「おいしさと栄養が両立した健康志向のお米」と謳う、東洋ライス タニタ食堂の金芽米。「どんな食事にも合うおいしいお米」「ふっくら甘みがありおいしい」などの口コミを見かけますが、実際のところどうなのか気になりますよね。
今回はその実力を確かめるため、「おいしさ」の観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のおいしいお米とも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、おいしいお米選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
製菓・コーヒーの専門学校卒業後、スペシャルティコーヒー専門店にてバリスタとして7年間勤務。店舗ではハンドドリップやラテアートの講師も務め、味や香りへの繊細な感覚を磨く。マイベスト入社後はカフェで勤務していたこれまでの経験を活かし、コーヒー器具をはじめ、調理器具やキッチン雑貨、食品・ドリンク、ギフトアイテムなど、食まわり全般の商材の比較検証を担当。「ユーザーの立場に立って考える」をモットーに、日々の業務に取り組んでいる。また、焙煎士・バリスタとして現在も現場に立ち、実体験に基づいたリアルなレビューを届けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
東洋ライス タニタ食堂の金芽米は、お米の香ばしいにおいとほどよい甘みを楽しみたい人におすすめです。実際に試食した10人のモニターからは、「食べる前から後味までお米のよい香りがした」など好評。1粒1粒が大きめで粒立ちがよく、見た目も良好です。比較したほかの商品には香りが弱かったり粒が不ぞろいだったりするものが見られたのに対し、食欲をそそられるおいしそうな仕上がりでした。
味わいも多くのモニターから好印象。「強すぎない甘さ」「噛むほどにお米のほどよい甘みを感じられた」などの声があがり、適度な甘みとすっきりした風味のバランスが取れていました。甘みの強さはお米の品種や産地によって違いがありましたが、本品は「どんな食事にも合うおいしいお米」との口コミどおり、単体でもおかずと合わせてでもおいしく食べられそうです。
白米と比べて栄養価が高いのも注目したい点。栄養素と旨み成分を多く含むとされる「亜糊粉層」を残して精米されており、「おいしさと栄養が両立した健康志向のお米」という謳い文句にも頷けます。水分の吸収率が高く白米よりもボリュームが出るため、カロリーや糖質を抑えたい人でも取り入れやすいでしょう。
一方、食感の好みが二分したのは少し気がかり。「キレのある食感」「水分量の多さが際立つ」など相反する意見が聞かれました。ただ全体的には柔らかめと感じた人が多く、もちもち感やしゃっきりとした歯ごたえは控えめといえます。食べごたえ・噛みごたえを重視するなら、ほかの商品もチェックしてみてください。
<おすすめな人>
<おすすめできない人>
体組成計や歩数計・血圧計といった健康に関するさまざまな製品を製造販売する、タニタ。今回は、タニタグループの食を担う会社としてカフェの出店やレトルト食品などの販売を行っている、「タニタ食堂」で使われている金芽米をご紹介します。
金芽米とは品種名ではなく、ヌカ層とデンプン層の境目にある亜糊粉層(あこふんそう)と呼ばれる旨み層を残して精米されたお米のこと。販売元である東洋ライスが開発した独自製法によって作られており、「通常の白米より栄養があっておいしく、さらに糖質・カロリーオフ」と謳っています。
無洗米のため、家事の時短や水道代の節約、とぎ汁による川や海の汚染防止が期待できるのもうれしいポイント。より手軽に食べられるパックご飯も販売されているので、気になる人はチェックしてみましょう。
今回は東洋ライス タニタ食堂の金芽米を含む、人気のおいしいお米を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
総合的なおいしさの評価は非常に優秀です。印象的だったのは、お米らしい香ばしい香りを楽しめた点。実際に炊いたご飯を試食した男女10人のモニターからは、「口に入れる前から香りをしっかり感じられ、食べている最中の香りもよかった」といったプラスの声が多く聞かれました。
比較したほかの商品には、口に含むと香りをあまり感じられないものがあったのに対し、こちらは「後味にもよい香りが残る」などのコメントも。食べる前から食べ終わりまでお米のよい風味を堪能できるといえます。
見た目については、一部の人からは「細長い」「不ぞろい」などの意見もありましたが、大きめで粒立ちがよいと感じた人が多めです。見た目も香りもよく、食欲をそそられるでしょう。
<香りについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
<見た目についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
味わいについては、甘みとすっきりとした風味のバランスのよさがモニターから好印象です。「ほどよい甘みでおいしい」といった声がいくつもあがり、10人中7人が「味わいに満足」と回答。「ふっくら甘みがありおいしい」との口コミにも頷けます。
比較した結果、お米の品種や産地によって甘みの強さに違いが見られました。商品によってはご飯単体でも満足できるしっかりした甘みのものもありましたが、本品は甘みが強すぎないのが特徴。くどさがないので、「どんな食事にも合うおいしいお米」との口コミ同様、いろいろなおかずと合わせやすいといえます。
<味わいについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
食感はモニターによって好みが分かれました。多少の硬さを指摘した人がいる一方で、やや粘り気のある食感と感じた人も。ただ比較した1粒1粒がしっかりした食べごたえがある商品と並ぶと、本品は柔らかめの炊き上がりといえます。水分量の多いタイプが好みの人に向いているでしょう。
<食感についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
タニタ食堂の金芽米は、普通の白米と比べて栄養価が高いのも魅力のひとつです。理由は、胚芽の基底部(金芽)や、栄養と旨み成分が多い層(亜糊粉層)を残して精米されているから。玄米の栄養素がある程度残っていながら、白米のように食べられるお米といえます。
亜糊粉層は水分を多く吸収する性質があることから、お米の量が少なくても白米と同じ量に仕上がるのも特徴です。付属の専用カップで計量して炊飯器の目盛りどおりの水量で炊けば、普通の白米より糖質約14%・カロリー約17%オフできる(※)と謳っています。
比較したほとんどの商品が白米だったため、金芽米の栄養が気になる人や糖質制限を意識している人はこの機会に試してみてはいかがでしょうか。
「普通の白米」は、「七訂増補日本食品標準成分表」より「水稲めし/精白米/うるち米」の数値
金芽米は一般財団法人食品環境検査協会調べ
東洋ライス タニタ食堂の金芽米は、食感の評価が二分したのが惜しい点です。総合的に柔らかめと感じた人が多く、なかにはベタッとしているとの印象を持ったモニターもいたため、しゃっきりとしたコシを感じられるタイプが好みの人には物足りないかもしれません。
とはいえ、普通の白米と比べて旨み成分や栄養価が高いのは利点です。柔らかめが好みで栄養面を気にする人には候補となるでしょう。
ここでは、タニタ食堂の金芽米のおいしい炊き方をご紹介します。
<炊き方>
①付属の「金芽米カップ」を使い、すりきりで正確にはかる。普通の計量カップを使う場合は、米を1割程度少なめにする金芽米は水をたっぷり吸収して炊き増えするため、少ないお米でもいつもと同量のごはんが炊き上がります。炊飯器に無洗米用の目盛りがある場合でも、白米用の目盛りに合わせてください。
開封後は密閉容器に移し、直射日光を避けて風通しのよい場所で保管しましょう。おすすめの保管場所は冷蔵庫です。
(参照:東洋ライス公式オンラインショップ)
タニタ食堂の金芽米は、東洋ライスの公式オンラインショップのほか、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングといったECサイトで購入できます。価格は以下のとおりです。
<価格一覧>
2025年1月時点・公式オンラインショップ参照
金芽米をはじめて食べる人には、初回限定お試し用の2kgタイプがおすすめ。初回購入時に専用の計量カップがプレゼントされるので、公式サイトをチェックしてみてください。
最後に、東洋ライス タニタ食堂の金芽米とは違ったおいしさを持つ商品をご紹介します。
福井いちほまれは、単体で食べても満足感があったお米です。柔らかめながら1粒1粒にもちもちした弾力があり、食べごたえのある食感が特徴的。香りや味わいもモニターから好評で、食欲をそそるふくよかな香りとしっかりした甘みが広がりました。もっちりした甘みのあるご飯が好きな人は試してみてください。
おかずと合わせて食べたいなら、銀河のしずくがおすすめです。粒が大きくツヤっとした炊き上がりで、もっちりした歯ごたえも感じられました。お米のふくよかな香りと甘い香りが広がり、噛めば噛むほどお米の甘みを感じられたのも魅力。少しあっさりした味わいで、和食とも洋食とも合うでしょう。
種類 | 精米 |
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分類 | |
容量展開 | 2kg、5kg |
産地 | 福井県 |
ブランド | いちほまれ |
内容量 | 5kg |
100gあたりの価格 | 不明 |
包装タイプ | 袋 |
生産国 | 国産(福井県) |
有機JAS認定 | |
風味 | 甘め |
食感 | もっちり |
浸水不要 | |
炊き方 | 計量した米を冷たい水で洗い、しっかり浸水させてから炊く |
保存方法 | カビ・虫・ニオイ移りに注意して、直射日光や湿気を避け、15°C以下の涼しい場所で保存 |
賞味期限 | 1か月(夏場は2週間)程度で食べきるのがおすすめ |
ヤマトライス いちほまれの口コミ・評判は?実際に使ってメリット・デメリットを徹底レビュー!
種類 | 精米 |
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ブランド | 銀河のしずく |
良い
気になる
産地 | 岩手県 |
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風味 | 甘め |
食感 | もっちり |
銀河のしずくの評判は?実際に試食しておいしくないとの口コミどおりなのか徹底レビュー!
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