りする可能性が否めません。
フルクローズにできないところも気になりました。風のある雨の日にはタープ内にも水が入るでしょう。「雨避けにはならない」という口コミが見られたように、雨天時の使用には不向きです。
次は、居住性の検証です。
さまざまな状況に対応できる3WAYタイプで、風通しがよいうえに熱がこもりにくく収納力が高いものをよい商品と定義。フルオープン機能・フルメッシュ機能・フルクローズ機能・ベンチレーション・ポケットの有無と、素材がコットン製かどうかをチェックしました。
比較したコールマンのタフスクリーンタープ/400やDODのファイヤーベースがフルメッシュ・フルクローズ・フルオープンの3WAYに対応していたのに対し、こちらは使うシーンが限定されます。気候やシーンを選ばずアウトドアを楽しみたい人には向いていません。
素材がコットン製ではないため、難燃性にも期待できず。焚き火をするときは火の粉が飛んでこないように注意しましょう。ベンチレーションやポケットも備わっていないため、機能性に不満を感じそうです。
最後は、設営の簡単さの検証です。
軽量でワンタッチで設営できるうえに、ペグが打ちやすく、説明書が付属している商品をよいものと定義。重さ・ワンタッチ式か・ペグの素材が鉄製か・ペグの頭の形状が平らか・ペグハンマーの有無・説明書の有無といったポイントをチェックし評価しました。
設営方法はポール式です。組み立てステップが多いうえ中央を持ち上げる動作が大変で、設営に手間取りました。比較したなかでポール式の商品はワンタッチ式に比べて設営に時間がかかる傾向があり、こちらも「設営に時間がかかる」という口コミどおりです。
鉄製の頑丈なペグは足でも踏み込めますが、上部が平らではなく足の重心がずれるとしっかり地面に固定できません。場合によってはペグが曲がって使えなくなることもあるでしょう。はじめてタープを組み立てる人には難しく感じそうです。
本体重量は5.93kgと軽く、比較した商品の平均値9.86kg(※執筆時点)を大きく下回りました。持ち運びの際に重いと感じにくいでしょう。
収納時のサイズも幅61×高さ18×奥行18cmとコンパクト。徒歩で持ち運ぶ機会のある人には選択肢のひとつになりそうです。
最大収容人数 | 4人 |
---|---|
耐水圧(実測値) | 1165mm |
UVカット率(実測値) | 99.56% |
フルメッシュ対応 | |
フルクローズ対応 | |
フルオープン対応 |
良い
気になる
収納時の幅 | 61cm |
---|---|
収納時の奥行 | 18cm |
収納時の高さ | 18cm |
ベンチレーション付き | |
キャノピー付き | |
スカート付き | |
収納ポケット付き | |
テント連結機能 | |
ペグハンマー付き | |
ランタンフック付き |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
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キャンパーズコレクション スクリーンハウス300 PSH-300UVは、全国のホームセンターや家電量販店、通信販売などで取り扱っています。価格は執筆時点で税込11,800円(※公式サイト参照)。商品名・型番・色を店舗に問い合わせて取り扱いがあるか確認してくださいね。
最寄りにお店がない場合には、山善の公式オンラインショップである山善ビズコムが便利です。沖縄・離島地域を除き、送料無料で配送してもらえます。キャノピーテントとのセットも展開しているので、キャンプテントを一気にそろえたい人は要チェックです。
価格は執筆時点・公式サイト参照
そのほかAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどのECサイトでも購入可能です。ショップによっては送料無料・税込10,000円ほどで購入できるところもありました。お得に手に入れたい人は購入時に比較するとよいでしょう。
スクリーンタープはほかのタープより風を受けやすく、風の強い日には不向き。無理やり設営すると飛ばされたり、骨組みが曲がったりして危険です。風があると感じる日は使用を控えてください。
最後に、検証で居住性が高評価だった多用途な商品をご紹介します。
コールマンのタフスクリーンタープ/400は、フルオープン・フルメッシュ・フルクローズの3WAYに対応。2面クローズで日差しをしっかり遮れ、検証でのUVカット率も96.93%と優秀でした。耐水圧も1476mmと高い数値を記録し、強い雨も防げるでしょう。タープ内にポケットがある点も便利です。
冬場に焚き火を楽しみたいなら、DODのファイヤーベースがぴったり。ポリコットン製で難燃性が高く、冷気を遮るスカートもついていました。3WAYタイプでシーンごとに使い分けられ、2面クローズ・2面オープンによる通気性と日よけの両立も可能。丸くてかわいらしいデザインも魅力的です。
最大収容人数 | 6〜8人 |
---|---|
耐水圧(実測値) | 1476mm |
UVカット率(実測値) | 96.93% |
フルメッシュ対応 | |
フルクローズ対応 | |
フルオープン対応 |
良い
気になる
収納時の幅 | 26cm |
---|---|
収納時の奥行 | 74cm |
収納時の高さ | 26cm |
ベンチレーション付き | |
キャノピー付き | |
スカート付き | |
収納ポケット付き | |
テント連結機能 | |
ペグハンマー付き | |
ランタンフック付き |
コールマン タフスクリーンタープ/400をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
最大収容人数 | 8人 |
---|---|
耐水圧(実測値) | 455mm |
UVカット率(実測値) | 99.93% |
フルメッシュ対応 | |
フルクローズ対応 | |
フルオープン対応 |
良い
気になる
収納時の幅 | 70cm |
---|---|
収納時の奥行 | 30cm |
収納時の高さ | 28cm |
ベンチレーション付き | |
キャノピー付き | |
スカート付き | |
収納ポケット付き | |
テント連結機能 | 不明 |
ペグハンマー付き | |
ランタンフック付き |
DOD ファイヤーベース T8-524-BGをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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