シャープ AQUOS 2T-C32EF1を検証レビュー！32型テレビの選び方も紹介

シャープの「AQUOS 2T-C32EF1」はUltra HDブルーレイやネット配信のコンテンツで採用されているHDR10に対応し、映像本来の風景の奥行き感や素材の質感までリアルに再現できると謳っています。

出荷時の「パーソナル」に設定して映像を視聴したところ、コントラストが低くメリハリがない印象を受けました。測定では、ホワイトバランスがピンク寄りで青系の色が強調される傾向が見られ、視野角による変化もかなり大きいといえます。一方で、正面からの最大輝度は高いため、日中でも明るくメリハリがある映像を視聴できます。

音質の検証では、音のクリアさが非常に好印象でした。出演者の声が低音でも高音でも聞き取りやすく、細やかな息遣いも感じられるほど。また、1つ1つの音にメリハリがあり、映像に合わせて音の移動感も再現されているため、迫力のある映画鑑賞が可能です。

Android TVを搭載しているため、好きなアプリをダウンロード可能な点が魅力。リモコンのアプリボタンはYouTube・Netflix・Amazon Prime Video・U-NEXT・ABEMA TV・huluなどの主要なサービスをカバー。加えて音声操作にも対応しているので、複数のサブスクを利用している人におすすめです。

本体の起動は非常に速く、電源ボタンを押してから約1.6秒で画面が映し出されました。一方、録画番組の再生はスムーズで、30秒送り/10秒戻り・オートチャプター・倍速再生などに対応しています。

角度がつくと白っぽさが増して色が薄く感じるため、映像モードを調整しながら、真正面で視聴できる位置に置くのがおすすめです。