大手家電量販店出身で、7,000人以上に携帯電話の販売や通信サービスの契約を担当。主要な通信会社の料金プランや販売機種をすべて把握し、その豊富な知識で店舗販売ランキングにおいて個人表彰もされている。 その後マイベストに入社、携帯電話や光ファイバー回線キャリア・インターネットプロバイダーなどの通信会社を専門に担当しており、格安SIMやホームルーターを実際に回線契約し各社の料金プランや通信速度の比較を行うとともに、モバイルだけでなく10社以上の戸建て・マンション向けの光回線の通信速度・速度制限も調査している。 また自身が行う検証の中で通信会社の公表値と異なる数値も発表、わかりにくいと言われる通信サービスだからこそ、理解しやすく信頼できるコンテンツの企画制作を心掛けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
結論からいうとarrows NX9 F-52Aは、便利な機能を豊富に搭載した使い勝手のよい1台です。おサイフケータイ・防水・SDカードなどの必須機能はすべて網羅。アルコール除菌やハンドソープでの丸洗いが可能で、感染症が流行る現代ならではのスタイルに対応しているのが魅力です。
ベンチマークスコアも約38万点と、軽いゲームであればサクサク遊べるレベル。本格的な3Dグラフィックゲームでなければ、カクつきは気にならないでしょう。同じSoC搭載機と比べると発熱しやすいものの、より高性能なSoCを搭載したハイエンド機よりは、熱も持ちにくいですよ。
バッテリー持ちもまずまずで、動画を6時間再生した後でも残量は41%。「減りが早い」との口コミが見られましたが、SNSやサイト閲覧がメインであれば、1日持つほどの消費量でした。有機ELディスプレイを採用した画面も「少し暗い」と感じたモニターはいたものの、おおむね鮮やかです。
ただし、アウトカメラの性能はいまひとつ。インカメは肌質がわかるほど高解像だったのに対し、暗所で明暗のバランスが取れていない・動画のピントが合わないなど、明るい部屋での通常撮影以外が苦手でした。
価格は執筆時点で5万円ほどと比較的購入しやすい値段ですが、「原神」などの重たいゲームをプレイしたい人・カメラ性能も重視したい人は、ほかの商品もチェックしてみてください。
機能が豊富でゲーミングにも力を入れている、arrows NX9 F-52A。ここからは改めて、魅力や詳しいスペックなどをご紹介していきます。
FCNTは、時代に合わせた多彩なスマホを展開する「arrows」シリーズをはじめ、らくらくスマホ・キッズ携帯などを販売している企業。元々は富士通のモバイル部門でしたが、2021年4月に社名が変わり投資ファンド傘下となりました。
今回ご紹介するのは、2020年12月に発売された5G対応のarrows NX9 F-52Aです。新しい生活様式に対応し、アルコール除菌とハンドソープで丸洗いできるのが大きな魅力。スリム&軽量ながら、便利な機能が豊富に備わったミドルハイモデルです。
プロeスポーツチーム「REJECT」と共同開発したゲームパフォーマンスも注目ポイント。設計段階からヘビープレイヤーの意見が取り入れられ、ゲームの特性に合わせたカスタマイズ機能や、簡単にLIVE配信できる機能などが搭載されています。
背面には、超広角・広角・深度の3つのカメラを縦並びに配置。画素数はそれぞれ800万・4,850万・500万あり、前面には1,630万画素のインカメラも搭載されています。
自動補正を行う「Adobe Photoshop Expressモード」を活用すれば、逆光下や夜景の撮影もきれいな仕上がりに。さらにおすすめのショットを自動保存する「AIオートショット」や、アウトカメラとインカメラの映像を合成できる「ワイプ撮影」など、便利な独自機能も満載です。
画面には、6.3インチの有機ELディスプレイを採用しています。縁を狭くしたベゼルレス仕様に加え、サイドがアールがかかった曲面構造を導入することで、没入感あふれるゲームや映像を体験できますよ。
映像技術のHDR10+に対応し、幅広い色表現とシーンに合わせた輝度の切り替えができるのもメリット。白飛びや黒つぶれの少ない、色彩豊かな映像を楽しめると謳われています。
本体サイズは高さ152×幅72×厚さ8.5mm、iPhone 14 Proに近い大きさです。カメラ部分の厚さは9.3mmと薄く、重量が162gと軽いのもうれしいポイントですよ。
カラーは、清潔感あるホワイト・高級感あふれるゴールド・落ち着きあるネイビーの3色展開。どれもシンプルかつスタイリッシュなデザインで、場所を問わず使いやすいでしょう。
なおSIMフリーモデルはなく、キャリアモデルはドコモで販売されています。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
メーカーが公表しているスペックからディスプレイ方式・リフレッシュレート・解像度・HDR対応有無などを調査して評価しました。さらに男女5人のモニターが実際に使ってみて、発色のよさや解像感の高さもチェックしています。
総合的な画面性能は良好です。液晶より黒の再現力に優れた有機ELディスプレイを採用しており、多くのモニターが「鮮やかできれい」と回答しました。ただなかには「全体的に暗い」との声もあり、人によっては物足りないと感じる可能性があります。
画面の切り替わり回数を示すリフレッシュレートは60Hzと低め。現在90Hz以上に対応したスマホをお使いの人は、画面表示に違和感を覚える場合があるでしょう。
機能面は非常に優秀で、おサイフケータイ・画面内指紋認証などに対応しています。指紋にアプリを紐付けする機能もあり、ロック解除と同時にd払いアプリを起動するといった使い方もできますよ。
耐久性にもこだわっており、防塵防水機能はトップレベルのIP68相当。水やホコリが気になるアウトドアシーンでも使いやすい仕様です。アメリカ軍レベルのMIL規格23項目にも準拠し、約1.5mの高さから落としても割れにくいと謳われています。
アルコール除菌や食器用洗剤での丸洗いも可能で、清潔に使えるのも大きなメリット。感染症対策したいとお考えの人にも重宝するでしょう。
ストレージ容量は128GBあり、写真や動画をたっぷり保存可能。最大1TBのmicroSDXCに対応したSDカードスロットも搭載しているため、容量が不足する心配は少ないですよ。
音響面では、空間オーディオ対応のステレオスピーカーを搭載しているのがメリットです。立体音響技術の「Dolby Atmos」を採用し、映画館にいるような臨場感あるサウンドを楽しめます。
音声データの変換方式であるBluetoothコーデックは、ハイレゾ相当の高音質が期待できるLDACに対応。有機ELディスプレイの鮮やかな画質と相まって、動画視聴では作品の世界に入り込めるでしょう。
次は、処理性能の検証です。
ベンチマークアプリ「Antutuベンチマーク ver9.0」を使って、スコアを3回ずつ測定しました。最高値を用いて比較評価しています。
処理能力も良好です。ベンチマークスコアは約38.5万点を記録し、ミドルクラスとしては十分な得点でした。「パズドラ」「モンスト」などの軽いゲームであれば、問題なくプレイできる性能です。ネットサーフィンで重さを感じることはほとんどないでしょう。
ただし全体平均の約50万点と比較すると低く、「原神」といった本格的な3Dゲームではカクカクする可能性があります。
ゲームをより快適に楽しみたいときには、ゲームプレイ専用の「ゲームゾーン」機能が便利。設定を自分好みにカスタマイズしたり、Wi-Fi接続時のラグを低減したりすることが可能です。
システムの動作にかかわるSoCには、Qualcomm社の「Snapdragon 765G」を採用。ミドルクラスのスマホに多く導入されているチップセットで、オクタコアCPUを搭載しています。
メインメモリも8GBと大容量なので、アプリを複数同時に起動することが多い人にも重宝しますよ。
次に、長時間使う際に気になる発熱具合もチェックしました。Antutuベンチマークを15分間回し、サーマルカメラを使って温度を測定しています。
結果、本体温度は41℃まで上昇。全体平均*と比べると大差ありませんが、同じSoCを搭載した機種よりやや高かったのが惜しいところです。ただ本体下部はそれほど高くないため、持ちにくいと感じることは少ないといえます。
2022年11月執筆時点の平均値です。
続いて、バッテリー性能の検証です。バッテリー持ち・充電速度を以下の条件でチェックして評価しました。
【バッテリーの持ち】
YouTubeアプリの動画を再生し、6時間のバッテリー残量を確認して評価
【充電速度】
電池残量0%の状態から急速充電器で充電し、30分後にどれだけチャージできているかを評価
YouTubeを6時間再生したあとのバッテリー残量は41%。口コミにあった「減りが早い」とまではいきませんが、検証したほかの機種と比べると消費は多めでした。
とはいえ、負荷の高いアプリでなければ丸一日使用できるレベル。余裕を持って使いたい人は、モバイルバッテリーを携帯するとよいでしょう。
残量0%の状態から急速充電したところ、30分で28%までチャージできました。全体平均*の約40%と比べると、充電スピードはやや遅め。外出先で丸一日使いたいときは、当日の朝ではなく前日に充電しておくことをおすすめします。
2022年11月執筆時点の平均値です。
最後に、カメラ性能の検証です。
通常撮影・ズーム撮影・暗所撮影・インカメラ撮影・動画撮影を行い、写真・映像の仕上がりをチェックしました。なお、AIモード・暗所撮影モード・美肌補正モード・手ぶれ補正機能などがある場合は有効化し、最高画質で撮影しています。
インカメラで自撮りしてみると、若干黄色味がかってはいたものの、発色がよく被写体をクリアに再現できました。髪の毛や肌の質感まで感じられ、逆光の影響もほとんどありません。自撮りやビデオ通話を楽しみたい人にも活躍しますよ。
アウトカメラでの通常撮影も、発色が鮮やかで色彩をはっきり区別できました。ノイズも許容範囲内で、モニターからは「ある程度の質感まで伝わる」といった声があがっています。ズームした造花の写真も、おおむねきれいに表現できていました。
一方で、「カメラがそこまできれいではない」との口コミがあったとおり、暗所・動画はやや苦手な印象です。暗所では光と影のバランスが取れておらず、明るい部分が強調された仕上がりに。動画では「ピントが合わない」といった声が多いのが気になりました。
最後に、思い出をきれいに切り取れるおすすめの商品をご紹介します。
取り扱い事業者 | ドコモ、au |
---|---|
OS | Android |
対応バンド | ドコモ系回線、au回線 |
SoC | Qualcomm Snapdragon 8 Gen 1 |
充電端子 | USB Type-C |
メインメモリ(RAM) | 12GB |
ストレージ(ROM) | 256GB |
バッテリー容量 | 5,000mAh |
画面サイズ | 6.8インチ |
画面解像度 | 3088×1440 |
最大画面リフレッシュレート | 120Hz |
ディスプレイ種類 | 有機EL |
Bluetooth機能 | |
5G対応 | |
テザリング対応 | |
NFC対応 | |
メインカメラ(広角)画素数 | 10,800万画素 |
超広角カメラ画素数 | 約1200万画素 |
望遠カメラ画素数 | 1000万画素 |
深度カメラ画素数 | 不明 |
インカメラ画素数 | 4000万画素 |
最大ビデオ撮影解像度 | 8K |
複数レンズ | 4眼 |
スローモーション撮影可能 | |
夜景補正対応 | |
手ぶれ補正対応 | |
防水機能 | 不明 |
防水等級 | IPX5、IPX8 |
防塵機能 | 不明 |
セキュリティ認証 | 画面内指紋認証、顔認証 |
おサイフケータイ対応 | |
ワイヤレス充電対応 | |
急速充電対応 | |
MHL対応 | 不明 |
ワンセグ・フルセグ対応 | |
ハイレゾ対応 | |
イヤホンジャック対応 | |
スピーカー | ステレオ |
SDカード対応 | |
eSIM対応 | |
デュアルSIM対応 | |
SIMフリー対応 | 不明 |
SIMサイズ | 不明 |
GPS機能 | 不明 |
折りたたみ可能 | |
専用スタイラスペン対応 | 不明 |
複数アプリ同時表示数 | 不明 |
サブディスプレイサイズ | 不明 |
スマイルシャッター対応 | 不明 |
手のひらシャッター対応 | 不明 |
折りたたみスタイル | 不明 |
ディスプレイ比率 | 不明 |
幅 | 7.8cm |
高さ | 16.3cm |
厚さ | 0.89cm |
本体重量 | 229g |
付属品 | SIM取り出し用ピン、Sペン、クイックスタートガイド、USBケーブル(CtoC) |
製造国 | 不明 |
対象 | 不明 |
特徴 | カメラ性能が高い |
SAMUSUNG Galaxy S22 Ultraをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
取り扱い事業者 | au、ワイモバイル、UQモバイル、楽天モバイル、SIMフリー |
---|---|
OS | Android |
対応バンド | 不明 |
SoC | Qualcomm Snapdragon 695 5G |
充電端子 | USB Type-C |
メインメモリ(RAM) | 6GB |
ストレージ(ROM) | 128GB |
バッテリー容量 | 4,500mAh |
画面サイズ | 約6.4インチ |
画面解像度 | 2400×1080 |
最大画面リフレッシュレート | 90Hz |
ディスプレイ種類 | 有機EL |
Bluetooth機能 | |
5G対応 | |
テザリング対応 | |
NFC対応 | |
メインカメラ(広角)画素数 | 4800万画素 |
超広角カメラ画素数 | 約800万画素 |
望遠カメラ画素数 | |
深度カメラ画素数 | 不明 |
インカメラ画素数 | 約1600万画素 |
最大ビデオ撮影解像度 | FHD |
複数レンズ | 3眼 |
スローモーション撮影可能 | |
夜景補正対応 | |
手ぶれ補正対応 | |
防水機能 | 不明 |
防水等級 | IPX8 |
防塵機能 | 不明 |
防塵等級 | 不明 |
セキュリティ認証 | 画面内指紋認証、顔認証 |
おサイフケータイ対応 | |
ワイヤレス充電対応 | |
急速充電対応 | |
MHL対応 | 不明 |
ワンセグ・フルセグ対応 | |
ハイレゾ対応 | |
イヤホンジャック対応 | |
スピーカー | モノラル |
SDカード対応 | |
eSIM対応 | |
デュアルSIM対応 | |
デュアルSIMの種類 | 不明 |
SIMフリー対応 | |
SIMサイズ | 不明 |
GPS機能 | 不明 |
折りたたみ可能 | |
専用スタイラスペン対応 | 不明 |
複数アプリ同時表示数 | 不明 |
サブディスプレイサイズ | 不明 |
スマイルシャッター対応 | 不明 |
手のひらシャッター対応 | 不明 |
折りたたみスタイル | 不明 |
ディスプレイ比率 | 不明 |
ディスプレイのアスペクト比 | 不明 |
ベンチマークスコア | 不明 |
かこって検索対応 | 不明 |
翻訳通話対応 | 不明 |
対面翻訳対応 | 不明 |
翻訳表示対応 | 不明 |
被写体削除加工対応 | 不明 |
傾き補正生成対応 | 不明 |
文字起こし対応 | 不明 |
ボイスレコーダー要約対応 | 不明 |
価格帯 | 不明 |
幅 | 7.34cm |
高さ | 15.97cm |
厚さ | 0.76cm |
本体重量 | 約175g |
付属品 | SIM取出し用ピン×1、保護フィルム(貼付済み)×1、保護ケース×1、クイックガイド×1、安全ガイド×1 |
製造国 | 中国 |
対象 | 不明 |
特徴 | 画面がきれい、バッテリー性能が高い |
OPPO Reno 7Aをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
コンテンツ内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイベストに還元されることがあります。
掲載されている情報は、マイベストが独自にリサーチした時点の情報、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し自動で生成しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。
円安や半導体不足など昨今の情勢により、高価格化が進むiPhone・スマートフォン。買い替え時に少しでも負担を抑えるために、今使っているスマホを売ろうとしている人も多いのではないでしょうか。しかし、スマホを売るときは買取業者・下取り・フリマアプリなどさまざまな方法があり、どこを使えば一番高く売れ...
スマートフォン
外出先でパソコンなどをWi-Fiにつなごうとしても、なかなかうまく接続できないことがあるテザリング。いざ接続しようと思ったときにつながらず困っている人や、いつでもスムーズにテザリングができるよう対処法を知っておきたいと考えている人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、テザリングができない原...
スマートフォン
家族や友人、職場の人などの電話番号を保存している電話帳。AndroidからiPhoneへ乗り換えようと考えているものの、電話帳が消えてしまっては困るという人も少なくないはずです。そこで本記事では、AndroidからiPhoneに電話帳を移行する方法を解説します。移行できない場合の対策も紹介する...
スマートフォン