




コスパのよさが評判のハイセンス 55X8F。アニメや映画など映像によって画質モードを変えられるのも便利と高く評価される一方で、「残像感が気になる」「画面が明るすぎる」といった気になる口コミもみられ、購入をためらっている方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、ハイセンス 55X8Fを含む有機ELテレビ全7商品を実際に使ってみて、画質・音質・機能性を比較してレビューしました。購入を検討中の方はぜひ参考にしてみてくださいね!

オーディオ専門店「e☆イヤホン」の販売員として3年間勤務。オーダーメイドや高級機種なども含め、これまでに試聴したイヤホン・ヘッドホンは、のべ500種類を超える。また、音楽や環境に合わせて11種類のイヤホン・ヘッドホンを使い分けるほど、音には並々ならぬ情熱を持っている。 その後、2023年にmybestへ入社し、豊富な知識を活かしてオーディオ・ビジュアル機器のガイドを担当。「顧客のニーズを真摯に考えて提案する」をモットーに、ユーザーに寄り添った企画・コンテンツ制作を日々行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
本コンテンツに記載の検証結果は2025年11月までの情報です
今回検証したハイセンスの55X8Fは、画質を重視する方にはおすすめできません。
コントラストや立体感はキレイに表現できていたものの、地デジの画質が粗く、映像に動きがあると残像感が出てしまいました。
一方で、音質のよさを優先する方には向いている商品です。全体的に音の軽さはあるものの、音声が聞き取りやすいのに加え、立体感のある音が楽しめます。また検証した他の製品に比べるとチューナー数は少なめですが、便利な機能がほとんど搭載されているのも魅力です。
機能性・音質ともに十分な性能を備えていますが、画質のよさにこだわる方は他の商品も検討してみてください。
今回ご紹介するハイセンスの55X8Fは、AIを搭載した高画質エンジン「NEOエンジンPlus2020」が内蔵されているのが特徴です。4Kの美しさに加えて、映像の見やすさにもこだわっています。
さらに明暗のコントラストをハッキリさせるため、有機ELディスプレイに独自の冷却プレートを採用しているのもポイントです。
力強くリアルなサウンドを体感できるよう、4つのフルレンジスピーカーと2つのツイーターを搭載した72Wのスピーカーユニットを設置。
加えて原音に近い音を再現するため、サラウンドなど4つの機能をもつ最先端の音響最適補正技術を内蔵しています。
また斜めからでもテレビの正面と遜色ない映像が見られる、広視野角モニターを採用。
その他にも映画館で見ているかのような雰囲気を味わえる映画モードや、高精細な映像でゲームの世界観を楽しめる機能が搭載されているのも魅力です。
今回は、ハイセンス 55X8Fを含む有機ELテレビ全7商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。それぞれの検証で1〜5点の評価をつけています。
検証①:画質
検証②:音質
検証③:機能性
まずは、画質の検証です。
映像と音の専門家である折原一也さんご協力のもと、映像の詳細さ・立体感・画面全体の明るさ・発色の良さ・残像感・ゲームの操作性をチェックしました。
この検証での評価は、以下のようにつけています。
画質の検証では、3.7点と惜しい結果に。
地デジの画質が悪く、質感がざらざらとしています。また映像が動くと、残像感が出てしまうのも気になりました。しかし、映像のコントラストや立体感がしっかりと表現されている点は高評価です。
次に、音質の検証です。
先程の検証と同様に折原一也さんご協力のもと、聞き取りやすさ・立体感・迫力の3つをチェックし、総合的に音質を評価しました。
この検証での評価は、以下のようにつけています。
音声が心地よく聞き取れ、4.6点と好成績を獲得しました。
全体的に音の軽さは感じたものの、低音のパワー・迫力ともに仕上がりはまずまずです。音の立体感もそれなりにあり、臨場感のある音を楽しめます。
最後は、機能性の検証です。
音声操作・チューナー数・4Kアップコンバートの有無・倍速機能・HDRの有無・映像配信対応といった、6つの付加機能が搭載されているかをチェックしました。
この検証での評価は、以下のようにつけています。
搭載チューナーの数は他の製品と比べると少ないものの、4Kアップコンバート機能や映像配信にも対応しています。さらに音声操作も行えるなど、あると便利な付加機能をほとんど備えていました。
ハイセンスの55X8Fは、地デジ視聴時の画質の悪さが気になりました。そこで、最後に他のおすすめ商品をご紹介したいと思います。
画質のよさを重視する方には、東芝のREGZA 55X9400がおすすめです。地デジの視聴においてノイズ感が全く目立たず、ボケ気味の映像もクリアに映し出してくれます。さらに動きのあるシーンも美しく、人肌の質感まで細かく再現できていました。画質だけでなく、音質や機能性にも優れた商品です。
またソニーのBRAVIAは、ゲームの画質における美しさが魅力。風になびく草の動きなど、発色や立体感がキレイに表現されています。さらに深みのある重低音に加え、音のパワフルさもあり、映像と音が一体になっていくようなリアルさを感じました。映像の臨場感にこだわる方にも向いていますよ。
| 最大輝度 | |
|---|---|
| スピーカー数 | フルレンジ:4個、ツィーター:2個、 トップツィーター:2個、ウーファー:2個 |
| 画面サイズ | 55V型 |
|---|---|
| 画面の種類 | 有機ELテレビ |
| Fire TV搭載 | 不明 |
| Google TV搭載 | 不明 |
| 本体幅 | 123.4cm |
| 本体奥行 | 27.9cm |
| 本体高さ | 73.8cm |
| 重量 | 32.5kg |
| 最大輝度 | |
|---|---|
| スピーカー数 | 4基 |
| 画面サイズ | 55V型 |
|---|---|
| 画面の種類 | 有機ELテレビ |
| Fire TV搭載 | |
| Google TV搭載 | 不明 |
| 本体幅 | 122.7cm |
| 本体奥行 | 32.6cm |
| 本体高さ | 73.3cm |
| 重量 | 23.6kg |
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