バッテリー持ちがよく、待ち受けだけなら数日使えると評判のOPPO A55s 5G。ネット上では低価格なのにレスポンスも速いと好評ですが、一方で「カメラの画質の粗さが目立つ」「おサイフケータイが使えない」などの口コミもあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、OPPO A55s 5Gを含むAndroidスマホ33商品を実際に使用して、カメラ性能・処理性能・画面性能・バッテリー性能・熱のこもりにくさ・付加機能を比較してレビューしたいと思います。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
大手家電量販店出身で、7,000人以上に携帯電話の販売や通信サービスの契約を担当。主要な通信会社の料金プランや販売機種をすべて把握し、その豊富な知識で店舗販売ランキングにおいて個人表彰もされている。 その後マイベストに入社、携帯電話や光ファイバー回線キャリア・インターネットプロバイダーなどの通信会社を専門に担当しており、格安SIMやホームルーターを実際に回線契約し各社の料金プランや通信速度の比較を行うとともに、モバイルだけでなく10社以上の戸建て・マンション向けの光回線の通信速度・速度制限も調査している。 また自身が行う検証の中で通信会社の公表値と異なる数値も発表、わかりにくいと言われる通信サービスだからこそ、理解しやすく信頼できるコンテンツの企画制作を心掛けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
結論からいうと、OPPO A55s 5Gは3万円以下でインカメラの質が高いAndroidスマホを選びたい人におすすめです。
口コミで指摘されていたとおり、メインカメラは全体的にノイズが気になる仕上がりに。一方インカメラは優秀で、色鮮やかでざらつき感もなく、とてもきれいに写せました。AIを駆使した肌補正機能も搭載しており、自撮りで自然に盛りたいという人にもぴったりです。
ディスプレイも高解像度で、とくに赤色が鮮やかで美しいと好評でした。画面のなめらかさを表すリフレッシュレートも最大90Hzと高く、スクロール操作もスムーズです。IP68の高い防水・防塵性能や最大1TBのSDカードに対応するなど、低価格ながら機能も充実しています。
処理性能を示すベンチマークスコアは約29万点と、エントリーモデルとしては標準レベルです。3Dグラフィックゲームなどの高負荷なアプリは厳しいものの、ネットサーフィンや軽めの2Dゲームであれば問題なく楽しめるでしょう。発熱もしにくく、熱によるストレスを感じにくいですよ。
YouTubeで6時間連続再生しても充電が50%以上残るなどバッテリー持ちも良好ですが、充電速度はやや遅めでした。もっとスピーディーに充電したい人や、重めのゲームを楽しみたい人は、ハイエンドモデルも含めてほかの商品を検討してみてください。
そもそも、OPPO A55s 5Gとはどのような商品なのでしょうか。改めて詳しい機能についてご紹介します。
OPPOは、中国に本社を置く大手電子機器メーカー。優れた映像技術や高速充電システムを武器に、世界のスマートフォン市場で第4位※のシェアを誇ります。
2022年時点。市場調査会社のIDC調べ
今回ご紹介するA55s 5Gは、2021年11月に発売された5G対応のエントリーモデル。ソフトバンクと楽天モバイルで取り扱いがあるほか、格安SIM事業者各社からSIMフリーモデルも販売されています。
4,000mAhの大容量バッテリーを搭載し、約450時間の待ち受けが可能。IP68の防水・防塵基準もクリアしており、急な天候不良やレシピを見ながら料理をしていて濡れたときも焦りません。
フルHD+に対応した約6.5インチの液晶ディスプレイを採用。端末の隅々にまで広がる大きな画面で、写真や動画を細部まで楽しめます。
メインカメラは約1,300万画素の広角カメラと、約200万画素の深度センサーを組み合わせたデュアルカメラ仕様。AIアルゴリズムを活用したカメラ機能も充実しており、人物の年齢や特徴に応じて自然に補正したり、風景の色味を自動調整したりと、被写体に合わせて鮮やかで美しい1枚に仕上げます。
本体はわずか約178gと、OPPOが2021年に日本で発表した製品の中では最軽量です。
持ちやすさを重視して横幅は約74.7mmに抑えられており、片手でも画面の端に指が届きやすい設計。薄さも約8.2mmと全体的にコンパクトなつくりで、軽い・薄い・持ちやすいの3拍子が揃っています。
カラーはブラックとグリーンの2種類。グリーンはさわやかな印象のミントカラーです。
背面には樹脂加工が施されており、サラサラとした手触りが特徴。マットな素材で、指紋が目立ちにくいのもうれしいポイントです。ツヤを抑えた質感は高級感があり、洗練されたデザインに仕上がっています。
OPPO独自のジェスチャー機能「アイコンプルダウンジェスチャー」にも注目。画面の端を上にスライドするとアプリが手元に集まり、片手でも楽に操作できます。3本指で画面を上からなぞると、素早くスクリーンショットも撮れますよ。
また、別売の有線イヤホンを使えば通信できない状況でもFMラジオの聴取が可能。ラジオ好きな人にはもちろん、緊急時にもうれしい機能です。
今回はOPPO A55s 5Gを含むAndroidスマホ全33商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
毎日使うスマホだからこそ、画面の美しさが重要ですよね。まずは、画面性能を検証します。
メーカーが公表しているスペックと、モニターの男女5人の体感を合わせて総合的に評価しました。発色・解像感・色の再現度などをチェックしています。
画面性能は高評価を獲得。有機ELディスプレイではありませんが、モニターからは「赤の発色が鮮やかで美しい」と好評でした。フルHD+に対応しているだけあって、高解像度の写真や映像を楽しめます。
画面のなめらかさを表すリフレッシュレートも最大90Hzと高め。スクロールをしても文字がぼやけにくく、ネットサーフィンやSNSの閲覧もストレスなく楽しめるでしょう。
【仕様】
付加機能についても調べた結果、まずまずの充実度でした。
残念だったのは、生体認証が顔認証のみということ。指紋認証に対応しておらず、マスクをつけたままだとロックを解除できません。おサイフケータイ機能もないので、普段モバイルSuicaなどを使っている人は注意しましょう。
ストレージは64GBと、エントリーモデルとしては一般的な容量です。
最大1TBのmicroSDXCカードにも対応しており、必要に応じてデータの保存容量を増やすことも可能。写真や動画をたくさん残したいという人も、容量がすぐに足りなくなった…と困らずに済むでしょう。
スピーカーはモノラルなので、ステレオのような臨場感は期待できません。空間オーディオも非搭載でした。とはいえ、普通に動画や音楽を楽しむ分にはまったく問題のないレベルです。
音質を上げたい場合には、イヤホンを活用しましょう。Bluetoothは、音質の劣化が少ないLDAC方式に対応しています。3.5mmのイヤホンジャックもあり、無線・有線のどちらでも音楽を楽しめますよ。
続いて、処理性能を検証します。
処理性能を数値化するベンチマークアプリ「Antutu」を使用し、3回スコアを測定。最も高い数値で比較評価しました。
ベンチマークスコアは約29万点と低め。今回検証した商品の全体平均には届いていません。ただし、検証はハイエンド機も含めた数値。エントリーモデルとしてはまずまずのスコアです。パズドラやツムツムなどの2Dゲームなら、快適に楽しめる水準ですよ。
そもそもベンチマークスコアとは、デバイスに一連の負荷をかけて処理性能を数字に表したもの。50万点以上あれば、3Dグラフィックのような高負荷なゲームも快適とされています。
搭載されているSoCは「Snapdragon 480」です。SoCとは、あらゆる処理を行うためのチップセットのことで簡単に説明するとスマホの頭脳。A55s 5Gに使われいてるのは、価格を抑えたいエントリーモデル向けに開発されたSoCです。
データ処理の作業を行うためのメインメモリは4GBと一般的な容量。ほとんどのアプリが問題なく動作する水準です。ソシャゲなどを掛け持ちでプレイするのでなければ、4GBでも足りるでしょう。
長時間使っていて驚くほど熱くなると、故障しないかと心配になりますよね。そこで今回は外気温の影響を受けない26度の室内で、SoCに15分間負荷を加えて熱のこもりにくさを検証しました。
結果、15分間のストレステストを行っても36.9℃までしか上がらず。50℃を超えてしまう商品もあるなか、ほとんど発熱はしませんでした。Androidスマホの発熱問題が気になる、という人も安心感がありますね。
次に、バッテリー性能を検証します。バッテリーの持ち・充電速度の2点について、以下の条件で評価しました。
バッテリーの持ち:満充電されたAndroidスマホを使用してYouTubeアプリで動画を再生し、6時間後にバッテリーの充電が何%残っているかで評価
<検証条件>
充電速度:電池残量がない状態で急速充電器に接続し、30分後にバッテリーが何%まで充電できているかで評価
<検証条件>
バッテリー持ちは良好です。YouTube動画を6時間見てもバッテリーが52%残っていました。同時に検証したOPPOのハイエンドモデル「Find X3 Pro」の結果は35%。容量自体は4,000mAhとハイエンド機より少ないものの、バッテリー消費は控えめです。
使用するアプリの数を制限する超省エネモードも搭載。バッテリー残量5%でも1.5時間のテキストチャットができるので、バッテリー持ちを重視する人におすすめです。
急速充電を30分間行った後の電池残量は30%と少なめでした。今回検証した商品の多くは30~40%台ですが、なかには18分で完全に充電が完了したものもあります。
充電スピードはそれほど速くないので、バッテリーが少なくなったときは時間に余裕を持って充電するようにしましょう。
最後に、カメラ性能を検証します。
通常撮影・ズーム撮影・暗所撮影・インカメラ撮影・動画撮影の5つに分け、撮影シーンごとの仕上がりを男女5人のモニターがチェックしました。
カメラ性能はやや惜しい結果に。明るい室内での通常撮影は色鮮やかですが、ノイズのざらつき感が気になりました。モニターからは、「手前に置いた糸の細部がわからない」との声も聞かれています。
ズーム撮影も発色は良好でしたが、ややピンボケしていました。
夜景をきれいに撮れるナイトモードを搭載していますが、暗所では一部に白飛びが見られました。明暗のバランスもうまく取れておらず、細かな色の区別がつきません。
モニターからは、「ライトアップされている家の小物も認識が難しい」との意見が出ました。
一方で、インカメラの性能は比較的優秀でした。発色が美しく、ノイズによるざらつきもほとんど感じられません。AIによる肌補正によって自然に盛れるので、自撮りにこだわる人にはおすすめです。
動画撮影については、画面の暗さやノイズが気になる仕上がりに。逆光や手ブレも抑えきれず、全体的に不満が残る結果となりました。
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最後に、カメラ性能が好評だったおすすめの商品をご紹介します。
GalaxyのS22 Ultraは、シーンを選ばずきれいに撮影できると好評でした。大型イメージセンサーを搭載したカメラにより、暗所でも美しい仕上がりに。処理性能を示すベンチマークスコアも約94万点とトップクラスの高さです。重たい3Dグラフィックゲームでもストレスなくプレイできるでしょう。
OPPO Reno7 Aは、性能のバランスがよい高コスパなモデル。カメラは明暗所ともに発色が比較的よく、ノイズも抑えられていました。処理性能も「原神」のような高負荷なゲームでなければ、十分なレベルです。バッテリー持ちも非常によく、4万円台とは思えぬ性能でした。
取り扱い事業者 | ドコモ、au |
---|---|
OS | Android |
対応バンド | ドコモ系回線、au回線 |
SoC | Qualcomm Snapdragon 8 Gen 1 |
充電端子 | USB Type-C |
メインメモリ(RAM) | 12GB |
ストレージ(ROM) | 256GB |
バッテリー容量 | 5,000mAh |
画面サイズ | 6.8インチ |
画面解像度 | 3088×1440 |
最大画面リフレッシュレート | 120Hz |
ディスプレイ種類 | 有機EL |
Bluetooth機能 | |
5G対応 | |
テザリング対応 | |
NFC対応 | |
メインカメラ(広角)画素数 | 10,800万画素 |
超広角カメラ画素数 | 約1200万画素 |
望遠カメラ画素数 | 1000万画素 |
深度カメラ画素数 | 不明 |
インカメラ画素数 | 4000万画素 |
最大ビデオ撮影解像度 | 8K |
複数レンズ | 4眼 |
スローモーション撮影可能 | |
夜景補正対応 | |
手ぶれ補正対応 | |
防水機能 | 不明 |
防水等級 | IPX5、IPX8 |
防塵機能 | 不明 |
セキュリティ認証 | 画面内指紋認証、顔認証 |
おサイフケータイ対応 | |
ワイヤレス充電対応 | |
急速充電対応 | |
MHL対応 | 不明 |
ワンセグ・フルセグ対応 | |
ハイレゾ対応 | |
イヤホンジャック対応 | |
スピーカー | ステレオ |
SDカード対応 | |
eSIM対応 | |
デュアルSIM対応 | |
SIMフリー対応 | 不明 |
SIMサイズ | 不明 |
GPS機能 | 不明 |
折りたたみ可能 | |
専用スタイラスペン対応 | 不明 |
複数アプリ同時表示数 | 不明 |
サブディスプレイサイズ | 不明 |
スマイルシャッター対応 | 不明 |
手のひらシャッター対応 | 不明 |
折りたたみスタイル | 不明 |
ディスプレイ比率 | 不明 |
幅 | 7.8cm |
高さ | 16.3cm |
厚さ | 0.89cm |
本体重量 | 229g |
付属品 | SIM取り出し用ピン、Sペン、クイックスタートガイド、USBケーブル(CtoC) |
製造国 | 不明 |
対象 | 不明 |
特徴 | カメラ性能が高い |
SAMUSUNG Galaxy S22 Ultraをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
取り扱い事業者 | au、ワイモバイル、UQモバイル、楽天モバイル、SIMフリー |
---|---|
OS | Android |
対応バンド | 不明 |
SoC | Qualcomm Snapdragon 695 5G |
充電端子 | USB Type-C |
メインメモリ(RAM) | 6GB |
ストレージ(ROM) | 128GB |
バッテリー容量 | 4,500mAh |
画面サイズ | 約6.4インチ |
画面解像度 | 2400×1080 |
最大画面リフレッシュレート | 90Hz |
ディスプレイ種類 | 有機EL |
Bluetooth機能 | |
5G対応 | |
テザリング対応 | |
NFC対応 | |
メインカメラ(広角)画素数 | 4800万画素 |
超広角カメラ画素数 | 約800万画素 |
望遠カメラ画素数 | |
深度カメラ画素数 | 不明 |
インカメラ画素数 | 約1600万画素 |
最大ビデオ撮影解像度 | FHD |
複数レンズ | 3眼 |
スローモーション撮影可能 | |
夜景補正対応 | |
手ぶれ補正対応 | |
防水機能 | 不明 |
防水等級 | IPX8 |
防塵機能 | 不明 |
防塵等級 | 不明 |
セキュリティ認証 | 画面内指紋認証、顔認証 |
おサイフケータイ対応 | |
ワイヤレス充電対応 | |
急速充電対応 | |
MHL対応 | 不明 |
ワンセグ・フルセグ対応 | |
ハイレゾ対応 | |
イヤホンジャック対応 | |
スピーカー | モノラル |
SDカード対応 | |
eSIM対応 | |
デュアルSIM対応 | |
デュアルSIMの種類 | 不明 |
SIMフリー対応 | |
SIMサイズ | 不明 |
GPS機能 | 不明 |
折りたたみ可能 | |
専用スタイラスペン対応 | 不明 |
複数アプリ同時表示数 | 不明 |
サブディスプレイサイズ | 不明 |
スマイルシャッター対応 | 不明 |
手のひらシャッター対応 | 不明 |
折りたたみスタイル | 不明 |
ディスプレイ比率 | 不明 |
ディスプレイのアスペクト比 | 不明 |
ベンチマークスコア | 不明 |
かこって検索対応 | 不明 |
翻訳通話対応 | 不明 |
対面翻訳対応 | 不明 |
翻訳表示対応 | 不明 |
被写体削除加工対応 | 不明 |
傾き補正生成対応 | 不明 |
文字起こし対応 | 不明 |
ボイスレコーダー要約対応 | 不明 |
価格帯 | 不明 |
幅 | 7.34cm |
高さ | 15.97cm |
厚さ | 0.76cm |
本体重量 | 約175g |
付属品 | SIM取出し用ピン×1、保護フィルム(貼付済み)×1、保護ケース×1、クイックガイド×1、安全ガイド×1 |
製造国 | 中国 |
対象 | 不明 |
特徴 | 画面がきれい、バッテリー性能が高い |
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