レスポンスが速く、カメラの画像もきれいと人気の、ASUS(エイスース) Zenfone 8 Flip。「映像が明るく発色もよい」と評判です。しかし、「バッテリーの持ちがよくない」「画像の解像度が低い」などの口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、ASUS Zenfone 8 Flipを含むAndroidスマホ全33商品を実際に使って、カメラ性能・処理性能・画面性能・バッテリー性能・熱のこもりにくさ・付加機能を比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
大手家電量販店出身で、7,000人以上に携帯電話の販売や通信サービスの契約を担当。主要な通信会社の料金プランや販売機種をすべて把握し、その豊富な知識で店舗販売ランキングにおいて個人表彰もされている。 その後マイベストに入社、携帯電話や光ファイバー回線キャリア・インターネットプロバイダーなどの通信会社を専門に担当しており、格安SIMやホームルーターを実際に回線契約し各社の料金プランや通信速度の比較を行うとともに、モバイルだけでなく10社以上の戸建て・マンション向けの光回線の通信速度・速度制限も調査している。 また自身が行う検証の中で通信会社の公表値と異なる数値も発表、わかりにくいと言われる通信サービスだからこそ、理解しやすく信頼できるコンテンツの企画制作を心掛けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
結論からいうとASUSのZenfone 8 Flipは、自由なアングルで撮影を楽しめるのが魅力です。180度回転するフリップカメラにより、自撮りもメインカメラで撮影が可能。重量が230gと重いため、自撮り棒は欲しいところですが、超広角での自撮りを楽しみたい人におすすめです。
実際にシチュエーションを変えて撮影したところ、自撮りでも逆光の影響を受けず、肌が自然かつきれいに写りました。全体的なカメラ性能も高く、モニターからは「鮮やかな発色で解像度も高い」と好評。動画は逆光の影響を受けたものの、暗所でも白飛びせず光と影をうまく表現できていました。
画面には、発色がよく解像度が高い有機ELディスプレイを採用。モニターからは「質感や繊細な色の違いまでわかる」と高評価でした。処理性能にかかわるベンチマークスコアも約85万点の高得点。ネットサーフィンも動画再生もゲームも、なめらかに動作するでしょう。
バッテリー持ちも比較的長く、動画を6時間見たあとでも57%残っていました。価格は128GBが税込79,800円・256GBが税込91,800円(執筆時点・公式サイト参照)です。最大2TBまでのmicro SDカードに対応しているので、価格が安い128GBで十分ですよ。
ただし、同価格帯のほかの商品についている防水機能やおサイフケータイには非対応。負荷がかかると熱くなりやすい点も気になりました。サブスマホとして使いたい人であれば、十分満足できるでしょう。
マザーボード分野で世界トップクラスのシェアを誇る、台湾メーカーのASUS。スマホでは、汎用性の高い「Zenfone」と、ゲームに特化した「ROG Phone」の2シリーズを展開しています。
今回ご紹介するのは、2021年8月に発売されたZenfone 8 Flip。カメラ機能にこだわったつくりとワイドなディスプレイが魅力です。キャリアモデルはなくSIMフリーモデルのみですが、5GやWi-Fi 6に対応した高スペックなアイテムですよ。
ほかの商品にはない大きな特徴は、180度回転するトリプルフリップカメラ。カメラの角度を自由に調整できるため、高解像度なメインカメラで自撮りができます。自撮り動画を配信したい人や、こどもやペットなど背が低い対象を撮りたいときにも活躍しますよ。
カメラにはメイン・超広角・望遠の3種類が組み込まれており、画素数はそれぞれ6400万・1200万・800万。メインカメラには暗所に強いソニーの「IMX686高感度センサー」を採用し、暗い場所でもクリアな画質が期待できるでしょう。
パフォーマンスの高さを左右するSoCには、高性能な「Qualcomm Snapdragon 888」を導入。反応精度が高く、被写体を逃がさず最高の瞬間を捉えることができると謳われています。
表面のパネルには6.67インチのナノエッジAMOLEDディスプレイを採用。画面占有率は92%です。フリップカメラを搭載しているためディスプレイ面にカメラがなく、写真や動画を大画面で楽しめます。
明暗の差をよりはっきり表現できる「HDR10+」にも対応し、リアルな雰囲気を味わえるのも利点です。画面のなめらかさにかかわるリフレッシュレートは90Hzと高く、スクロールやゲーム操作もスムーズに行えるでしょう。
サイズは約幅77.2×奥行9.6×高さ165mmで、重量は約230g。今回比較したAndroidスマホのなかでは若干大きくて重ためなので、自撮りする際には自撮り棒を活用するのがおすすめですよ。
カラーは、ギャラクティックブラック・グレイシャーシルバーの2種類が用意されています。
今回は、ASUS Zenfone 8 Flipを含むAndroidスマホ全33商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、画面性能を検証します。
メーカーが公表しているスペックから、ディスプレイ方式・HDR対応の有無・リフレッシュレートなどを調査。また男女のモニター5人で実際に扱ってみて、発色や解像度などを目視で確認しました。
有機ELパネルのAMOLEDディスプレイが搭載され、画面性能は今回比較した全商品のなかでも優秀です。明暗差を補正するHDR10+にも対応し、きれいな発色と視野角の広さが期待できますよ。
1秒間に画面が切り替わる回数を示すリフレッシュレートは90Hzと高く、スクロール中でも文字が見やすい仕様。解像度もフルHDに対応し、拡大しても粗さを感じにくいでしょう。
実際に確認してみても、奥行きを感じられるほどの発色の美しさが印象的。「色幅が広く繊細な色の違いまでわかる」など、モニター全員から高評価を獲得しました。ざらつきのないなめらかな画質と6.67インチのワイドな画面で、動画視聴にもうってつけといえます。
機能面は、ほかの商品と比べると一歩及ばず。画面のガラスには高強度なGorilla Glass 6が使用されていますが、耐久性能の指標であるMIL規格には準拠していませんでした。
また多くの商品に備わっている防水・耐水機能に非対応なのも気になるところ。もしもの故障に備えて、雨や水滴が当たらないよう注意が必要です。
ストレージ容量は128GB・256GBの2種類。MicroSDカードも最大2TBまで対応しています。カードスロットが3口あるので、MicroSDカードを入れたままSIMカードを2つ挿入することが可能。容量を保ちながらスマホ2台持ちのような使い方ができますよ。
画面内指紋認証に対応し、スムーズにロック解除できるのもうれしいポイントです。ただし、おサイフケータイは搭載していません。対応機種からの乗り換える際は、機能が使えない点に注意しましょう。
音声データの圧縮方式であるBluetoothコーデックは、音の劣化が少ないLDACに対応。空間オーディオはありませんが、デュアルステレオスピーカーにより上質で臨場感あふれるサウンドを楽しめると謳われています。
トリプルマイクを内蔵し、動画撮影時に高音質で録音できるのもメリットです。
続いて、処理性能を検証します。
Androidスマホの処理性能を数値化するベンチマークアプリ「Antutuベンチマーク ver9.0」を使ってスコアを測定し、性能の高さを比較評価しました。
そもそもベンチマークスコアとは、デバイスに一定の負荷をかけて処理能力を数字として表したもの。50万点以上あれば、重たいゲームも問題なくプレイできる性能とされています。
システムや機器の動作にかかわるSoCには、Qualcomm社の高性能なSnapdragon 888を採用しています。3Dゲームや高画質な動画撮影も余裕をもって楽しめますよ。
メインメモリ(RAM)は8GBあり、こちらも4~6GBが多い低価格モデルと比べると十分な容量。データ処理もスピーディーに行えるでしょう。
スマホ選びでは、本体に熱がこもらないかどうかも気になるところ。そこでベンチマークアプリのストレステストで15分間SoCに負荷をかけ、発熱の有無もチェックしました。
結果、全体平均の約40℃を大きく上回る46.7℃まで上昇。30℃台に抑えられた商品が多かったことを考慮すると、かなり熱くなりやすいといえます。負荷のかかるゲームで長く遊ぶときには注意が必要です。
続いて、バッテリー性能を検証します。ここではバッテリーの持ちと充電速度について、以下のとおり評価しました。
【バッテリー持ち】
YouTubeアプリの動画を満充電された状態で再生し、6時間後に充電が何%残っているかをチェック
<検証条件>
【充電速度】
電池残量がない状態で急速充電を行い、30分後に何%まで充電できているかを確認
<検証条件>
付属の充電器が65W以上に対応していた場合はそちらを使用
5000mAhの大容量バッテリーを搭載しており、公式サイトでは最長2日間使えると謳っています。長時間の外出でも電池切れの心配は少ないでしょう。
システムモードを活用すれば、連続使用時間をさらに長くすることが可能。接続したモバイル機器を充電できる、リバースチャージモードも搭載されています。
連続使用時間はほかの商品より長いため、頻繁に充電できる環境であればそれほど気にならないでしょう。
最後に、カメラ性能を検証します。今回は、通常・ズーム・暗所・インカメラ・動画の5種類のモードで撮影し、男女5人のモニターで撮った写真や動画をチェックしました。
通常撮影・ズーム撮影は室内で行い、発色のよさ・ノイズの少なさ・解像感を評価。暗所撮影では明暗差のバランス、インカメラ撮影では逆光に対応できているか、動画撮影では手ぶれがないかなども評価に加えています。
総合的なカメラ性能は非常に優秀。通常モードで造花・糸・家のミニチュアを撮影したところ、鮮やかできれいな発色がモニター全員から好評でした。「画像の解像度が低い」との口コミがありましたが、実際には「バーコードの数字もわかる」「質感まで伝わると解像度の高さに満足の声が集まっています。
一部「若干ざらつきがある」との意見はあるものの、気になるほどではありません。造花をズームで撮影すると、少々白っぽいもののきれいな仕上がりでした。
通常撮影と同様に「若干のノイズがある」との声がありましたが、ほかの商品と比べると解像度は高く、夜景撮影にも活躍するでしょう。
後ろに光がある状態で自撮りしてみると、逆光の影響を受けることなく撮れたのが好印象。肌質を残しつつ補正がかかり、自然な美肌に仕上がりました。しかし発色はやや薄めで「被写体と背景に差がある」との声もあり、背景が若干暗い印象です。
室内での動画撮影はやや暖色がかったものの、解像度が高く髪の毛の質感まで再現できました。手ぶれもわずかにありましたが、許容範囲内です。ただ窓辺では逆光で顔が見えにくい場面があったため、日の当たる屋外などでは注意してください。
最後に、防水機能やおサイフケータイに対応したおすすめの商品をご紹介します。
SAMSUNGのGalaxy S22 Ultraは、欠点なしのハイスペックモデルです。とくに検証したほかの商品を圧倒するほどの処理性能と、どんなシーンも美しく切り取れるカメラ性能が魅力。高性能なSoCを内蔵しながら、バッテリー持ちも優秀でした。6.8インチの大画面で動画もゲームにも没入できます。
小型タイプをお探しなら、同じくSAMSUNGのGalaxy S22もおすすめです。コンパクトながらベンチマークスコアは約90万点と非常に高く、3Dゲームも快適にプレイできます。カメラ性能も優秀で、夜景や動画も美しく撮影できました。インカメラは肌質が伝わるほどきれいで、自撮りにもおすすめです。
取り扱い事業者 | ドコモ、au |
---|---|
OS | Android |
対応バンド | ドコモ系回線、au回線 |
SoC | Qualcomm Snapdragon 8 Gen 1 |
充電端子 | USB Type-C |
メインメモリ(RAM) | 12GB |
ストレージ(ROM) | 256GB |
バッテリー容量 | 5,000mAh |
画面サイズ | 6.8インチ |
画面解像度 | 3088×1440 |
最大画面リフレッシュレート | 120Hz |
ディスプレイ種類 | 有機EL |
Bluetooth機能 | |
5G対応 | |
テザリング対応 | |
NFC対応 | |
メインカメラ(広角)画素数 | 10,800万画素 |
超広角カメラ画素数 | 約1200万画素 |
望遠カメラ画素数 | 1000万画素 |
深度カメラ画素数 | 不明 |
インカメラ画素数 | 4000万画素 |
最大ビデオ撮影解像度 | 8K |
複数レンズ | 4眼 |
スローモーション撮影可能 | |
夜景補正対応 | |
手ぶれ補正対応 | |
防水機能 | 不明 |
防水等級 | IPX5、IPX8 |
防塵機能 | 不明 |
セキュリティ認証 | 画面内指紋認証、顔認証 |
おサイフケータイ対応 | |
ワイヤレス充電対応 | |
急速充電対応 | |
MHL対応 | 不明 |
ワンセグ・フルセグ対応 | |
ハイレゾ対応 | |
イヤホンジャック対応 | |
スピーカー | ステレオ |
SDカード対応 | |
eSIM対応 | |
デュアルSIM対応 | |
SIMフリー対応 | 不明 |
SIMサイズ | 不明 |
GPS機能 | 不明 |
折りたたみ可能 | |
専用スタイラスペン対応 | 不明 |
複数アプリ同時表示数 | 不明 |
サブディスプレイサイズ | 不明 |
スマイルシャッター対応 | 不明 |
手のひらシャッター対応 | 不明 |
折りたたみスタイル | 不明 |
ディスプレイ比率 | 不明 |
幅 | 7.8cm |
高さ | 16.3cm |
厚さ | 0.89cm |
本体重量 | 229g |
付属品 | SIM取り出し用ピン、Sペン、クイックスタートガイド、USBケーブル(CtoC) |
製造国 | 不明 |
対象 | 不明 |
特徴 | カメラ性能が高い |
SAMUSUNG Galaxy S22 Ultraをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
取り扱い事業者 | ドコモ、au |
---|---|
OS | Android |
対応バンド | ドコモ系回線、au系回線 |
SoC | Qualcomm Snapdragon 8 Gen 1 |
充電端子 | USB Type-C |
メインメモリ(RAM) | 8GB |
ストレージ(ROM) | 256GB |
バッテリー容量 | 3,700mAh |
画面サイズ | 6.1インチ |
画面解像度 | 2340×1080 |
最大画面リフレッシュレート | 120Hz |
ディスプレイ種類 | 有機EL |
Bluetooth機能 | |
5G対応 | |
テザリング対応 | |
NFC対応 | |
メインカメラ(広角)画素数 | 5,000万画素 |
超広角カメラ画素数 | 1200万画素 |
望遠カメラ画素数 | 1000万画素 |
深度カメラ画素数 | 不明 |
インカメラ画素数 | 1,000万画素 |
最大ビデオ撮影解像度 | 8K |
複数レンズ | 3眼 |
スローモーション撮影可能 | |
夜景補正対応 | |
手ぶれ補正対応 | |
防水機能 | 不明 |
防水等級 | IPX5、IPX8 |
防塵機能 | 不明 |
防塵等級 | 不明 |
セキュリティ認証 | 画面内指紋認証、顔認証 |
おサイフケータイ対応 | |
ワイヤレス充電対応 | |
急速充電対応 | |
MHL対応 | 不明 |
ワンセグ・フルセグ対応 | |
ハイレゾ対応 | |
イヤホンジャック対応 | |
スピーカー | ステレオ |
SDカード対応 | |
eSIM対応 | |
デュアルSIM対応 | |
デュアルSIMの種類 | 不明 |
SIMフリー対応 | 不明 |
SIMサイズ | 不明 |
GPS機能 | 不明 |
折りたたみ可能 | |
専用スタイラスペン対応 | 不明 |
複数アプリ同時表示数 | 不明 |
サブディスプレイサイズ | 不明 |
スマイルシャッター対応 | 不明 |
手のひらシャッター対応 | 不明 |
折りたたみスタイル | 不明 |
ディスプレイ比率 | 不明 |
ディスプレイのアスペクト比 | 不明 |
ベンチマークスコア | 不明 |
かこって検索対応 | 不明 |
翻訳通話対応 | 不明 |
対面翻訳対応 | 不明 |
翻訳表示対応 | 不明 |
被写体削除加工対応 | 不明 |
傾き補正生成対応 | 不明 |
文字起こし対応 | 不明 |
ボイスレコーダー要約対応 | 不明 |
価格帯 | 不明 |
幅 | 7.1cm |
高さ | 14.6cm |
厚さ | 0.76cm |
本体重量 | 約168g |
付属品 | SIM取り出し用ピン、クイックスタートガイド、USBケーブル(CtoC) |
製造国 | 不明 |
対象 | 不明 |
特徴 | 処理性能が高い、バッテリー性能が高い |
SAMUSUNG Galaxy S22をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
コンテンツ内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイベストに還元されることがあります。
掲載されている情報は、マイベストが独自にリサーチした時点の情報、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し自動で生成しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。
外出先でパソコンなどをWi-Fiにつなごうとしても、なかなかうまく接続できないことがあるテザリング。いざ接続しようと思ったときにつながらず困っている人や、いつでもスムーズにテザリングができるよう対処法を知っておきたいと考えている人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、テザリングができない原...
スマートフォン
家族や友人、職場の人などの電話番号を保存している電話帳。AndroidからiPhoneへ乗り換えようと考えているものの、電話帳が消えてしまっては困るという人も少なくないはずです。そこで本記事では、AndroidからiPhoneに電話帳を移行する方法を解説します。移行できない場合の対策も紹介する...
スマートフォン
円安や半導体不足など昨今の情勢により、高価格化が進むiPhone・スマートフォン。買い替え時に少しでも負担を抑えるために、今使っているスマホを売ろうとしている人も多いのではないでしょうか。しかし、スマホを売るときは買取業者・下取り・フリマアプリなどさまざまな方法があり、どこを使えば一番高く売れ...
スマートフォン