




ゲーム映像を美しく再現できると人気の、LG OLED 55GXPJA。音域の幅も広いと評判ですが、インターネット上では「画質がいまいち」「低音が物足りない」などの気になる口コミもあり、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、LG OLED 55GXPJAを含む有機ELテレビ7商品を実際に使ってみて、画質・音質・機能性を比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!

オーディオ専門店「e☆イヤホン」の販売員として3年間勤務。オーダーメイドや高級機種なども含め、これまでに試聴したイヤホン・ヘッドホンは、のべ500種類を超える。また、音楽や環境に合わせて11種類のイヤホン・ヘッドホンを使い分けるほど、音には並々ならぬ情熱を持っている。 その後、2023年にmybestへ入社し、豊富な知識を活かしてオーディオ・ビジュアル機器のガイドを担当。「顧客のニーズを真摯に考えて提案する」をモットーに、ユーザーに寄り添った企画・コンテンツ制作を日々行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
本コンテンツに記載の検証結果は2025年10月までの情報です
LG OLED 55GXPJAは、テレビ視聴時の画質のよさにこだわる人にはおすすめできません。
映像は全体的にボケ気味なうえに、ノイズが入るのも気になります。また彩度が低く、発色がくすみがちなのもデメリット。きれいな映像を楽しむことはできず、画質の評価を下げてしまいました。
一方で、ゲーム操作時の画質は優秀です。精細さ・明るさ・発色のよさのいずれも高評価でした。音質に関しては聞き取りやすいうえに、耳を包み込むような心地よい音が高く評価されています。また、便利な機能が複数搭載されているのも好印象。
ゲームでの使用をメインとする人にはおすすめですが、テレビ視聴時の画質を重視するなら、ほかの商品を検討しましょう。
韓国の家電メーカーであるLG。今回ご紹介するのは、世界シェアトップクラスを誇る有機ELテレビです。
長時間視聴していても目が疲れないよう、ブルーライトの発生量をカット。「目にやさしいテレビ」として国際的な認証も受けています。
よりクリアで観やすい映像に導くために、それぞれの映像のジャンルに合わせてAIが自動で画質を変換。また、視聴環境に合わせて画面の輝度を調整します。
映画・スポーツなどのあらゆる映像に合わせて音質を調整するAIサウンドプロや、立体的な音質へと導くDolby Atmosの搭載も魅力。没入感や臨場感を得られるように、さまざまな工夫が施されています。
マウスのような操作ができるマジックリモコン仕様のため、左右上下にリモコンを振るだけでカーソルとスクロールの操作が可能。文字入力や早送りもサクッと行えます。
ギャラリーデザインなので、壁面にぴったり合わせて設置できる仕様。また、絵画が映せるギャラリー機能を搭載し、テレビを観ないときはインテリアとしても楽しめますよ。
今回は、LG OLED 55GXPJAを含む有機ELテレビ全7商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。それぞれの項目で1~5点の評価をつけています。
検証①:画質
検証②:音質
検証③:機能性
まずは、画質の検証を行います。
映像と音の専門家である折原一也さんに協力を依頼し、映像の詳細さ・発色のよさ・ゲーム操作などの6項目をチェックします。ゲーム操作については、コンテンツ制作チーム員が4K対応のロールプレイングゲームを実際に行い評価しました。
この検証での評価は、以下のようにつけています。
専門家の折原さんに画質をチェックしていただいた結果、3.5点といまひとつの評価に。映像がややボケているうえに、ノイズも気になります。彩度の低さや、くすみがちな発色も低評価につながりました。
一方、ゲームの画質は非常にきれいです。映像の精細さ・明るさ・発色のすべてにおいて優れているので、ゲーム用として使用したい人には向いているでしょう。
次に、音質の検証です。
専門家の折原さんに、音の聞き取りやすさ・立体感・迫力の3つの観点から、音質をチェックしてもらいました。
この検証での評価は、以下のようにつけています。
識者の折原さんに音質を評価してもらったところ、4.3点と優秀です。聞き取りやすく、耳を包み込むような心地のよい音が高く評価されました。立体的な音響・迫力が感じられる低音も好印象です。
映像に合わせて音質を調整するように設計された、メーカー独自のAIサウンド機能がしっかり作用したといえます。
最後に、機能性の検証をします。
音声操作の有無・チューナー数・4Kアップコンバートの有無・倍速機能の有無・HDRの有無・映像配信対応の6つの項目をチェックして、利便性につながるような機能が搭載されているかを評価しました。
この検証での評価は、以下のようにつけています。
機能性を6つの観点から確認してみると、便利な機能が多数搭載されていたため、4.7点と高い評価となりました。
倍速機能・映像配信・音声操作など、豊富な機能が備わっています。上位商品に比べてチューナー数がやや少なく満点には至りませんでしたが、それでも十分な機能を持っているといえます。
LG OLED 55GXPJAは、テレビ視聴時の画質の悪さが全体の評価を下げてしまいました。最後に、高画質のおすすめ商品をど紹介します。
映像の鮮明さにこだわるなら、東芝のREGZA 55X9400をチェック。画面の乱れはまったく見られず、ボケ気味の映像ですら鮮明に映し出すことができます。また、臨場感あふれる音質も好印象です。便利な機能を複数搭載しており、機能性は申し分なしの満点評価を獲得しました。
画質の評価がトップクラスだったのは、SONYのBRAVIAです。映像の発色がよいうえに、肌色のようなニュアンスまで精細に再現できていました。ゲームの画質も非常に優秀です。さらに、耳を包み込むような心地のよい音質と、深みのある重低音が魅力。音と映像の一体感に満足できるでしょう。
| 最大輝度 | |
|---|---|
| スピーカー数 | フルレンジ:4個、ツィーター:2個、 トップツィーター:2個、ウーファー:2個 |
| 画面サイズ | 55V型 |
|---|---|
| 画面の種類 | 有機ELテレビ |
| Fire TV搭載 | 不明 |
| Google TV搭載 | 不明 |
| 本体幅 | 123.4cm |
| 本体奥行 | 27.9cm |
| 本体高さ | 73.8cm |
| 重量 | 32.5kg |
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