引き出し式の冷凍室が使いやすいと評判のハイアール 冷蔵庫 JR-NF140M。しかしネット上には口コミが少なく、「食材の鮮度は保てるのか」「動作音は静かなのか」などが気になって、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ハイアール 冷蔵庫 JR-NF140Mを含む一人暮らし向け冷蔵庫全19商品を実際に調査して、鮮度保持力の高さ・収納のしやすさ・使いやすさ・静かさを⽐較してレビューします。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
すべての検証は
マイベストが行っています
ハイアール 冷蔵庫 JR-NF140Mは、野菜をたくさん収納したい人におすすめです。
定格容量140Lと小ぶりですが、食材をこまめに消費する人にはぴったりのサイズ感。冷蔵室の上段に500mlのペットボトルが、下段のフリーケースにはほうれん草が立てた状態で入りました。引き出し式の冷凍室も整理しやすいと好評です。
実際に食材を保存した結果、鮮度も比較的保持できることがわかりました。葉物野菜や冷凍した牛肉は少し劣化しましたが、冷蔵室で保存したひき肉・マグロはほぼ変化なし。とくにマグロはドリップ量はわずか0.17gと少なく、今回の検証商品のなかでは、トップクラスの評価となりました。
霜取りの必要がないファン式で、引き出し・棚もすべて取り外し可能。手入れも簡単にできるモデルです。上部に電子レンジを置ける耐熱天板が採用されており、稼働音も36.87dBと非常に静かなので、ワンルームに置く冷蔵庫をお探しなら、ぜひ検討してみてください。
おしゃれなデザインの高コスパな冷蔵庫を取り揃えている、中国の大手家電メーカー・ハイアール。今回紹介するJR-NF140Mも、同程度の容量の国内メーカーより低価格で販売されています。
定格容量140Lの2ドアタイプで、冷蔵室は92L・冷凍室は48L。まとめ買いしやすいように、定格内容積の約34%を冷凍室が占めています。コンパクトサイズでありながら、霜取りの必要がないファン式が採用されており、使い勝手がよいですよ。
カラーは清潔感のあるホワイトです。無駄のないすっきりとしたデザインで、インテリアの好みを選びません。
【仕様】
今回はハイアール 冷蔵庫 JR-NF140Mを含む一人暮らし向け冷蔵庫全19商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
検証①:鮮度保持力の高さ
検証②:収納のしやすさ
検証③:使いやすさ
検証④:静かさ
まずは、収納のしやすさを検証します。
冷蔵庫収納家・福田かずみさんにご協力いただき、以下の項目をチェックしました。
【評価項目】
収納条件
収納のしやすさの評価は伸び悩みました。
デッドスペースはそれほどなかったものの、ドアポケットが狭く収納に悩む印象です。冷蔵室内は十分高さが確保されているため、可動棚を活用してうまく収納しましょう。
冷蔵室には、高さの変えられる2枚の仕切り棚がついています。上の仕切り板を一番高い位置につけても、500mlのペットボトルが立てたまま入りました。
一番下のフリーケースは、肉や野菜の収納にぴったり。仕切り板の調整して高さを確保すれば、にんじんやほうれん草など背の高い野菜も立てて収納できます。しっかり自炊をする人も、使い勝手がよい構造ですよ。
ドアポケット下段は、2Lのペットボトル2本・牛乳パック・ワインボトルがぴったり入りました。2Lのペットボトルが最大3本入るサイズなので、飲み物のストックを冷やしておきたい人も安心ですね。
ただし、上段はあまり奥行がありません。調味料を2列に並べられないため、入れ方に少し悩みました。デッドスペースはできませんが、冷蔵室もうまく活用しないと入りきらない場合があるでしょう。
冷凍室は2段の引き出し式で、外から中身を確認しやすいクリアケースが採用されています。上段は食パン袋を立てて収納できる高さがあり、冷凍のご飯やうどんもきれいに収まりました。
製氷機はありませんが、製氷皿が付属します。氷を作りたいときは、浅型の上段に入れるのがおすすめです。
下段は500mlのペットボトルを立てて収納できる深めの引き出し。一般的なサイズの冷凍食品も10袋近く入るので、お弁当作りをしている人も使いやすいですね。
続いて、鮮度保持力の高さを検証します。
各商品の冷蔵・冷凍室に数種類の食材を放置し、味・重さがどのように変化したかをチェックしました。検証方法については、千葉大学名誉教授・元内閣府食品安全委員会委員の石井克枝さんにアドバイスをいただいています。
【使用した食材と保存日数】
食材によってやや差があったものの、全体的に鮮度を保持できていました。
特筆すべきはマグロの鮮度。ドリップ量は0.17gと極めて少なく、あざやかな赤みも残っています。
今回検証したほかの冷蔵庫には、ドリップが1g以上出る・酸化で黒ずむなど明らかに劣化してしまったものもあります。ドリップ量も見た目の変化においても、トップクラスの評価となりました。
5日間保存したほうれん草は、全体的にしなびてしまいました。乾燥はさほど気になりませんが、早めの消費を心がけるとよいでしょう。
重量変化は-15.88%とまずまずの結果に。−35%以上になると劣化が目立ちやすくなりますが、半分以下に抑えられています。
レタスは外葉がしなびたものの、全体の水分は保持できていました。
今回の検証では、重量変化が20%を超えると全体がしんなりする結果に。本商品は−9.47%と少なめだったので、みずみずしさをキープできているといえます。
きゅうりの重量変化は-19.26%とやや多めです。皮全体にシワが寄り、乾燥が目立ってしまいました。
トマトのハリは検証前とほぼ変わらず、おいしそうな見た目を保っています。重量変化も−2.11%に抑えました。
なすの重量変化も-6.12%と少なめ。表面にはわずかにシワができてしまったものの、比較的ハリは保っていました。
冷蔵室で2日間保存したひき肉も、見た目はそれほど変わっていません。ややパサつきはありましたが、加熱すれば問題なく食べられました。
7日間冷凍保存した牛肉は、全体的に黒ずみが見られました。まとめ買いのしすぎには注意して、短期間で食べきれる範囲に留めましょう。
最後は、使いやすさ・静かさの検証です。
操作や手入れがしやすく、耐熱天板などの付加機能があるものを高評価としました。静かさについては、騒音レベル約36dBの室内で、冷蔵庫から約1m離れた場所の騒音レベルを計測しています。
使いやすさはまずまずの評価でした。上部は電子レンジなどを置ける耐熱天板。ファン式のため、冷凍室の霜取りをする必要もありません。ドアポケット・仕切り棚・引き出しはすべて取り外しでき、手入れも楽ちんです。
操作ボタンは冷蔵室の奥に備えられています。冷蔵室はダイヤル・冷凍室はレバー操作で、弱・中・強の3段階で調整するのみ。頻繁に操作するのでなければ、問題ないでしょう。
ドアは上段・下段ともに右開きタイプ。凹凸の少ないフラットなドアパネルなので、拭き掃除がしやすいですよ。
本体サイズは、幅495×奥行553×高さ1253mmとコンパクト設計です。横幅だけでなく奥行もスリムなので、圧迫感なく置けます。
稼働音は36.87dBと比較的静かです。実際に耳を澄ませてみてもほとんど聞こえないレベルでした。
今回検証したなかには40dBを超える商品もあり、静音性で選ぶなら候補としたい商品です。ワンルームで寝る場所の近くにしか置けない場合も使いやすいでしょう。
ハイアール 冷蔵庫 JR-NF140Mはドアポケットが使いにくいとの意見が出たので、最後に収納しやすかったおすすめの商品をご紹介します。
amadanaのAT-RF150は、ドアポケットの収納力が魅力。2Lペットボトルも大きな調味料も、問題なく収まります。実際に食材を一定期間保存したところ、マグロやひき肉・冷凍牛肉の劣化も抑えられていました。冷凍室にはスピード冷凍できるアルミトレイもあり、食材が傷みにくいですよ。
amadanaのAT-RF160は、傷みやすい葉野菜まで新鮮なまま保存できます。シャキシャキと歯応えまで残っていて、味も見た目も保存前と変わりませんでした。高さの異なるドアポケットが3つあり、デッドスペースができにくいのもポイント。容量を少し多めで選ぶなら、こちらがおすすめです。
定格内容積 | 162L |
---|---|
食品の収納可能スペース | 不明 |
冷蔵室の定格内容積 | 113L |
冷蔵室の収納可能スペース | 不明 |
野菜室の定格内容積 | 不明 |
野菜室の収納可能スペース | 不明 |
冷凍室の定格内容積 | 49L |
冷凍室の収納可能スペース | 不明 |
製氷室の定格内容積 | 不明 |
製氷室の収納可能スペース | 不明 |
冷凍室の割合 | 30.2% |
用途 | 不明 |
形状 | 不明 |
幅 | 481mm |
奥行 | 586mm |
高さ | 1277mm |
重量 | 41kg |
冷却方式 | 間冷式(ファン式) |
ドア数 | 2ドア |
ドア開閉タイプ | 右開き |
冷蔵室の棚数 | 不明 |
ドアポケット数 | 不明 |
冷凍室数 | 不明 |
冷凍室内の引き出し数 | 不明 |
切り替え室の定格内容積 | 不明 |
独立製氷室の定格内容積 | 不明 |
野菜室あり | |
専用冷凍室あり | |
冷凍機能 | 不明 |
チルド室あり | |
野菜室中央配置 | |
冷凍室中央配置 | |
冷凍室下段配置 | 不明 |
自動霜取り機能 | 不明 |
脱臭機能 | 不明 |
除菌機能 | 不明 |
耐熱トップテーブル | 不明 |
ノンフロン | 不明 |
ウォーターサーバー付き | 不明 |
冷蔵・チルド機能 | 不明 |
製氷・冷凍機能 | 不明 |
製氷皿取り外し洗い可能 | |
ドア素材 | 不明 |
本体素材 | 不明 |
操作・アシスト機能 | 不明 |
温度調節機能 | 不明 |
その他機能 | 耐熱トップテーブル |
節電モードあり | |
稼動音 | 不明 |
年間消費電力(50Hz/60Hz) | 306kWh |
省エネ基準達成率 | 100% |
東京ゼロエミッションポイント対象 | |
電源方式 | 不明 |
製造国 | 不明 |
特徴 | 不明 |
デザイン | 不明 |
使用人数 | 不明 |
洗濯機種類 | 不明 |
洗濯機容量 | 不明 |
風乾燥機能 | 不明 |
ハイセンス AT-RF160をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
定格内容積 | 162L |
---|---|
幅 | 481mm |
奥行 | 586mm |
高さ | 1277mm |
ドア開閉タイプ | 右開き |
食品の収納可能スペース | 不明 |
---|---|
冷蔵室の定格内容積 | 113L |
冷蔵室の収納可能スペース | 不明 |
冷凍室の定格内容積 | 49L |
冷凍室の収納可能スペース | 不明 |
重量 | 41kg |
冷却方式 | 間冷式(ファン式) |
野菜室あり | |
チルド室あり | |
稼動音 | 不明 |
年間消費電力(50Hz/60Hz) | 306kWh |
省エネ基準達成率 | 100% |
ハイセンス 冷蔵庫 HR-D16Fをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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