画面がきれいで動作もスムーズだと人気の、Xiaomi 11T。「反応が速く使いやすい」と評判です。しかし「重量が気になる」「カメラの色調が不自然」などの口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、Xiaomi 11Tを含むAndroidスマホ全33商品を実際に使って、カメラ性能・処理性能・画面性能・バッテリー性能・熱のこもりにくさ・付加機能を比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
大手家電量販店出身で、7,000人以上に携帯電話の販売や通信サービスの契約を担当。主要な通信会社の料金プランや販売機種をすべて把握し、その豊富な知識で店舗販売ランキングにおいて個人表彰もされている。 その後マイベストに入社、携帯電話や光ファイバー回線キャリア・インターネットプロバイダーなどの通信会社を専門に担当しており、格安SIMやホームルーターを実際に回線契約し各社の料金プランや通信速度の比較を行うとともに、モバイルだけでなく10社以上の戸建て・マンション向けの光回線の通信速度・速度制限も調査している。 また自身が行う検証の中で通信会社の公表値と異なる数値も発表、わかりにくいと言われる通信サービスだからこそ、理解しやすく信頼できるコンテンツの企画制作を心掛けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
結論からいうとXiaomi 11Tは、高い処理能力を備えながら、税込54,800円※で手に入るコスパのよさが魅力です。高性能なSoC「MediaTek Dimensity 1200-Ultra」を搭載し、ベンチマークスコアは全体平均を上回る約60万点を記録。重たい3Dゲームをプレイすることが多い人にもおすすめです。
執筆時点・公式サイト参照
6時間連続で動画を見ても60%以上の電池が残り、バッテリー性能も高評価。急速充電にも対応し、わずか30分で55%までチャージできました。臨場感あるサウンドを楽しめる「Dolby Atmos」やステレオスピーカーにも対応しており、音質にこだわりたい人でも使いやすいですよ。
画面も「HDR10+」対応の有機ELディスプレイにより鮮やかな色彩を実現。画面のなめらかさを左右するリフレッシュレートも120Hzとかなり高く、スピーディーかつ快適な操作が可能です。
カメラで撮影した画像も鮮やかで、モニターからは「暗所でも光と影のバランスがきれい」などの声が目立ちました。動画も手ぶれの少ない撮影を行えます。ただし、インカメはやや暗くてぼやけ気味だったため、自撮りのクオリティを重視したい人にはやや物足りない可能性があるでしょう。
SDカードやおサイフケータイに非対応なのも惜しい点。防水・防塵性能もIP53とそれほど高くないため、浴室での使用は避けるのがベターです。機能性によりこだわりたいなら、上位モデルの「Xiaomi 11T Pro」や、以下に表示されている商品も検討してみてくださいね。
2010年に設立された中国の総合家電メーカー、Xiaomi(シャオミ)。スマホには3種類のシリーズがあり、エントリーシリーズの「Redmi」・ハイエンドシリーズの「Xiaomi」・新シリーズの「POCO」を展開しています。
今回ご紹介するのは、2021年11月に発売されたXiaomiシリーズの「11T」。上位モデルには「11T Pro」も販売されていますが、大きな違いはおサイフケータイとSDカードスロットの有無や、SoCスペック・充電スピードなど。本体サイズやデザインはほとんど変わらないので、目的に合わせて選ぶとよいでしょう。
注目したいのは、昼夜を問わず高い解像度と質感を実現すると謳う、1億800万画素のプログレードカメラの搭載。さらに120度の超広角カメラとテレマクロレンズも加わり、夜間に広範囲を撮影したり、顕微鏡で写したような写真を撮ったりすることが可能です。
処理能力を左右するSoCには、高性能な「MediaTek Dimensity 1200-Ultra」を採用しています。5GとWi-Fi6にも対応し、安定した高速通信が期待できるでしょう。
キャリアモデルはなくSIMフリーモデルのみですが、デュアルSIMに対応しており、これ1台で2台持ちのような使い方ができますよ。ハイレベルな基本性能を備えながら、5万円台で購入できるコスパのよさも魅力のひとつです。
画面は6.67インチと「iPhone 14 Plus」と同程度の大きさです。Androidスマホのなかでは広く、映像の世界観に没入しやすいでしょう。本体サイズは幅76.9×厚さ8.8×高さ164.1mmで、重量は203g。やや重さがあるので、自撮りの際は自撮り棒を利用すると手の負担がやわらぎます。
目へのやさしさにもこだわっており、自然な読み心地の「読書モード 3.0」も搭載。また、輝度を自動調整する「360度周囲光センサー」や、周囲の環境に合わせて色彩を調整する「True Display」も備わっています。
今回は、Xiaomi 11Tを含むAndroidスマホ全33商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、画面性能を検証します。
ここでは、ディスプレイ方式・HDR対応の有無・リフレッシュレートなどメーカーが公表しているスペックを調査しました。加えて、モニターの男女5人で発色の美しさや解像感の高さなどもチェックしています。
画面性能は、今回検証した全商品のなかでも優秀です。パネルには、明暗差を補正する「HDR10+」対応の有機ELディスプレイを採用。フルHD仕様で、拡大したときになめらかな映像を楽しめるのもよい点です。
1秒間に画面が切り替わる回数を示すリフレッシュレートも120Hzと非常にハイスペック。60Hzほどの低価格モデルをお使いの人であれば、スクロール中の文字の読みやすさが格段にアップするのがわかるでしょう。
実際に画面を見たモニターからも「鮮やかできれい」といった声が多く、発色・解像度ともに高評価でした。「淡い色が少しわかりにくい」との意見もありましたが、ざらつきもなく繊細な色の違いまでおおむね判別できる性能です。
ディスプレイの強化ガラスには、最大2mの落下にも耐えると謳う「Corning Gorilla Glass Victus」を使用。ディスプレイのロック解除は本体側面の指紋センサーで行います。
防水・防塵性能はIP53とそれほど高くありませんが、水が多少かかる程度であれば問題ないでしょう。ただし、浸水する可能性があるお風呂での使用は控えてくださいね。
Felicaが搭載されておらず、おサイフケータイが使えないのもネックです。駅やレストランでの支払いをスピーディーに済ませたい人にはやや不向きといえます。
音質のスペックは非常にハイレベルです。音声データの圧縮方式であるコーデックは、音の劣化が少ないLDACに対応。さらに、立体音響技術の「Dolby Atmos」やステレオスピーカーも採用し、映画館のような音の広がりを体験できます。
イヤホンジャックもついているので、いつでも臨場感あふれる高品質なサウンドを楽しめるでしょう。
続いて、処理性能を検証します。
性能を数値で公正に評価するため、ベンチマークアプリ「Antutuベンチマーク ver9.0」を使ってスコアを3回測定し、処理性能を数量的に評価しました。
そもそもベンチマークスコアとは、負荷をかけたときの処理能力を数値化したもの。50万点以上あれば、高負荷なゲームや作業もサクサクできるレベルです。
メインメモリも8GBと十分な容量を備えているので、ハイグラフィック3Dゲームなども快適にプレイできるでしょう。
本体が熱を持ちやすいかどうかも気になりますよね。そこで、外気温の影響を受けない26℃の室内でSoCに15分間負荷を加え、サーマルカメラで発熱具合を確認しました。
結果は、全体平均の約40℃よりやや高めの42.8℃を記録。ただし高性能なSoCを搭載したほかの商品より低かったのは評価できるポイントです。重たいデータを扱うことが多い人には使いやすいといえます。
続いて、バッテリー性能を検証します。ここではバッテリーの持ちと充電速度の2つの観点について、以下のとおり評価しました。
【バッテリー持ち】
YouTubeアプリの動画を満充電された状態で再生し、6時間後に充電が何%残っているかをチェック
<検証条件>
【充電速度】
電池残量がない状態で急速充電を行い、30分後に何%まで充電できているかを確認
<検証条件>
付属の充電器が65W以上に対応していた場合はそちらを使用
5000mAhの大容量バッテリーを搭載しており、性能はほかの商品と比べてもかなり優秀です。YouTubeを6時間再生したあとの電池残量は、全体平均の約50%より多い62%。音楽も動画も電池切れの心配なくたっぷり楽しめるでしょう。
今回の充電環境では公式サイトで謳われている「約36分間で100%」には届かなかったものの、急いでいるときや充電を忘れがちな人も助かるでしょう。
最後に、カメラ性能を検証します。
撮影シーンによって仕上がりは異なるため、通常撮影・ズーム撮影・暗所撮影・インカメラ撮影・動画撮影の5つのモードで撮影して評価しました。
通常とズームでは、発色のよさ・ノイズの少なさ・解像感をチェック。暗所では明暗差のバランス、インカメラでは逆光に対応できているか、動画では手ぶれが抑えられているかも評価に加えています。
室内にて造花・刺し子糸・家のミニチュアを通常モードで撮影したところ、1億800万画素のプログレードカメラのおかげか、発色が鮮やかでノイズもほとんど気になりませんでした。
モニターからも「刺し子糸のバーコードの数字までわかる」「毛糸の細部まで写っている」などの声が多く、細かな部分までくっきり写し出せています。口コミでは色調の不自然さを指摘されましたが、違和感なく見えました。
ただしズーム撮影では、映像に若干のざらつきが見られたのが惜しいところです。
暗い室内で家のミニチュアをライトアップして撮影したところ、白飛びのない明暗のバランスが取れた1枚に仕上がりました。「きれい」「質感までわかる」など、モニター全員から満足の声があがっています。
解像度については「少しざらついている」との意見が一部ありましたが、暗い環境でも色や雰囲気を把握しやすく、クオリティの高い写真が撮れるでしょう。
後ろに光がある状態でインカメラ撮影しても、逆光の影響を受けることなく撮れました。しかし、発色がやや弱く全体的に暗くなってしまうのがネック。解像度も「肌の質感を把握しにくい」「ぼやけている」と感じた人が多く、自撮りには少々不向きな印象です。
動画撮影では、手ぶれの少なさや解像度の高さが好評でした。髪の質感もわかりやすく、ざらつきも少なめです。ただし、逆光はあまり得意ではなく窓辺で撮ると顔が見えにくくなるため、屋外での撮影では注意してください。
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
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最後に、便利な機能が充実したおすすめの商品をご紹介します。
SAMSUNGのGalaxy S22 Ultraは、優れた処理性能に加え機能も充実した1台です。防水機能はIPX8と非常に高く、電子決済が可能なFelicaにも対応。SDカードは使えませんが、ストレージは256GBと大容量です。カメラ性能もよく、インカメラでも発色のよいきれいな写真が撮れました。
Xiaomi 11T Proは、バッテリー性能がさらに高いXiaomi 11Tの上位モデル。約18分で急速充電できるので、朝起きて充電切れに気づいても焦りません。処理性能を示すベンチマークスコアも約80万点と高スコアでした。ハイエンド機でありながら約7万円と安く、手が出しやすいですよ。
取り扱い事業者 | ドコモ、au |
---|---|
OS | Android |
対応バンド | ドコモ系回線、au回線 |
SoC | Qualcomm Snapdragon 8 Gen 1 |
充電端子 | USB Type-C |
メインメモリ(RAM) | 12GB |
ストレージ(ROM) | 256GB |
バッテリー容量 | 5,000mAh |
画面サイズ | 6.8インチ |
画面解像度 | 3088×1440 |
最大画面リフレッシュレート | 120Hz |
ディスプレイ種類 | 有機EL |
Bluetooth機能 | |
5G対応 | |
テザリング対応 | |
NFC対応 | |
メインカメラ(広角)画素数 | 10,800万画素 |
超広角カメラ画素数 | 約1200万画素 |
望遠カメラ画素数 | 1000万画素 |
深度カメラ画素数 | 不明 |
インカメラ画素数 | 4000万画素 |
最大ビデオ撮影解像度 | 8K |
複数レンズ | 4眼 |
スローモーション撮影可能 | |
夜景補正対応 | |
手ぶれ補正対応 | |
防水機能 | 不明 |
防水等級 | IPX5、IPX8 |
防塵機能 | 不明 |
セキュリティ認証 | 画面内指紋認証、顔認証 |
おサイフケータイ対応 | |
ワイヤレス充電対応 | |
急速充電対応 | |
MHL対応 | 不明 |
ワンセグ・フルセグ対応 | |
ハイレゾ対応 | |
イヤホンジャック対応 | |
スピーカー | ステレオ |
SDカード対応 | |
eSIM対応 | |
デュアルSIM対応 | |
SIMフリー対応 | 不明 |
SIMサイズ | 不明 |
GPS機能 | 不明 |
折りたたみ可能 | |
専用スタイラスペン対応 | 不明 |
複数アプリ同時表示数 | 不明 |
サブディスプレイサイズ | 不明 |
スマイルシャッター対応 | 不明 |
手のひらシャッター対応 | 不明 |
折りたたみスタイル | 不明 |
ディスプレイ比率 | 不明 |
幅 | 7.8cm |
高さ | 16.3cm |
厚さ | 0.89cm |
本体重量 | 229g |
付属品 | SIM取り出し用ピン、Sペン、クイックスタートガイド、USBケーブル(CtoC) |
製造国 | 不明 |
対象 | 不明 |
特徴 | カメラ性能が高い |
SAMUSUNG Galaxy S22 Ultraをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
取り扱い事業者 | BIGLOBE、SIMフリー |
---|---|
OS | Android |
対応バンド | 不明 |
SoC | Qualcomm Snapdragon 888 |
充電端子 | USB Type-C |
メインメモリ(RAM) | 8GB |
ストレージ(ROM) | 128GB、256GB |
バッテリー容量 | 5,000mAh |
画面サイズ | 6.67インチ |
画面解像度 | 2400×1080 |
最大画面リフレッシュレート | 120Hz |
ディスプレイ種類 | 有機EL |
Bluetooth機能 | |
5G対応 | |
テザリング対応 | |
NFC対応 | |
メインカメラ(広角)画素数 | 10,800万画素 |
超広角カメラ画素数 | 800万画素 |
望遠カメラ画素数 | |
深度カメラ画素数 | 不明 |
インカメラ画素数 | 1,600万画素 |
最大ビデオ撮影解像度 | 8K |
複数レンズ | 3眼 |
スローモーション撮影可能 | |
夜景補正対応 | |
手ぶれ補正対応 | |
防水機能 | |
防水等級 | IPX3 |
防塵機能 | |
防塵等級 | 不明 |
セキュリティ認証 | 指紋認証、顔認証 |
おサイフケータイ対応 | |
ワイヤレス充電対応 | |
急速充電対応 | |
MHL対応 | 不明 |
ワンセグ・フルセグ対応 | |
ハイレゾ対応 | |
イヤホンジャック対応 | |
スピーカー | ステレオ |
SDカード対応 | |
eSIM対応 | |
デュアルSIM対応 | |
デュアルSIMの種類 | 不明 |
SIMフリー対応 | |
SIMサイズ | nanoSIM |
GPS機能 | 不明 |
折りたたみ可能 | |
専用スタイラスペン対応 | 不明 |
複数アプリ同時表示数 | 不明 |
サブディスプレイサイズ | 不明 |
スマイルシャッター対応 | 不明 |
手のひらシャッター対応 | 不明 |
折りたたみスタイル | 不明 |
ディスプレイ比率 | 不明 |
ディスプレイのアスペクト比 | 20:9 |
ベンチマークスコア | 不明 |
かこって検索対応 | 不明 |
翻訳通話対応 | 不明 |
対面翻訳対応 | 不明 |
翻訳表示対応 | 不明 |
被写体削除加工対応 | 不明 |
傾き補正生成対応 | 不明 |
文字起こし対応 | 不明 |
ボイスレコーダー要約対応 | 不明 |
価格帯 | 不明 |
幅 | 7.69cm |
高さ | 16.41cm |
厚さ | 0.88cm |
本体重量 | 204g |
付属品 | アダプター、USB Type-Cケーブル、SIM取り出しツール、保護ケース、クイックスタートガイド、保証に関するお知らせ |
製造国 | 不明 |
対象 | 不明 |
特徴 | 画面がきれい、処理性能が高い、バッテリー性能が高い |
Xiaomi 11T Proをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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