マイベスト
薬剤師向け転職サイト・エージェントおすすめ商品比較サービス
マイベスト
薬剤師向け転職サイト・エージェントおすすめ商品比較サービス
薬剤師の気になる将来性!現状と対策を解説

薬剤師の気になる将来性!現状と対策を解説

医薬品に関する幅広い知識を持ち、薬局や病院、製薬会社などで活躍している薬剤師。しかし、インターネットやさまざまなでは将来性がないといわれることもあり、特に薬剤師を目指している人は不安に感じることもあるのではないでしょうか。


本記事では、薬剤師の現状から考えられる将来性や、薬剤師に将来性がないといわれる理由を詳しく解説します。薬剤師としての将来性を高めるための対策法についてもあわせて紹介しますので、ぜひ最後までチェックしてください。

2025年06月07日更新
佐々木里緒
ガイド
マイベスト サービスチーム マネージャー
佐々木里緒

脱毛・病院クリニック・サブスクリプション・レンタル・買取業者などのサービス分野において、幅広いジャンルのコンテンツ制作に5,000本以上携わる。自身のモットーとして「選ぶのが難しいジャンルだからこそ、実際の検証や調査でしかわからない情報を届けること」を心掛け、情報発信を行っている。

佐々木里緒のプロフィール
…続きを読む

目次

薬剤師転職サイト・エージェントおすすめTOP5

1

マイナビ

マイナビ薬剤師
4.40
マイナビ薬剤師

迷ったらコレ!求人数が圧倒的に多く、転職サポートも豊富

2

メディカルリソース

ファルマスタッフ
4.17
ファルマスタッフ

2つ目の登録におすすめ。調剤薬局・パートの求人が多い

3

アプロ・ドットコム

アプロ・ドットコム
4.12
アプロ・ドットコム

検索機能が優秀。希望条件にぴったりの求人を見つけやすい

4

クラシス

ヤクジョブ
4.09
ヤクジョブ

残業少なめ・休日120日以上の求人多数。サブ登録の候補に

5

アポプラスキャリア

アポプラス薬剤師
4.05
アポプラス薬剤師

産休・育休明けの職場選びに。ブランク可の仕事を探しやすい

薬剤師の気になる将来性は?現状から考えてみよう

薬剤師の有効求人倍率は年々低下していますが、全国平均と比べると高い傾向にあります。また、地方における薬剤師の不足、健康意識の高まりなどから薬剤師の価値は見直されているのが現状です。以下で詳しく解説します。

有効求人倍率は徐々に減少しているが全国平均より高い

有効求人倍率は徐々に減少しているが全国平均より高い

薬剤師の有効求人倍率は年々減少しているものの、全国平均と比べて高いのが現状です。有効求人倍率は求職者1人あたりの求人数を示す指標であり、数値が高ければ高いほど、その職種が多くの人材を求めていることがわかります。


パート勤務を除いた医師・薬剤師などの有効求人倍率に着目すると、2018年12月時点では5.84倍。(参照:厚生労働省2022年9月には2.86倍まで減少しており、4年間で約5割ほど落ち込んでいることがわかります。(参照:厚生労働省


しかし、同年同月の全国平均が1.24倍であることから考えると、薬剤師の有効求人倍率は決して低くないといえるでしょう。(参照:厚生労働省)薬剤師は人の病気や健康に深く関わるため、景気の影響を受けにくい点が大きな強みです。

地方では、薬剤師不足が深刻な地域もある

地方では、薬剤師不足が深刻な地域もある

都心から離れた地方では、薬剤師不足が深刻な地域もあります。厚生労働省が2020年に発表したデータによると、人口10万人に対する薬剤師数は全国平均で198.6人でした。しかし、都道府県別にみると、平均を上回ったのは徳島県(238.6人)や東京都(234.9人)をはじめとする11都府県のみという結果に。(参照:厚生労働省


最も少ない沖縄県では148.3人という数値が発表されており、徳島県と比べて100人近い差が生じています。薬剤師として働く人が少ない地方は、都市部よりも薬剤師の需要が高いといえるでしょう。

健康意識の高まりとともに薬剤師の価値が見直されている

健康意識の高まりとともに薬剤師の価値が見直されている
健康意識の高まりとともに、薬剤師の価値が見直されている側面も。近年では高齢者人口の増加にともない、在宅訪問の需要が高まっています。

背景として、自分自身の健康に責任を持ち、軽度の不調であれば自分で手当てをするセルフメディケーションへの関心が強まっていることも挙げられるでしょう。しかし、街中のドラッグストアではさまざまな医薬品が販売されており、一般の人にとっては違いがわかりにくいもの。体質に合った薬や飲み合わせ方法などを的確にアドバイスできる薬剤師は、人々の健康をサポートする重要な役割を担っているといえます。

薬剤師の業種別の将来性は?

薬剤師の将来性を業種別にみると、それぞれ以下のような傾向があるといえます。


  • 調剤薬局:薬剤師が供給過多になる可能性が高く将来性は低い
  • ドラッグストア:業界全体が成長しているため将来性が高い
  • 病院:人材不足の影響で働く人は増えているが問題は多い
  • 製薬企業:製薬企業で働く人が減少しているため厳しい傾向に

順番に詳しく紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

調剤薬局:薬剤師が供給過多になる可能性が高く将来性は低い

調剤薬局:薬剤師が供給過多になる可能性が高く将来性は低い

調剤薬局の薬剤師は供給過多になる可能性が高く、将来性は低いといえます。厚生労働省の調査によると、薬局の従事者は2016年時点で172,142人、2018年で180,415人、2020年時点では188,982人と右肩上がりの状態。


薬剤師の数は増加傾向にある反面、技術の発達にともなう生産性向上や、ジェネリック医薬品の普及により需要は減少すると予想されます。新たに調剤薬局の薬剤師を目指すのであれば、自分の知識やスキルを常に磨く、患者との丁寧なコミュニケーションを心がけるといった努力が求められるでしょう。

ドラッグストア:業界全体が成長しているため将来性が高い

ドラッグストア:業界全体が成長しているため将来性が高い
ドラッグストアで働く薬剤師は、業界全体の成長にともない将来性が高まっているといえます。成長の要因としては、日常生活において誰でも利用しやすい手軽さや、医薬品以外も幅広く揃えている利便性などが挙げられるでしょう。


日本チェーンドラッグストア協会によると、業界全体の売上高は2020年時点で7兆円を突破しており、全国の店舗数は20,000店舗以上に拡大しています。店舗数の増加によって調剤併設型の店舗も増えており、薬剤師の需要はますます高まっていくと考えられるでしょう。

病院:人材不足の影響で働く人は増えているが問題は多い

病院:人材不足の影響で働く人は増えているが問題は多い
病院で働く薬剤師の数は、慢性的な人材不足の影響を受けて年々増加しています。厚生労働省の発表によると、病院の従業者は2016年時点で52,145人、2018年で54,150人、2020年では55,948人と増加傾向にある状態です。


ただし、ほかの職場で働く薬剤師よりも年収が低めであることや、労働環境の過酷さなど問題点は多いのが現状。人材不足だといわれる職種や職場は相応の課題を抱えているケースもあるため、就職先を選ぶ際は慎重にリサーチを行いましょう。

製薬企業:製薬企業で働く人が減少しているため厳しい傾向に

製薬企業:製薬企業で働く人が減少しているため厳しい傾向に
製薬会社で働く薬剤師の将来性は、あまり高いとはいえませんなぜなら、ジェネリック医薬品の開発が進むことで、新薬開発の必要性が低くなるためです。


ジェネリック医薬品とは、新薬の特許期間が過ぎたあとに新薬と同じ有効成分を使用して作られる薬のことで、日本政府も積極的な使用を勧めています。しかし、ジェネリック医薬品が普及すればするほど、新薬開発に携わる薬剤師の需要は減少してしまうのが難点。厚生労働省が発表したデータによると、医薬品関連事業の従事者数は2016年時点で42,024人、2018年で41,303人、2020年で39,044人と年々減少しています。

薬剤師の将来性がないといわれる理由

薬剤師の将来性がないといわれる主な理由として、以下の4つが挙げられます。


  • AIの普及によって薬剤師の仕事が代替される可能性がある
  • デジタル化で生産性が向上して薬剤師の仕事が減っている
  • 薬剤師として働く人が年々増加している
  • ファーマシーテクニシャン制度が導入されると薬剤師の需要が減る

これから薬剤師を目指したい人や、薬剤師として働き続けるべきか迷っている人はぜひ参考にしてください。

AIの普及によって薬剤師の仕事が代替される可能性があるため

AIの普及によって薬剤師の仕事が代替される可能性があるため
薬剤師の将来性がないといわれる理由として、AIの普及が急速に進んでいることが挙げられるでしょう。AIは処理能力の速さや正確性から、さまざまな業界で普及が進んでいます。医学業界も例外ではなく、すでにAI技術を活用して業務の効率化を図っている現場も。

薬剤師の仕事すべてがAIに代替されることは考えにくいですが、AIの普及が進むことで対人業務が中心になるなど、薬剤師の働き方に変化が起こる可能性は高いでしょう。

デジタル化で生産性が向上して薬剤師の仕事が減っているため

デジタル化で生産性が向上して薬剤師の仕事が減っているため

業務のデジタル化が進んでいることも、薬剤師の将来性がないといわれる原因です。オンライン診療や電子処方箋など、医療業界のデジタル化がすでに多くの医療機関において標準化されつつあります。デジタル化が進むことで薬剤師の負担軽減が期待できる一方で、薬剤師の仕事が減少するネガティブな側面も。


2022年4月にオンライン服薬指導の見直しが行われたことからも、デジタル化は今後も加速していくと予想できるでしょう。(参考:日本薬剤師会

薬剤師として働く人が年々増加しているため

薬剤師として働く人が年々増加しているため

薬剤師の人数増加も、薬剤師の将来性がないといわれる理由のひとつです薬剤師が増加する要因としては、人気の高い職業であることや更新さえすれば免許が失効しないことが考えられるでしょう。薬剤師人口の増減率は、2014年から2016年が+4.6%、2018年から2020年が+3.4%と増加傾向にあります。(参考:厚生労働省


なお、2018年の薬剤師人口を基準にした際に、2045年には45.8万人まで増加する試算も発表されました。(参考:厚生労働省)薬剤師が不足しているとはいえ、この傾向が続けば飽和状態になることは避けられないでしょう。

ファーマシーテクニシャン制度が導入されると薬剤師の需要が減るため

ファーマシーテクニシャン制度が導入されると薬剤師の需要が減るため
ファーマシーテクニシャン制度の導入により、薬剤師の需要が低下することが危惧されています。ファーマシーテクニシャン制度とは、薬剤師の資格がないスタッフが医薬品のピッキングや事務的な業務を行うこと。欧米ではすでに取り入れられている制度ですが、日本ではまだ認められていません。

ファーマシーテクニシャン制度により、薬剤師の負担軽減が期待される一方で、薬剤師の需要が低下する恐れも。なお、厚生労働省は2019年4月に、薬剤師以外のスタッフがピッキング業務を行ってもよいとする発表を行いました。(参考:厚生労働省少しづつですが、ファーマシーテクニシャン制度の導入に向けた動きが進んでいるといえるでしょう。

個人ができる薬剤師としての将来性を高める方法

個人が薬剤師としての将来性を高めるためにできることとして、以下の5つが挙げられます。


  • 地域密着型のかかりつけ薬剤師を目指す
  • 認定薬剤師や専門薬剤師を目指す
  • マネジメント能力を身につけて管理薬剤師として働く
  • 外国人増加に備えて外国語を話せるようにしておく
  • キャリアアップするために転職をする

薬剤師としてさらにキャリアアップしたいと考えている人や、長く働き続けたい人はぜひ最後までチェックしてくださいね。

地域密着型のかかりつけ薬剤師を目指す

地域密着型のかかりつけ薬剤師を目指す
地域に根ざしたかかりつけ薬剤師になることで、将来性を高めることが可能です。かかりつけ薬剤師とは、健康や介護に関する知識が豊富で、患者ごとに適切な指導や相談ができる薬剤師のこと。患者の服薬情報を一元管理し、継続的にサポートする存在として一目置かれつつあります。

ただし、かかりつけ薬剤師になるには、薬剤師として薬局での勤務経験が3年以上あることや医療関連の地域活動に参加していることなど一定の条件があるので注意が必要です。実績を積み、患者に求められる存在になることで、薬剤師の将来性を高めましょう。

薬剤師のエキスパートである認定薬剤師や専門薬剤師になる

薬剤師のエキスパートである認定薬剤師や専門薬剤師になる
薬剤師の将来性を高めるため、専門性の高い認定薬剤師や専門薬剤師になることもひとつの手段です。認定薬剤師や専門薬剤師の資格を取得すれば、特定の専門分野における最先端の医療知識やスキルをもっていることを客観的に証明できます。


日々技術がアップデートされる医療業界において、専門分野に特化した薬剤師の需要は高いといえるでしょう。ただし、資格の取得に時間とお金がかかります。職場によっては資格取得に向けてサポートしてくれる場合もあるので、一度確認してみるといいでしょう。

マネジメント能力を身につけて管理薬剤師として働く

マネジメント能力を身につけて管理薬剤師として働く
管理薬剤師として働くことで、将来性を高めることも可能です。管理薬剤師とは、医薬品の在庫管理や従業員の指導・監督など主にマネジメント業務を行う薬剤師のことで、調剤薬局やドラッグストアの責任者にあたります。薬機法のもと、ひとつの職場に1名の管理薬剤師を配置することが義務づけられているため、需要が高い役職といえるでしょう。

管理薬剤師になるには、薬局における5年以上の実務経験や認定薬剤師であることなど一定の条件があります。管理薬剤師へのキャリアアップを見据えて、実務経験を積みながらマネジメントスキルも学んでおくとよいでしょう。

外国人増加に備えて外国語を話せるようにしておく

外国人増加に備えて外国語を話せるようにしておく

今後の訪日外国人の増加に備えて語学力を磨くことも、市場価値の高い薬剤師として活躍するうえで有効です。観光庁によると、訪日外国人旅行者は年々増加しています。2020年から2022年にかけては一時的に減少したものの、国際線の運行再開も相まって回復へ向かうでしょう。また、日本に移住する外国人の数も増加しており、中国や韓国をはじめとするアジア圏からの移住が顕著です。(参考:総務省


そのため、英語だけでなく、中国語や韓国語などさまざまな国の言語を話せることがアドバンテージになる可能性もあります。外国人客にも適切な接客ができるよう、語学教室や書籍を利用して積極的に勉強してみてもよいでしょう。

キャリアアップするために転職をする

キャリアアップするために転職をする

キャリアアップのために転職を検討することも、薬剤師としての将来性を高める方法のひとつです。薬剤師として目指すキャリアは、人によってさまざま。そのため、自分の目的や素質にあった職場を選ぶことが大切です。


mybestでは、公開求人数や検索しやすさなどのポイントから、人気の薬剤師転職サイト15サービスを徹底比較しました。薬剤師転職サイトの選び方だけでなく、主な転職先の特徴についても詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてくださいね。

薬剤師転職サイト・エージェントおすすめTOP5

1

マイナビ

マイナビ薬剤師
4.40
マイナビ薬剤師

迷ったらコレ!求人数が圧倒的に多く、転職サポートも豊富

2

メディカルリソース

ファルマスタッフ
4.17
ファルマスタッフ

2つ目の登録におすすめ。調剤薬局・パートの求人が多い

3

アプロ・ドットコム

アプロ・ドットコム
4.12
アプロ・ドットコム

検索機能が優秀。希望条件にぴったりの求人を見つけやすい

4

クラシス

ヤクジョブ
4.09
ヤクジョブ

残業少なめ・休日120日以上の求人多数。サブ登録の候補に

5

アポプラスキャリア

アポプラス薬剤師
4.05
アポプラス薬剤師

産休・育休明けの職場選びに。ブランク可の仕事を探しやすい

マイベストは有料職業紹介事業の許認可を受けています。(13-ユ-315911
参考になりましたか?

人気
薬剤師向け転職サイト・エージェント関連のおすすめ人気ランキング

薬剤師転職サイト・エージェント

23商品

徹底比較

人気
薬剤師向け転職サイト・エージェント関連の商品レビュー

新着
薬剤師向け転職サイト・エージェント関連の商品レビュー

人気
薬剤師向け転職サイト・エージェント関連のお役立ちコンテンツ

新着
薬剤師向け転職サイト・エージェント関連のお役立ちコンテンツ

マイベスト

実際に商品を購入して自社の施設で比較検証したり、
専門家を中心としたクリエイターが自らの愛用品やおすすめ商品を紹介して、あなたの“選ぶ”をお手伝いします

Copyright mybest All Rights Reserved.