オーディオ専門店「e☆イヤホン」の販売員として3年間勤務。オーダーメイドや高級機種なども含め、これまでに試聴したイヤホン・ヘッドホンは、のべ500種類を超える。また、音楽や環境に合わせて11種類のイヤホン・ヘッドホンを使い分けるほど、音には並々ならぬ情熱を持っている。 その後、2023年にmybestへ入社し、豊富な知識を活かしてオーディオ・ビジュアル機器のガイドを担当。「顧客のニーズを真摯に考えて提案する」をモットーに、ユーザーに寄り添った企画・コンテンツ制作を日々行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
「バッテリー持ちがよい」との口コミどおり、連続再生時間はイヤホン単体で約10時間と長め。比較した全商品の平均約8.3時間(※2025年2月時点)を上回り、丸1日電池切れを気にせず使えます。ケースで充電しながら使えば50時間持つので、自宅で充電する手間を省きたい人にも向いていますよ。
肝心の音質も良好。実際にジャンルが違う10種類の楽曲を聞くと、全体的にバランスの取れたしっかりしたサウンドを楽しめました。声の抑揚まで表現できており、低音から高音まで輪郭がはっきりしたクリアな音が響きます。音の広がりは物足りず「音がチープに聞こえる」との口コミは否定できないものの、比較した低価格モデルのなかでは悪くない結果でした。
使い勝手も良好で、再生/停止などの基本操作は本体のボタンで行えます。専用アプリを使えば、好みの音質に調整できるイコライザー機能も使用可能。上位商品の多くが搭載していた騒音を除去するノイズキャンセリング機能には非対応ですが、音楽を聞きながら外の音を拾える外音取り込み機能は備わっていました。
一方で、マイク性能はいまひとつです。ノイズとして電車の走行音を流した環境のなかで、マイクを通した声の音量を計測すると、声自体は拾えていたものの騒音はほぼ低減できず。周囲が騒がしいと相手に声が届きにくい可能性があります。外出時の使いやすさやおしゃれなスケルトンデザインは魅力ですが、マイク性能やノイキャン機能を重視するならほかの商品も検討しましょう。
<おすすめな人>
<おすすめできない人>
EarFun Technology
音質も機能性も妥協したくない人に!安くても高クオリティ
今回ご紹介するAVIOT TE-D01gsは、ビビッドなカラーとスケルトンデザインが目を惹く6,000円台の商品。長時間ストレスを感じず装着できるよう、片耳約4.6gの軽量設計です。国内最大級のオーディオビジュアルアワード「VGP2023」では、Bluetooth完全ワイヤレスイヤホン(5千円以上6.5千円未満)部門で金賞を受賞しています。
AVIOT(アビオット)は、海外ブランドの輸入代理店事業を手がけるプレシードジャパン株式会社が
2018年にスタートさせたオリジナルブランドです。2023年以降はオーディオ・ビジュアル製品のほか、ポータブル電源や電動キックボードなども展開。日本メーカーならではの繊細なものづくりを世界に発信できるよう、高品質な製品・サービス提供を目指しています。
ペアリング方法も簡単で、初回使用時はケースから取り出すと自動でL側がペアリングモードに。スマホなど接続したい機器を操作すると設定が完了します。不具合が起きた場合のリセット方法は、接続したデバイスのBluetooth設定を削除後、両方のイヤホンの電源を切って充電ケースにセットし、10秒間長押しすればOKです。
カラー展開は全5種類と豊富。ブラッドオレンジ・キャンディーホワイト・チェリーレッド・コーラブラック・ラムネブルーから選べます。本体と充電ケース以外の付属品として、USB Type-Cケーブル・標準イヤーピース(S/M/L)・ユーザーマニュアル・製品保証登録カードが同梱されています。
AVIOTでは、50種類以上の多彩なワイヤレスイヤホンを販売しています(※2025年2月時点・公式サイト参照)。1万円以下で買える完全ワイヤレスイヤホンは本品を含む4種類。本品は最も安価なモデルですが、4種類のなかでは最長のバッテリー持ちなので、長時間使いたい人にぴったりですよ。
このほか、アーティストがチューニングを監修したものや、アニメ・ゲームのコラボモデルも豊富に展開。またサンリオのキャラクターやスーパー戦隊シリーズ、スマホアプリのゲームとコラボしたものなども販売中です。選ぶ楽しみがあり、デザインにこだわりたい人でも好みの商品を見つけやすいでしょう。
人気の安い完全ワイヤレスイヤホンを比較検証したところ、AVIOT TE-D01gsには4つのよい点がありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。
ベースなどの低音はしっかり強調されていながらも、下のほうで支えるように鳴っておりほかの帯域を邪魔しません。中音もほどよく前に出てくる鳴り方で、声の抑揚やボーカルの細やかな部分までしっかり表現。高音は響きや余韻は少なめですが、芯のある太めのサウンドで適度な伸びやかさも感じられました。
一方で、音が広がりにくく音数が多いとごちゃついてしまったのは惜しい点です。比較した商品内でも音場が広いといえるものは少数でしたが、1万円近いモデルは楽器の位置感まで把握できたものも。本品は音が詰まり気味で響きにくく、臨場感にこだわる人は「音がチープに聞こえる」との口コミ同様に感じる可能性があります。
イヤホンごとの音の傾向を計測するため、ダミーヘッドマイクを使って本品の周波数帯域を計測する検証も実施。結果、ボーカルと相性がよい中音寄りの音質だったため、ダンスミュージック・ロック・J-POPとマッチしやすいといえます。
防水性能がかなり高いのも注目したいポイントです。比較したほとんどの商品が多方面からの水しぶきに耐える程度の生活防水仕様だったのに対し、本品のイヤホン本体の防水規格は一時的に水没しても壊れにくいIPX7と高性能でした。
「雨や汗も気にならない」との謳い文句どおり、大量の雨や汗がかかっても故障するリスクは低めです。スポーツやワークアウトはもちろんアウトドアシーンでも使いやすいですよ。
さらに、ケース込みだと50時間の使用が可能。通勤・通学時に1日合計2時間使う場合、イヤホン単体だと約5日、ケースを使えば3週間以上持ちます。長時間音楽を聞きたい人や、家で充電する手間を少しでも省きたい人におすすめですよ。
急速充電にも対応しており、イヤホン本体は約15分の充電で約2時間再生できます。外出前に充電切れに気付いても、準備している間にサッとチャージして持って行けるでしょう。
専用アプリの「AVIOT SOUND XXX」を使えば、好みの音にカスタマイズできるイコライザー機能を使えるのも魅力。10種類の音帯域を自由に調整できるうえ、6種類のプリセット(あらかじめ用意されているサウンドモード)から選ぶことも可能です。イヤホンの紛失防止につながる探知機能も備わっていますよ。
またイヤホン本体は小型・軽量で取り回しやすく、ケースからも取り出しやすい形状。イヤーピースは3サイズが付属し、自分の耳に合わせやすいでしょう。シンプルで使いやすいモデルを探している人にとっては、コスパに優れた商品といえます。
AVIOT TE-D01gsにはたくさんのよい点がある反面、気になる点もありました。購入を考えている人は、しっかりリサーチしておきましょう。
マイク性能は評価が伸び悩みました。電車の走行音をノイズとして流した状況下でマイクを通した声の音量を測定し、相手が声を聞き取りやすいか検証。結果、声自体は男女問わずある程度拾えていたものの、騒音はほぼカットできていませんでした。
比較した一部の商品はノイズを抑えて声を明瞭に届けられたことを思うと、本品は相手に声が聞こえにくい可能性があり通話品質を重視する人には向きません。駅や街中など、周囲がうるさい場所での通話は避けたほうがよいでしょう。
一方、ノイズのない環境下での聞こえ方は良好です。声の太さや厚みに関わる100~1,000Hzの帯域の音量を調べると、十分なボリュームがありました。声の明瞭さを左右する2,000~4,000Hzの帯域も、ある程度音が強調されています。騒音が少ない場所であれば、相手にハキハキとした声を届けられそうです。
イヤホン形状 | カナル型 |
---|---|
ノイズキャンセリング機能 | |
外音取り込み機能 |
良い
気になる
Bluetoothバージョン | Bluetooth 5.0 |
---|---|
対応コーデック | SBC、AAC、aptX |
ドライバー構成 | ダイナミック型 |
充電端子 | USB Type-C |
防水性能 | IPX7相当 |
空間オーディオ機能 | |
急速充電 | |
マルチポイント対応 |
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EarFun Air Pro 4 TW600は、音質も機能性もトップレベル。1万円以下とは思えない優秀なサウンドで、楽器やコーラスなどは細かな質感まで表現できていました。低価格帯では珍しい、個人の聴覚特性に合わせて音を調整するパーソナライズ機能も搭載。ノイズのない場所ではマイクを通した声もはっきり聞こえやすいですよ。
AnkerのSoundcore P40iは、イヤホン単体で12時間とバッテリー性能に優れた商品。外出先で1日中使いたい人にぴったりです。音質は低音の迫力を楽しめるサウンドで、前に出るような音作りが特徴的。ライブ感もありさまざまなジャンルの音楽にマッチします。マイク性能が良好なうえノイキャン・外音取り込み機能も備わり、幅広いシーンで活躍するでしょう。
イヤホン形状 | カナル型 |
---|---|
ノイズキャンセリング機能 | |
外音取り込み機能 |
良い
気になる
Bluetoothバージョン | Bluetooth 5.4 |
---|---|
対応コーデック | SBC、aptX Lossless、LDAC、aptX Adaptive |
ドライバー構成 | ダイナミック型 |
充電端子 | USB Type-C |
防水性能 | IPX5(イヤホン本体のみ) |
空間オーディオ機能 | |
急速充電 | |
マルチポイント対応 |
EarFun Air Pro 4を徹底レビュー!実際に使ってわかったよい点・気になった点は?
イヤホン形状 | カナル型 |
---|---|
ノイズキャンセリング機能 | |
外音取り込み機能 |
良い
気になる
Bluetoothバージョン | Bluetooth 5.3 |
---|---|
対応コーデック | SBC、AAC |
ドライバー構成 | ダイナミック型 |
充電端子 | USB Type-C |
防水性能 | IPX5 |
空間オーディオ機能 | |
急速充電 | |
マルチポイント対応 |
Anker Soundcore P40iの口コミ・評判は?実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー!
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