離島で薬剤師として働くメリットは？求人の探し方は？
自然が多く落ち着いた環境で働きたい薬剤師にとって魅力的な離島。新しい環境で働きたいと考えているものの、離島で薬剤師をするメリットやデメリットにはどのようなものがあるかわからず迷っている人も多いのではないでしょうか。
本記事では、離島で薬剤師として働くメリットやデメリットを詳しく解説します。具体的な求人の探し方も紹介するので、気になる人はぜひ内容を確認してみてください。
脱毛・病院クリニック・サブスクリプション・レンタル・買取業者などのサービス分野において、幅広いジャンルのコンテンツ制作に5,000本以上携わる。自身のモットーとして「選ぶのが難しいジャンルだからこそ、実際の検証や調査でしかわからない情報を届けること」を心掛け、情報発信を行っている。
離島で薬剤師として働くメリット
離島で薬剤師として働くメリットとして、収入が高い傾向にあることや、患者一人ひとりの服薬指導に時間をかけやすいことなどが挙げられます。ここでは、実際に離島で働くかどうかを考える際に注目すべきポイントを紹介するので、ぜひ参考にしてください。
都市部と比較して年収が高い傾向にある
離島の薬剤師は、都市部と比べると年収が高い傾向にあります。離島は全体の人口が少ないため薬剤師が不足しやすく、人材確保のために給与水準を高く設定しているのが主な理由です。
全国の薬剤師の平均年収は583万円。（参照：厚生労働省）一方で、転職サイトに掲載されている離島薬剤師の求人では、年収600万円以上のものが多く、なかには年収800万以上を想定している求人もありました。
また、離島での生活は都心部よりも生活費を抑えやすい点も魅力です。離島では患者や島民とのコミュニケーションが密接であり、食材をおすそわけしてもらえるなど、食費が節約ができる場合もあります。
患者さんに寄り添った服薬指導ができる
薬剤師が離島で働くメリットとして、患者に寄り添った服薬指導ができることも挙げられます。患者数の多い都心部とは異なり、離島は患者数が少なく、一人ひとりと密接なコミュニケーションが取りやすい環境です。
都市部の病院や薬局では患者数が多く、常に迅速な対応をしなければいけません。一方で、離島では患者と長く接することができるため、丁寧な対話を重ねながら、細かい服薬指導を行うことができます。
長い時間接することで薬剤師と患者という関係を超えて、人と人として繋がれる可能性がある点は離島で働く大きな魅力です。人とじっくり対話するのが好きな人や、接客の経験がある人は、離島での薬剤師にやりがいを感じやすいといえるでしょう。
離島で薬剤師として働くデメリット
離島で薬剤師として働くなかで、交通の便の悪さや環境に適応する難しさをデメリットに感じる人もいます。デメリットを理解しておくことで就職後に後悔する可能性が低くなるので、具体的な対処法もあわせて内容を確認してみてください。
医薬品の在庫管理が大変
離島で働くデメリットとして、医薬品の在庫管理が大変であることが挙げられます。離島の場合は、主にフェリーで医薬品を運んでくる必要があり、毎日医薬品が届くわけではないためです。
運搬がフェリーに限られる場合、天候が悪く海が荒れた状態が続くと、船が出港できるまで発注した医薬品を届けることができません。場合によっては、1週間程度医薬品の入荷が遅れてしまうケースもあります。
宅急便を活用するなどの工夫を行うこともできますが、一部の離島では配送自体の対応をしていない会社もあるため注意しましょう。離島では医薬品の安定的な補充が難しいことを理解し、患者が必要な医薬品を切らさないように徹底した在庫管理を行うようにしましょう。
交通の便が悪くスキルアップに影響がある可能性も
離島で働く薬剤師は、本土でおこなわれる講習や研修会に参加しづらく、スキルアップに影響する可能性があります。本土への交通手段は、基本的にフェリーの定期運行のみであるためです。
フェリーの定期便は、天候などの要因で運行を中止するケースが多くあります。講習会や研修会の場所・開催時間によっては当日中に帰宅できず、宿泊のための宿を探さなければならない場合も。仕事終わりに講習会に参加することも難しいため、直接学習の場に参加したい人にとっては不向きだといえるでしょう。
離島で薬剤師として働きながらスキルアップを目指したい人は、eラーニングなどオンライン教材を活用するのがおすすめです。パソコンとインターネット環境があればいつでも学習ができるうえ、医療研究所や大学が提供しているものなど種類も豊富なため、自分に適した教材を探してみてください。
環境に慣れるまで時間がかかる人もいる
本土から離島の薬剤師に転職した人は、環境に慣れるまで時間がかかる場合があります。離島では生活圏が狭く、仕事とプライベートの境界があいまいになりやすい点が特徴です。仕事時間外にスーパーや飲食店に行った際、患者やその家族と会う可能性も十分に考えられます。
また、離島は都心部と比べて飲食店や娯楽施設も少なく、交通の便も悪い傾向にあります。仕事の疲れをレジャーや買い物でリフレッシュしていた人にとっては、物足りなさを感じてしまうかもしれません。
しかし、離島にはアクティビティ施設が多く、マリンスポーツや山登りなど自然豊かな環境だからこそ楽しめる遊びが豊富です。自分に合ったリフレッシュ方法を探しながら、環境に適応できるよう努力しましょう。
離島で薬剤師の求人を探す方法
離島で薬剤師の求人を探す方法としては、徳洲会の公式サイトを確認する、転職サイト・転職エージェントを活用することなどが挙げられます。効率的に転職活動を進めるためのポイントを紹介するので、ぜひチェックしてみてくださいね。
徳洲会の公式サイトを確認する
離島での薬剤師の求人を探したい人は、徳洲会の公式サイトを確認してみましょう。徳洲会とは民間医療グループの1つであり、離島など、ほかの病院がない土地でも幅広く医療を提供している点が特徴です。
求人の応募は、徳洲会の公式サイト内の「採用応募フォーム」に必要情報を入力することで行うことができます。徳洲会のサイトには、就業時間や基本給、支給される手当の詳細が記載された募集要項や、病院の紹介動画などが掲載されているため、応募の前に一度内容を確認するようにしましょう。
転職サイトや転職エージェントを活用する
離島での薬剤師の求人は、一転職サイトや転職エージェントでも探すことができます。転職サイトでは、年収や福利厚生・薬局の特徴などを一覧でチェックしやすいので、転職後の働き方をしっかりイメージしたい人におすすめです。
会員登録が完了したら、検索キーワードや絞り込み条件に「離島」と入力して希望に合った求人を探しましょう。また、離島で働きたい旨をキャリアアドバイザーに伝え、求人の探し方や応募までのアドバイスを直接求めるのもひとつの方法です。
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