




「進化した眩い明るさと高コントラスト」と謳う55インチテレビ、SONY ブラビア XRJ-55X90L。「画質・音質ともにクリア」と高評価の口コミがみられる一方で、「音が薄っぺらい」と気になる評判もあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか。
今回はその実力を確かめるため、以下の7つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気の55インチテレビとも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、55インチテレビ選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。

オーディオ専門店「e☆イヤホン」の販売員として3年間勤務。オーダーメイドや高級機種なども含め、これまでに試聴したイヤホン・ヘッドホンは、のべ500種類を超える。また、音楽や環境に合わせて11種類のイヤホン・ヘッドホンを使い分けるほど、音には並々ならぬ情熱を持っている。 その後、2023年にmybestへ入社し、豊富な知識を活かしてオーディオ・ビジュアル機器のガイドを担当。「顧客のニーズを真摯に考えて提案する」をモットーに、ユーザーに寄り添った企画・コンテンツ制作を日々行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
本コンテンツに記載の検証結果は2025年10月までの情報です
SONY ブラビア XRJ-55X90Lは、ネット機能の豊富さが魅力です。YouTubeなど11種類のネット配信に対応し、リモコンにはショートカットボタンもついています。Googleアシスタントを内蔵しているため、音声操作も可能。比較したほかの商品には非対応のものが多かったハンズフリーでも操作でき、手がふさがっているときも困りません。
起動までの時間がわずか1.55秒と速いのも利点です。比較した全商品の平均3.06秒(※2024年10月時点)よりもスピーディに起動し、待ち時間が気になりません。YouTubeは1.95秒・Netflixは2.53秒とアプリもすばやく起動しました。2番組同時録画・1.3倍速再生など録画機能も充実していますよ。
地デジの画質はきれいで、視聴したオーディオ・ビジュアル評論家の折原一也さんからは「人物・背景のともにナチュラル」と好評。専用機器で測定した結果、色の再現性にも優れており映画の世界観を損ないません。スポーツの映像では残像感やノイズが気になるシーンもありましたが、ボールや選手の動きをしっかり捉えられていました。
音質はとくに映画で高評価を獲得。比較したほかの商品には低音が軽いものもあったなか、パワフルに響きます。「音が薄っぺらい」との口コミに反して、モニターからは「音の移動や距離感まで感じられて臨場感があった」との声があがりました。ただしセリフが行き交うシーンでは少しこもって聴こえたため、バラエティ番組には不向きでしょう。
一方で、ネット動画の画質はいまひとつです。解像度は悪くないものの、全体的にぼやけ気味でモニターからは「モヤがかかったように感じられる」との声が。視野角もかなり狭いため、横から見ると画質が落ちる可能性があります。家族みんなでテレビを見たい・ながら見が多いという人はほかの商品もチェックしてみてください。
<おすすめな人>
<おすすめできない人>
認知特性プロセッサー「XR」では、人の目で見たようなリアルな映像を再現するため、数十万もの映像信号を多方面で分析。明るさと高コントラストを両立した自然な映像美を実現しました。
前モデルの「XRJ-55X90K」からさらに改良を加えており、画質にも違いがあります。最大輝度は最大約30%・直下型LEDの分割数は約60%もアップ。新機能「XR Cleare Image」を搭載し、ノイズや動きのブレを軽減していますよ。
音質にもこだわり、独自の音響技術「アコースティック マルチ オーディオ」も採用。内蔵した4つのスピーカーによる、臨場感のあるサウンドと映像との一体感を楽しめます。またGoogle TV機能を搭載しているのも魅力。ネット動画・音楽・ゲームなどさまざまなジャンルのアプリを使用できます。
付属品は、標準スタンド・リモコン・ 単4型電池×2・転倒防止固定ベルトの4つです。壁掛け設置用のユニットやサウンドバーなどのアクセサリーも販売されています。
またレコーダーなどソニー製品同士を連携すれば、ブラビアのリモコン1つでつないだ機器を操作できるブラビアリンクの利用が可能です。より便利に使いたい人は、メーカーをそろえるのもよいでしょう。なお、詳しい商品情報は以下のとおりです。
人気の55インチテレビを比較検証したところ、SONY ブラビア XRJ-55X90Lには8つのよい点がありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。
地デジの画質は十分なきれいさでした。視聴したモニターからは「赤や青色などビビットな色味が強い」「白っぽく見える」との意見が出たものの、人物の肌色は自然な色合いです。
比較したほかの商品には色の再現が強調されているように感じたものもあったなか、オーディオ・ビジュアル評論家の折原一也さんからは「人物・背景のセットともにナチュラル」と好評でした。
服の細かい模様や人物の顔をアップにするとややざらつきがみられましたが、文字や人の輪郭に目立つノイズは出ていません。少し立体感に欠けるところは惜しいものの、高画質化するための工夫は感じられました。
<地デジの画質についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
スポーツの映像もおおむねなめらかです。比較したほかの商品にはボールや選手の動きに不自然さを感じるものもありましたが、本品はしっかり捉えられています。モニターからは「アップでも引きでも見やすく感じた」と好評でした。
ただしオーディオ・ビジュアル評論家の折原一也さんからは「フィールドやユニフォームの色が派手さに欠ける」との指摘も。激しい動きのシーンでは残像が一部残り、スローになるシーンでは画面全体にノイズがみられました。シーンによっては残像感やノイズが気になる可能性があります。
<スポーツの画質についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
映画の再現性も申し分ありません。実際に映画/シネマモードでの映像に専用機器を使って色の正確さを測定したところ、色の測定基準であるΔE(デルタE)の数値はΔE1.42を記録。人間の目で見たときに違和感がないといえるΔE3を下回りました(※)。
色域の広さも十分。SDR/BT.2020の測定用パターン信号を出力し、BT.2020の色域をどれほどカバーできているかを確認したところ、78.41%を記録しました。比較した全商品の平均78.95%(※2024年10月時点)とほぼ同等です。
また、白の輝度が406.42cd/m2と高めかつ黒の輝度が0.061cd/m2と低いため、輝度の違いによる色の差が精緻に再現できるといえます。暗いシーンでも見通しがよく、立体感もしっかり感じられますよ。
実際の色を自然に再現できるため、映画の世界観を損なわずそのものの臨場感を味わえるでしょう。
ΔEは色のずれの大きさを表す数値で、0に近いほど色が忠実

実際の見え方は、一般的な液晶テレビよりも黒の表現が得意な印象でした。ただし斜めから見ると黒色が白っぽく見えやすかったため、座る位置には注意しましょう。
スクエア・エニックス社の人気ゲーム「FINAL FANTASY VII REBIRTH」公認画質を取得しているのも、ゲーム機を手がけるSONY製品ならではの強みです。クリエイターのこだわりを忠実に再現した画質で、よりゲームに没入できます。
PlayStation®5との連携機能も搭載。テレビ本体に適したHDRの自動調整に加えて、ゲーム・映画などのコンテンツに応じた画質モードに自動で切り替えます。
画質をゲームにあわせてカスタマイズできるゲームメニューや、HDMIケーブルを接続するだけで自動的に高画質処理を行うゲームモードを搭載しているのも魅力です。入力の遅延を軽減できるため、より快適にプレイできますよ。
音質はとくに映画で満足度の高い結果に。口コミに反して音には奥行きが感じられ、BGMだけで立体感を表現できています。比較したほかの商品には低音が軽く重厚感に欠けるものもありましたが、低音がパワフルに響き、モニターからは「音の移動や距離感まで感じられて臨場感があった」と好評でした。
音楽ライブの映像では、ボーカルの歌声がクリアに聴こえました。オーディオ・ビジュアル評論家の折原一也さんやモニターからは「音に厚みがほしい」「低音の迫力に欠けるのが惜しい」との意見があがったものの、ライブの臨場感は十分伝わります。
ただし、セリフが行き交うようなシーンでは女性の声があまり響かず、男性の声もボソボソしていました。出演者の声がこもりやすいため、バラエティ番組などに視聴には不向きでしょう。
<音質についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋

映画・ドラマ・音楽など音にこだわって聴きたい人は、サウンドバーを併用するのがおすすめです。
付属リモコンにはネット配信サービスへそのままアクセスできる、7つのショートカットボタンもついています。見たいサービスにすぐつなげられますよ。なお、詳しい検証結果は以下のとおりです。
Googleアシスタントを内蔵しているの魅力。音声操作に加えて、比較したなかでも非対応の商品が多かったハンズフリーでの操作も可能です。手が離せないときでも操作が可能なのは助かりますね。
起動までのスピードが速く、待ち時間が気にならないのもうれしいポイントです。実際に電源ボタンを押してから本体が起動するまでにかかった時間はわずか1.55秒と、比較した全商品の平均3.06秒(※2024年10月時点)よりもスピーディでした。
アプリの起動時間もYouTubeが1.95秒・Netflixが2.53秒と短めです。スムーズに起動でき、見たいコンテンツをすぐに再生できます。
録画機能も豊富でした。同時に録画できる番組数は、比較した商品内でも多かった2番組。見たい番組が重なっても、録画を逃しません。なお、詳しい結果は以下のとおりです。
録画番組の視聴時には、15秒・30秒ごとのコマ送りを選択できます。自動でチャプターを分割するオートチャプターや1.3倍速の音声つき倍速再生機能も備わっていました。気分あわせて再生の仕方を変えられますよ。
SONY ブラビア XRJ-55X90Lにはたくさんのよい点がある反面、気になった点もありました。購入を考えている人は、しっかりリサーチしておきましょう。
コントラストの強弱も弱く、オーディオ・ビジュアル評論家の折原一也さんからは「全体的に赤色に偏り、黒のしまりも物足りない」との指摘が。シャープさに欠け、のっぺり見えやすいでしょう。動画配信サービスで映画などをよく見る人は、画質が気になる可能性があります。
<ネット動画の画質についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
視野角の狭さも気になります。正面から見たときのコントラスト比は6662.6:1だったのに対し、斜め45度から見たときのコントラスト比は109.8:1とかなり低下しました。
比較したほかの商品には200ほど低下しただけのものがあったことをふまえると、正面と横からでは見え方に大きな差が出ます。実際に横から視聴すると、正面では暗かった場所が白っぽく見えると感じました。

※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
158,800円
(最安)
販売価格:158,800円
ポイント:0円相当
送料別
158,800円
(最安)
販売価格:158,800円
ポイント:0円相当
送料無料
159,099円
(+299円)
販売価格:159,099円
ポイント:0円相当
送料別

(49件)
161,183円
(+2,383円)
販売価格:161,183円
ポイント:0円相当
送料無料

(3,831件)
161,183円
(+2,383円)
販売価格:161,183円
ポイント:0円相当
送料無料

(3,781件)
166,666円
(+7,866円)
販売価格:166,666円
ポイント:0円相当
送料無料

(240件)
166,814円
(+8,014円)
販売価格:166,814円
ポイント:0円相当
送料無料

(2,745件)
167,162円
(+8,362円)
販売価格:167,162円
ポイント:0円相当
送料別
167,600円
(+8,800円)
販売価格:167,600円
ポイント:0円相当
送料無料

(8,974件)
167,735円
(+8,935円)
販売価格:167,735円
ポイント:0円相当
送料無料
170,000円
(+11,200円)
販売価格:170,000円
ポイント:0円相当
送料無料

(623件)
171,000円
(+12,200円)
販売価格:171,000円
ポイント:0円相当
送料無料

(40,451件)
171,000円
(+12,200円)
販売価格:171,000円
ポイント:0円相当
送料無料

(10,005件)
171,720円
(+12,920円)
販売価格:171,720円
ポイント:0円相当
送料無料
173,800円
(+15,000円)
販売価格:173,800円
ポイント:0円相当
送料無料

(73,750件)
173,800円
(+15,000円)
販売価格:173,800円
ポイント:0円相当
送料無料

(208,545件)
173,800円
(+15,000円)
販売価格:173,800円
ポイント:0円相当
送料無料

(10,447件)
173,800円
(+15,000円)
販売価格:173,800円
ポイント:0円相当
送料無料

(4,237件)
174,020円
(+15,220円)
販売価格:174,020円
ポイント:0円相当
送料無料

(662件)
175,170円
(+16,370円)
販売価格:175,170円
ポイント:0円相当
送料別
175,170円
(+16,370円)
販売価格:175,170円
ポイント:0円相当
送料別
175,240円
(+16,440円)
販売価格:175,240円
ポイント:0円相当
送料無料
182,600円
(+23,800円)
販売価格:182,600円
ポイント:0円相当
送料無料
183,400円
(+24,600円)
販売価格:183,400円
ポイント:0円相当
送料無料
192,500円
(+33,700円)
販売価格:192,500円
ポイント:0円相当
送料無料
192,500円
(+33,700円)
販売価格:192,500円
ポイント:0円相当
送料無料
192,500円
(+33,700円)
販売価格:192,500円
ポイント:0円相当
送料無料

(50,816件)
195,210円
(+36,410円)
販売価格:197,000円
ポイント:1,790円相当
送料別
199,791円
(+40,991円)
販売価格:199,791円
ポイント:0円相当
送料無料
199,791円
(+40,991円)
販売価格:199,791円
ポイント:0円相当
送料無料
199,791円
(+40,991円)
販売価格:199,791円
ポイント:0円相当
送料無料
202,950円
(+44,150円)
販売価格:202,950円
ポイント:0円相当
送料無料

(2,007件)
202,950円
(+44,150円)
販売価格:202,950円
ポイント:0円相当
送料無料

(745件)
203,970円
(+45,170円)
販売価格:203,970円
ポイント:0円相当
送料無料

(269件)
205,970円
(+47,170円)
販売価格:205,970円
ポイント:0円相当
送料無料

(19件)
207,472円
(+48,672円)
販売価格:209,375円
ポイント:1,903円相当
送料別
243,365円
(+84,565円)
販売価格:245,597円
ポイント:2,232円相当
送料無料
245,600円
(+86,800円)
販売価格:245,600円
ポイント:0円相当
送料無料

(49,510件)
245,600円
(+86,800円)
販売価格:245,600円
ポイント:0円相当
送料無料

(38,947件)
304,209円
(+145,409円)
販売価格:306,999円
ポイント:2,790円相当
送料無料
331,862円
(+173,062円)
販売価格:334,906円
ポイント:3,044円相当
送料無料
ここでは、SONY ブラビア XRJ-55X90Lよりも画質などで高評価を獲得した商品をご紹介します。購入を迷っている人はぜひ参考にしてみてくださいね!
REGZAの4K有機EL 55X8900Nは、立体感のある引き締まった映像を映し出せました。とくに黒の再現度が高く、有機ELの特徴である明暗差がしっかり表現されています。肌の陰影や夜景はより深みが増すため、実際にその場にいるかのような感覚を楽しめますよ。
地デジだけでなく、ネット動画も4K相当のきれいさです。立体的な音で空間を包み込むような感覚があり、臨場感を味わえました。視野角も広いので、大人数での視聴やながら見が多い人にも向いています。
動画配信サービスは主要なものからマイナーなものまで幅広く対応。リモコンにはショートカットボタンもついており、手軽にアクセスできます。本体の起動時間は約4秒・アプリの起動時間は約1.5秒と速いため、待ち時間も気にならないでしょう。
SONY ブラビア XRJ-55X90Lは、公式サイト「ソニーストア」のほか、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングといったECサイトにて購入できます。なお、公式サイトでの販売価格は税込242,000円です(※2024年10月時点)。
公式サイトからの購入であれば3〜5年間の長期保証プランも選択できるので、ぜひ検討してみてくださいね。
コンテンツ内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイベストに還元されることがあります。
掲載されている情報は、マイベストが独自にリサーチした時点の情報、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し自動で生成しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。
寝室や書斎のセカンドテレビや、一人暮らしのメインテレビに最適な32型テレビ。東芝のテレビ事業がハイセンスに買収されたことにより、東芝のREGZAとハイセンス、どちらがいいのかと迷う人もいますよね。今回は、REGZAの「32V35N」とハイセンスの「32A4N」を、画質・音質・使い勝手・コスパと...
液晶テレビ・有機ELテレビ
Hisenseの「55U8N」は、最新のMini LED技術と量子ドット技術を組み合わせることで、有機ELに迫る高画質を実現した4Kテレビです。「有機ELは価格が高いけれど、高画質なテレビがほしい」という人にとって、注目のモデルといえるでしょう。今回は、55U8Nが持つ映像技術や音響性能につい...
液晶テレビ・有機ELテレビ
朝のニュース番組や夜のリラックスタイムなど、毎日のように使用するテレビ。視聴できない・音が聞こえないなどのトラブルが起こると不便なので、壊れる前に買い替えたいと考える人もいるでしょう。しかし、テレビの耐用年数がどのくらいなのかわからないという人は多いのではないでしょうか。そこで今回は、液晶テレ...
液晶テレビ・有機ELテレビ
東芝REGZAの4Kテレビ「Z670R」と「Z670N」は、高画質と機能性で人気のモデルです。新しいテレビの購入を検討する際、最新モデルのZ670Rと、価格が魅力的な前モデルZ670Nのどちらを選ぶべきか、迷う人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、REGZA Z670RとZ670Nのスペ...
液晶テレビ・有機ELテレビ
REGZAのフラッグシップモデルである「Z870N」と「Z870M」は、高画質な映像体験を求めるユーザーに人気の4Kテレビです。しかし、「NとMで何が違うの?」「どちらを選ぶべき?」と、具体的な違いがわからず迷っている人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、最新モデルのZ870Nと前モデル...
液晶テレビ・有機ELテレビ