サクサクと動いて軽快に使えると人気の、motorola(モトローラ)edge 30 pro。「高性能なのに価格が安い」と評判です。しかし、「ディスプレイの発色がいまひとつ」「本体が熱くなりやすい」などの口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、motorola edge 30 proを含むAndroidスマホ全33商品を実際に使って、カメラ性能・処理性能・画面性能・バッテリー性能・熱のこもりにくさ・付加機能を比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
大手家電量販店出身で、7,000人以上に携帯電話の販売や通信サービスの契約を担当。主要な通信会社の料金プランや販売機種をすべて把握し、その豊富な知識で店舗販売ランキングにおいて個人表彰もされている。 その後マイベストに入社、携帯電話や光ファイバー回線キャリア・インターネットプロバイダーなどの通信会社を専門に担当しており、格安SIMやホームルーターを実際に回線契約し各社の料金プランや通信速度の比較を行うとともに、モバイルだけでなく10社以上の戸建て・マンション向けの光回線の通信速度・速度制限も調査している。 また自身が行う検証の中で通信会社の公表値と異なる数値も発表、わかりにくいと言われる通信サービスだからこそ、理解しやすく信頼できるコンテンツの企画制作を心掛けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
結論からいうとmotorola edge 30 proは、ハイエンド機としては価格が安い、処理性能に優れたスマホです。10万円超の商品もあるなか、税込86,801円(執筆時/公式サイト参照)と控えめ。ベンチマークスコアが約94万点と高スコアなので、どんな高グラフィック3Dゲームもサクサク動くでしょう。
画面性能も優秀です。有機ELディスプレイに加え、リフレッシュレートは144Hzとゲーミングスマホ並みの高水準。実際に使ったモニターからも「繊細な美しさが表現できている」と好評でした。ステレオスピーカーには立体音響技術の「Dolby Atmos」を採用するなど、音質にもこだわっています。
カメラを使って撮影してみたところ、細かな色の違いまでわかるほどの画質が好評でした。暗所でも明暗差のバランスがよく、ざらつきのない美しい写真に仕上がっています。動画では画面の荒れや赤みを指摘する声がありましたが、静止画メインで使うなら問題ないでしょう。
バッテリー性能も高く、6時間連続して動画を流しても消費したのは4割ほど。電池切れを気にせず丸一日使えます。ただし、防水・防塵性能はIP52と耐水レベルで、おサイフケータイも使えません。負荷をかけると本体温度が50℃近くまで上がってしまった点も気になるところです。
スマホで支払いを済ませたい人や、アウトドアシーンでタフに使いたい人は、ほかの商品もチェックしてみてください。
モトローラは、中国のLenovo傘下にあるスマホメーカー。5万円以下のリーズナブルな商品が多く、選択肢が豊富な「moto g family」・エントリーモデルの「moto e family」・高性能タイプの「edge family」の3シリーズを中心に展開しています。
今回はedge familyシリーズから、2022年6月に発売されたフラッグシップモデルのedge 30 proをピックアップ。モトローラのなかでは高価格帯に位置していますが、メモリ8GB・ストレージ128GBで税込86,801円*とハイエンドモデルのなかではリーズナブルな価格設定です。
執筆時点・公式サイト参照
キャリアモデルの取り扱いはありませんが、公式サイト・ECサイトでSIMフリーモデルが販売されています。処理スピードやカメラ性能にもこだわっており、ハイパフォーマンスが期待できるでしょう。
処理性能を左右するSoCには、Qualcomm社の「Snapdragon 8 Gen 1 」を搭載。多くのハイエンドモデルで採用されている最新(発売時点)のチップセットで、動画視聴もゲームも快適に楽しめるスペックです。5GとWi-Fi 6にも対応し、安定した高速通信が可能ですよ。
背面にはトリプルカメラシステムを採用しています。5,000万画素のメインカメラと超広角/マクロカメラに加え、200万画素の深度センサーを配置。前面には6,000万画素のインカメラも内蔵されています。10億色を超える色調により、暗所での動画撮影も鮮やかに再現できると謳われていますよ。
サイズは約幅75.95×厚さ8.79×高さ163.06mmで、重量は約196g。画面サイズは6.7インチと大きく、映画やゲームの世界観に入り込みたい人にもおすすめです。
ディスプレイは中央上部にインカメラがついたパンチホール式で、周囲のフチは丸みを帯びた形状。深みのあるコスモブルーカラーとスチールフレームの組み合わせにより、クールでスタイリッシュな雰囲気に仕上がっています。
「Ready For」機能を使えば、スマホをワイヤレスでテレビやPCに接続できます。アプリ・ビデオ通話・動画視聴・ゲームなどを大画面で楽しめますよ。
なお、Androidスマホからのスクリーンミラーリング(Miracast)に対応したテレビでのみ利用できるので、興味がある人は事前に確認しておきましょう。
今回は、motorola edge 30 proを含むAndroidスマホ全33商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、画面性能を検証します。
ディスプレイ方式やリフレッシュレートなど画面のきれいさにかかわるスペックを調査するとともに、発色の美しさ・解像感の高さ・色の繊細な違いがわかるかを男女5人のモニターで評価しました。
画面には有機ELディスプレイを採用しており、画面性能は高評価です。「発色がいまひとつ」との口コミがありましたが、実際に使用したモニターからは「ほかの商品よりかなり明るい」「隅々まで鮮やか」と満足の声が相次ぎました。
明暗差を補正するHDR10にも対応し、繊細な美しさもよく表現できています。解像度もFHD+(2,400×1,080)と非常に高く、遠くの景色や細かな装飾のある教会もはっきり捉えられました。
1秒間に画面が切り替わる回数を示すリフレッシュレートは144Hzと、検証した全商品のなかでもトップクラスの性能。ゲーミングスマホ並みの高水準で、グラフィックがきれいなゲームもなめらかに操作できるでしょう。
防水・防塵性能はIP52と耐水レベルです。雨に当たるくらいであれば問題ありませんが、水没すると故障のリスクがあるので注意しましょう。
ディスプレイの強化ガラスには、「Corning Gorilla Glass 3」が使われています。ほかの上位商品で使用されているものより硬度が低いため、高い場所からアスファルトなどに落とさないよう気を付ける必要があります。
ストレージ容量は、128GB・256GBから選択可能です。SDカードが使えないので、容量不足が心配な人は256GBを選びましょう。
そのほかの機能は以下のとおり。基本的な付加機能はおおむね備えていますが、おサイフケータイが使えないのは惜しいところです。
音質に関するスペックも非常にハイレベルです。2つのステレオスピーカーには立体音響技術の「Dolby Atmos」が搭載され、臨場感ある音場が期待できますよ。
また、コーデックはハイレゾ並みの高音質で再生できるLDACに対応。USB Type-Cイヤホンが付属しており、電車やバスで音楽を聞きたいときに役立つでしょう。
続いて、処理性能を検証します。
処理性能を数値化するベンチマークアプリ「Antutuベンチマーク ver9.0」を使って、スコアを計3回測定して評価を行いました。
システムの動作にかかわるSoCには、Qualcomm社の「Snapdragon 8 Gen 1」を採用。重たいアプリもサクサク動き、8K画質の動画撮影も行えるチップセットです。メインメモリは8GB・12GBから選べますが、どちらも大容量なので8GBでも問題ないでしょう。
さらに、ゲーミングに適した「Snapdragon Elite Gaming」も導入。高速レスポンスと迫力あるサウンドで、よりリアルなゲーム体験を楽しめますよ。「原神」などの高グラフィック3Dゲームをプレイすることが多い人にもうってつけの1台です。
15分間SoCに負荷をかけてみて、本体が発熱するかどうかも調査しました。
結果は、全体平均の約40℃よりかなり熱い49.5℃。「本体が熱くなりやすい」との口コミのとおり、持ち続けるのが難しいほど発熱してしまいました。処理能力が高いハイエンドモデルは熱くなる傾向にあるため、重たいゲームを長時間プレイする際には注意してくださいね。
続いて、バッテリー性能を検証します。バッテリー持ちや充電スピードついて、次のとおりチェックしました。
【バッテリー持ち】
満充電の状態でYouTubeを6時間再生し、バッテリーが何%残っているかで評価
<検証条件>
【充電速度】
電池残量がない状態で30分の急速充電を行い、バッテリーが何%まで充電できているかで評価
<検証条件>
付属の充電器が65W以上に対応していた場合はそちらを使用
YouTubeで動画を連続6時間再生したあとでも、63%のバッテリーが残りました。50%台の商品が多いなか、バッテリー持ちは高評価です。これなら途中で充電しなくても丸一日ヘビーに使えるでしょう。
最後に、カメラ性能を検証します。
造花・刺し子糸・家のミニチュア・女性を被写体とし、通常・ズーム・暗所・インカメラ・動画の5パターンで撮影しました。その後男女5人のモニターで発色のよさ・ノイズの少なさ・解像感などを評価しています。
通常モードで造花・刺し子糸・家のミニチュアを撮影したところ、細かな色の違いまで伝わるきれいな発色が好評でした。「全体的に色が薄い」と感じた人もいますが、ノイズがほとんどないなめらかな写真に仕上がっています。
解像度については一部「糸がまとまって見える」との意見があったものの、「細かな部分までしっかり表現できている」との声がほとんどでした。
造花をズームしてみると、くすみのあるやや粗めの画質に。ただ被写体にしっかりピントが合ったのは評価できるポイントです。
次に室内を暗くして、ライトアップされた家のミニチュアも撮影してみました。結果、白飛びなくきれいに写し出せており、明暗差のバランスも良好。明るい場所で撮影したときと同じく、ノイズもほとんど気になりませんでした。
「拡大すると荒くなる」という声もありましたが、夜景などを撮影して楽しむぶんには十分な性能といえます。
一方で、6,000万画素あるインカメラの性能はあと一歩な印象です。光を背にして自撮りしてみると、鮮やかさが弱く全体的に白っぽい雰囲気に。逆光には対応できており見にくくはありませんが、「少しぼやける」「顔のシワがくっきりしない」との声もありました。
動画では手ぶれを指摘する声があったものの、比較的安定した撮影が可能です。ただし、逆光には弱く窓際では影ができてしまったのがネック。発色は赤みが強めで、解像感も「画面が荒れる」「被写体がはっきり写る」と意見が分かれました。動画の性能を重視したい人には少々物足りないかもしれません。
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最後に、ほかのおすすめ商品をご紹介します。
GooglePixel 6 Proは、高性能ながら熱を持ちにくいのが魅力。重い3Dゲームもサクサク動く性能でありながら、負荷をかけても本体温度は39.8℃までしか上がりませんでした。写真もくっきり鮮やかで、写り込んだ被写体を消せる「消しゴムマジック」機能も搭載されています。
Galaxy S22 Ultraは、ジェスチャー操作ができるSペン内蔵モデルです。「原神」のような高グラフィックゲームも快適に遊べるほどの処理性能で、スマホで仕事をするクリエイターにもうってつけ。シーンを問わずどこでも美しく切り取れる、カメラ性能もモニターから好評でした。
取り扱い事業者 | ソフトバンク、SIMフリー |
---|---|
OS | Android |
対応バンド | 不明 |
SoC | Google Tensor |
充電端子 | USB Type-C |
メインメモリ(RAM) | 12GB |
ストレージ(ROM) | 128GB、256GB |
バッテリー容量 | 5,003mAh |
画面サイズ | 6.7インチ |
画面解像度 | 3120×1440 |
最大画面リフレッシュレート | 120Hz |
ディスプレイ種類 | 有機EL |
Bluetooth機能 | |
5G対応 | |
テザリング対応 | |
NFC対応 | |
メインカメラ(広角)画素数 | 5,000万画素 |
超広角カメラ画素数 | 1,200万画素 |
望遠カメラ画素数 | 4,800万画素 |
深度カメラ画素数 | 不明 |
インカメラ画素数 | 1110万画素 |
最大ビデオ撮影解像度 | 4K |
複数レンズ | 3眼 |
スローモーション撮影可能 | |
夜景補正対応 | |
手ぶれ補正対応 | 不明 |
防水等級 | IPX8 |
セキュリティ認証 | 画面内指紋認証 |
おサイフケータイ対応 | |
ワイヤレス充電対応 | |
急速充電対応 | |
ワンセグ・フルセグ対応 | |
ハイレゾ対応 | |
イヤホンジャック対応 | |
スピーカー | ステレオ |
SDカード対応 | |
eSIM対応 | |
デュアルSIM対応 | |
SIMフリー対応 | |
折りたたみ可能 | |
幅 | 7.59cm |
高さ | 16.39cm |
厚さ | 0.89cm |
本体重量 | 210g |
付属品 | USB-C-USB-Cケーブル、クイックスタートガイド、クイックスイッチアダプター、SIMツール |
特徴 | カメラ性能が高い、バッテリー性能が高い |
Google Pixel 6 Proをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
取り扱い事業者 | ドコモ、au |
---|---|
OS | Android |
対応バンド | ドコモ系回線、au回線 |
SoC | Qualcomm Snapdragon 8 Gen 1 |
充電端子 | USB Type-C |
メインメモリ(RAM) | 12GB |
ストレージ(ROM) | 256GB |
バッテリー容量 | 5,000mAh |
画面サイズ | 6.8インチ |
画面解像度 | 3088×1440 |
最大画面リフレッシュレート | 120Hz |
ディスプレイ種類 | 有機EL |
Bluetooth機能 | |
5G対応 | |
テザリング対応 | |
NFC対応 | |
メインカメラ(広角)画素数 | 10,800万画素 |
超広角カメラ画素数 | 約1200万画素 |
望遠カメラ画素数 | 1000万画素 |
深度カメラ画素数 | 不明 |
インカメラ画素数 | 4000万画素 |
最大ビデオ撮影解像度 | 8K |
複数レンズ | 4眼 |
スローモーション撮影可能 | |
夜景補正対応 | |
手ぶれ補正対応 | |
防水機能 | 不明 |
防水等級 | IPX5、IPX8 |
防塵機能 | 不明 |
セキュリティ認証 | 画面内指紋認証、顔認証 |
おサイフケータイ対応 | |
ワイヤレス充電対応 | |
急速充電対応 | |
MHL対応 | 不明 |
ワンセグ・フルセグ対応 | |
ハイレゾ対応 | |
イヤホンジャック対応 | |
スピーカー | ステレオ |
SDカード対応 | |
eSIM対応 | |
デュアルSIM対応 | |
SIMフリー対応 | 不明 |
SIMサイズ | 不明 |
GPS機能 | 不明 |
折りたたみ可能 | |
専用スタイラスペン対応 | 不明 |
複数アプリ同時表示数 | 不明 |
サブディスプレイサイズ | 不明 |
スマイルシャッター対応 | 不明 |
手のひらシャッター対応 | 不明 |
折りたたみスタイル | 不明 |
ディスプレイ比率 | 不明 |
幅 | 7.8cm |
高さ | 16.3cm |
厚さ | 0.89cm |
本体重量 | 229g |
付属品 | SIM取り出し用ピン、Sペン、クイックスタートガイド、USBケーブル(CtoC) |
製造国 | 不明 |
対象 | 不明 |
特徴 | カメラ性能が高い |
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