さまざまな形に設営できるレクタタープ、スクエアタープTC。「日差しをしっかり遮れる」「雨がしみない」と評判です。しかし「少し重い」などの口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の4つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のOutdoorMasterやロゴスなどのレクタタープとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行っているので、レクタタープ選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
キャンプ歴は10年以上でキャンプインストラクターの資格を保有。焚き火を囲んで料理を楽しむキャンプはもちろん、蛇や虫を食べるサバイバル寄りのキャンプ・秘境探検などの幅広いアウトドア活動を行なっている。自身の経験や知識を活かし、現在はマイベストにて誰もが知ってるメジャーブランドから、通好みなマイナーブランドにいたるまで、幅広い商品を徹底的に比較・検証している。「初心者から上級者まで幅広く楽しめるギア選び」をモットーに、ユーザー目線に立ったコンテンツ制作を心掛けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
スクエアタープTCは、幅広い張り方を楽しめ、コンパクトに収納できるものがほしい人におすすめです。タープベルトの数は計16か所と多く、ロープやポールのつけ方次第でさまざまな形にアレンジできます。生地には、比較した約半数の商品しか対応していなかったTC素材を採用。火の粉に強く、近くで焚火やBBQなどができるのもうれしいポイントです。
携行性も良好。「少し重い」との口コミとは異なり、重量は2.32kgと軽く幅は28cmとコンパクト。比較した重量1kg台かつ幅20cm以下だった商品ほどではないものの、メーカーが謳うとおり「バックパックに入る」といえる大きさでした。ただし持ち手はないため、荷物が多い場合はカートや手提げバックを準備しましょう。
人工太陽照明灯を用いてUVカット率を計測すると、99.5%を記録。日傘の紫外線保護指数UPF50+を満たす、UVカット率95%以上の商品に該当し、高評価を獲得しました。「日差しをしっかり遮れる」との口コミ同様、真夏でも快適にレジャーを楽しめそうです。
耐水性も十分。耐水圧を測ったところ、メーカーの公表値428mmを大きく上回る1166mmを記録しました。比較した大雨でも雨漏りしない1,500mm以上を記録した商品には及びませんが、中程度の雨には対応可能。雨量が多くなければ、「雨がしみない」との口コミにも頷けるでしょう。
一方、付属品はの充実度はいま一歩です。比較した多くの商品同様に、同梱されていたのはペグとガイロープのみでした。ポールはついていないため、事前に準備しておく必要があります。とはいえ、携行性・UVカット率に優れ、アレンジを楽しみやすいのは見逃せないポイント。この機会に、ぜひ購入を検討してみてください。
実際にスクエアタープTCと比較検証を行った商品の中で、各検証項目でNo.1を獲得したものをピックアップしました。
スクエアタープTCよりも高い評価を獲得した商品も!ぜひこちらも検討してみてくださいね。
ロゴスコーポレーション
日差しと雨をしっかり防げる!持ち運びもしやすいベストバイ
そもそもレクタタープとは、長方形のタープのこと。六角形のヘキサタープよりも大きな日陰をつくりやすく、形をアレンジしやすいことが特徴です。広々としたリビングスペースをつくりたいときや、大人数で使用したいときなどに適しています。
今回はご紹介するのは、耐火性にこだわってつくられたスクエアタープTC。素材には、ポリエステルとコットンを混ぜて織られたTC(テクニカルコットン)を採用し、火の粉で穴が開きにくい設計です。4辺には16か所ものタープベルトを設置し、張り方のバリエーションにも考慮しました。
販売元は、株式会社クローバーが展開するアウトドアブランドのFIELDOOR。東京に本社を構えるも店舗は設けておらず、商品はすべてインターネット販売です。キャンプテントやタープなど、さまざまなアウトドア用品を販売していますよ。
日本国内で受けた耐水圧試験では、428mmを記録。撥水・防カビ加工も施し、耐久性の向上を図りました。撥水性の試験では最も高い評価と謳う5級、カビ抵抗は防カビ加工が機能しているといわれる「カビ抗体性表示0」の結果を残しています(参照:公式サイト)。
本体カラーは、カーキ・コヨーテの2色展開。カーキはオリーブグリーンのような色、コヨーテは黄みがかったブラウンカラーが特徴です。どちらも目立ちすぎない落ち着いた色合いで、自然の中にしっくりなじむでしょう。
付属品を含めたパッケージ内容は以下のとおりです。
<パッケージ内容>
使用する人数・目的・場所などによって、必要なサイズは異なります。それぞれのシーンにぴったり合ったサイズを選びましょう。
1〜2人での使用なら、3×3mほどの大きさがおすすめ。日光を遮り雨を防げる快適なスペースを確保できます。3〜4人での使用なら、4×5mほどの大きさが理想的です。バーベキューなどの際に十分な日影がつくれますよ。
今回は、FIELDOORのスクエアタープTCを含むレクタタープ全11商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、UVカット率の検証です。
商品から50cmの位置に人工太陽照明灯、反対側にUV強度計をそれぞれ設置。光を照射し、どれだけ紫外線をカットしているか評価しました。
比較したUVカット率100%を記録した商品には及びませんが、十分な性能。「日差しをしっかり遮れる」との口コミどおり、眩しさが気になることもなさそうです。日差しが強い日にも、レジャーを快適に楽しめるでしょう。
次に、耐水性の検証です。
耐水度試験装置を使用し、商品の耐水圧を計測。耐水圧の数値が500mm以上のものを加点対象とし、どれほどの雨に耐えられるか評価しました。
結果、耐水圧は1,166mmを記録し高評価を獲得。比較したほかの商品には、実測した耐水圧が公表値を下回ったものも。対して本品は、公表値の428mmを大きく上回りました。
しかし、比較した大雨でも雨漏りの心配がない耐水圧1,500mm以上の商品には一歩及びません。小雨程度であれば「雨がしみない」との口コミどおりに過ごせますが、大雨の場合は生地に染み込んで重みが生じる可能性があります。気になる人は雨雲レーダーを確認しておきましょう。
続いて、持ち運びやすさの検証です。
収納時の重さや幅・手持ち紐の有無と長さをチェック。軽く小さいものほど高評価としました。
比較したなかでもリュックに入れやすかったのは、重さ1kg台かつ幅20cm以下の商品。本品はスムーズに入れられるほどではないものの、「バックパックに入る」という謳い文句どおりの結果です。
ただ手持ち紐がついていないので、両手をフリーにしたい人は大きめのリュックや手提げバッグを活用しましょう。
リサーチしたところ、付属されているのはペグ・ガイロープの2点のみ。比較したほかの商品を見ても、本品と同じ2点のみのものがほとんどです。ポールはついていないため、事前に購入しておきましょう。
ペグハンマーも同梱されておらず、利便性はいま一歩。スムーズに設営したいなら、別途道具も買い足すことをおすすめします。
本体重量(実測値) | 2.32kg |
---|---|
生地素材 | TC(テクニカルコットン) |
耐水圧(実測値) | 1,166mm |
UVカット率(実測値) | 99.5% |
良い
気になる
収納時の幅 | 28cm |
---|---|
収納時の奥行 | 18cm |
収納時の高さ | 22cm |
焚き火対応 |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
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スクエアタープTCは、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどの各種ECサイトで購入できます。送料やポイントはサイトによって異なるため、事前にチェックしておくのがおすすめですよ。
同メーカーでは、同様のTC素材でつくられたヘキサタープや、長方形のレクタタープも販売中。使う人数や目的などで選んでみてください。
ペグは、地面から45〜60度傾けた角度で打つことが基本です。ポールに対しては、45度の角度でガイロープを張るようにしましょう。ガイロープの張りが強くなりペグも抜けにくくなることで、安定感が高まります。
タープを張る際は、斜面ではなく平らで、大きな石などの突起物がない地面を選びましょう。正しく張ることで、見栄えがよく風にも強いタープが設置できますよ。
レクタタープは、さまざまな形にアレンジできるのも魅力のひとつ。例えば、天井が高く広いスペースが確保できる平面張りや、風に強くプライベート空間を演出できるワンポール張りなどがあります。
ほかにも非常に多くのバリエーションがあるので、お気に入りの形を見つけてみましょう。何種類か覚えておくと、風にも対応できるようになりますよ。
最後に、ほかのおすすめ商品をご紹介します。
OutdoorMaster 防水タープは、小さくスリムな設計が魅力です。収納時の大きさは幅33×奥行8×高さ31cmと、ナップサックやリュックなどに収まりやすいサイズでした。UVカット率は99.9%を記録し、測定した耐水圧は3,413mmとトップクラス。天候を気にせずレジャーを楽しめるでしょう。
日焼け対策にこだわるなら、ロゴスのグランベーシック ソーラーレクタタープ L-BBがおすすめ。UVカット率100%と申し分のない記録を残しました。耐水圧も9,884mmと優秀で、天候に左右されずに使えます。幅約3.4×奥行約4.1mと大きめながら、2.64kgと軽量なのも利点です。
本体重量(実測値) | 2.84kg |
---|---|
生地素材 | ポリエステル |
耐水圧(実測値) | 3413mm |
UVカット率(実測値) | 99.9% |
良い
気になる
収納時の幅 | 33cm |
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収納時の奥行 | 8cm |
収納時の高さ | 31cm |
焚き火対応 |
OutdoorMaster 防水タープをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
本体重量(実測値) | 2.64kg |
---|---|
生地素材 | 難燃性ポリオックス |
耐水圧(実測値) | 9,884mm |
UVカット率(実測値) | 100% |
良い
気になる
収納時の幅 | 46cm |
---|---|
収納時の奥行 | 34cm |
収納時の高さ | 13cm |
焚き火対応 |
ロゴス グランベーシック ソーラーレクタタープ L-BBをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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